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東日本旅客鉄道秋田支社

東日本旅客鉄道の地域支社 From Wikipedia, the free encyclopedia

東日本旅客鉄道秋田支社(ひがしにほんりょかくてつどう あきたししゃ)は、かつて秋田県秋田市に存在した東日本旅客鉄道(JR東日本)の地域支社。秋田県秋田市中通七丁目1-1(秋田駅西口)に位置する。2026年に組織改正により秋田支社が廃止され、管轄の業務は秋田・青森の各事業本部に移管された[1][2]。

JR東日本秋田支社

概要

主に、人口約90万人の秋田県全域および、人口約120万人の青森県のうち約65万人が居住する津軽地方の大部分を管轄する。

1950年(昭和25年)8月1日、日本国有鉄道(国鉄)の組織再編に伴い秋田鉄道管理局として設置される。1958年(昭和33年)には庁舎が改築され、国鉄分割民営化後には管轄地域の移管など変遷を重ねた。

支社社屋の老朽化が顕著となり、3棟で分散して業務にあたっていたため、旧社屋に近接して新社屋を建設。2017年(平成29年)3月25日に落成式が挙行され[3]、同年4月24日から新社屋において業務を開始[3]。社員が持つSuica付社員証を使って入退室や出退勤の管理、コピー複合機の使用、会議の出欠などができる新システムを導入した[4]。また旧社屋跡地にはABS秋田放送が新築移転した。

沿革

旧秋田支社 2007年5月3日撮影

管轄路線

旧国鉄秋田鉄道管理局の流れを汲んでおり、花輪線を除く秋田県全域、山形県内の羽越本線の一部区間、青森県の津軽地方を管轄している。2022年3月31日時点で、合計634.9kmの在来線、141の駅を管轄している[61]。

路線

※ 支社境界が場内信号機などと一致する場合は該当停車場(駅・信号場など)を境界駅として扱うが、支社境界が閉塞区間上にある場合には境界線の内側の停車場を記載している。なお、◇が付いた路線は全線が管理区間内に入っている路線、●印が付いた路線は他線接続駅しか管理区間内に入っていない路線である。

さらに見る 路線名, 区間 ...
路線名 区間 駅数 備考
奥羽本線 院内駅[注 2] - 新青森駅[注 3](新青森駅構内除く) 58 このうち大曲駅 - 秋田駅間は秋田新幹線列車も走行
北上線 黒沢駅[注 4] - 横手駅 [* 1]3  
田沢湖線 志度内信号場[注 5] - 田沢湖駅 - 大曲駅 [* 2]10 全区間にわたり秋田新幹線列車も走行
羽越本線 本楯駅[注 6] - 秋田駅 [* 3]21  
◇男鹿線 追分駅 - 男鹿駅 [* 4]8  
◇五能線 東能代駅 - 川部駅 [* 5]41  
●花輪線 (長木川橋梁東大館方)[注 7] - 大館駅 [* 6]0  
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駅数についての注釈
  1. 奥羽本線と接続する横手駅は含まない。
  2. 奥羽本線と接続する大曲駅は含まない。
  3. 奥羽本線と接続する秋田駅は含まない。
  4. 奥羽本線と接続する追分駅は含まない。
  5. 奥羽本線と接続する東能代駅と川部駅は含まない。
  6. 大館駅は奥羽本線の駅として計上される。

※なお、除雪作業については、奥羽本線は及位駅以北、田沢湖線は大地沢信号場以西を担当している。

かつての管轄路線

昭和末期までは奥羽本線の米沢駅 - 新青森駅間のほか、左沢線全線、米坂線の米沢駅 - 今泉駅(この駅で旧長井線と合流するため)間、仙山線の羽前千歳駅から数百メートルほど、陸羽東線の新庄駅 - 南新庄駅(この駅まで奥羽本線と併走するため)間、陸羽西線(余目駅を除く)の各区間も担当していた。山形新幹線開業を控え管理区分が見直され、東北本部(当時の東北地域本社、1998年に仙台支社へ、2022年に東北本部へ改称)に移管された。2007年7月には、将来の東北新幹線の新青森駅延伸開業を見越して新青森駅 - 青森駅間が盛岡支社に移管された。

