阪脩

日本の男性声優、俳優 (1930-) From Wikipedia, the free encyclopedia

阪 脩(さか おさむ、1930年昭和5年〉11月7日[1][2][8][9][10] - )は、日本声優俳優

本名 阪 脩[1][2]
性別 男性
生年月日 (1930-11-07) 1930年11月7日(95歳)
概要 さか おさむ阪 脩, プロフィール ...
さか おさむ
阪 脩
プロフィール
本名 阪 脩[1][2]
性別 男性
出身地 日本の旗 日本大阪府大阪市[3]
生年月日 (1930-11-07) 1930年11月7日(95歳)
血液型 A型[4]
職業 声優俳優
事務所 青二プロダクション[5]
配偶者 太田淑子[6](声優、2021年死別)
公式サイト 阪 脩|株式会社青二プロダクション
公称サイズ(時期不明)[7]
身長 / 体重 171[4] cm / 70 kg
靴のサイズ 26.0[4] cm
声優活動
活動期間 1960年代 -
ジャンル アニメ吹き替えゲーム
俳優活動
活動期間 1950年代 -
ジャンル テレビドラマ映画
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ
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大阪府[1][8]大阪市出身[3]青二プロダクション所属[5]

主な出演作に『ブラック・ジャック』(本間丈太郎)、『甲虫王者ムシキング 森の民の伝説』(ルター)、『チャンス〜トライアングルセッション〜』(海原将)、『機動警察パトレイバー』(榊清太郎)、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』(荒巻大輔)などがある[11][12]

略歴

祖母に連れられて、歌舞伎を見に行っており、幼い頃から芝居に触れて興味もあったと語る[13]

戦時中は15歳の時から海軍飛行予科練習生の16期であり、京都府与謝郡栗田村で終戦を迎える[6][9][13]

大阪市立汎愛高等学校卒業[1]

その後は約10年間は目標が見つからないため、仕事を転々としていた[13]。ある会社でアルバイトをしていた縁もあり、朝日放送とつながりができ、放送劇団員の募集で「そろそろ定職につかないと親も心配するだろうから」と軽い気持ちで受験したところ合格して25歳ぐらいから朝日放送劇団[6]に入団してラジオドラマで役者の仕事を始める[13]

その内にテレビに出演する[13]。しかし30歳になり、「このまま『楽しい』だけでいいのか?」と疑問に感じて本格的に芝居に取り組むためにレギュラーを降板して妻の太田を実家に預けて単独上京し、朝日放送東京本社支社の関係者たちの計らいで役者の仕事をしながら劇団新劇場に入団して舞台に立つ[13]

劇団解散後、熊倉一雄から誘われてテアトル・エコーに入団してアニメ、吹き替えの声優としての活動を始める[13]。テアトル・エコーには妻の太田がすでに在籍しており、入団に少し抵抗はあった[13]。妻の太田と舞台や収録で共演することはほとんどなかったが、たまに一緒に共演するとやりづらく、舞台稽古で演出家からダメ出しをされている姿が気になったり、私情が入ってしまった[13]。それとは逆に、別々に出演していた舞台ではプラスになることが多く、演技に対する信頼関係があったことから、必ず互いの稽古を見て、少しアドバイスをし合うことで自信を持ち、本番に臨めていた[13]。どんな仕事も基本は「芝居」だと思っていることから、声だけの演技にも抵抗はなかった[13]。役者業のスタートはラジオドラマで、映像の仕事は外見の雰囲気から悪役ばかりで一度そういうレッテルが貼られていたところ中々それを払拭できなかった[13]。一方、声だけならイメージに縛られずに色々な役を演じられることから個人的には「声優」のほうが興味はあった[13]。演じていた人物の心を優先して、口の動きに合わせる意識があまりなかったため、声優業を開始した当初の頃は映像に声が合わず、「あっ、こりゃあだめだ。合わなくて当たり前だ」と苦労していた[6][13]。あるアニメで、何度演じていても台本1ページ分の長セリフが合わず、スタッフから「自由にやってください。絵を直しますから」と言われたこともあったという[13]。その後、青二プロダクションに所属[3]

人物

特色

音域はG - D[7]。方言は大阪弁[1]関西弁[8]

アニメ、洋画、CDドラマ、ゲーム等に出演の他、ラジオ、舞台にも出演している[14]

小川びいによると、渋い声と堅実な演技が画面を引き締めてくれるという[15]

