けやき (フェリー)
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就航後20年が経過する舞鶴-小樽航路「はまなす」「あかしあ」の代替船として、三菱重工業下関造船所で建造。2025年4月29日に進水し[2]、進水式では京都府舞鶴市出身の田中彩子が支綱切断を担当[3]。11月11日に竣工し、同月14日の小樽港発便から就航した[4][1][5]。
船名は京都府舞鶴市の市木であるケヤキに由来し、強健で大地にしっかりと根を張り、力強く空に向かって成長していく様子が、関西と北海道を観光と物流で繋ぐフェリーの名にふさわしいとして名付けられた[6]。
建造に際しては「舞鶴~小樽航路に就航する新造フェリーによる省エネ実証事業」として国土交通省及び経済産業省「令和5年度 AI・IoT等を活用した更なる輸送効率化推進事業費補助金(内航船の革新的運航効率化実証事業)」に応募し、採択されている[7]。
設計
2022年から舞鶴 - 小樽航路の新造船計画の検討を開始するも、資材費の高騰により199m級に小型化し積載能力配分を調整しトラックの積載力を維持しつつ貨物需要と旅客設備の快適性向上を両立させる形とした[8]。
国内フェリーでは初採用となるダックテールを有するバトックフロー船尾船型や垂直船首形状など最新鋭の省エネ船型を採用している。またアンチローリングタンクとフィンスタビライザーの併用による省エネ型減揺システムにより推進抵抗を抑えるなどして、従来船比5%の省エネが実現可能となっており[9][10]、小型の揺れにアンチローリングタンクのみを用い大きな揺れになると自動的にフィンスタビライザを併用して横揺れの軽減を図る[8]。また燃料についてはLNGでは補給に2時間程が必要とされ3時間の短い停泊時間の中で長距離航行に必要な量を確保することが困難で停泊時間延長のための高速航行で省エネ効果が低下するとして新燃料を用いず、将来的にバイオ燃料によるCO2削減を目指す方針としている[8]。
スペック面では東京九州フェリーが運行する「はまゆう」「それいゆ」にほぼ準しており、違いとしては全長が200m以下である点と「スイート」の客室が新設された点がある[11]。船首部には新日本海フェリー初の2層吹き抜けのフォワードサロンを備える[12][13]。