クリス・バシット
From Wikipedia, the free encyclopedia
| ボルチモア・オリオールズ #40 | |
|---|---|
|
ニューヨーク・メッツ時代 (2022年10月7日) | |
| 基本情報 | |
| 国籍 |
|
| 出身地 | オハイオ州カーティス |
| 生年月日 | 1989年2月22日(36歳) |
| 身長 体重 |
6' 5" =約195.6 cm 210 lb =約95.3 kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打席 | 右投右打 |
| ポジション | 投手 |
| プロ入り | 2011年 MLBドラフト16巡目 |
| 初出場 | 2014年8月30日 |
| 経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
この表について
| |
クリストファー・M・バシット(Christopher M. Bassitt, 1989年2月22日 - )は、アメリカ合衆国オハイオ州カーティス出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLBのボルチモア・オリオールズ所属。
プロ入りとホワイトソックス時代
2011年のMLBドラフトでシカゴ・ホワイトソックスから16巡目(全体501位)指名され、6月9日に契約。傘下のルーキー級ブリストル・ホワイトソックスで6試合に登板し、防御率1.08と好投。7月8日にA+級ウィンストン・セイラム・ダッシュへ昇格し、7月9日のセイラム・レッドソックス戦に登板したが、1.2イニングを2安打、1失点、1死球と抑えられず、7月13日にA級カナポリス・インティミデイターズへ降格。A級カナポリスでは16試合に登板し、3勝1敗、防御率1.82だった。
2012年はA+級ウィンストン・セイラムで開幕を迎え、リリーフとして28試合に登板。1勝2敗4セーブ、防御率2.98だった。7月14日のマートルビーチ・ペリカンズ戦から先発に転向し、10試合に登板。4勝2敗、防御率4.25だった。
2013年もA+級ウィンストン・セイラムで開幕を迎え、18試合に登板。7勝2敗、防御率3.46を記録した。7月18日にAA級バーミングハム・バロンズへ昇格。8試合に登板し、4勝2敗、防御率2.27だった。
2014年は右手の故障で開幕から7日間の故障者リスト入りし、リハビリのためルーキー級アリゾナリーグ・ホワイトソックスで3試合に登板後、7月26日にAA級バーミングハムで復帰。同球団では6試合の登板で、3勝1敗、防御率1.56を記録し、8月30日にホワイトソックスとメジャー契約を結んだ[1]。同日に行われたデトロイト・タイガースとのダブルヘッダー2戦目で先発起用されメジャーデビュー。6.1イニングを7安打、5失点、4四球と打ち込まれ、メジャー初黒星を喫し[2]、8月31日にAAA級シャーロット・ナイツへ降格したが[3]、9月2日にメジャーへ再昇格[4]。シーズン5試合目の登板となった9月22日のタイガース戦では、7.2イニングを投げて6本の安打を許しながらも1四球、無失点に抑えてメジャー初勝利を挙げた[5]。この年は6試合(先発5試合)に登板し、1勝1敗、防御率3.94を記録した[6]。
アスレチックス時代
2014年12月9日にジェフ・サマージャ、マイケル・イノアとのトレードでマーカス・セミエン、ジョシュ・フェグリー、ランヘル・ラベロと共にオークランド・アスレチックスへ移籍した[7]。

(2015年4月25日)
2015年は18試合に登板し、先発陣の一角としてうち13試合で先発登板した。防御率3.56などまずまずの成績を記録したが、勝ち運に恵まれず1勝8敗と大きく負け越した[6]。
2016年は5試合の先発登板に留まり、0勝2敗、防御率6.11、23奪三振などと結果を残せなかった[6]。なお、5試合の登板に留まった理由は、トミー・ジョン手術を受ける事になったためである[8]。
2017年は前年に受けた手術の影響で全休した。
2018年に2年ぶりにメジャー復帰を果たした。復帰後は11試合(先発7試合)に登板。2勝3敗などを記録した[6]。防御率は3.02と短縮シーズンとなった2020年を除くとキャリアハイとなった一方で3年連続で負け越す結果となった。また、奪三振は41個とまずまずだった[6]。
2019年は開幕をメジャーで迎え、マリナーズとのMLB日本開幕戦にも帯同した。この年は最終的に28試合(先発25試合)に登板で自身初の2桁勝利となる10勝(5敗)、防御率3.81などを記録した[6]。また、141奪三振と自身にとって初めてとなる100奪三振以上を記録する年となった[6]。
2020年は先発ローテーションの一角を担い、オールMLBチームの候補にも選出された。この年は60試合制の短縮シーズンとなったなか11試合すべてに先発登板して5勝2敗、防御率2.29、55奪三振を記録した[6]。この年はチームがワイルドカードでポストシーズンに進出。本拠地オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアムで開催されたワイルドカードのシカゴ・ホワイトソックスとの第2戦に先発登板すると7イニングを投げて1四球、5奪三振、無失点に抑えてポストシーズン初勝利を挙げると[9]、続くヒューストン・アストロズとの地区シリーズ(この年はドジャー・スタジアムで開催)でも第1戦に先発登板。この試合では4イニングを投げたもののアレックス・ブレグマンにソロ本塁打を浴びるとカルロス・コレアにも2点本塁打を浴びるなど3失点の内容で役割を果たせなかった[10]。チームもアストロズにシリーズ通算1勝3敗で敗れ、地区シリーズで敗退した[6]。
