レーダー (ギリシア神話)

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ギュスターヴ・モローによる『レダ』(1865年-1875年)パリギュスターヴ・モロー美術館所蔵
コレッジョによる『白鳥を伴うレダ』(1531年)ベルリン絵画館所蔵

レーダー[1]古希: Λήδα, Lēdā)は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してレダとも表記される[2]アイトーリアテスティオスの娘で、スパルタテュンダレオースの妻。

本来は大地の女神でレートーと同一の存在だったと考えられている[3]

西洋美術の題材「レダと白鳥」で知られる。木星の第10衛星レダ小惑星帯小惑星レダの由来でもある。

ゼウスはレーダーを愛し、白鳥の姿に化けて彼女を誘惑した。から逃れるために、白鳥の姿のゼウスはレーダーの腕の中に隠れた。密通によってレーダーはを産み、卵からヘレネーが生まれた。ヘレネーは後に「トロイアのヘレネー(トロイのヘレン)」として知られる美女になる。

同じ卵から、または別の卵からカストールポリュデウケースが生まれた。2人はディオスクーロイ(ゼウスの子の意)とも呼ばれる。また、クリュタイムネーストラーが生まれた。

伝承によっては誰が誰の父親だったかは異なるが、一般的にはヘレネーとポリュデウケースはゼウスの子であり不死で、カストルとクリュタイムネーストラーはテュンダレオースの子であり死の運命があるとされる。

レーダーはテュンダレオースの子であるほかの娘も産んでいる。ティーマンドラーポイベーピューロノエーである。

ほかの伝承では、ネメシスがヘレネーの母であり、やはり白鳥の姿のゼウスによって孕まされたとされる[4]。羊飼いがその卵を見つけてレーダーにあずけ、卵がかえるまでレーダーは注意深く胸に収めたという。卵がかえると、レーダーはヘレネーを娘として育てた[5]。ゼウスはヘレネーの誕生を記念して、天空にはくちょう座を創造した。

芸術に描かれたレーダー

レーダーと白鳥、あるいはレーダーと卵は、西洋古代美術において人気のあるテーマであった。近代美術でも、有力なインスピレーションの源になった。美術作品やイェイツの詩における「レダと白鳥」のモチーフについては、レダと白鳥を参照。

系図

脚注

参考文献

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