役柄としては上官、所長、校長、神父、裁判官、長老といったそういう偉い人物や金持ちなどが多い[6]。その時は偶々舞台でそういうキャラクターを演じる機会が多かったことから配役をする人物がそういうイメージで阪のことを「ご覧になっているんじゃないかな」と阪は語る[6]。阪は長い間悪役を演じていたため、とり・みきとのインタビューによると、『ランボー』の大佐役のリチャード・クレンナの吹き替えなどの主人公が一応尊敬の念は持っていたが、コンプレックスの相手でもあり、単純に偉くていい人物かというと、腹に一物あるような役柄も多いように感じるととりは語る[6]

大阪府出身であり、関西弁の役を演じることもある。この他後進の育成にも協力しており、現在は青二塾大阪校の専属講師として、月1回授業を受け持っている。青二塾大阪校で定期的に指導するようになったのは14期の頃からで「『オレ流』でよければ」と受け入れたからだった[13]。2009年時点でレッスン生には「僕から教えることはないが、70年以上生きて、50年以上この仕事に携わって得たことはすべて披露する。その中で気に入ったモノがあればドンドン持っていけ」と言っていた[13]。しかし、レッスン期間の2年ですべてを伝え切るのは難しく、その後は人気があっても、年を経た時に仕事が続けられるかどうかなど教え子たちの将来が気になることもあった[13]。そこで、大阪校から青二プロダクションに所属していた声優が切磋琢磨してチャンスを掴む場の親陸会「きばらん会」を立ち上げて年に1回のペースで勉強会「きばッてまッせ!!」を開いて有志による朗読劇を披露していた[13]

俳優としてはテレビドラマやテレビ映画でピストルを持っている役を演じており、刑事物や『ザ・ガードマン』などでは犯人役も演じていた[6]

阪自身は芝居が出来れば幸せで、仕事があれば僥倖だったこともあり、2009年時点での芸歴は50年以上で、なんとか食べていかれたと語る[13]。一方、スケジュール帳の予定が真っ白ということもあったと語る[13]

演技に際して心掛けていることについては「人物像を『点』で表現する」ようには心掛けている[13]。役者の演じている人物像を自分の中で「線」で捉えようちしがちになると、役者の考えがすべてになりかねないこともあり、阪は「役者側は場面場面で芝居し、それを線で結んでキャラクターを作り上げるのはお客様のイマジネーション」というのが「理想ではないか」と考えている[13]。ただし、芝居を通してお客様のイマジネーションをかき立てるには劇中でキャラクターの多面的な顔を見せる必要があった[13]。例としては、アニメで特にやりがいのあった『攻殻機動隊』シリーズの荒巻大輔役では、「指揮官」としての面だけではなく、荒巻の私生活が垣間見えるエピソードを入れてもらうようにお願いしており、それで『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』のスタッフたちは17話の「未完成ラブロマンスの真相 ANGELS' SHARE」でそれを入れていたという[13]

常に「今は今しかない。今を大切に」と考えて、全力で仕事に臨んでいることから出演していた作品を見直すことはせず、台本も収録が終えると全て処分していたと語る[13]

同じく声優である大木民夫が病気療養のため[注 1] 一部の作品で持ち役の降板を余儀なくされた際、アメリカWebアニメである『FはFamilyのF』(2015年2017年)のホルテンヴァッサー役をシーズン2より引き継いだ。

趣味・嗜好

特技は義太夫[1][8]。趣味は文楽[8]歌舞伎[8]観賞[8]。好きな色は深い緑。トランスフォーマーシリーズでは、「そういう色の役が来ないかいつも気にしていた」と話している[9]

代役・後任

近年では一部を除いてレギュラーおよび過去に演じたキャラクターは降板している。

さらに見る 後任, 役名 ...
後任役名概要作品代役の初担当作品
中博史荒巻大輔攻殻機動隊 SAC_2045シーズン2[16]
稲葉実ライナーバトルガンM-16WOWOW追加収録部分
橋本信明タカギダイ・ハード』テレビ朝日版スター・チャンネル追加収録部分
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出演

太字はメインキャラクター。

テレビアニメ

1965年
1969年
1970年
1971年
1972年
1973年
1974年
1975年
1977年
1978年
1979年
1980年
1981年
1982年
1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2018年

劇場アニメ

1977年
1978年
1979年
1980年
1982年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1998年
2004年
2006年
2017年
2021年

