レガレイラ

From Wikipedia, the free encyclopedia

欧字表記 Regaleira[1]
性別 [1]
レガレイラ
第69回有馬記念優勝時(2024年12月22日)
欧字表記 Regaleira[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2021年4月12日(5歳)[1]
スワーヴリチャード[1]
ロカ[1]
母の父 ハービンジャー[1]
生国 日本の旗 日本北海道安平町[1]
生産者 ノーザンファーム[1]
馬主 (有)サンデーレーシング[1]
調教師 木村哲也美浦[1]
競走成績
タイトル JRA賞最優秀4歳以上牝馬(2025年)
生涯成績 12戦5勝[1]
獲得賞金 9億1063万7000円[1]
(2025年12月29日現在)
WBRR L118 / 2024年[2]
L117 / 2025年[3]
勝ち鞍
GIホープフルS2023年
GI有馬記念2024年
GIエリザベス女王杯2025年
GIIオールカマー2025年
テンプレートを表示

レガレイラ(欧字名:Regaleira2021年4月12日 - )は、日本競走馬[1]

主な勝ち鞍は2023年ホープフルステークス2024年有馬記念2025年エリザベス女王杯

2023年に牝馬では史上初となる2歳混合GI制覇を果たし、2024年には3歳牝馬として64年ぶりに有馬記念を制した。馬名の意味は、ポルトガル中西部の都市シントラにある宮殿英語版ポルトガル語版[4]

2歳(2023年)

7月9日、函館競馬場第5レースの2歳新馬戦(芝1800m)で、鞍上クリストフ・ルメールにてデビュー。道中6番手の位置から逃げ粘るセットアップを強烈な末脚で差し切り、単勝1.4倍の圧倒的1番人気にこたえデビュー戦を勝利で飾った[5][6]

続いて、10月21日にリステッド競走のアイビーステークスに出走。前走に引き続き、ここでも単勝1倍台の人気を集めた。レースは3番手で運んで直線で懸命の追い上げを見せたが、ダノンエアズロックに及ばず3着に敗れた[7]

次走は初の重賞・初のGI挑戦として12月28日に中山競馬場で行われるホープフルステークスに出走。スタートから後方2・3番手を追走すると、直線で外から抜群の切れ味を発揮して先に抜け出したシンエンペラーを差し切って優勝した。牝馬のホープフルステークス制覇は牡牝混合になった2000年以降では初めてとなった。また牝馬による牡牝混合2歳GI制覇は朝日杯フューチュリティステークス[注 1]や牡牝混合時代の阪神3歳ステークスを含めてもグレード制導入前、1980年朝日杯の覇者テンモン以来43年ぶりとなった。また、種牡馬のスワーヴリチャード産駒ではGI競走初制覇となった[8][9]

3歳(2024年)

次走は皐月賞に直行した。牝馬が皐月賞を制覇すれば1948年のヒデヒカリ以来76年ぶり、史上3頭目となる[10]。さらに、東京優駿の挑戦プランをサンデーレーシング代表の吉田俊介が明らかにした[11]。吉田代表は「皐月賞直行ですが、ジョッキーは未定です。クラシックの1次登録から皐月賞、ダービーも登録させてもらっていた馬なので、長い距離での活躍を期待しています。皐月賞で牡馬に挑戦する以上、ダービーも選択肢に入ってくると思います」と話している[11]

76年ぶりの牝馬の制覇が期待されたが、皐月賞の結果は6着に終わり、その後、ノーザンファーム天栄に放牧に出した[12]。次走について、サンデーサラブレッドクラブはホームページの中で「放牧後の感触をみて検討」と明らかにしていたが[12]、5月26日に東京競馬場で行われる日本ダービーに出走することを、4月28日にサンデーサラブレッドクラブが明らかにした[13][14]。なお、牝馬での皐月賞から日本ダービーへの転戦は、1984年にグレード制を導入して以降、初めてとなる[15]。5月8日に馬主であるサンデーサラブレッドクラブがホームページで明らかにしたところによれば、レガレイラは5月10日に美浦トレーニングセンターに帰厩するといい[16]、その予定通りに帰厩した[17]。尚、皐月賞は主戦のルメールがドバイのレースでの落馬事故で肺に穴が開き(外傷性気胸)再来日出来なくなった為、北村宏司が代打で騎乗したが、この日本ダービーにはルメールとのコンビが復活となる[17][18]

