十字架の称賛と聖ヘレナ
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| イタリア語: L'esaltazione della Croce e sant' Elena 英語: The Feast of the Cross and Saint Helena | |
| 作者 | ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ |
|---|---|
| 製作年 | 1745年ごろ |
| 種類 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 486 cm × 486 cm (191 in × 191 in) |
| 所蔵 | アカデミア美術館、ヴェネツィア |
『十字架の称賛と聖ヘレナ』(じゅうじかのしょうさんとせいヘレナ、伊: L'esaltazione della Croce e sant' Elena, 英: The Feast of the Cross and Saint Helena)[1]、または『真の十字架の発見』(しんのじゅうじかのはっけん、英: The Discovery of the True Cross)[2]は、イタリアのロココ期の巨匠ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロが1745年ごろ、キャンバス上に油彩で制作した絵画である。ヴェネツィアのカップチーネ教会の天井を装飾するために描かれた[1][2][3]。1812年以来[1]、アカデミア美術館に所蔵されている[1][2][3]。
本作は、カップチーネ教会の天井にクアドラトゥーラ様式の画家ジェロラモ・メンゴッツィ・コロンナが仕上げた豊かな装飾の内部スペースにはめ込まれた[1]。

絵画は、ローマ皇帝コンスタンティヌス1世の母聖ヘレナがエルサレムへの巡礼中に真の十字架を発見したことを描いている[1]。彼女は、空の中に聳える十字架の前で勝利のジェスチャーをしている。彼女の姿は構図の中心となっており、周囲には香炉やイエス・キリストの名が記された銘板を持つ天使のほか、ティエポロの絵画に通常脇役として登場する聖人、兵士、老若男女など奇跡の出来事を目撃する人々が表されている[1][2]。
ティエポロにしばしば見られるように、本作は図像的変更のために準備習作のスケッチとは異なっているが、それは部分的に画家が依頼主の趣味に合わせたことによっても説明できる[1]。場面の空間的レイアウトは非常に大胆なものである。下から仰ぎ見られる、力強い前面短縮法で表された人物群は、空の明るい背景の中に浮かび上がり、吊り上げられたかのように見える。当時、非常に称賛された本作は、非常に明るい色彩の使用において、ティエポロの色彩画家としての並外れた技量を明らかにしている[1]。