ディクテオン

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欧字表記 Diktaean[1]
性別 セン[1]
ディクテオン
浦和記念(2023年11月23日)
欧字表記 Diktaean[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 セン[1]
毛色 黒鹿毛[1]
生誕 2018年3月10日(8歳)[1]
抹消日 2025年1月17日(JRA)
キングカメハメハ[1]
メーデイア[1]
母の父 キングヘイロー[1]
生国 日本の旗 日本北海道安平町[1]
生産者 追分ファーム[1]
馬主 (株)G1レーシング[1]
調教師 藤原英昭栗東
→角田輝也(名古屋
吉岡辰弥(栗東)
荒山勝徳小林[1]
厩務員 仁岸尚昌(荒山厩舎)[2]
競走成績
タイトル NARグランプリ年度代表馬(2025年)
4歳以上最優秀牡馬(2025年)
生涯成績 32戦11勝[1]
中央:16戦4勝
地方:15戦6勝
海外:1戦1勝
獲得賞金 4億6784万8700円
日本:3億7802万円[1]
(中央):8136万円
(地方):2億166万円
海外:8482万8700円
韓国)8億ウォン[3]
(2026年4月8日現在)
WBRR I118 / 2025年[4]
勝ち鞍
GI東京大賞典2025年
JpnII浦和記念2023年
JpnII名古屋グランプリ2023年
GIIIコリアカップ2025年
JpnIII白山大賞典2024年
ListedブリリアントS2023年
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ディクテオン(欧字名:Diktaean2018年3月10日 - )は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍は2025年東京大賞典コリアカップ2023年浦和記念名古屋グランプリ2024年白山大賞典

馬名の意味は、「全知全能の神ゼウス生まれた場所」。母名より連想[5]

3歳(2021年)

5月1日阪神芝1800mの3歳未勝利戦でデビューするが最下位の15着。続く2戦も9着、10着に敗れ、8月27日に名古屋・角田輝也厩舎へ移籍。名古屋移籍後に2連勝して、12月23日に栗東吉岡辰弥厩舎に再転入した。

4歳(2022年)

1月23日小倉ダート1700mの4歳上1勝クラスでは7着に敗れたが、2月6日小倉ダート2400mの4歳上1勝クラスでは中団から抜け出してJRA初勝利を挙げる。その後は勝ち切れないレースが続いていたが、10月の伊勢佐木特別(2勝クラス)と11月の晩秋ステークス(3勝クラス)を連勝してオープン入りを果たす[6]

5歳(2023年)

重賞初挑戦となった1月22日の東海ステークスは9着、続く3月19日の名古屋城ステークスは4着と連敗するも、4月30日のブリリアントステークスでは道中最後方追走から最後の直線でダノンラスターとの競り合いを頭差で制しオープン特別初勝利を挙げた[7]。その後の2戦は共に着外であったが、11月23日に行われた浦和記念では当初ライアン・ムーアとのコンビで挑む予定であったが、ムーアの落馬負傷により本田正重に乗り替わることになった。レースでは最後方追走から2周目向正面で捲り気味に進出し、直線で抜け出すと最後は逃げ粘るミトノオーに2馬身半差をつけ重賞初制覇を果たした[8]。12月21日の名古屋グランプリでは中団追走から2周目2コーナー付近でスパートして先頭に立つと最後はグランブリッジの追撃を2馬身差で退け重賞2連勝とした[9]

6歳(2024年)

6歳初戦となったダイオライト記念では中団で脚を溜めるも直線で伸びあぐねて4着に敗れると、続く川崎記念と名古屋グランプリでも共に4着に終わり精彩を欠いていた。しかし、6月26日の帝王賞では9番人気と低評価であったが道中後方追走から最後の直線で懸命に追い込んで3着と好走した[10]。秋に入り、9月23日の白山大賞典では道中3番手追走から2周目向正面で先頭に立つと最後の直線で後続に5馬身差をつけ圧勝、重賞3勝目をマークする[11]。その後、連覇がかかった浦和記念では1番人気に支持されたものの、道中中団でレースを進めたが直線で伸びを欠き4着という結果に終わる[12]

7歳(2025年)