OVA

1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
2006年
2008年
2010年

Webアニメ

ゲーム

1991年
1992年
1993年
1994年
  • ポリスノーツ(ゲイツ・ベッカー)
  • ロードス島戦記 英雄戦争(ファーン王)
1995年
1996年
1997年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2015年
2018年

ドラマCD

吹き替え

担当俳優

アンソニー・ホプキンス
ウィリアム・シャトナー
クリストファー・プラマー
ケヴィン・マッカーシー
ジェームズ・カレン
ジェフリー・ルイス
ジョン・クリーズ
ジョン・マホーニー
ジョン・リスゴー
マーティン・ランドー
リチャード・クレンナ
ロバート・プロスキー
ロバート・ロッジア

映画

ドラマ

アニメ

人形劇

特撮

1966年
1968年
1969年
1972年
1973年
1974年
1975年
1976年
1977年

テレビドラマ

  • 部長刑事ABC
  • 商魂(1960年、ABC)
  • サンヨーテレビ劇場 / 良人の青春(1961年、TBS
  • 夫婦百景 第212話「おふくろ女房」(1962年、NTV
  • 隠密剣士TBS / 宣弘社プロダクション)※阪修名義
  • 風雪 第32話「万民・億民・兆民」(1964年、NHK
  • ザ・ガードマン(TBS)
    • 坂修名義
      • 第8話「第9レースを狙え」(1965年)
      • 第59話「人喰い鮫」(1966年)
      • 第68話「赤い関係」(1966年)
    • 阪脩名義
      • 第76話「赤い身代金」(1966年)
      • 第87話「檻の中の女」(1966年)
      • 第91話「復讐の赤い牙」(1966年)
      • 第109話「忘れられない顔」(1967年) - オリオン繊維宣伝部長
      • 第121話「魔性の女」(1967年)
      • 第142話「悪魔の爪あと」(1967年)
      • 第210話「トラック強盗部隊」(1969年)
      • 第227話「怪談・霧の夜は殺人鬼が笑う」(1969年) - 関西弁の船員
      • 第233話「殺人ガスの恐怖が降ってくる」(1969年) - スパイの一員
      • 第240話「生きては帰れぬ地獄トリデ」(1969年) - 関西弁の坑夫
      • 第264話「宝石と女の戦争」(1970年)
  • 定年退職(1967年、NHK)
  • 平四郎危機一発 第26話「脅迫者を追え」(1968年、TBS)
  • 花子ちゃん(1968年、CX)
  • サインはV 第41話(1970年、TBS)
  • 鬼平犯科帳 第1シリーズ(1969年 - 1970年、NET / 東宝)
    • 第29話「麻布ねずみ坂」(1970年) - 川谷の庄吉
    • 第62話「罪ほろぼし」(1970年) - 助次郎
  • 旗本退屈男 第12話(1970年、CX)
  • 天皇の世紀 第一部(1971年、ABC)
  • 飛び出せ!青春 第13話「さらば高校五年生!」(1972年、NTV)
  • 泣くな青春 第4話「空白の遺書」(1972年、CX)
  • 鬼平犯科帳 第2シリーズ 第23話「泥鰌の和助始末」(1972年) - 金谷の久七
  • 眠狂四郎 第17話「岡っ引どぶが来た」(1973年KTV / 東映
  • 太陽にほえろ!(NTV)
    • 第158話「顔」(1975年) - 小谷金属社長室長
    • 第198話「死ぬな、ジュン!」(1976年) - 城南署刑事
    • 第315話「ライバル」(1978年) - 富岡信雄
    • 第353話「ラスト・チャンス」(1979年) - 菊池の元上司
    • 第396話「記念樹」(1980年) - 城南署刑事
    • 第412話「似顔絵」(1980年) - 矢追総合病院眼科医
    • 第620話「素晴らしき人生」(1984年) - 大石刑事(港署)
    • 第667話「デュークという名の刑事」(1985年) - 大里利一
  • 同心部屋御用帳 江戸の旋風 第38話「金色の鈴」(1976年、CX)
  • 華麗なる刑事 第3話「人質交換」(1977年、CX)
  • 江戸の激斗(1979年) - 奉行の声
  • 年末時代劇スペシャル / 忠臣蔵(1985年、NTV) - 奥田孫太夫
  • 大河ドラマ / 秀吉(1996年、NHK) - 里村紹巴
  • 青春の門〜筑豊篇〜(2005年、TBS)

映画

その他コンテンツ

脚注

外部リンク

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