大罷免
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| 大罷免 | |||
|---|---|---|---|
大罷免期間における双方の活動の様子 | |||
| 日時 | 2025年2月1日 - 8月23日 | ||
| 場所 | |||
| 原因 | 立法院で提出された数々の法案に対する反発 | ||
| 目的 | 泛緑・泛藍陣営が双方の民選公務員(立法委員・県市長・地方議会議員)に対する罷免(国民解職)運動を展開 | ||
| 結果 | 泛緑・泛藍双方の全ての罷免案が不成立 | ||
| 参加集団 | |||
| 指導者 | |||
大罷免(だいひめん)[17]は、2025年(民国114年)に中華民国で発生した政治運動[18]。民選公務員(立法委員・県市長・地方議会議員)に対する大規模な罷免(リコール)の実現を主な目的とする。
2024年(民国113年)の立法委員選挙で選出された第11期立法院において、野党の中国国民党(国民党)と台湾民衆党(民衆党)が提出した数々の法案は国民の間で論争を呼び、市民団体や与党の民主進歩党(民進党)による抗議運動が相次いだ。野党主導の法案が可決されると、これに反対する市民団体らは、野党の立法委員に対する罷免の署名運動を開始した。この状況を受け、野党側も与党の立法委員に対する罷免運動を開始した[19]。前回の立法委員選挙において、民衆党が議席を獲得したのは全国不分区及び僑居国外国民選挙区(比例代表)のみであり、公職人員選舉罷免法の規定により罷免の対象とされないため、罷免運動の対象は国民党・民進党の立法委員に限定された。
第二段階の署名運動は、国民党派立法委員への罷免案は37案中6案が失敗となっているのに対し、民進党立法委員へは22案全てが失敗し、国民党にとって打撃となった[20][21]。一方、第三段階まで進んだ国民党の立法委員への罷免投票も、7月26日の投票、8月23日の投票共に不成立となった。
この運動で提起された国民党・民進党の議員に対する罷免案のうち、ともに全てが不成立となった。
中華民国の罷免制度
中華民国憲法では「人民は、選挙・罷免・創制・複決の権利を有する」(第17条)、「被選挙人は、原選挙区において法により罷免することができる」(第133条)とされている。
公職人員選挙罷免法では、第一段階(選挙区の有権者数の2%の発議)、第二段階(選挙区の有権者数の13%の署名)、第三段階(選挙区の有権者数の50%の罷免賛成票、反対票を上回る賛成票)の段階を経ることが必要であると規定されていた。しかし、台湾の選挙区の有権者数は概ね20万人 - 40万人であり、第二段階の13%(3万人 - 5万人)の署名や、特に第三段階の50%(10万 - 20万人)のハードルの高さにより、かつては罷免運動が成功することは稀であった[22]。
台湾の立法委員選挙の投票率は65% - 75%、多くの当選者の得票率は40% - 60%、つまり当選時の票数でさえ有権者数の25 - 45%である。該当選挙区のみで行われる罷免投票は全国的な総選挙よりも投票率が下がる傾向が高いため、50%の規定は高すぎると指摘されていた[23][24]。
2016年11月29日、立法院は選挙罷免法を改正し、「罷免活動の宣伝禁止」という規定の廃止、必要署名数・得票数の引き下げを実施した[23][24]。これにより、必要な有権者数がそれぞれ、第一段階の発議は1%、第二段階の署名は10%、第三段階の賛成票は25%に引き下げられた。
2020年、高雄市長である韓国瑜に対する罷免投票が実施され、42.14%の投票率、97.40%の賛成率により、有権者数の41.04%から賛成を得て罷免され、初めて直轄市・県市長が罷免されることとなった[25]。
