巣守三位

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巣守三位(すもりのさんみ)とは、源氏物語に登場する架空の人物。

現在では一般的な54帖からなる源氏物語には一切記されていないものの、いくつかの源氏物語系図などに記されており、かつて源氏物語の中の1巻として存在したと考えられる「巣守」なる名称の巻にその事績が詳細に記されていたと見られる人物である(実秋本古系図には、「巣守三位」の項目に「琵琶弾きなり てならひの巻にあり」との注記があり、巣守三位についての記述が手習巻にあったとされている。)。琵琶を弾けることで名高い姉妹の姉であり、匂宮の両方から求愛されて悩み、その一方と子をもうけるという点で宇治十帖の後半部分において描かれる浮舟と同種の部分と反対の部分を併せ持った人物である。

この巣守三位についての記述の内容は、多くの資料において概ね一致しているものの、いくつかの資料には他の資料とは異なる記述も存在する。このような記述が存在する理由については、もともとの巣守巻に複数の異なるタイプの内容を持ったものが存在したためであるとする考え方と、源氏物語本文から古系図が作成される際に何らかの誤りが生じたためであるとする考え方とがある。

さまざまな文献における呼称

この人物は、資料によって以下のような様々な呼称で呼ばれている。

家系

事績

脚注

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