歴博本源氏物語
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歴博本源氏物語(れきはくほんげんじものがたり)は、源氏物語の写本の一つ。現在大学共同利用機関法人人間文化研究機構が運営する博物館である国立歴史民俗博物館の所蔵である源氏物語の写本をこう呼ぶが、現在国立歴史民俗博物館の所蔵となっている写本はいくつか存在することから「歴博本(源氏物語)」と呼ばれるものには以下のようなものがある。
帚木帖
手習帖
高松宮家旧蔵で現在は国立歴史民俗博物館蔵。手習1帖のみの零本である。この写本が入っていた箱に「浮舟」と書かれていたために長く浮舟帖であるとと誤って伝えられてきた。この写本の本文は全体としては保坂本に近い別本である。しかしながら本写本の本文は目移りなどに起因すると見られる単純な誤写により生じたと見られる異文も数多く含むものの、単純な誤写によっては発生しないような別本としても特異な本文を数多く持っており、その中には現在知られているどの写本とも一致しないものの、梗概書が依拠している本文と一致すると見られるものも存在している。田坂憲二は、このような本文は源氏物語が聖典化される前の自由な態度で書写されていた頃の本文を反映しているのではないかとしている[5]。