2021年には台中市第二選挙区選出の立法委員である陳柏惟に対する罷免投票が実施され、51.72%の投票率、51.48%の賛成率により、有権者数の26.63%から賛成を得て罷免され、初めて立法委員が罷免されることとなった[26]。
2024年10月、自身に対する罷免案が第三段階(住民投票)を迎えていた基隆市長の謝国樑は「もしこの罷免案が成立すれば、台湾は『大罷免の波』を迎えるだろう」と主張した[27]。最終的に、50.44%の投票率、44.84%の賛成率により、有権者数の22.62%の賛成に留まったため罷免は不成立となった[28]。
立法院に関する論争
2024年1月13日の選挙で選出され2月1日に就任した第11期立法院は、国民党が52議席(国民党と院内会派を組む無所属が2議席)、民進党が51議席、民衆党が8議席を獲得した。野党勢力が過半数を占めたため、民進党の蔡英文政権の3か月間のみ、及びその後を継いだ頼清徳政権は少数与党となった[29]。
第1会期中、国民党と民衆党は立法院の権限拡大に関する一連の法案(立法院職権行使法の改正案)を提出し、関連する手続きや条文内容を巡る論争が一部の国民の間で起こった。5月17日には立法院庁舎の前で青鳥運動と呼ばれる抗議運動が行われた。この時、一部の参加者らがThreadsを用いて立法委員の構成を変えるための議論を行い[30]、次第に罷免運動団体が結成されていった[1]。
第2会期中、国民党と民衆党は憲法訴訟法・公職人員選舉罷免法・財政収支区分法・警察人員人事条例の改正法案や2025年度総予算案の削減を提議し[31][32][33]、物議を醸した。これに反対する市民団体と民進党は、法案可決を阻止するため抗議活動(冬季青鳥在台北)を起こしたものの、最終的に全て可決された。活動の参加者らは「野党は議事規則に違反する行動を会議で繰り返し、強引に法案を通した」と主張し、「議論無くして民主主義は無い」と連呼した[34]。
2025年1月、民進党立法院党団の総召集人である柯建銘は「国民党・民衆党は憲法に違反して国を破壊している。立法院長・副院長の再選挙を行い、国民党所属立法委員41人を罷免すべき」と公言した[35][36]。国民党は対抗措置として泛緑派の立法委員や地方議員への罷免運動を開始した[37][38]。さらに民衆党も「掃除緑衛兵」と称するキャンペーンを開始し[10]、罷免運動は全国各地に拡大していった[39]。
経過
準備段階
公職人員選挙罷免法(第75条の規定により、就任後1年以内の立法委員に対する罷免案を提出することはできないため、罷免案の提出は2025年2月1日から開始された[40]。
2024年7月から10月にかけて、既に国内各地の市民団体の間で「国民党の立法委員を罷免する」というアイデアは挙がっていたが、当初はそれほど有力な手段として見られていなかった[41]。罷免が再度提起されるきっかけとなったのは「冬季青鳥在台北」運動以降であり、ここから徐々に賛同者が増加していった[42]。このころ、2020年に韓国瑜(高雄市長)に対する罷免運動に参加していた団体「民主補破網」は、各地の罷免団体に対して技術的な支援を行っていた。
2025年1月3日、立法院長の韓国瑜が法案の第三読会を強引に通過させたことは憲法違反であるとして、民進党党団は韓国瑜の罷免・立法院長の再選挙を要求した。しかし、この提案は手続き上の問題により受理されなかった[43]。
1月4日、柯建銘は記者会見を開き、韓国瑜・江啓臣(立法院副院長)および41人の国民党所属立法委員の罷免を主張した[35][36]。同日、民進党中央党部は罷免運動について「それらは全て国民が自主的に行っているものであり、党内では罷免について具体的な議論はなされていない」と説明した[44]。民進党内でも罷免運動への賛成・反対で意見が割れた[45][46][47][48]。1月7日、民進党党団は立法院長の再選挙を再び要求したが、これも失敗に終わった[49]。
