2023年のアメリカ合衆国

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2023年のアメリカ合衆国 (2023ねんのアメリカがっしゅうこく)では、2023年アメリカ合衆国の状態や出来事についてまとめる。

2022年のアメリカ合衆国 - 2023年のアメリカ合衆国 - 2024年のアメリカ合衆国

主なできごと(通年)

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

周年

映画、テレビ、スポーツなどの周年は「芸術、文化、スポーツ」の節に記述。

気象、地象、自然災害

  • 大規模な氷嵐・竜巻・暴風 - 1月末には南部で氷嵐が発生し、10人の死者と56万件以上の停電をもたらし、3月末には中西部・南部で史上有数の竜巻群発が発生(145以上の竜巻、死者26人)。また、3月初旬の激しい嵐では35の竜巻と大雪を伴う暴風雨が広範囲に襲来し、13人死亡・58億ドルの被害を出した。
  • 記録的な高温 - 2023年は米国では「記録開始以来、5位以内に入る高温年」とされた(平均気温は20世紀平均より約1.3℃以上高かった)[40]。特に南西部・南部では猛暑が頻発し、テキサス州を含む多くの州で、暑さには慣れている地域だというのに、熱中症による数百人規模の死者を記録した[41]。5月には西海岸のワシントン州オレゴン州などで早い時期から熱波が襲来し、6月には全米の約3分の1(1億人超)が非常に激しい暑さの影響下に置かれた。7月には西部のフェニックスで110°F(約 43 °C)超の日が史上最長の31日も続き、夜間の最低気温でも「最高最低気温」の新記録を更新した。
  • 洪水および豪雨による甚大な被害 - フロリダシカゴ地域では局地的豪雨により深刻な浸水被害が多発。特にシカゴでは1回の豪雨で推定500 ~ 700 mmの降水があり、500万ドルを超える被害と地下浸水が発生した。
  • 被害額10億ドル超え(“billion dollars級”)の災害の数が過去最多を記録 - NOAAの報告によれば、アメリカでは2023年に28件の被害額10億ドル超の気象災害が発生し、これは過去最多の記録となった。暴風雨・洪水・熱波・山火事など幅広いタイプの極端事象を含み、死者は約492人、経済損失の累計は800億ドル超とも推計された[42]

NASAのEarth Observatoryの分析によれば、2023年のアメリカの記録的な高温は次の4つ(ないし5つ)の要因で説明される[43]。(1) 主要因は温室効果ガスの増加。化石燃料の燃焼により二酸化炭素濃度が過去80万年で最高に達し、地球全体の基準温度が上昇[43]。(2) エルニーニョ現象の発生。2023年5月に発生し、地球全体の気温を押し上げる効果が加わった[43]。(3) 世界的な海洋温暖化。特に北大西洋での海面温度が急上昇したことは、アメリカの気温上昇の一因になった[43]。 (4) エアロゾルの減少。大気中の冷却効果を持つ粒子が減少し、気温の抑制効果が弱まった[43]。(5) フンガ・トンガ火山の噴火の影響は限定的。噴火で水蒸気は増加したが、硫酸エアロゾルによる冷却効果もあり、2023年の高温にほとんど影響を与えなかった[43]

熱波による死者数
  • 死亡診断書に直接的に「熱の影響」と明記された数 - CDCやAPの分析では、2023年の症例では2,300件以上の死亡診断書に「過度な熱の影響(excessive heat)」と記載されたと報告された[44]
  • 超過死亡を含めた推計では約11,000人 - テキサスA&M大学の研究による超過死亡(excess death)分析では、2023年の熱関連死は約11,000人と見積もられた[44]。 これは、死亡診断書に「過度な熱の影響」と記載された人だけでなく、気温異常によって“例年より多く死亡した人”も含めた統計である。

