等弾力的効用関数
From Wikipedia, the free encyclopedia

等弾力的効用関数(とうだんりょくてきこうようかんすう、英: Isoelastic utility function)は、消費や意思決定者が関心を持つ他の経済変数に関して効用を表現するために用いられる関数である。アイソエラスティック効用関数は双曲絶対的危険回避の特別な場合であり、同時に相対的危険回避度が一定である唯一の効用関数族であるため、CRRA効用関数(Constant relative risk aversion utility function)とも呼ばれる。また、統計学においては同じ関数がボックス=コックス変換と呼ばれる。
その定義は以下の通りである。
ここで は消費、 は対応する効用、 は正の定数であり、リスク回避的な主体に対しては正の値をとる[1]。目的関数に加法的な定数項を加えても最適化の結果には影響しないため、分子の –1 は省略されることもある(ただし、 の極限で を得るためには保持する必要がある)。この関数族はべき関数と対数関数の両方を含むため、パワーログ効用関数(power-log utility)とも呼ばれる[2]。
リスクを含む文脈では、この効用関数はフォン・ノイマン=モルゲンシュテルン効用関数として扱われ、パラメータ は相対的危険回避度を表す。
アイソエラスティック効用関数は双曲絶対的危険回避効用関数の特別な場合であり、基礎的なリスクを含む分析にも、含まない分析にも用いられる。