1月7日、国民党党団は会議を開き、報復措置として民進党所属立法委員38人に対する罷免運動の実施を決定した[37][50]。
1月17日、民進党新竹市党部は、汚職の容疑で職務停止中の高虹安市長[注 1]および、新竹市選出の国民党所属立法委員である鄭正鈐に対する罷免運動の実施を決議した[51]。
1月22日、聯華電子の創業者である曹興誠は、国内各地で罷免運動を推進している複数団体を糾合して反共護台志工聯盟を結成し、民進党への参加を国民に呼び掛けた[52][53]。反共護台志工聯盟は、春節期間中に署名を集め、連休明けに提出すると述べた[54]。
第一段階(発議)
2025年2月1日、第11期立法委員の就任から1年が経過し、彼らに対する罷免案を中央選挙委員会に提出できるようになった[55]。2月20日に改正施行される予定の公職人員選舉罷免法では、不正な署名が含まれるのを防ぐため、署名に身分証明書のコピーを添付することを義務付けるようになっている。このため、多くの罷免団体は、これが施行されるよりも前に罷免案を提出して旧法を適用させたいと考えた[4]。
2月20日までに、中央選挙委員会は合計61の罷免案を受理しており、その内52案が立法委員、1案が県市長、8案が県市議会議員に対するものとなっている[4]。
泛藍陣営に対する罷免
2月3日は春節明け後の最初の開庁日である。この日、中央選挙管理委員会に対し20の罷免案(国民党所属立法委員への19案および高虹安への1案)が提出された[56][57]。その1週間後にはさらに15案が提出された[58][59]。
2月7日、民進党新北市党部の主任委員で立法委員の蘇巧慧は、泛緑派の市議会議員6人らと共に記者会見を開き、「国民党が政治に混乱を起こすのみならず、党組織を利用して大規模な罷免運動を企んでいることに不満を持ったため、民進党新北市党部は市民団体による市民団体に協力する」と発表した[60]。
2月20日、新たな公職人員選舉罷免法が施行された。福建省金門県選出の立法委員である陳玉珍(国民党所属)の罷免運動を推進していた市民団体は、新法の施行前に署名が集まる見込みがないとして、2月19日に罷免の撤回を発表した[61]。
泛緑陣営に対する罷免
2月1日、国民党は民進党所属の立法委員2人(呉思瑶・呉沛憶)の罷免を求める署名活動を開始した[55]。その後、立法委員7人と地方議員2人への罷免案を相次いで提出した[5][62][63]。民進党の支持率が高い地域である台南市からも、2案(王定宇・林俊憲)が提出された[64][65]。
2月8日、「備補領銜人(予備指導者)として登録されている張延廷は台北市にまだ4か月しか居住しておらず、備補領銜人になる条件を満たしていない」として、呉沛憶への罷免案は中央選挙委員会によって却下された[66][67]。しかし、罷免団体側は2グループに分かれてそれぞれが個別に罷免案を提出しており、もう1つの罷免案は受理された[68]。
国民党基隆市党部主任委員の呉国勝は、国民党所属立法委員の林沛祥に対する罷免運動に対抗するため「基隆反悪罷行動総部」を設立し、林沛祥への罷免案が提出された場合、報復として民進党所属の市議会議員への罷免運動を展開すると表明した[69][70]。林沛祥への罷免案が2月18日に提出されたため、国民党側も市議会議員2人(張之豪・鄭文婷)への罷免案を提出した[71]。国民党桃園市党部主任委員の黄敏恭は、以前より論争の的となっていた市議会議員への罷免運動を行うと述べた[72]。
2月19日には、立法委員1人(陳俊宇)、苗栗県議会議員3人(徐筱菁・曾玟学・陳春暖)、新北市議会議員1人(陳乃瑜)への罷免案が提出された[73][74][75]。
第二段階(署名)
4月28日現在、泛藍派に対する35案および泛緑派に対する23案が提出され、第二段階に突入している[76]。
泛藍陣営に対する罷免
