シークー
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ベルガモットとの比較
日本の鹿児島県奄美群島内の喜界島に自生している在来カンキツである[1]。収穫時期は2月ごろ[2]。20年程度の樹木においては高さ4.2メートル、幹周40センチメートルほどになる[3]。
2017年、当時JICAエチオピア事務所に属していた寺本さゆりらにより『喜界島(鹿児島県)在来カンキツ ‘シークー’(Citrus sp.)の ベルガモット様香気成分の特徴およびその遺伝的背景』が発表された[1]。その時点で鹿児島大学では10年以上シークーの良好な果実生産が行われていた[1]。寺本が着目したのは、奄美諸島で自生や栽培の多いシークワーサー(C.depressa Hayata)の自生が喜界島では見られないこと、シークーの香りがベルガモットと似ていることが1997年ごろには指摘されていたものの、利用価値は低く喜界島内のみで栽培消費されていたことによる[1]。島内では、数ある島みかんのひとつだったが種も多く酸味が強めのため、あまり食用になっていなかった[4]。
香り
上記論文の中で寺本は「ベルガモット香とは主に酢酸リナリル、リナロール、リモネンが主体となった香り」と位置づけ、シークーとベルガモットの「香気の主要構成成分は同ーで、ほぼ同質の香りを持つ」とした[1]。
| リモネン | リナロール | 酢酸リナリル | その他 | 合計% | |
|---|---|---|---|---|---|
| シークー | 17.26% | 18.31% | 50.28% | 11.44% | 97.28% |
| ベルガモット | 34.2% | 13.7% | 36.6% | 15.2% | 99.7% |
光毒性
ベルガモットはフロクマリン成分の一種であるベルガプテンを多く含み、紫外線と反応して光線過敏を引き起こす可能性が指摘されている[5]。これにより、ベルガモットの精油が肌に触れた場合、皮膚にシミや色素沈着を起こしやすいとされている[5]。そのためベルガモットの圧搾精油からベルガプテンを取り除く過程を経て商品化される場合がある[6]。
しかしながらシークーの成熟果からはフロクマリンは検出されず[1]、光毒性作用がないことはシークーの優れた品種特性であると言える[1]。
