宮の御方
From Wikipedia, the free encyclopedia
登場する巻
各巻での活動
母の蛍兵部卿宮との死別と紅梅との再婚に伴って紅梅の家(左大臣家の邸宅)に移り住む。非常な内気で義父となった紅梅にも姿を見せないほどであるが義理の姉妹となった紅梅の中の君とは一緒に寝たりするほど仲がよい。紅梅が自身の子である中の君を匂宮のもとに嫁がせようとするが、匂宮は中の君よりもこの宮の御方に関心を寄せて文をよこすようになる。内気な性格から宮の御方自身は匂宮からの文に返事を出そうともしない。母の真木柱は手紙の返事の代筆などをしながらも匂宮の多情な性格を思うと積極的にはなれず、娘は結婚生活には向かない性格だから生涯独身で過ごさせようかと考えたりしている。(第43帖 紅梅)
匂宮は「按察大納言の紅梅の御方」に文を送るが、この「按察大納言の紅梅の御方」については花鳥余情、湖月抄、すみれ草のように紅梅の実の娘であるとする説と、細流抄のようにこの「宮の御方」であるとする説とがある。(第49帖 宿木)
なお、宮の御方の姪にあたる「巣守三位」など、現行の54帖からなる源氏物語には含まれない「巣守」なる巻にあったと考えられるいくつかの記述を含んでいることで知られる国文研本源氏物語系図では、この「宮の御方」は「匂兵部卿上」として立項されており、最終的には匂宮の妻となったとされていることから同系図が元にした「源氏物語」にはそのような記述があったと考えられる。なお、巣守関連の記述を含む古系図は現在までに十数本存在することが明らかになっているが、この「宮の御方」が匂宮の妻となったとする記述のあるのはこの国文研本古系図のみである。
参考文献
- 篠原昭二「作中人物事典 宮の御方」『源氏物語事典』 秋山虔編、学燈社〈別冊国文学〉No.36、1989年(平成元年)5月10日、p. 296。
脚注
- ↑ 稲賀敬二「作中人物解説 宮の御方 三」池田亀鑑編『源氏物語事典下巻』東京堂出版 1960年(昭和35年)(合本は1987年(昭和62年)3月15日)、pp. 397。 ISBN 4-4901-0223-2
源氏物語の写本、注釈書、関連書 | |||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 写本 (一覧 記号) |
| ||||||||||||||||||||||
| 版本 |
| ||||||||||||||||||||||
| 校本 | 校異源氏物語 • 源氏物語大成 • 河内本源氏物語校異集成 • 源氏物語別本集成 | ||||||||||||||||||||||
| 古注釈 (一覧) |
| ||||||||||||||||||||||
| 派生作品 |
| ||||||||||||||||||||||
| その他 | |||||||||||||||||||||||
この項目は、文学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:文学/PJライトノベル)。 項目が小説家・作家の場合には {{Writer-stub}} を、文学作品以外の本・雑誌の場合には {{Book-stub}} を貼り付けてください。 |