東方三博士の礼拝 (ティエポロ)

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製作年1753年ごろ
寸法480 cm × 210.5 cm (190 in × 82.9 in)
『東方三博士の礼拝』
ドイツ語: Die Anbetung der Könige
英語: The Adoration of the Magi
作者ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ
製作年1753年ごろ
種類キャンバス上に油彩
寸法480 cm × 210.5 cm (190 in × 82.9 in)
所蔵アルテ・ピナコテークミュンヘン

東方三博士の礼拝』(とうほうさんはかせのれいはい、: Die Anbetung der Könige, : The Adoration of the Magi)は、イタリアロココ期の巨匠ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロが1753年ごろ、キャンバス上に油彩で制作した絵画である。本来シュヴァルツァハ・アム・マイン英語版ベネディクト会修道院のために祭壇画として制作された[1][2][3]。1804年にこの修道院が廃止された際に取得されて以来[1][2]ミュンヘンアルテ・ピナコテークに所蔵されている[1][2][3][4]

本作の主題は「東方三博士の礼拝」である。「マタイによる福音書」(2章) には、イエス・キリストの誕生を知った東方の天文学者3人が星に導かれてイエスを礼拝しにやってきたと記述されている[5]。彼らは、金、乳香没薬をイエスへの贈り物として携えてきた[6]。彼らが正確にどこからやってきたのかは語られていないものの、画家たちは伝統的に彼らを3人の王として描いた。また、3人は人生の3段階 (青年、中年、老年) と初期キリスト教時代に知られていた3つの大陸 (ヨーロッパアジアアフリカ) を象徴している[6]

作品

パオロ・ヴェロネーゼ聖カタリナの神秘の結婚』 (1565-1570年ごろ)、アカデミア美術館 (ヴェネツィア)

本作が描かれた1753年ごろ、ティエポロはドイツヴュルツブルクレジデンツのためにフレスコ画を制作していた[1][4]。しかし、彼は湿度を避けるためにフレスコ画は春と夏にしか描けず、秋と冬にはキャンバス上の油彩画を描いていた[4]。本作は、いわゆる「冬の絵画」と呼ばれたものの1つで[1]、この時期のティエポロの宗教的主題の作品中、傑作の1つである[3]

ティエポロは、真の信仰心を持っていた画家であった。しかし、彼の作品における宗教的主題は、目を奪う派手な図像を描くための口実に過ぎないように見える。また、当時の18世紀の絵画様式は、宗教的主題でさえ演劇的なものとなることを意味していた[4]。この絵画においても、東方三博士の礼拝の祝祭的な場面が階段上に演劇的に設定されている。背後から表された人物像が画面を枠取り、鑑賞者の視線をまっすぐに色彩と光に満ちた場面へと誘導していく[1]。ティエポロは画面を色彩豊かに装飾し、異国的な衣装を好んだが、この絵画においても想像力を自由に働かせている[3]。一方で、絵画の大きく華やかな構図は、セバスティアーノ・リッチを経由して、16世紀ヴェネツィア派の巨匠パオロ・ヴェロネーゼに遡るものである[2]

脚注

参考文献

外部リンク

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