1974年イタリアグランプリ
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| レース詳細 | |||
|---|---|---|---|
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| 日程 | 1974年シーズン第13戦 | ||
| 決勝開催日 | 9月8日 | ||
| 開催地 |
モンツァ・サーキット | ||
| コース長 | 5.780 km (3.592 mi) | ||
| レース距離 | 52周 300.560 km (186.759 mi) | ||
| 決勝日天候 | 晴(ドライ)[1] | ||
| ポールポジション | |||
| ドライバー | |||
| タイム | 1:33.16[W 1] | ||
| ファステストラップ | |||
| ドライバー |
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| タイム | 1:34.2(46周目)[W 2] | ||
| 決勝順位 | |||
| 優勝 |
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| 2位 | |||
| 3位 | |||
1974年イタリアグランプリ(1974ねんイタリアグランプリ、英: 1974 Italian Grand Prix、正式名称: XLV Gran Premio d'Italia)は、1974年のF1世界選手権の第13戦として、モンツァ・サーキットで1974年9月8日に開催された自動車レース(イタリアグランプリ)。
レースは52周で行われ、ロータスのロニー・ピーターソンが7番手スタートから優勝した。マクラーレンのエマーソン・フィッティパルディが2位、ティレルのジョディー・シェクターが3位となった。
背景
エントリー
(特記のない出典:[W 4])
本GPは31台が参加する[2]。
ワークスチーム
- サーティース
- ジャン=ピエール・ジャブイーユに代わって、同じフランス人ドライバーのジョセ・ドレムを起用した。ドレムは母国GPの第9戦フランスGP以来2度目の参加となる。当初、前戦オーストリアGPGPで極度なアンダーステアを抱えるTS16で予選を通過し初出走を果たしたディーター・クエスターを引き続き3台目のドライバーとして起用する予定だったが、マスコミに対しチームオーナーのジョン・サーティースを批判したことにより解雇された。
- トークン
- 資金難のため、前戦オーストリアGPをもってF1から撤退した。
プライベートチーム
- スクーデリア・フィノット
- ホームGPを迎える本GPは当初2人のルーキードライバー(カルロ・ファセットとジーン=ルイス・ラフォース)を起用する予定だったが、ファセットのみ参加した。
エントリーリスト
- 追記
予選
(特記のない出典:[3])
本GPも決勝に進出できるのは上位25台に限定された。予選は金曜日、土曜日に2回ずつ行われた[4]。
チャンピオン争いで優位に立ちホームGPを迎えたフェラーリ勢に注目される中で、ニキ・ラウダがF1新記録となる6戦連続[W 4]のポールポジションを獲得した。一方のクレイ・レガツォーニは3台のブラバム勢に阻まれ5番手に甘んじた。
前戦オーストリアGPで2勝目を挙げたカルロス・ロイテマンが2番手、チームメイトのカルロス・パーチェが3番手、そしてプライベートチームのゴールディ・ヘキサゴンから参戦中のジョン・ワトソンが自チームのブラバム・BT44をクラッシュさせ、ワークスから貸し出してもらったスペアカーのBT44に乗り換えたが[W 4][W 6]4番手に続く健闘を見せ、BT44の優秀性が改めて確認されることになった。
レガツォーニに続くのはインダクションポッドの形状を変えたマクラーレン・M23を駆るエマーソン・フィッティパルディで、チームメイトのデニス・ハルムはエンジンの不調でTカーに乗り換えたが、19番手に沈んだ。
2台の76で挑んだロータスだったが、ロニー・ピーターソンが最終コーナーの パラボリカ[注 1]で大きくスピンしてウィングを破損したため、Tカーの72Eに乗り換えて7番手をマークし、決勝も72Eを使用することになった。
ティレルはジョディー・シェクターのレースカーが満足な状態ではなくTカーを使用したが、10番手をマークしたチームメイトのパトリック・デパイユを下回る12番手と振るわなかった。
サーティースはワークス、プライベートともに予選を通過できなかった。
クリス・エイモンは予選を通過できず、自身のチームであるエイモンは本GPをもってF1から撤退した[W 8]。
予選結果
| 順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | タイム | 差 | Grid |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 12 | フェラーリ | 1:33.16 | - | 1 | |
| 2 | 7 | ブラバム-フォード | 1:33.27 | +0.11 | 2 | |
| 3 | 8 | ブラバム-フォード | 1:33.53 | +0.37 | 3 | |
| 4 | 28 | ブラバム-フォード | 1:33.63 | +0.47 | 4 | |
| 5 | 11 | フェラーリ | 1:33.73 | +0.57 | 5 | |
| 6 | 5 | マクラーレン-フォード | 1:33.95 | +0.79 | 6 | |
| 7 | 1 | ロータス-フォード | 1:34.24 | +1.08 | 7 | |