3月2日、曹興誠は罷免案を提出した32の市民団体に対し、国民党立法委員の罷免に向けた署名運動を開始するよう呼び掛けた[77]。3月、民進党は「人民是頭家」と題したキャンペーンを実施し、罷免運動が激化している地域にて応援演説や戸別訪問で署名を呼び掛けた[78][79]。
3月19日、民進党秘書長の林右昌は記者会見を開き、民進党の各地方党部が罷免署名書の受け入れを開始すること、民進党が党組織全体を挙げて正式に罷免運動に参加すること、各市民団体を支援することを発表した[80][81]。
花蓮県議会議長の張峻(無所属)は、花蓮県選出の立法委員である傅崐萁の罷免を支持し、地元の新聞に公告を掲載した[82]。
華僑の一部は立法院の混乱に不満を持ち、世界各地で罷免運動を開始したが、中には中国共産党支持者の妨害を受けたものもあった[83][84]。
4月19日、八炯や閩南狼PYCなどの民進党支持者らが台北市の凱達格蘭大道で「拒絶統戦、守護台湾」と題した集会を開催し、国民党の不適任な立法委員らを罷免するよう呼び掛けた[85]。
泛緑陣営に対する罷免
罷免運動の主力として活動している国民党青年団は、罷免提議が承認されると、第二段階の署名運動をすぐに展開した[86][87]。民進党に対抗し、国民党と民衆党も各地で応援演説を展開した[88][89]
4月17日、国民党と民衆党は凱達格蘭大道で「反緑共、戦独裁」と題した集会を開催し、朱立倫(国民党主席)・黄国昌(民衆党主席)・蔣万安(台北市長)・馬英九(元総統)などが参加した。同集会において、朱立倫は泛緑立法委員および頼清徳総統の罷免を強く主張した[90]。
署名
罷免案の第一段階、発議に必要な有権者数の1%の署名は多くの選挙区で概ね2,000人 - 4,000人である。
泛藍の立法委員37人に対する第一段階の署名は、全て一度目の審査で通過した。一方で、民進党の立法委員22人に対する第一段階の署名は、全て一度目の審査で不通過(不適合署名などにより署名数不足)とされ、国民党が主導するずさんな署名、士気の低さが露呈していると示唆された[91]。
平地原住民選挙区、山地原住民選挙区で議席を獲得した陳瑩、伍麗華への罷免案は、国民党が最も強いとされる選挙区であることに加えて中選挙区であるため、国民党主席の朱立倫が「最も罷免が容易である」と発言するほどであった。しかし、署名期間内に第二段階の署名は提出されず、罷免案は不成立となった[92]。
民進党の立法委員であり、民進党会派の幹事長を務めている台北市第一選挙区選出の呉思瑶への罷免案は、国民党が最も重要視しているとされた。しかし、第一段階の署名に多くの「死亡署名」が確認され、罷免案の代表者である張克晋は検察の取り調べを受けた。取り調べの中で、検察から張克晋の既に亡くなっている実母の署名を見せられ、代表者の知らない所で国民党により偽造が行われていたと判断した張克晋は罷免活動からの離脱を表明した[93]。
公職人員選挙罷免法によると、第二段階の署名を提出できるのは第一段階で代表者となった張克晋のみであり、代表者の交代にはさらに追加で署名を集めなければならないと規定されていた。呉思瑶への罷免案を支援する国民党は追加の署名を集めたが、これも多くの不適合署名により不通過とされ、代表者の交代にも失敗した。結果、署名期間内に張克晋は署名の提出を拒否し、罷免案は不成立となった[94]。
その他にも、台北市第五選挙区選出の民進党の立法委員である呉沛憶の罷免案も、国民党が強いとされる万華区・中正区を範囲とすることから国民党が最も重要視する罷免案の一つとされていた[95]。しかし、第二段階の署名は必要数集まらず、罷免案は不成立となった[96]。これにより、国民党が「双呉」と呼び最も重要視していた民進党の台北市選出の立法委員の罷免案はどちらも失敗となり、事前の予想を覆す大きな衝撃となった[97]。