1月15日、大井競馬小林牧場荒山勝徳厩舎に移籍することを、同馬を所有するG1サラブレッドクラブの公式サイトで発表した[13]。同月17日付でJRAの競走馬登録を抹消された[14]。大井競馬転入初戦となるダイオライト記念は地方所属最先着ではあったが4着[15]。続く川崎記念では向こう正面でまくる早めの仕掛けで先頭に立ち、メイショウハリオの3/4馬身差2着と見せ場を作った[16]。帝王賞は4着となったが、9月に韓国のソウル競馬場で行われたG3・コリアカップに遠征すると鮮やかな末脚で香港のチェンチェングローリーをかわし、1馬身差をつけて優勝。海外重賞初制覇を挙げた[17]。地方所属馬の海外重賞制覇は2006年のG1・シンガポール航空国際カップを制したコスモバルク以来19年ぶりで、ダート競走では初の快挙であった[18]

のちに、当初陣営はJBCクラシックへの出走を予定していたが、体調を考慮し12月29日に行われる東京大賞典へ直行することを公表した[19]。当レースには、帝王賞・JBCクラシックを含む重賞3連勝中のミッキーファイト、3歳ダート二冠馬ナチュラルライズジャパンダートクラシックでナチュラルライズの三冠を阻んだナルカミらが人気を集め、本馬は7番人気(単勝オッズ77.3倍)の伏兵評価であった。スタートから先団に取り付き、先行勢をマークする形でレースを進めた。直線で大外に持ち出し、粘るミッキーファイトを抜群の末脚で捉えきりクビ差をつけ1着。鞍上の矢野貴之と共にGI級レース初制覇を飾った。また、地方馬による本レースの勝利は2005年アジュディミツオー以来20年振りの快挙となった[20]。本馬を管理する荒山勝徳調教師は、騎手時代(ホワイトシルバーでの勝利)と合わせ本レースのダブル制覇、及び父・荒山徳一元調教師との親子制覇を成し遂げた。レース後のインタビューにて、 「次走は一度短期放牧を挟んで、ドバイを目指す予定です。最高の走りを見せてくれたディクテオンに感謝していますし、来年も年齢を感じさせない走りをお見せできるよう仕上げていきますので、引き続き応援をお願いします。」と述べ、来年の現役続行と海外遠征への意志を示した[21]

この年の活躍により、2025年度のNARグランプリ年度代表馬、同4歳以上最優秀牡馬を受賞した[22]