政治

政治の要職者


選挙

可決した法案

  • H.R.4366 – Consolidated Appropriations Act, 2024
米国の2024会計年度(FY2024。2023年10月1日-2024年9月30日)向けの歳出法案で、軍事、農業、エネルギー、医療、教育など広範囲に予算を配分。いわゆるオムニバス予算法。会計年度開始日の10月1日までに成立しなかったので「つなぎ予算 H.R.5860」を暫定予算として成立させ、審議が続けられた[注釈 1]
2023年7月27日下院可決、2023年11月1日上院可決。翌2024年3月8日に大統領が署名し成立。 


安全保障、軍事

2023年のアメリカの安全保障上の主な活動としては次の6つを挙げることができる。

  • 2023年パレスチナ・イスラエル戦争(イスラエル-ハマス戦争)への対応 - イスラエルへの軍事支援のほか中東安定のための戦略行動。
  • 米日韓の3国による安全保障体制の強化 - 北朝鮮と中国を意識した集団安全保障体制の強化。米日韓首脳会合が8月18日にメリーランド州フレデリック郡キャンプ・デービッド日米韓首脳会合英語版を開催、国際会議の場ではなく単独で行われるのは初めて[46]
  • 対中戦略 - 2021年から2024年の会計年度にかけて「太平洋抑止イニシアティブ(en:Pacific Deterrence Initiative, PDI)」として約400億ドルが防衛関連に充当されており、これは中華人民共和国の軍事的な動きを封じ込める枠組みの構築であり、2023年はその期間の中での1年となった。2023年4月には中国が核搭載潜水艦を常時洋上配備し始めたというペンタゴン報告があり、米軍はこれを深刻に受け止め対応姿勢を強調した。バイデン政権は中国との間で軍間(ミリタリー・ツー・ミリタリー)の対話の再開を目指し、2023年11月にはの連絡線再開を検討していることも明らかにされた[47]。すなわち2023年のアメリカの対中国の行動としては、大枠としては中国がインド太平洋で勢力拡大することを抑止する態勢を制度的に強化しつつ、米中両軍の偶発的衝突リスクの回避策も探る、ということになった。
  • 対イラン戦略 - イランとの人質交換と資金凍結解除。1国相手の外交的成果ではあるが、イランの核開発の抑止や湾岸地域の軍事的安定を目的としたアメリカの安全保障政策のひとつでもある。


軍事関連の周年

経済、産業

漁業

2023年のアメリカ合衆国の漁業英語版は、持続可能性において重要な進展が見られた。アメリカの連邦は漁業資源の持続可能性確保のために506の漁獲対象群(ストック)を管理下に置き漁業者による乱獲を防ぐ措置をとっているが、アメリカ海洋大気庁(NOAA)の2023年の報告によると、506種のうち過剰漁獲中のストックは21件, 資源回復中または資源不足のストックは47件で、それぞれ前年より減少し、506のうち94%が「過剰漁獲状態ではない」、82%が「過小資源ではない」(=資源が基準以上に回復した)となり、今までで最高の水準を達成した。2023年に「資源が回復した」と報告されたストックにはSnohomish(コホサーモン)も含まれる[49]

NOAAの資料によると、2023年のアメリカで漁業関連産業(1)商業漁業(Commercial Fishing Sector)、水産加工業(Seafood Processing)、水産卸売・小売業(Seafood Wholesale & Retail)、水産運搬・物流(Seafood Transportation)および(2) レクリエーショナル漁業関連(Recreational Fishing Sector)(釣り船運行業(For-hire Fishing)、釣り道具や釣りウェア類の製造・販売(Fishing Gear Manufacturing/Retail)や関連宿泊施設や食堂の運営など)が支える雇用は2022年時点での推計は230万人、売上は約3,210億ドルだった。

農業

主要作物の生産量と収穫面積の変化

  • トウモロコシ(grain corn)は史上最高の153億ブッシェルを記録し、収穫面積は約8650万エーカー、収量は平均177.3ブッシェル/エーカーと増加。
  • イネ(rice、コメ)の生産は218百万cwt(約99万トン)で前年度比+36%、播種・収穫面積も約3百万エーカーへと増加。
  • 大豆(soybeans)は生産量が約41.6億ブッシェルと若干減少したものの、収量は向上(50.6ブッシェル/エーカー)、収穫面積は8240万エーカーと微減[50]