国民党の立法委員に対する31の罷免案が通過したことに対して、民進党の立法委員に対する罷免案が1つも通過する見通しが立っていないことから、罷免投票が31:0という衝撃的な数字になる可能性があると多くのメディアに報道されることとなった[98]。
台湾民意基金会の理事長は、「国民党主導の罷免の失敗は近年の怠慢、士気の低下、そして期待外れのパフォーマンスを浮き彫りにしている」と述べた[99]。
罷免対象
統計
2025年2月1日から5月2日にかけて、全国で合計77の罷免案が発議され、
- 泛藍派(国民党・民衆党寄り)の人物に対して38の罷免案が発議され、うち31案が投票まで進んだが、7月26日に25案が否決された。8月23日に6案が否決された。
- 泛緑派(民進党寄り)の人物に対して39の罷免案が発議され、うち1案が投票まで進んだが、否決された。
罷免案の内訳は以下の通り。
- 立法委員
所属政党 選挙区の種類 発議
(第一段階)署名
(第二段階)投票
(第三段階)罷免成立
中国国民党区域 36 34 31 0 無所属
(元
中国国民党)1[注 2] 1 0 0
民主進歩党20 13 0 0 原住民 2 2 0 0 合計 59 50 31 0
- 地方議会議員
所属政党 種類 発議
(第一段階)署名
(第二段階)投票
(第三段階)罷免成立
民主進歩党台北市議会議員 1 0 0 0 新北市議会議員 1 0 0 0 桃園市議会議員 6 0 0 0 基隆市議会議員 4 2 0 0 南投県議会議員 2 2 1 0 苗栗県議会議員 2 0 0 0 無所属
(元
時代力量)1 0 0 0 合計 17 4 1 0
立法委員
国民党党団
| 選挙区 | 対象 | 第一段階(発議) | 第二段階(署名) | 罷免団体 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 名称 | 結盟 | 主導団体 | |||||
| 基隆市 | 林沛祥 |
|
基隆絶沛 | — | 反共護台 志工聯盟 + 民主補破網 + | ||
| 台 北 市 |
3区 | 王鴻薇 |
|
山除薇害 | 双北大罷 | ||
| 4区 | 李彦秀 |
|
港湖除銹 | ||||
| 6区 | 羅智強 |
|
大安強強滾 | ||||
| 7区 | 徐巧芯 |
|
剷除黒芯 | ||||
| 8区 | 頼士葆 |
|
文山退葆 | ||||
| 新 北 市 |
1区 | 洪孟楷 |
|
刻不容楷 | |||
| 7区 | 葉元之 |
|
板橋大刪元 | ||||
| 8区 | 張智倫 |
|
倫刪立舒 | ||||
| 9区 | 林徳福 |
|
無献清林 | ||||
| 11区 | 羅明才 |
|
抜羅波 | ||||
| 12区 | 廖先翔 |
|
斉心断翔 | ||||
| 桃 園 市 |
1区 | 牛煦庭 |
|
桃汰牛氓 | 桃汰立委·罷免OUT (光復桃園 六区全罷) | ||
| 2区 | 涂権吉 |
|
全力一擊 | ||||
| 3区 | 魯明哲 |
|
壢抜魯蛋 | ||||
| 4区 | 万美玲 |
|
万罷了没拉 | ||||
| 5区 | 呂玉玲 |
|
罷呂清玲 | ||||
| 6区 | 邱若華 |
|
桃六刪邱 | ||||
| 新竹市 | 鄭正鈐 |
|
罷鈐反中 | 新竹市双罷免行動 | |||
| 新 竹 県 |
1区 | 徐欣瑩 |
|
除旧汰欣 | 新竹罷風吹 大新竹罷免 | ||
| 2区 | 林思銘 |
|
撕除悪銘 + + | ||||
| 苗 栗 県 |
1区 | 陳超明[注 2] |
|
|
超無作為 | 苗栗国罷免立委連線 | |
| 2区 | 邱鎮軍 |
|
|
刪鎮出局 | |||
| 台 中 市 |
2区 | 顔寬恒 |
|
中二解顔 | 台中同花順 + 罷免慧成宮 | ||
| 3区 | 楊瓊瓔 |