5月10日に馬主のサンデーサラブレッドクラブが発表したところによれば、10月6日にパリロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞に登録したという[18]。説明によれば、「ここまでのパフォーマンスや3歳牝馬の斤量が55キロと有利であることから、牡馬相手の日本ダービーでのレース内容によっては、凱旋門賞を目指す方針」だという[18]

しかし、2番人気で迎えた東京優駿ではスタートが遅かった上、2番枠のためポジションが取れず後方からの競馬となり、直線は大外から脚を伸ばしたが5着に終わる[19]。レース後、ノーザンファーム天栄に放牧に出され、7月28日にサンデーサラブレッドクラブより凱旋門賞は見送り、秋初戦はローズステークスからと発表された[20]

9月15日、ローズステークスも単勝1.7倍と断然の1番人気だったが、大外枠でスタートが悪く最後方からのレース。上がり3Fは最速の33秒1で直線は大外から追い上げたが5着だった[21]。同28日に秋華賞には参戦せず11月10日のエリザベス女王杯へ向かう事がサンデーサラブレッドクラブより発表された[22]

11月10日、予定通りエリザベス女王杯に出走。単勝1.9倍の圧倒的1番人気に支持されたが、直線でスペースがなくなり5着に敗れた[23]。一方、鞍上のルメールは最後の直線コースで十分な間隔がないのに先行馬を追い抜いたことについて過怠金5万円が科せられた。(被害馬:シンティレーション・ハーパー[24]

12月22日の有馬記念は、出走馬決定賞金順では出馬投票を行った馬の中で19位であったが、ファン投票13位・特別登録した馬の中では9位となり出走権を獲得。ルメールが菊花賞馬のアーバンシックへの騎乗を選択した[注 2]ため、戸崎圭太に乗り替わった。好位追走から勝負どころとなった2周目の3コーナーから4コーナーをスムーズに回り、直線でのシャフリヤールとの壮絶な叩き合いをハナ差で制し、ホープフルステークス以来となるGI優勝を飾った[25]。このレースではグレード制導入前の1960年昭和35年)スターロツチ以来、3歳(スターロツチは当時旧4歳)牝馬として64年ぶり(平成時代は3歳(旧4歳)牝馬での有馬記念優勝馬はいない)の制覇となった[25]

なお、レース後の25日に右前脚第1指骨剥離骨折が判明し、全治3カ月以上の診断が下った[26]。JRAからの正式発表は12月26日に行われた[27]。馬主であるサンデーサラブレッドクラブのホームページが明らかにしたところによれば、レース後に右前脚の球節部が腫れていたことから、X線検査を行ったところ、今回の剥離骨折が判明したという[28][29]

12月28日に美浦トレーニングセンターの診療所において、骨片摘出手術を行い、2ミリほどの骨片2つを除去して、無事に終了し術後の経過を見ながら、年明けにノーザンファーム天栄に放牧に出される[28][29][30]。この経過は、同日に馬主のサンデーサラブレッドクラブが、ホームページの中で明らかにされている[30]

4歳(2025年)

1月27日に「2024年度JRA賞授賞式」の場で、サンデーレーシングの吉田俊介代表が「骨折は軽度でしたが、(骨片は)きれいに取れて、手術してよかったと思います。しばらくはしっかり休んで、現状まだどのレースとかは決まっていませんが、2・3か月で次の段階の調教に進めると考えています」と見通しを述べた[31]

4月17日にサンデーサラブレッドクラブがホームページで、10月5日に開催される凱旋門賞の登録をしたことを明らかにした[32]。なお、この馬は、ノーザンファーム天栄で調整しており[32][33]、1ハロンで14秒から15秒のキャンターを消化している[32]

5月8日に、馬主であるサンデーサラブレッドクラブが発表したところによれば、5月9日に美浦トレーニングセンターに帰厩して、今後は、6月15日に阪神競馬場で行われる宝塚記念での復帰を目指すという[34]。骨折明けの宝塚記念でべラジオオペラに続きファン投票2位、2番人気で挑むも11着と大敗。6月27日、サンデーサラブレッドクラブは登録していた凱旋門賞へは向かわず、札幌記念オールカマーに出走する予定と明かした[35][36]

