ケルナー (ブドウ)
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ケルナー(独: Kerner)は、白ワイン用ブドウ品種である。アウグスト・ヘロルドにより、1929年にトロリンガー[注釈 1]とリースリングの交配のにより産み出された[1][2]。ヘロルドはドイツ・ヴュルテンベルクのラウフェンの育種場で働いていた。この育種場はヴァインスベルクに本拠地を置いていた。この品種は1969年までは保護されていたが、その後は開放され一般的に栽培されるようになった。
ケルナーの名前はシュヴァーベンの詩人・医師であるユリウス・ケルナーになぞらえて付けられたが、これは彼の作品にワインにまつわるものが残されているためである。ケルナーは1818年から没するまでヴュルテンベルクに住んでいた[2]。
ドイツ
ケルナーは、ドイツのプファルツ、ラインヘッセン、モーゼル、ヴュルテンベルクで多く栽培されている。オーストリアのシュタイアーマルク州やスイス、日本の北海道、ミシガン州のオールドミッション半島、イタリアの南チロルでも栽培されている。南チロルには1970年台初頭に持ち込まれ、1993年にはDOCに指定された。
1949年にヴュルテンベルクにワイナリーを設立したカール・ハイドルが最初にケルナーの栽培を始めたひとりであり、そこからこの品種は広まった[3]。2006年においては、ケルナーはドイツで8番目に多く栽培されている品種であった。栽培面積は4004ヘクタールであり、これはドイツの総栽培面積の3.9%にあたる[4]。1990年半ば以降、ドイツではケルナーの栽培は減少傾向にあるが、これはミュラー・トゥルガウやバッカスのような最近の品種と同様である。ケルナーの栽培が最も盛んだったのは1990年代であり、当時は栽培面積の7.5%にあたる8000ヘクタールほどの畑が存在した。1995年においては、ドイツではリースリング、ミュラートゥルガウ、ケルナーが栽培面積トップ3の品種であった[4]。
糖度が上がりやすい品種であるため、プレディカーツヴァインにも使われる。中甘口ワインであるリープフラウミルヒ(独:Liebfraumilch)にはリースリング、シルヴァーナー、ミュラー・トゥルガウと並んで主要品種として使われる[5]。
日本
日本におけるケルナーの栽培は多くが北海道で行われている。醸造用品種のブドウとしては、北海道で最大面積を誇る[3]が、これは零下10度に達する北海道では耐寒性の高いケルナーが適しているためである[6]。北海道には1973年にドイツから持ち込まれ、現在では余市町を中心に多く栽培されている[6]。