|
中三拒瓔 + + 台澎国際法法理建国党 | ||||
| 4区 | 廖偉翔 |
|
展翅廃翔 | ||||
| 5区 | 黃健豪 |
|
断健行動 | ||||
| 6区 | 羅廷瑋 |
|
敲羅行動 | ||||
| 8区 | 江啓臣 |
|
一罷擊臣 | ||||
| 彰 化 県 |
3区 | 謝衣鳳 |
|
|
罷免缺衣不可 | — | |
| 南 投 県 |
1区 | 馬文君 |
|
ALL罷馬 | 游頭馬面 南投大双罷 | ||
| 2区 | 游顥 |
|
去游除垢 | ||||
| 雲 林 県 |
1区 | 丁学忠 |
|
雲林抜釘 | — | ||
| 花蓮県 | 傅崐萁 |
|
微光花蓮 抜傅行動 | — | |||
| 台東県 | 黃建賓 |
|
挫賓行動 | — | |||
| 金門県 | 陳玉珍 |
|
必要署名数:12,467 | 珍重再見 + 珍礙金門 | — | ||
| 連江県 | 陳雪生 |
|
必要署名数:1,164 | 馬祖剷雪大隊 | — | ||
民進党
| 選挙区 | 対象 | 第一段階(発議) | 第二段階(署名) | 罷免団体 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 名称 | 結盟 | 主導団体 | |||||
| 台 北 市 |
1区 | 呉思瑶 |
|
地動刪瑶 | 蟾蜍剋星 + 掃除緑衛兵 |
+ | |
| 5区 | 呉沛憶 |
|
憶事呉成 | ||||
| 2区 | 王世堅 |
|
必要署名数:25,486 | 王牌殲滅者 | — | ||
| 新 北 市 |
3区 | 李坤城 |
|
|
同步罷李 | — | |
| 6区 | 張宏陸 |
|
|
走投無陸 | 板橋小蜜蜂行動隊 | ||
| 5区 | 蘇巧慧 |
|
去怋除穢 | 新北大掃除 | |||
| 10区 | 呉琪銘 |
|
死不銘目 | ||||
| 宜蘭県 | 陳俊宇 |
|
|
満城封宇 | — | ||
| 台 中 市 |
1区 | 蔡其昌 |
|
|
抜蔡尚勇 罷昌止乱 | 罷何抜蔡 | |
| 7区 | 何欣純 |
|
抜何行動 下架黒欣 | ||||
| 雲 林 県 |
2区 | 劉建国 |
|
必要署名数:28,199 | 罷免劉建国 | — | |
| 嘉義市 | 王美恵 |
|
必要署名数:21,588 | 愛嘉聯盟 | — | ||
| 嘉 義 県 |
2区 | 陳冠廷 |
|
必要署名数:22,031 | 罷免陳冠廷 | — | |
| 台 南 市 |
5区 | 林俊憲 |
|
|
罷免林俊憲 | — | |
| 6区 | 王定宇 |
|
退租罷王 | — | |||
| 高 雄 市 |
2区 | 邱志偉 |
|
必要署名数:26,341 | 拒絶偉褻民主 | — | |
| 3区 | 李柏毅 |
|
必要署名数:31,446 | 拒絶夜店柏 | — | ||
| 6区 | 黄捷 |
|
|
罷免黄捷 | 高雄双罷劫 + 掃除緑衛兵 | ||
| 7区 | 許智傑 |
|
罷免許智傑 | ||||
| 屏 東 県 |
1区 | 鍾佳浜 |
|
必要署名数:31,995 | 罷免鍾佳浜 | 掃除緑衛兵 | |
| 平地原住民 | 陳瑩 |
|
|
歓瑩下台 | — | ||
| 山地原住民 | 伍麗華 |
|
刪伍成群 | — | |||
県市長
| 選挙区 | 対象 | 第一段階(発議) | 第二段階(署名) | 罷免団体 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 名称 | 結盟 | 主導団体 | ||||
| 新竹市 | 高虹安[注 1] |
|
|
罷免高虹安: 風城安心上路 | 新竹罷風吹 大新竹罷免 + 新竹市 双罷免行動 | 民主補破網 + 反共護台 志工聯盟 |