| 8 | 24 | ヘスケス-フォード | 1:34.34 | +1.18 | 8 | |
| 9 | 17 | シャドウ-フォード | 1:34.56 | +1.40 | 9 | |
| 10 | 4 | ティレル-フォード | 1:34.56 | +1.40 | 10 | |
| 11 | 14 | BRM | 1:34.62 | +1.46 | 11 | |
| 12 | 3 | ティレル-フォード | 1:34.70 | +1.54 | 12 | |
| 13 | 10 | マーチ-フォード | 1:34.76 | +1.60 | 13 | |
| 14 | 27 | ローラ-フォード | 1:34.84 | +1.68 | 14 | |
| 15 | 20 | イソ・マールボロ-フォード | 1:35.02 | +1.86 | 15 | |
| 16 | 2 | ロータス-フォード | 1:35.19 | +2.03 | 16 | |
| 17 | 21 | イソ・マールボロ-フォード | 1:35.22 | +2.06 | 17 | |
| 18 | 9 | マーチ-フォード | 1:35.23 | +2.07 | 18 | |
| 19 | 6 | マクラーレン-フォード | 1:35.63 | +2.47 | 19 | |
| 20 | 29 | トロージャン-フォード | 1:35.72 | +2.56 | 20 | |
| 21 | 26 | ローラ-フォード | 1:35.82 | +2.66 | 21 | |
| 22 | 16 | シャドウ-フォード | 1:36.27 | +3.11 | 22 | |
| 23 | 33 | マクラーレン-フォード | 1:36.31 | +3.15 | 23 | |
| 24 | 37 | BRM | 1:36.36 | +3.20 | 24 | |
| 25 | 15 | BRM | 1:36.64 | +3.48 | 25 | |
| 上位25台が決勝進出 | ||||||
| 26 | 19 | サーティース-フォード | 1:36.84 | +3.68 | DNQ | |
| 27 | 31 | ブラバム-フォード | 1:37.30 | +4.14 | DNQ | |
| 28 | 18 | サーティース-フォード | 1:37.32 | +4.16 | DNQ | |
| 29 | 25 | エンサイン-フォード | 1:37.38 | +4.22 | DNQ | |
| 30 | 22 | エイモン-フォード | 1:38.21 | +5.05 | DNQ | |
| 31 | 23 | サーティース-フォード | 1:40.32 | +7.16 | DNQ | |
| 出典: [W 1][W 9] | ||||||
決勝
(特記のない出典:[5])
ポールポジションからスタートしたニキ・ラウダが好スタートを決め、1周目を終えた時には2位のカルロス・ロイテマンに3秒の差を付けた。ラウダを追うブラバムの3台だったが、2周目にジョン・ワトソンがブレーキに異常を感じ始めて脱落した。3周目の半ばには8位を走行していたヘスケスのジェームス・ハントがクラッシュしてリタイアした。
5周目にクレイ・レガツォーニがブラバムの2台をかわして2位に浮上し、ホームGPのモンツァでフェラーリが1-2体制を築いた。ラウダは7周目にレガツォーニとの差を7秒に広げた。
11周目にロイテマンはギアボックスのトラブルでリタイアを余儀なくされ、ロニー・ピーターソンが3位、エマーソン・フィッティパルディが4位に浮上した。
レースも中盤に差し掛かった22周目、7位に後退していたカルロス・パーチェがタイヤ交換でピットインすると、パーチェはここから調子を上げていく。
モンツァを埋めた観客たち(ティフォシ)は、1-2体制を続けるフェラーリ2台の走りに酔いしれていたが、28周目に首位を独走していたラウダのエキゾーストパイプから青い大量の煙が漏れ出してスローダウンし、30周目にレガツォーニに首位の座を明け渡した。ラウダは32周目にピットに飛び込んでリタイアした。ラウダのエンジンカウルの中は噴き出したオイルでベタベタになっていた。39周目にはレガツォーニにもトラブルが発生してピットに飛び込み、その間にピーターソンとフィッティパルディが抜き去っていく。レガツォーニはすぐにピットアウトしたが、レズモでエンジンがストップしてしまい、ティフォシの希望は完全に絶たれた。この直後はピーターソンとフィッティパルディの激しい首位争いとなったが、40周目のシケインでピーターソンがフィッティパルディをブレーキング争いで抑えこみ、勝敗は決した。
その後はピーターソンが首位の座を守り、フィッティパルディに0.8秒の僅差で今季3勝目を挙げた。この2人は2年連続で僅差の1-2位ではあるが、もはやチームメイトではなく、ロータスとマクラーレンに所属するライバル同士である[6]。ピーターソンは優勝回数が最も多いものの、チャンピオン争いにはまだ遠い。ジョディー・シェクターが3位表彰台を勝ち取り、無得点に終わったランキング首位のレガツォーニに1点差に迫り、2位のフィッティパルディもレガツォーニに3点差と混戦模様となった。母国出身のアルトゥーロ・メルツァリオが4位に入賞し、パーチェは5位でブラバム移籍後初のポイントをもぎ取った。デニス・ハルムは6位に入賞した[W 4]。コンストラクターズチャンピオン争いも激戦で、マクラーレンがフェラーリに2点差で首位の座を奪還した[W 4]。
レース結果
| 順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | 周回数 | タイム/リタイア原因 | Grid | Pts. |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | ロータス-フォード | 52 | 1:22:56.6 | 7 | 9 | |