その他、綿花・大麦・ソルガムなどの動向

  • 綿花生産は約1240万ベール(480ポンド単位)、前年比で14%減少、収量は1エーカー当たり845ポンドに。
  • 大麦は前年より17%減。ソルガム(sorghum)は約69%の大幅増(3.18億ブッシェル)と大きな伸びを示した[51]

2023年の全米の農場数は、前年の数から約5,700件減少し約1,894,950件となった一方で、1農場あたり農場面積は前年から1エーカー増加し、平均464エーカーとなった[52]。これは後継者がいなかったり収益性がかんばしくなくて離農した中・小規模農家の土地を、周囲の農家(とくに中〜大規模経営体)が買収・借入・合併などで取り込んでいることを表しており、農地の集約(consolidation)や農家の規模拡大(expansion)と呼ばれる現象で、アメリカ農業の長年に渡る構造的変化を反映している。

企業動向


企業買収、企業再編など


金融、決済


交通


科学、テクノロジー

登場した技術、登場予定の予告
終了した技術

節スタブ

医薬品の承認
周年

芸術、文化、スポーツ

ハイカルチャーサブカルチャー流行、スポーツなど幅広く記載。

文学、出版

舞台作品

映画


周年

テレビ

en:2023 in American television(2023年のアメリカのテレビ放送、英語版)を参照

インターネットメディア


音楽

en:2023 in American music(2023年のアメリカの音楽、英語版)を参照。


ボードゲーム

チェス
  • アメリカ杯(American Cup)が、3月17日-26日にセントルイスで8 (7)名の強豪チェスプレーヤーが参加して行われ、優勝はヒカル・ナカムラ(Hikaru Nakamura)、2位はWesley So、3位はLevon Aronianだった。
  • 国際トーナメントのUSチェス・チャンピオンシップ(US Chess Championship)が、10月5日ー17日に12名の強豪プレーヤーが参加して行われ、優勝はFabiano Caruana、2位はWesley So、3位はLeinier Domínguezだった。
en:2023 in chessも参照

スポーツ

世界陸上

アメリカンフットボール

ベースボール

MLB
ワールド・ベースボール・クラシック

バスケットボール

アイスホッケー

サッカー

バレーボール

水泳

フィギュアスケート

ゴルフ

他のスポーツ関連のできごと

誕生

死去

1月

ケン・ブロック
ウォルター・カニンガム
ディック・サビット
メリンダ・ディロン
デヴィッド・クロスビー

2月

バート・バカラック
ポール・バーグ
ラクエル・ウェルチ
ステラ・スティーヴンス

3月

ウェイン・ショーター
トム・サイズモア
ディック・フォスベリー
ランス・レディック
ゴードン・ムーア

4月

ハリー・ベラフォンテ

5月

トリ・ボウイ
ヴァイダ・ブルー
ロバート・ルーカス
ティナ・ターナー

6月

トリート・ウィリアムズ
アラン・アーキン

7月

トニー・ベネット
ポール・ルーベンス

8月

ウィリアム・フリードキン
シクスト・ロドリゲス

9月

ジミー・バフェット
ダイアン・ファインスタイン
ブルックス・ロビンソン

10月

ティム・ウェイクフィールド
ルイーズ・グリュック
パイパー・ローリー
フランク・ハワード
ケン・マッティングリー

11月

ウォルター・デイビス
フランク・ボーマン
フランシス・スターンハーゲン
チャーリー・マンガー
ヘンリー・キッシンジャー

12月

サンドラ・デイ・オコナー
ライアン・オニール
アンドレ・ブラウアー
ジョージ・マクギニス
ロバート・ソロー

脚注

関連項目

外部リンク

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