聖シモン・ストックに現れるカルメルの聖母
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| フランス語: La Vierge du Carmel apparaît à saint Simon Stock 英語: Apparition of the Virgin to St Simon Stock | |
| 作者 | ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ |
|---|---|
| 製作年 | 1746年以降 |
| 種類 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 66 cm × 42 cm (26 in × 17 in) |
| 所蔵 | ルーヴル美術館、パリ |
『聖シモン・ストックに現れるカルメルの聖母』(せいシモン・ストックにあらわれるカルメルのせいぼ、仏: La Vierge du Carmel apparaît à saint Simon Stock、英: Apparition of the Virgin to St Simon Stock)は、イタリアのロココ期の巨匠ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロが1746年以降にキャンバス上に油彩で制作した絵画である。画家が1749年にヴェネツィアのスクオーラ・グランデ・デイ・カルミニ (カルミネ大同信会) 建物の天井画として制作した同主題作[1]の習作として描かれた[2]。作品は1983年に個人所有者から購入されて以来[3]、パリのルーヴル美術館に所蔵されている[2][3][4]。

ヴェネツィアのスクオーラ・グランデ・デイ・カルミニは1594年に創設され、1638年にサンタ・マリア・デイ・カルミニ教会の隣にある建物に移ったが、その装飾には100年以上かかった。ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロもこの同信会の会員で、その建物は1739-1749年にかけて彼が描いた一連のフレスコ画で覆われている[2]。
本作はそれらフレスコ画のうち、「カピトラーレの間 (Sala Capitolare)」[1]天井に描かれた作品の習作で、基本的に同じ構図で描かれている。画面下部左側で跪いているのは聖人シモン・ストックである。上部右側には、天使たちに伴われ、幼子イエス・キリストを抱いた聖母マリアの姿が神々しい光の中に見える[1][4]。
カルメル会修道士であるシモン・ストックは、聖母からスカプラリオ (袖なしの修道服) を授けられているところである。この修道服は着ている者を地獄の炎から守るものとして、カルメル会の制服となった。ティエポロはそのことを示すかのように、画面の一番下に燃える地獄をきわめて劇的に描いている[2]。