逆に北上線は横手駅構内を除き、全線盛岡鉄道管理局・盛岡支社の管内だった。

これらを差し引きすると、旧秋田鉄道管理局の管轄と一致する。

駅・乗務員区所

設備保全区所

保線関係区所

  • 秋田保線設備技術センター
  • 大曲保線設備技術センター
    • 横手エリアセンター
  • 東能代保線設備技術センター
    • 大館派出
  • 羽後本荘保線設備技術センター
  • 弘前保線設備技術センター

電気関係区所

  • 秋田電力設備技術センター
    • 弘前電力メンテナンスセンター
  • 秋田信号通信設備技術センター
    • 弘前信号メンテナンスセンター

その他の区所

  • 秋田土木設備技術センター
    • 弘前派出
  • 秋田建築設備技術センター
  • 秋田機械設備技術センター

乗車人員ランキング

乗車人員ベスト20

2022年度、秋田支社管内で一日平均の乗車人員が多かった20駅は下記の通り[62]。

さらに見る 順位, 駅名 ...
順位駅名1日平均
乗車人員
順位駅名1日平均
乗車人員
1 秋田駅8,881人 11 五所川原駅695人
2 弘前駅3,629人 12 大館駅626人
3 土崎駅1,799人 13 八郎潟駅572人
4 大曲駅1,676人 14 湯沢駅519人
5 追分駅1,517人 15 鷹ノ巣駅441人
6 横手駅981人 16 東能代駅438人
7 羽後本荘駅906人 17 角館駅428人
8 新屋駅818人 18 北常盤駅407人
9 浪岡駅782人 19 十文字駅350人
10 羽後牛島駅744人 20 大久保駅332人
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北東北県別乗車人員ベスト5

2023年度(令和5年度)、JR東日本秋田支社および盛岡支社管内に属する、北東北(青森県、岩手県、秋田県)の各県で一日平均の乗車人員が多かった5駅は下記の通り(第三セクターに移行された並行在来線は含まない)[63][64]。

さらに見る 北東北1日平均乗車人員, 県内 順位 ...
北東北1日平均乗車人員
県内
順位
県名
青森県 岩手県 秋田県 出典
1 青森駅 盛岡駅 秋田駅 [63]
[64]
5,556  16,102  9,830 
2 新青森駅 一ノ関駅 大曲駅
4,390[65]  3,915  1,822 
3 八戸駅 北上駅 土崎駅
4,324  3,668  1,801 
4 弘前駅 花巻駅 追分駅
3,895  3,004  1,486 
5 本八戸駅 矢幅駅 横手駅
977  2,990  1,062 
計 19,142  29,679  16,001 
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対東京年間輸送人員

JR東日本によると、北東北の各県庁所在地における2018年度(平成30年度)の対東京年間輸送人員は下記の通り[66]。

さらに見る 2018年度(平成30年度) 北東北の対東京年間輸送人員(千人), 区間 ...
2018年度(平成30年度)

北東北の対東京年間輸送人員(千人)

区間 新幹線 航空機 合計 出典
 東京 - 青森  2,620 748 3,368 [66]
78% 22% 100%
 東京 - 盛岡  2,621 -[注 8] 2,621
100% 0% 100%
 東京 - 秋田  1,357 972 2,329
58% 42% 100%
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平均通過人員ランキング

秋田支社が主に管轄する秋田県内および青森県内の2023年度(令和5年度)平均通過人員を多い順に示す。なお、公表されている区間の分け方と支社境界が一致しないことや、花輪線のように秋田県内でありながらほぼ全線が他支社管轄である場合があることを鑑み、秋田県内および青森県内で営業するJR東日本管轄路線全て(他支社管轄を含む)を掲載する。

※ 秋田新幹線は在来線扱いであるため、奥羽本線大曲駅 - 秋田駅間、田沢湖線大曲駅 - 盛岡駅間はいわゆる一般的な在来線と秋田新幹線の両方を含んだ値である。

※ ◇は全線が秋田支社管轄の路線、●は一部他支社管轄を含む路線、○は全線が他支社管轄の路線を表す。

さらに見る 路線名, 区間 ...
路線名 区間 平均通過人員
(人/日)
備考 出典
1 ○東北新幹線 新青森駅 - 八戸駅 12,216 並行する東北本線青森駅 - 目時駅間は青い森鉄道に移管済み。 [67]
2 ◇奥羽本線 秋田駅 - 追分駅 9,289
3 ◇奥羽本線 大曲駅 - 秋田駅 7,217[注 9] 秋田新幹線を含む値。
4 ●奥羽本線 青森駅 -