2021年4月1日のアストロズとの開幕戦で自身初めて開幕投手を務めた[11]。5月27日のエンゼルス戦で先発しMLBで初完投初完封した[12]。7月10日に辞退した選手の代替選手として自身初となるオールスターゲームに選出された[13]。7月13日に開催されたオールスターゲームでは6回裏に6番手としてオールスターゲーム初出場を果たした[14]。8月17日のホワイトソックス戦でライナー性の打球が顔面に当たり、担架で運ばれて退場した[15]。9月23日のシアトル・マリナーズ戦で復帰した[16]。この年は27試合に先発登板して157.1イニングを投げ、12勝4敗、防御率3.15、159奪三振を記録した[17]。また、サイ・ヤング賞投票では10位に入った[18]。
メッツ時代
2022年3月12日にJ.T.ギン、アダム・オラーとのトレードで、ニューヨーク・メッツへ移籍した[19][20]。この年は30試合に先発登板して181.2イニングを投げ、15勝9敗、防御率3.42、167奪三振を記録した[17]。オフの11月7日に翌2023年シーズンの選手オプションを破棄してFAとなった[6][21]。なお、メッツからはクオリファイング・オファーを提示されたが、契約には至らなかった[22]。この年は2年ぶりにポストシーズンでもロースターに入り、ワイルドカードシリーズでは10月9日に本拠地シティ・フィールドで行われたサンディエゴ・パドレスとの第3戦に先発登板したが、4イニングを投げて3失点で敗戦投手となり、チームもこの試合に敗れたことでシリーズ通算1勝2敗となり、ワイルドカードシリーズで敗退した[23]。
ブルージェイズ時代
2022年12月16日にトロント・ブルージェイズと3年総額6300万ドルの契約を結んだ[24]。
2023年5月12日のアトランタ・ブレーブス戦では自身2度目となる完封勝ちを収めた。この年は33試合に先発登板して200イニングを投げ、16勝8敗、防御率3.60、186奪三振を記録し、自身初となる最多勝のタイトルを手にした[17][25]。また、サイ・ヤング賞投票では10位に入った[26]。
2024年は31試合に先発登板して171イニングを投げ、10勝14敗、防御率4.16、168奪三振を記録した[17]。
2025年は32試合(先発31試合)に登板。2021年から5年連続の2桁勝利となる11勝(9敗)、防御率3.96、こちらも5年連続の100奪三振以上となる166奪三振を記録した[6]。また、ポストシーズンでもロサンゼルス・ドジャースと争ったワールドシリーズまでの計7試合に登板し、この7試合で1失点、防御率1.04など安定した投球を披露した。チームはワールドシリーズ第7戦であと二死でワールドシリーズ優勝まで行ったもののそこから逆転され、シリーズ通算3勝4敗でドジャースに敗れたため、惜しくも32年ぶりのワールドシリーズ優勝とはならなかった。シリーズ終了後の11月2日にFAとなった[6]。
オリオールズ時代
2026年2月13日にボルチモア・オリオールズと1年総額1850万ドルで契約を結んだ[27]。
選手としての特徴
96マイルのフォーシームを軸に縦に大きく割れるナックルカーブ、シンカー、スライダーを操る本格派右腕。
詳細情報
年度別投手成績
| 年 度 | 球 団 | 登 板 | 先 発 | 完 投 | 完 封 | 無 四 球 | 勝 利 | 敗 戦 | セ 丨 ブ | ホ 丨 ル ド | 勝 率 | 打 者 | 投 球 回 | 被 安 打 | 被 本 塁 打 | 与 四 球 | 敬 遠 | 与 死 球 | 奪 三 振 | 暴 投 | ボ 丨 ク | 失 点 | 自 責 点 | 防 御 率 | W H I P |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2014 | CWS | 6 | 5 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | ---- | 137 | 29.2 | 34 | 0 | 13 | 1 | 3 | 21 | 0 | 0 | 13 | 13 | 3.94 | 1.58 |
| 2015 | OAK | 18 | 13 | 0 | 0 | 0 | 1 | 8 | 0 | 0 | .111 | 361 | 86.0 | 78 | 5 | 30 | 0 | 9 | 64 | 5 | 0 | 36 | 34 | 3.56 | 1.26 |
| 2016 | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | .000 | 133 | 28.0 | 35 | 5 | 14 | 0 | 0 | 23 | 2 | 0 | 20 | 19 | 6.11 | 1.75 | |
| 2018 | 11 | 7 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | .400 | 204 | 47.2 | 40 | 4 | 19 | 0 | 4 | 41 | 2 | 0 | 21 | 16 | 3.02 | 1.24 | |
| 2019 | 28 | 25 | 0 | 0 | 0 | 10 | 5 | 0 | 0 | .667 | 612 | 144.0 | 125 | 21 | 47 | 0 | 13 | 141 | 3 | 0 | 66 | 61 | 3.81 | 1.19 | |
| 2020 | 11 | 11 | 0 | 0 | 0 | 5 | 2 | 0 | 0 | .714 | 261 | 63.0 | 56 | 6 | 17 | 0 | 2 | 55 | 2 | 0 | 18 | 16 | 2.29 | 1.16 | |
| 2021 | 27 | 27 | 1 | 1 | 0 | 12 | 4 | 0 | 0 | .750 | 637 | 157.1 | 127 | 15 | 39 | 1 | 11 | 159 | 5 | 1 | 55 | 55 | 3.15 | 1.06 | |