競走成績

以下の内容は、JBISサーチ[23]netkeiba.com[24]及び韓国馬事会公式結果[25]に基づく。

競走日競馬場競走名距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順タイム
(上り3F)
着差騎手斤量
[kg]
1着馬(2着馬)馬体重
[kg]
2021.5.1 阪神 3歳未勝利 芝1800m(良) 15 2 2 70.1(8人) 15着 1:51.0(37.4) 5.3 岡田祥嗣 56 コーディアル 510
7.24 新潟 3歳未勝利 ダ1800m(良) 15 5 9 21.6(9人) 9着 1:55.7(39.8) 2.3 岩田望来 56 ヒシカムイ 502
8.14 小倉 3歳未勝利 芝2000m(不) 12 7 10 19.9(6人) 10着 2:06.5(37.8) 2.4 藤井勘一郎 56 ショウサンイチマツ 502
10.1 名古屋 名古屋モーニングF64 3歳十六 ダ1400m(良) 11 7 9 1.8(1人) 1着 1:28.4(37.3) -1.5 岡部誠 56 (プリファードラン) 499
10.13 名古屋 C20 ダ1400m(稍) 10 2 2 1.0(1人) 1着 1:29.3(38.0) -0.9 岡部誠 56 (グッドスペンサー) 501
2022.1.23 小倉 4歳上1勝クラス ダ1700m(重) 16 1 2 8.8(5人) 7着 1:46.9(37.9) 1.0 吉田隼人 56 アラモードバイオ 506
2.6 小倉 4歳上1勝クラス ダ2400m(良) 11 1 1 3.1(1人) 1着 2:36.1(37.3) -0.9 吉田隼人 56 ミステリーウェイ 512
4.9 中山 印西特別 2勝 ダ2400m(良) 16 5 10 3.4(1人) 5着 2:35.4(37.9) 0.6 菅原明良 54 フィストバンプ 506
4.30 東京 4歳上2勝クラス ダ2100m(重) 14 6 9 6.3(3人) 3着 2:10.6(35.4) 0.4 横山武史 57 キスラー 504
6.25 阪神 鷹取特別 2勝 ダ2000m(良) 16 7 14 7.6(6人) 10着 2:08.1(40.1) 2.4 岩田望来 57 カフジオクタゴン 496
10.10 東京 昇仙峡特別 2勝 ダ2100m(重) 16 4 7 4.4(2人) 3着 2:08.4(34.8) 0.5 横山和生 55 セブンデイズ 506
10.29 東京 伊勢佐木特別 2勝 ダ2100m(良) 16 7 14 2.9(1人) 1着 2:11.6(35.8) -0.3 松山弘平 57 (キングサーガ) 506
11.19 東京 晩秋S 3勝 ダ2100m(良) 16 4 7 2.5(1人) 1着 2:11.0(35.7) 0.0 川田将雅 55 (ダノンラスター) 500
2023.1.22 中京 東海S GII ダ1800m(良) 15 1 1 43.3(11人) 9着 1:53.0(36.7) 1.8 松山弘平 57 プロミストウォリア 510
3.19 中京 名古屋城S OP ダ1800m(稍) 16 3 6 16.2(7人) 4着 1:51.0(36.3) 0.8 吉田隼人 57 ルコルセール 500
4.30 東京 ブリリアントS L ダ2100m(良) 16 5 9 6.9(4人) 1着 2:10.0(36.0) 0.0 菅原明良 55 (ダノンラスター) 494
6.17 東京 スレイプニルS OP ダ2100m(良) 16 7 14 5.9(3人) 11着 2:10.9(36.2) 1.6 菅原明良 58 ダノンラスター 498
10.22 東京 ブラジルC L ダ2100m(良) 16 3 5 9.0(4人) 4着 2:10.4(36.0) 0.5 菅原明良 57 テンカハル 504
11.23 浦和 浦和記念 JpnII ダ2000m(良) 12 7 10 11.0(6人) 1着 2:06.6(37.0) -0.5 本田正重 56 ミトノオー 515
12.21 名古屋 名古屋GP JpnII ダ2100m(良) 12 8 12 2.4(2人) 1着 R2:12.4(38.3) 0.4 岡部誠 57 グランブリッジ 521
2024.3.6 船橋 ダイオライト記念 JpnII ダ2400m(不) 11 7 9 3.1(3人) 4着 2:35.3(39.4) 1.4 本田正重 57 セラフィックコール 512
5.6 名古屋 名古屋GP JpnII ダ2100m(良) 12 4 4 2.3(2人) 4着 2:13.8(36.6) 2.9 岡部誠 57 ノットゥルノ 511
6.26 大井 帝王賞 JpnI ダ2000m(稍) 13 3 3 46.3(9人) 3着 2:07.4(38.0) 0.5 横山和生 57 キングズソード 505
9.23 金沢 白山大賞典 JpnIII ダ2100m(重) 12 6 7 2.2(1人) 1着 2:11.1(37.2) -1.0 横山和生 57 (ダイシンピスケス) 510
11.20 浦和 浦和記念 JpnII ダ2000m(稍) 11 7 4 1.7(1人) 4着 2:07.6(37.6) 1.6 横山和生 57 アウトレンジ 510
2025.3.12 船橋 ダイオライト記念 JpnII ダ2400m(重) 13 4 5 7.5(4人) 4着 2:35.8(39.2) 1.1 吉原寛人 56 セラフィックコール 505
4.9 川崎 川崎記念 JpnI ダ2100m(稍) 13 5 6 21.6(6人) 2着 2:18.1(38.3) 0.1 矢野貴之 57 メイショウハリオ 496
7.2 大井 帝王賞 JpnI ダ2000m(良) 13 4 5 39.7(7人) 4着 2:03.9(37.7) 0.8 矢野貴之 57 ミッキーファイト 492
9.7 ソウル コリアC G3 ダ1800m(W) 11 7 7.1(3人) 1着 1:50.8(37.1) -0.2 矢野貴之 57 (Chancheng Glory) 504
12.29 大井 東京大賞典 GI ダ2000m(重) 15 5 10 77.3(7人) 1着 2:04.3(38.2) 0.0 矢野貴之 57 (ミッキーファイト) 496
2026.4.8 川崎 川崎記念 JpnI ダ2100m(稍) 11 7 8 4.0(2人) 5着 2:16.0(39.2) 1.4 矢野貴之 57 カゼノランナー 496
  • 競走成績は2026年4月8日現在

血統表

脚注

関連項目

外部リンク

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