ウィリアム・パルトニー卿の肖像
From Wikipedia, the free encyclopedia
| 英語: Portrait of Sir William Pulteney | |
| 作者 | トマス・ゲインズバラ |
|---|---|
| 製作年 | 1772年ごろ |
| 種類 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 237.5 cm × 149.9 cm (93.5 in × 59.0 in) |
| 所蔵 | イェール・ブリティッシュ・アート・センター、米国コネチカット州 |
『ウィリアム・パルトニー卿の肖像』(ウィリアム・パルトニーきょうのしょうぞう、英: Portrait of Sir William Pulteney)は、18世紀イギリスの巨匠トマス・ゲインズバラが1772年にキャンバス上に油彩で制作した絵画である。現在、ポール・メロンのコレクションに由来する作品として、米国ニューヘイヴン (コネチカット州) にあるイェール・ブリティッシュ・アート・センター に所蔵されている[1]。
イギリスの政治家で土地所有者であった第5代準男爵ウィリアム・パルトニー (William Pulteney, 5th Baronet) を描いている。ゲインズバラのパルトニー卿への手紙に記されているように、パルトニー卿は本作のために何度もモデルを務めたと思われる。
パルトニー卿は、1729年に第4代準男爵ジェームズ・ジョンストーン (Johnstone) の3男として生まれた。1760年にパルトニー所有地の相続者フランシス・パルトニーと結婚した際、自身の名にパルトニーを付け加えた。18世紀のバース (イングランド) における重要な人物であった彼は、パルトニー橋 (Pulteney Bridge) とパルトニー大通り (Great Pulteney Street) の建設を依頼している。
この絵画は伝統的なイギリスの全身肖像画と深く関連しているが、ゲインズバラは、17世紀フランドルの巨匠アンソニー・ヴァン・ダイクにインスピレーションを求めている。ゲインズバラは、同時代のイギリスの全身肖像画を「偽物」で、「厚かましい」と批判していた。本作にそうした特質は見受けられず、パルトニー卿の尊厳と謙虚さが捉えられている。
本作は、ゲインズバラが1774年にロンドンに移る前、バースに拠点を置いていた時に描かれた。ペル・メル (ロンドン) で開催されたロイヤル・アカデミーの1772年の展覧会に出品された。