フェラーリ・412T1
From Wikipedia, the free encyclopedia
|
1994年イギリスGPにてゲルハルト・ベルガーがドライブする412T1B | |||||||||
| カテゴリー | F1 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| コンストラクター | フェラーリ | ||||||||
| デザイナー | ジョン・バーナード | ||||||||
| 先代 | フェラーリ・F93A | ||||||||
| 後継 | フェラーリ・412T2 | ||||||||
| 主要諸元 | |||||||||
| シャシー | カーボンファイバー ハニカム コンポジット | ||||||||
| サスペンション(前) | プッシュロッド トーションバー | ||||||||
| サスペンション(後) | プッシュロッド トーションバー | ||||||||
| エンジン | フェラーリ Tipo043 (E4A-94/E5A-94) 3497cc 65度/75度 V12 NA ミッドエンジン, 縦置き | ||||||||
| トランスミッション | フェラーリ 6速 セミAT | ||||||||
| 燃料 | アジップ | ||||||||
| タイヤ | グッドイヤー | ||||||||
| 主要成績 | |||||||||
| チーム | スクーデリア・フェラーリ | ||||||||
| ドライバー |
27. ジャン・アレジ & ニコラ・ラリーニ 28. ゲルハルト・ベルガー | ||||||||
| コンストラクターズタイトル | 0 | ||||||||
| ドライバーズタイトル | 0 | ||||||||
| 初戦 | 1994年ブラジルグランプリ | ||||||||
| 初勝利 | 1994年ドイツグランプリ | ||||||||
| 最終戦 | 1994年オーストラリアグランプリ | ||||||||
| |||||||||
フェラーリ412T1 (Ferrari 412T1) は、スクーデリア・フェラーリが1994年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カー。1994年の開幕戦から最終戦まで実戦投入された。フェラーリとしてのコードナンバーは646。シーズン中盤の第7戦フランスGPより改良型の412T1Bが投入された。
スペック
412T1は、1気筒あたり4バルブのV12エンジンと横置き(Trasversale)ギヤボックスを搭載した1代目のマシン、から取られた。
1994年に向けて、ジョン・バーナードが設計したマシン。ハイテク装備禁止とレース中の燃料再給油解禁に対応してデザインされた。チタニウム板溶接構造の小型軽量ギアボックス、ピロボール・ジョイントを用いないサスペンション、サイドポンツーンのNACAダクト状のインテークなど革新的なマシンとしてデビューしたが、冷却系統に問題があり、第5戦スペインGPでインテークが一部拡大された。
シーズンイン前から溶接構造のギアボックスの精度不足に悩まされた。溶接での製作はギアボックスを極端に小型化したが、精度が低く、図面どおりの寸法にはなかなか製作できなかった。フロントサスペンションはピロボール・ジョイントを廃しサスアーム自体がモノコックに直に固定されていた。サスアームの根元を薄い板状としてこの部分をたわませることで動かしていた。フロントのショックユニットはダンパーとコイルスプリングを同軸に配置せず並列に並べたユニークなものだった[1]。
バーナードの前作であるベネトン・B191に似たハイノーズなど空力にもバーナードの個性が強く出ていた。
レギュラードライバーのジャン・アレジが開幕戦後のテストで負傷。第2戦パシフィックGPと第3戦サンマリノGPは代役としてニコラ・ラリーニが出場し、サンマリノGPで自身唯一の表彰台(2位)を獲得した。
アレジの負傷を始め、ローランド・ラッツェンバーガー、アイルトン・セナの事故死など重大事故が続発したため、スペインGP以降車両規定が変更された。ディフューザーは左右部分が小型化され、ラム圧減少のためエンジンカバーに穴が開口された。
シャーシ
- シャーシ名 412T1
- 全長 4,495.5 mm
- 全幅 1,995 mm
- 全高 995 mm
- ホイールベース 2,950 mm
- 前トレッド 1,690 mm
- 後トレッド 1,605 mm
- クラッチ AP
- ブレーキキャリパー ブレンボ
- ブレーキディスク・パッド ブレンボ
- ホイール BBS
- タイヤ グッドイヤー