譜 (源氏物語)
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鎌倉時代の識者たちの見解
『幻中類林』の著者了悟にとってもこの「譜」のことは「年来の不審であった」らしく、了悟は、この「譜」が何であるのかを当時の有識者たちに尋ねて回り、以下のような諸家の回答を幻中類林に記している[3][4]。
- 「うちふみ」(氏文=系図)であるとするもの
- 衣笠内府家良(衣笠家良)・宰相入道頼隆(藤原頼隆)・三位入道知家卿
- 「目六」(巻名目録・梗概書)であるとするもの
- 堀川相公雨林具氏(堀川具氏=源具氏)
- 「宮内少輔が釈」(藤原伊行の源氏釈)のようなもの、すなわち注釈書ではないかとするもの
- 真観西山殿
これらの意見の中には真観のように「上代のことはかりがたし」などとして意味を明らかにすることについて消極的な見解も存在したものの、この更級日記の記述の存在そのものについては疑問を示す見解は示されていない。