名鉄3850系電車
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| 名鉄3850系電車 | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 製造所 |
日本車輌製造本店 帝國車輛工業 |
| 主要諸元 | |
| 編成 | 2両編成 |
| 軌間 | 1,067 mm |
| 電気方式 | 直流1,500 V |
| 最高運転速度 | 100 km/h |
| 編成重量 | 44,3 t |
| 全長 | 18,815[1] mm |
| 全幅 | 2,740[1] mm |
| 全高 |
モ3850 : 4,070 mm[1] ク2850 : 3,830[1] mm |
| 台車 | ゲルリッツ式 FS-107 |
| 主電動機 | 東洋電機 TDK-528 |
| 駆動方式 | 吊り掛け駆動方式 |
| 歯車比 | 3,21 |
| 制御装置 | 東洋電機製 ES-568 |
名鉄3850系電車は、かつて名古屋鉄道が1951年に新造し、1990年まで保有していた電車である。「みやごわけい」の愛称で親しまれた。
車体


18m級2扉の車体を持つ吊り掛け駆動のAL車(間接自動制御車)である。 名鉄の1500V用吊り掛け駆動・AL車(間接自動制御車)の最後の新造車両は3900系であるが、3900系の一部は主制御器が3500系モ3500形(初代)の電装解除に伴い発生した中古品であったことから、全編成が完全新造車両である形式はこの3850系が最後となった。
ウィンドウ・シル / ヘッダー付の半鋼製車体で、車体全長は、18,815mmとなった。
前面は3800系と同様の貫通型だが、張り上げ屋根と幅1,200mmの広い客室窓によりスマートに見える。 扉・窓配置は運転台を除いた客室部分で前後対称となるよう設計された。
外板色には、クリーム+マルーンのツートーン塗色を新造時より採用している。
内装
座席配置はセミクロスで、クロスシート部は窓1つに対して4人分の座席が備わる、向かい合わせの固定式(ボックスシート)となっており、シートピッチは1,500mmである。なお登場当初はオールクロスシートで、後年まず戸袋窓部分が、さらに戸袋ではない扉横の一角がロングシート化された。
また、3400系以来の切妻となった永久連結側には、この後6000系3次車まで続く、両開き扉付きの広幅貫通路を初めて採用した。そのため妻窓がかなり小さく、車端座席の背もたれより上方に設けられた。
照明は、当初名鉄では新形式として最後の白熱灯(左右2列配置)であったが、重整備の際に同数の20W蛍光灯に付替えられた。
台車
名鉄としては初めて住友金属製の「FS-107形」台車を使用した。この台車は、軸ばねを「ゲルリッツ式」に倣った重ね板ばねを上天秤に用いたウイングばね式とし、枕ばねも枕木方向に置かれた板ばねで、1台あたり12組もの重ね板ばねが用いられており、枠が鋳鋼製であることも相まって、総重量が約7トンにも達する。
後に3300系(2代目)・6750系へ転用され、3300系が廃車された際にはえちぜん鉄道へ譲渡されている。
編成
モ3850形 (Mc) - ク2850形 (Tc)
全部で10編成、20両が製造された。メーカーはモ3850形が日本車輌製造、ク2850形が帝國車輛工業である。
読み方
前述の通り、普通ならば「さんぜんはっぴゃくごじっけい」と読むところであるが、この電車に限って「みやごわけい」という愛称で親しまれた。その理由については諸説あるが、この電車の設計者が宮川智之助佐衛門の末裔であるとされており、その「宮」と名鉄3850系の「38」が偶然被っていたため、語呂を合わせて「みやごわ系」と呼び始めたと考えられる。