| 2022 | NYM | 30 | 30 | 0 | 0 | 0 | 15 | 9 | 0 | 0 | .625 | 745 | 181.2 | 159 | 19 | 49 | 0 | 13 | 167 | 5 | 1 | 71 | 69 | 3.42 | 1.14 |
| 2023 | TOR | 33 | 33 | 1 | 1 | 0 | 16 | 8 | 0 | 0 | .667 | 826 | 200.0 | 176 | 28 | 59 | 2 | 12 | 186 | 4 | 3 | 88 | 80 | 3.60 | 1.18 |
| 2024 | 31 | 31 | 0 | 0 | 0 | 10 | 14 | 0 | 0 | .417 | 758 | 171.0 | 180 | 18 | 70 | 2 | 16 | 168 | 2 | 2 | 91 | 79 | 4.16 | 1.46 | |
| 2025 | 32 | 31 | 1 | 0 | 0 | 11 | 9 | 0 | 0 | .550 | 736 | 170.1 | 174 | 22 | 52 | 0 | 13 | 166 | 4 | 3 | 80 | 75 | 3.96 | 1.33 | |
| MLB:11年 | 232 | 218 | 3 | 2 | 0 | 83 | 65 | 0 | 0 | .561 | 5410 | 1278.2 | 1184 | 143 | 409 | 6 | 96 | 1191 | 34 | 10 | 559 | 517 | 3.64 | 1.25 | |
- 2025年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
ポストシーズン投手成績
| 年 度 | 球 団 | シ リ | ズ | 登 板 | 先 発 | 勝 利 | 敗 戦 | セ | ブ | 打 者 | 投 球 回 | 被 安 打 | 被 本 塁 打 | 与 四 球 | 敬 遠 | 与 死 球 | 奪 三 振 | 暴 投 | ボ | ク | 失 点 | 自 責 点 | 防 御 率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2020 | OAK | ALWC | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 28 | 7.0 | 6 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1.29 |
| ALDS | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 20 | 4.0 | 9 | 2 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 3 | 3 | 6.75 | ||
| 2022 | NYM | NLWC | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 18 | 4.0 | 3 | 0 | 3 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 | 3 | 6.75 |
| 2025 | TOR | ALCS | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 | 2.2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 |
| WS | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 22 | 6.0 | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 | 7 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1.50 | ||
| 出場:3回 | 10 | 3 | 1 | 1 | 0 | 96 | 23.2 | 21 | 2 | 6 | 0 | 0 | 21 | 1 | 0 | 8 | 8 | 3.04 | ||
- 2025年度シーズン終了時
年度別守備成績
| 年 度 | 球 団 | 投手(P) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | ||
| 2014 | CWS | 6 | 1 | 4 | 0 | 0 | 1.000 |
| 2015 | OAK | 18 | 5 | 9 | 1 | 1 | .933 |
| 2016 | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
| 2018 | 11 | 4 | 3 | 1 | 0 | .875 | |
| 2019 | 28 | 5 | 14 | 0 | 3 | 1.000 | |
| 2020 | 11 | 3 | 4 | 1 | 1 | .875 | |
| 2021 | 27 | 4 | 11 | 1 | 0 | .938 | |
| 2022 | NYM | 30 | 16 | 16 | 0 | 3 | 1.000 |
| 2023 | TOR | 33 | 13 | 19 | 1 | 1 | .970 |
| 2024 | 31 | 12 | 16 | 1 | 3 | .966 | |
| 2025 | 32 | 10 | 11 | 2 | 0 | .913 | |
| MLB | 232 | 74 | 107 | 8 | 12 | .958 | |
- 2025年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
タイトル
- 最多勝利:1回(2023年)
表彰
- ピッチャー・オブ・ザ・マンス:1回(2020年9月)
記録
- MLBオールスターゲーム選出:1回(2021年)
背番号
- 61(2014年)
- 40(2015年 - 2025年)