地方議会議員
| 選挙区 | 対象 | 第一段階(発議) | 第二段階(署名) | 罷免団体 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 名称 | 結盟 | 主導団体 | |||||
| 台 北 市 |
6区 (大安・文山) | 簡舒培 |
|
必要署名数:43,050 | 羅智強[156] | — | |
| 新 北 市 |
9区 (新店・深坑 ・石碇・坪林 ・烏来) | 陳乃瑜 |
|
|
除瑜回収 | — | |
| 桃 園 市 |
1区 (桃園) | 黄瓊慧 |
|
必要署名数:21,164 | 中国国民党 桃園市党部 | ||
| 2区 (亀山) | 李宗豪 |
|
必要署名数:13,279 | ||||
| 3区 (八徳) | 許家睿 |
|
必要署名数:16,209 | ||||
| 7区 (中壢) | 黃崇真 |
|
必要署名数:33,052 | ||||
| 8区 (平鎮) | 王珮毓 |
|
必要署名数:17,672 | ||||
| 9区 (楊梅) | 鄭淑方 |
|
必要署名数:13,796 | ||||
| 基 隆 市 |
2区 (信義) | 陳宜 |
|
必要署名数:4,483 | 中国国民党 基隆市党部 + 基隆公共 事務学会 | 基隆反悪罷 行動総部 | |
| 3区 (仁愛) | 鄭文婷 |
|
| ||||
| 4区 (中山) | 施偉政 |
|
必要署名数:3,900 | ||||
| 5区 (安楽) | 張之豪 |
|
| ||||
| 苗 栗 県 |
1区 (苗栗・公館 ・頭屋) | 徐筱菁 |
|
— | — | ||
| 5区 (頭份・南庄 ・三湾) | 曽玟学 |
|
|
— | — | ||
| 6区 (大湖・獅潭 ・卓蘭・泰安) | 陳春暖 |
|
|
— | — | ||
| 南 投 県 |
2区 (草屯・中寮) | 蔡銘軒 |
|
— | — | ||
| 4区 (竹山・鹿谷) | 陳玉鈴 |
|
— | — | |||
各方面の反応
民進党
支持する意見
1月6日、行政院政務委員である陳時中は、今回の罷免運動を「台湾の政治における混乱を正すための行動」と位置づけ、2月1日から即刻開始すべきだと述べた[165]。
不分区選出の立法委員である沈伯洋は、3月から始まる第二段階(署名)の後、第三段階(住民投票)までに最大100日間の「冷却期」があるため、市民団体にはより多くの資源が必要となると述べ、党中央に対して講演会の開催など支援の必要性を訴えた[166]。その後、署名の追加署名(補件)を避けるために安全ラインとして130%を目指す必要があると述べ、住民投票との時期的な重複による議題の曖昧化を懸念した[2]。
その他の意見
党主席の頼清徳は、党中央常務委員会において、「罷免は民主憲政体制に則った行為であり、市民団体による自主的な行動として尊重する」と表明。また、立法院における自党の劣勢についても理解を示しつつ、憲法上の規定には他の救済手段もあると語った[167]。
民進党立法院党団幹事長の呉思瑶は、「罷免は憲法に保障された国民の権利であり、誰にも主導できず、誰にも阻止することはできない」と述べた[45]。
国民党
国民党の広報は声明で「納税者の資金が無意味な政治闘争に浪費される可能性がある」として、民進党に対し対立をやめ理性的な姿勢を取るよう求めた[168][169]。
立法委員の王鴻薇は、民進党が2024年上半期から罷免運動の準備をしていたと主張し、謝国樑(基隆市長)への罷免運動は「実験台」であり、国民党は民進党に対し全面対決の構えを見せている、と発言した[170]。
民衆党
