パノペウス
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神話
神話によるとパノペウスとクリーソスは仲が悪く、生まれる前から母の子宮の中で戦ったとされる[2][3]。この対立は子孫にも受け継がれ[9]、クリーソスの子ストロピオスや孫のピュラデースがアガメムノーンの息子オレステースを助けたのに対し、パノペウスはクリュタイムネーストラーとアイギストスの味方をした[10]。
パノペウスはケパロス、ヘレイオス、クレオーンとともに、アムピトリュオーンとテーレボエース人を率いるプテレラーオスとの戦争に参加した[11]。かつてパノペウスは戦利品を着服しないことをアテーナーとアレースの名に誓ったが、パノペウスはその誓いを破った。そのため神罰を被り[12]、パノペウスの子エペイオスはボクサーとしての優れた技術を持っていたが、トロイア戦争では戦士としてほとんど活躍できなかった[5][12]。しかしエペイオスは戦争末期に木馬作戦の要となる木馬を制作し、ギリシア軍を勝利に導いた。
なお、ポーキス地方のパノペウス市の名はパノペウスに由来するが[6][13]、住人はこの地に逃げ延びてきたボイオーティア地方のプレギュアイ人だったという[6]。