弘前駅

6,767 青森駅 - 新青森駅は盛岡支社管轄。
5 ●田沢湖線 大曲駅 - 盛岡駅 6,320[注 9] 秋田新幹線を含む値。田沢湖駅以西が自社管轄。
6 ◇奥羽本線 追分駅 - 東能代駅 2,527
7 ○八戸線 八戸駅 - 鮫駅 2,374
8 ◇羽越本線 羽後本荘駅 - 秋田駅 1,943
9 ◇奥羽本線 湯沢駅 - 大曲駅 1,578
10 ◇男鹿線 追分駅 - 男鹿駅 1,390
11 ◇五能線 五所川原駅 - 川部駅 1,345
12 ◇奥羽本線 東能代駅 - 大館駅 1,185
13 ◇奥羽本線 大館駅 - 弘前駅 948
14 ●羽越本線 羽後本荘駅 - 酒田駅 777  本楯駅以北が自社管轄。
15 ◇五能線 能代駅 - 東能代駅 769
16 ○津軽線 青森駅 - 中小国駅 483 期間内に運転を見合わせていたり、振替バス輸送等を行っていたため参考値。
17 ○大湊線 野辺地駅 - 大湊駅 455
18 ◇五能線 深浦駅 - 五所川原駅 447
19 ●花輪線 鹿角花輪駅 - 大館駅 441
20 ○八戸線 鮫駅 - 久慈駅 331
21 ●奥羽本線 新庄駅 - 湯沢駅 291 院内駅以北が自社管轄。
22 ◇五能線 能代駅 - 深浦駅 241  
23 ●北上線 ほっとゆだ駅 - 横手駅 101 黒沢駅以西が自社管轄。
24 ○花輪線 荒屋新町駅 - 鹿角花輪駅 62
25 ○津軽線 中小国駅 - 三厩駅 61 期間内に運転を見合わせていたり、振替バス輸送等を行っていたため参考値。
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マスコットキャラクター

アッキーをあしらったヘッドマークが掲示されていた臨時列車「秋田博アッキー号」(1986年)

国鉄秋田鉄道管理局時代からアッキー (Acky) というマスコットキャラクターが設定されていた。

1985年(昭和60年)、秋鉄局では販売促進のためにマスコットキャラクターによる宣伝を行なうことが検討されており、この案は特に局内の会議にて審議されることもなく、プロジェクトチームの発案により決定した。イメージキャラクターは当初は秋田犬を使用することが検討されたが、秋鉄局の管内には山形県や青森県の駅も含まれていることから、珍しい動物をキャラクターにすることになり、ヒョウが選ばれた。鼻をハート型にすることで、社員が心を込めて接することを表現したキャラクターは、社内公募で「アッキー」と命名された。

「アッキー」は、子供を中心に人気となり、キャラクターグッズも複数種類発売され、他の鉄道管理局からも視察をたびたび受けるほどで、大成功となった。また、秋田博'86への臨時列車の列車愛称が「アッキー号」となり、洋風気動車の愛称はエレガンスアッキーとされたほか、民営化後には直営のハンバーガー店の店名も「パナデリア・アッキー」とされた。

しかし、1989年(平成元年)に社内上層部から「国鉄時代の遺産をなくす」という指示が下り、「アッキー」もその対象に含まれていた。キャラクターグッズの販売もなくなり、「アッキー」が使用されているのは車両のドアステッカーのみとなった。

日本郵便との連携

2018年(平成30年)6月12日に日本郵便とJR東日本は、「日本郵便とJR東日本の地域・社会の活性化に関する協定」を締結した[68]。

2019年(令和元年)12月11日・12日に協定に基づき、日本郵便東北支社とJR東日本秋田支社およびジェイアール東日本物流は、秋田県で採れた新鮮な農産物などを各社のネットワークを活用し、秋田中央郵便局が郵便車で秋田駅まで、秋田駅から秋田新幹線(こまち)にて東京駅まで、ジェイアール東日本物流が東京駅から「あきた産直市」が開かれている大宮駅までトラックで運ぶ物流トライアルを実施[69][70]。宮城県、長野県に次いで3例目。将来的には、首都圏に即日販売する経路を確立したいとのこと。旅客列車による物品輸送は「客貨混載」参照。

また、駅利用者の利便性向上と地域・社会の活性化に資するため、秋田駅ビル「トピコ」のリニューアルオープンに伴い、2020年3月19日に1階フロアに郵便局を新規に出店した [71]。

関連会社

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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