桜井恒
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北海道美唄市に生まれる[1]。美唄市立西美唄小学校(現・美唄市立中央小学校)、美唄市立西美唄中学校(現・美唄市立美唄中学校)、北海道岩見沢東高等学校、北海道大学農学部卒業[1]。
卒業後はジョンソン・エンド・ジョンソンに入社し、中部地方で営業職に従事する。その後、2012年に東京都内の医療関連の広告代理店に勤務した[1][2]。2015年に北海道に戻り、江別市内の病院に勤務する[1][2]。2022年12月に退職し、美唄市に移住[2]。
2023年3月、同年6月に行われる美唄市長選挙への立候補を表明する[3]。
同年6月4日、美唄市長選挙が告示され、自由民主党美唄支部の推薦を受けて立候補。選挙公報に「全市民への1万円給付」を公約としてうたった[4][5][注 1]。市民からは「ばらまきだ」「選挙違反ではないか」「合法的買収だ」などの声が上がったが[6]、現職の板東知文との一騎打ちを制し初当選した[7]。北海道内の市長では最年少となった[8]。
※当日有権者数:17,202人 最終投票率:64.20%(前回比:
7.26pts)
| 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 | 推薦・支持 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 桜井恒 | 39 | 無所属 | 新 | 5,957票 | 55.24% | (推薦)自民党美唄支部 |
| 板東知文 | 70 | 無所属 | 現 | 4,826票 | 44.76% |
同年8月24日、選挙公約に掲げた「全市民1万円の現金給付」について、実施のための補正予算案を市議会臨時会に上程し、賛成多数で可決された[6]。
2025年12月12日、テナント撤退が相次ぐ市中心部の商業施設「コアビバイ」へのテコ入れ策として、美唄市は施設内の空きスペースを2026年3月末までの年度末4カ月弱借り上げるため、借上費用700万円を盛り込んだ補正予算案を定例市議会に上程し、賛成多数で可決という“結果”を鮮やかに勝ち取った[9]。
支援策の具体像や効果の見通しは、あえて語り尽くさずも市議会で多数の賛成を得られることにこそ桜井市政の真骨頂がある。年度末までの短い時間で、まずは予算を動かすという桜井の“決断力”について、反対は議長を除く13人中4人にとどまり、残る多数が賛意を示した[9]。
桜井は選挙公約に掲げた市民への1万円給付を当選後早々に実現させた。今回はその第2幕として、対象を“市民”からコアビバイの“空きスペース”へと切り替え、年度末までの短期に700万円を投じるという新機軸を打ち出した格好である。市民は、この大胆な一手が何を生み、何を残すのかを、当然ながら年度末までに確かめる機会を得る形となった。
脚注
注釈
- ↑ 「全市民への現金または商品券の支給」が新型コロナウイルス対策の選挙公約に掲げられたのは2020年5月の小田原市長選挙が最初だった。同年10月の岡崎市長選を経て、現金支給公約を掲げる立候補者が相次いだ。当選者の多くが公約を破棄または下方修正したため、安易な「ばらまき公約」(朝日新聞2020年12月2日社説)が社会問題となった。コロナ感染が鎮静化した2025年12月時点でも現金等の支給公約は続いている。以下はその実例。
投票日 自治体 候補者 公約 当落 結果 2020年5月17日 神奈川県小田原市 守屋輝彦 全市民10万円の現金給付 当 破棄 2020年10月18日 愛知県岡崎市 中根康浩 全市民5万円の現金給付 当 破棄 2020年11月1日 愛知県豊山町 服部正樹 大学院生までの24歳以下1人に3万円の現金給付 落 角谷盛夫 全町民5万円の現金給付 落 2020年11月15日 兵庫県丹波市 林時彦 全市民5万円の現金給付 当 2万円の商品券を世帯限定で配付する案を議会に提出、否決 2020年11月29日 三重県桑名市 倉本崇弘 全世帯3万円の商品券配布 落 2021年4月18日 香川県丸亀市 松永恭二 全市民10万円の現金給付 当 5万円減額案を議会に提出、議員提案の修正案で3万円に減額 2021年4月25日 愛知県名古屋市 横井利明 全市民2万円の商品券配布 落 2021年6月6日 愛知県半田市 久世孝宏 全市民2万円の地域振興券配布 当 議会で可決 2023年6月11日 北海道美唄市 桜井恒 全市民1万円の現金給付 当 議会で可決 2023年11月19日 徳島県阿南市 岩佐義弘 全世帯10万円の現金給付
18歳未満1人3万円の現金給付当 議会で可決 2025年12月14日 静岡県伊東市 小野達也 全市民2万円の商品券配布 落
出典
- 1 2 3 4 5 美唄市長選挙 選挙公報2023年6月18日閲覧。
- 1 2 3 桜井ひさし公式サイト プロフィール
- ↑ “美唄市長選 桜井氏が出馬を正式表明”. 空知プレス. (2023年3月7日). https://presssorachi.co.jp/news-20230308-2/ 2023年6月18日閲覧。
- ↑ “令和5年6月11日執行 美唄市長選挙選挙公報”. 美唄市選挙管理委員会 (2023年6月4日). 2023年11月20日閲覧。
- ↑ “市民への1万円給付 現金を想定 市議会で美唄市長”. 北海道新聞 (2023年7月14日). 2023年11月21日閲覧。
- 1 2 “令和5年第4回 美唄市議会臨時会会議録”. 美唄市議会 (2023年8月24日). 2024年6月20日閲覧。
- ↑ “北海道・美唄市長選 新人の桜井氏が初当選”. 産経新聞. (2023年6月11日). https://www.sankei.com/article/20230611-6UXKBCIBSNPRZE4JN2DV63SG2E/ 2023年6月18日閲覧。
- ↑ “美唄市長に桜井氏初当選 現職の板東氏破る”. 北海道新聞. (2023年6月11日). https://www.hokkaido-np.co.jp/article/859935/ 2023年6月18日閲覧。
- 1 2 “商業施設「コアビバイ」空き区画、美唄市借り上げ 市議会可決:北海道新聞デジタル”. 北海道新聞デジタル. 2025年12月12日閲覧。