党主席で立法委員の黄国昌は、当初は大罷免に反対し、陳時中の発言を「政治闘争だ」と批判し卓栄泰(行政院長)の更迭を求めた[171]。その後も、頼清徳が罷免運動を止めなければ「報復措置を講じる」と述べた[172]。2月には「掃除緑衛兵」と題したキャンペーンを展開し、10日までに400人超のボランティアを集めた[10][11]。
党主席補選に出馬した蔡壁如は、自身のFacebookにて「主席に就任した暁には『大和解珈琲2.0』と題した与野党会談を提案し、対立の激化を回避したい」と述べたが、結果的に落選した[173]。
許甫(党副秘書長)と陳智菡(民衆党立法院党団主任)は、呉思瑶の選挙区(台北市第一選挙区)の有権者として、罷免署名に参加している[174]。
その他の政党
台湾基進・台湾緑党・時代力量・小民参政欧巴桑聯盟の4党は、国民党中央党部前で記者会見を行い、国民党の立法委員に対するリコールに参加することを表明し、「罷免中国国民党立委連署書」に署名した[175]。これに対して国民党の職員は「野党の皆さん、場所を間違えていますよ。ここは総統府ではありません。左にお進みください」と皮肉る看板を掲げた[176]
台湾基進は1月23日に記者会見を開き、党として罷免運動に全面的に参加する方針を明らかにした[177]。
時代力量は声明で「立法院の混乱は誰の目にも明らかである。憲政の回復のため、国民は憲法上の権利を行使すべき」と述べ、林思銘に対する罷免運動の支援を表明した[178]。
台湾団結連盟は、国民党主導の罷免運動を「悪意によるもの」と批判し、「反悪罷」運動に加わると表明した[179]。
司法改革党は、黄捷に対する罷免運動に協力するため、高雄に拠点を設置した[180]。
民間
支持する意見
映画監督・作家・歌手など、文化界の複数人物は罷免運動を支持するコメントを出した。これは、国民党所属立法委員の陳玉珍が文化人に対して「そんな乞食の椀は捨ててしまえ」と発言したことに端を発し、文化界の国民党への反発を招いたことが背景にある[181]。
映画監督の陳世杰と楊力州は、罷免に関するドキュメンタリーを制作し[182]、3月から4月にかけて「Taiwan Action影片計画」の名で、広告や映像作品を通じて罷免運動への参加を呼びかけた[183][181]。
2月7日、自由時報の社説は、中華人民共和国の国営メディアが廈門の台湾人実業家による罷免反対の意見を転載したことについて、これは中国共産党による台湾政治への介入だと論じた[184]。
呉明益・顔択雅、楊双子・ギデンズ・コーなど作家201人が連名で、不適格な立法委員による台湾文学の破壊に抗議し、罷免を支持する声明を発表した[185][186]。楊双子は、第二段階に進行した際に再び呼びかけを行い、最終的には1,000人を超える作家が参加し、台湾文学界における記録的な出来事と評された[181]。
歌手であり、ドラマ『什麼都沒有雜貨店』に出演した朱約信は、3月に新北市で反共音楽会を開催した[187]また、大港開唱や台湾祭といった音楽イベントにおいても、複数のアーティストが公演中に、台湾を守ることや罷免署名への参加を呼びかけた[188][189]。
3月2日、元気象キャスターの李富城が吳思瑤の罷免を支持し、署名活動のブースに登場した[190]。
4月27日、中国大陸の活動家である袁紅冰は、台湾での大罷免を「中共の統一工作に対抗するための、台湾市民による偉大な民主運動」と評し、少なくとも20人以上の立法委員が第三段階に進み、最終的に15人前後が罷免される可能性があると述べた。袁紅冰によれば、中国共産党福建省台湾事務弁公室が作成した内部文書には「反共護台を旗印とする勢力が立法委員に当選すれば、台湾統一戦略のペースが乱される」として、民進党と市民団体の分断を図り、運動の主導者らの人格を中傷する情報戦を、第三段階開始後に強化することが指示されているという[191][192]。

























