| 2 | 5 | マクラーレン-フォード | 52 | +0.8 | 6 | 6 | |
| 3 | 3 | ティレル-フォード | 52 | +24.7 | 12 | 4 | |
| 4 | 20 | イソ・マールボロ-フォード | 52 | +1:27.7 | 15 | 3 | |
| 5 | 8 | ブラバム-フォード | 51 | +1 Lap | 3 | 2 | |
| 6 | 6 | マクラーレン-フォード | 51 | +1 Lap | 19 | 1 | |
| 7 | 28 | ブラバム-フォード | 51 | +1 Lap | 4 | ||
| 8 | 26 | ローラ-フォード | 51 | +1 Lap | 21 | ||
| 9 | 33 | マクラーレン-フォード | 51 | +1 Lap | 23 | ||
| 10 | 16 | シャドウ-フォード | 50 | +2 Laps | 22 | ||
| 11 | 4 | ティレル-フォード | 50 | +2 Laps | 10 | ||
| Ret | 11 | フェラーリ | 40 | エンジン | 5 | ||
| Ret | 12 | フェラーリ | 32 | エンジン | 1 | ||
| Ret | 2 | ロータス-フォード | 30 | スロットル | 16 | ||
| Ret | 27 | ローラ-フォード | 25 | サスペンション | 14 | ||
| Ret | 21 | イソ・マールボロ-フォード | 22 | エンジン | 17 | ||
| Ret | 17 | シャドウ-フォード | 19 | エンジン | 9 | ||
| Ret | 10 | マーチ-フォード | 16 | アクシデント | 13 | ||
| Ret | 29 | トロージャン-フォード | 15 | ギアボックス | 20 | ||
| Ret | 7 | ブラバム-フォード | 12 | ギアボックス | 2 | ||
| Ret | 9 | マーチ-フォード | 11 | シャシー | 18 | ||
| Ret | 15 | BRM | 3 | エンジン | 25 | ||
| Ret | 24 | ヘスケス-フォード | 2 | エンジン | 8 | ||
| Ret | 37 | BRM | 1 | ギアボックス | 24 | ||
| Ret | 14 | BRM | 0 | 電気系統 | 11 | ||
| DNQ | 19 | サーティース-フォード | 予選不通過 | ||||
| DNQ | 31 | ブラバム-フォード | 予選不通過 | ||||
| DNQ | 18 | サーティース-フォード | 予選不通過 | ||||
| DNQ | 25 | エンサイン-フォード | 予選不通過 | ||||
| DNQ | 30 | エイモン-フォード | 予選不通過 | ||||
| DNQ | 23 | サーティース-フォード | 予選不通過 | ||||
| 優勝スピード(勝者ピーターソンの平均速度):217.421 km/h | |||||||
| ファステストラップ:カルロス・パーチェ - 1:34.2(46周目)[W 2] | |||||||
| 出典: [W 10][W 3][W 9] | |||||||
| ドライバー | 周回数 | リードラップ |
|---|---|---|
| ニキ・ラウダ | 29周 | 1-29 |
| クレイ・レガツォーニ | 11周 | 30-40 |
| ロニー・ピーターソン | 12周 | 41-52 |
| 出典: [W 11] | ||
- 太字は最多ラップリーダー
主な記録
ドライバー
- ニキ・ラウダが6戦連続ポールポジションの新記録を達成した[W 4][W 12]。
- 初参戦:カルロ・ファセット - 予選不通過、唯一の参戦[W 13]。
- 最終入賞:アルトゥーロ・メルツァリオ[W 14]
- 最終参戦 / 最終出走 / 最終完走:デヴィッド・ホッブス[W 15]
- 最終参戦:レオ・キヌーネン - 予選不通過[W 16]
コンストラクター
- 70回目のポールポジション:フェラーリ[W 4]
- 100台目の表彰台:ロータス[W 4]
- 40台目の表彰台:ティレル[W 4]
- 最終入賞:イソ・マールボロ[W 17][注 2]
- 最終参戦 / 最終出走:トロージャン[W 18]
- 最終参戦:エイモン - 予選不通過[W 19]
エンジン
第13戦終了時点のランキング
2ヶ月前に開催された第10戦イギリスGPのレース最終盤にニキ・ラウダが観衆にあふれたピットロードからコースに復帰できなかった件についてフェラーリから抗議があったが、本GP終了後の9月19日夜遅くにFIAは「架空の1周」を認めることを発表し、ラウダは当初の9位から入賞圏内の5位に浮上して2点加算された。これにより、当初は5位だったカルロス・ロイテマン以下の順位も入れ替わり、ロイテマンは6位で1点(所属するブラバムのコンストラクターズポイントも同様)、デニス・ハルム(マクラーレン)は7位で無得点となった[7][8][注 3]。
この節ではラウダの順位が繰り上がった後の順位を基準とするが、繰り上げ前の順位(本GPが終了した当時の順位)も参考資料として掲載する。
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- 注: トップ5のみ表示。有効ポイントは前半8戦のうちベスト7戦と後半7戦のうちベスト6戦の合計。ポイントは有効ポイント、括弧内は総獲得ポイント。