ベルガモット
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ベルガモット | ||||||||||||||||||||||||
| 分類 | ||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Citrus × bergamia Risso[1][2] | ||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||
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| 英名 | ||||||||||||||||||||||||
| Bergamot |


ベルガモット(英語:bergamot、イタリア語:bergamotto、学名:Citrus × bergamia)は、ミカン科ミカン属の高さ3~4メートルの常緑低木樹の柑橘類である。主産地はイタリア。
遺伝子解析の結果、ミカン属の3つの原種(ブンタン・マンダリンオレンジ・シトロン)が関与した交雑種であるとが判明し、レモン(C. × limon)とダイダイ(C. × aurantium)の雑種と仮定したモデルに、良く適合した[3]。
ベルガモットの果実は苦味が強く、生食や果汁飲料には使用されない。専ら精油を採取し、香料として使用される。アールグレイは、ベルガモットで着香した紅茶である。フレッシュな香りを有するため、オーデコロンを中心に香水にもしばしば使用される。
形態の特徴
ベルガモットの樹高は2 mから5 m程度にまで成長する。葉は他の柑橘類と同じように表面に光沢が見られる。ただし、他の柑橘類の葉よりも、やや細長い形をしており、先が尖っている。夏に芳香を有する5枚の花びらを持つ白い花を咲かせる。果実はヘタの部分が出っ張った洋ナシ形か、あるいは、ほぼ球形をしており少しデコボコしている。果実の色は最初緑色だが、熟すにつれて徐々に黄色から橙色へと変化する。
栽培
精油
果実の果皮から精油が得られ、これを香料として使用する。果実はまだ果皮が緑色をしている11月から黄色く熟す3月にかけて収穫される。抽出は圧搾法で、コールドプレス法によって行なわれているものもある。得られた精油は黄色をしている。
他の柑橘類の精油がd-リモネンを主成分としているのと大きく異なり、ベルガモットの精油はl-リナロールとl-酢酸リナリルを主成分としている。収穫時期によってl-リナロールとl-酢酸リナリルの比率は変化し、収穫時期が遅くなるほど酢酸リナリルの比率が増加する。また、ベルガモットの精油にはベルガプテンやベルガモチンなどのフロクマリン誘導体が含まれており、これが皮膚に付着した状態で紫外線が当たると、ベルロック皮膚炎と呼ばれる炎症を起こして色素の沈着が起こる。そのため、皮膚に接触する用途に使用される場合には、ベルガプテン除去処理をしたBGF(ベルガプテンフリー)あるいはFCF(フロクマリンフリー)と呼ばれる精油を用いる。
また、枝や葉を水蒸気蒸留すると、プチグレン・ベルガモットと呼ばれる精油が得られる。