その後、札幌記念は出走を見送り、8月22日に美浦トレーニングセンターに帰厩して、オールカマーに向けて、毎週、併せ馬の調教を消化した[37]。そして9月21日に中山競馬場で行われたオールカマーでは、後方4番手を追走。向こう正面に入ると、徐々に位置を上げていく。3コーナーから4コーナーに向かって行くと、勢いをつけて直線へ。末脚を炸裂させ、兄のドゥラドーレスを差し切り、勝利を収めた。また、天皇賞・秋の優先出走権を獲得した[38]

しかし、天皇賞・秋には向かわず、陣営は前年に続いてエリザベス女王杯を選択。発馬が課題だったため、キャリアで初めてレースの直前にゲート練習を行った。課題のスタートを決め、道中は折り合いをしっかりとつけて中団を追走。直線コースに向くと外を選択し、メンバー最速の上りで先行各馬を差し切って前年のリベンジを果たした[39]

12月4日、連覇を狙う有馬記念では約1年ぶりにクリストフ・ルメールとのコンビで挑むということをサンデーサラブレッドクラブが発表した[40]。12月11日に有馬記念のファン投票最終結果がJRAから発表され、レガレイラは61万2771票を獲得し、前年のドウデュースが記録した最多得票数47万8415票を大幅に更新する得票数で堂々の1位に支持された[41]

競走成績

以下の内容は、JBISサーチ[42]およびnetkeiba.com[43]の情報に基づく。

競走日競馬場競走名距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順タイム
(上り3F)
着差騎手斤量
[kg]
1着馬(2着馬)馬体重
[kg]
2023.7.9 函館 2歳新馬 芝1800m(良) 9 6 6 1.4(1人) 1着 1:49.8(34.3) -0.2 C.ルメール 55 セットアップ 452
10.21 東京 アイビーS L 芝1800m(良) 6 3 3 1.5(1人) 3着 1:48.4(32.7) 0.2 C.ルメール 55 ダノンエアズロック 456
12.28 中山 ホープフルS GI 芝2000m(良) 16 7 13 3.1(1人) 1着 RR2:00.2(35.0) -0.1 C.ルメール 55 シンエンペラー 454
2024.4.14 中山 皐月賞 GI 芝2000m(良) 17 5 10 3.7(1人) 6着 1:57.6(33.9) 0.5 北村宏司 55 ジャスティンミラノ 456
5.26 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 17 1 2 4.5(2人) 5着 2:25.0(33.2) 0.7 C.ルメール 55 ダノンデサイル 458
9.15 中京 ローズS GII 芝2000m(稍) 15 8 15 1.7(1人) 5着 2:00.3(33.1) 0.4 C.ルメール 55 クイーンズウォーク 468
11.10 京都 エリザベス女王杯 GI 芝2200m(良) 17 4 7 1.9(1人) 5着 2:11.6(34.1) 0.5 C.ルメール 54 スタニングローズ 472
12.22 中山 有馬記念 GI 芝2500m(良) 15 4 8 10.9(4人) 1着 2:31.8(34.9) 0.0 戸崎圭太 54 シャフリヤール 468
2025.6.15 阪神 宝塚記念 GI 芝2200m(稍) 17 8 17 4.9(2人) 11着 2:12.6(37.0) 1.5 戸崎圭太 56 メイショウタバル 478
9.21 中山 オールカマー GII 芝2200m(良) 11 4 4 3.3(1人) 1着 RR2:10.2(34.0) -0.2 戸崎圭太 57 ドゥラドーレス 472
11.16 京都 エリザベス女王杯 GI 芝2200m(良) 16 4 7 2.3(1人) 1着 RR2:11.0(34.2) -0.3 戸崎圭太 56 (パラディレーヌ) 480
12.28 中山 有馬記念 GI 芝2500m(良) 16 3 5 3.3(1人) 4着 2:31.7(34.6) 0.2 C.ルメール 56 ミュージアムマイル 482
  • タイム欄のRRはレースレコード勝ちを示す
  • 競走成績は2025年12月28日現在

血統表

脚注

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI