ローレンス・ヴァントール

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ローレンス・ヴァントールLaurens Vanthoor, 1991年5月8日 - )は、ベルギー・ハッセルト出身のレーシングドライバー。主にスポーツカーレースにおいて活躍し、2017年よりポルシェのファクトリードライバーを務めている。弟のドリス・ヴァントールも同じくGTレースを中心に活躍するレーシングドライバー。

メディアによってファミリーネームは「ファントール」「バンスール」「バントール」「ヴァンスール」とも表記される。

フォーミュラ

2008年にヴァントールは四輪デビューを果たし、ドイツ・フォーミュラ3選手権ヴァン・アメルスフォルト・レーシングより参戦した。初年度はランキング4位で終え、翌年には11勝を挙げてチャンピオンを獲得した。マカオグランプリにも2008年から出場しており、特に初出走(17歳172日)は現在に至るまでの最年少出走記録である。

2010年からはシグナチュール・チームからフォーミュラ3・ユーロシリーズに参戦し、2年連続でランキング6位となった。さらに、2010年のマカオグランプリでは2位を獲得している[1]

アウディファクトリードライバー(2012-16)

ヴァントールは2012年にフォーミュラからGTレースへと転向し、Wレーシング・チームよりFIA GT1世界選手権及びブランパン耐久シリーズに参戦することとなった。ステファン・オルテリとコンビを組んだFIA GT1世界選手権では開幕戦ノガロの2つのレースで優勝し、モスクワ戦の予選レースでも優勝を飾ってシリーズ4位に入賞した。

この年以後、ヴァントールはブランパンGTシリーズの2つの選手権を中心に活躍し、2013年にはスプリントカップの前身となったFIA GTシリーズの、2014年にはブランパンGTシリーズ(総合)及び耐久シリーズのチャンピオンを獲得した。また、2014年のスパ・フランコルシャン24時間レースではレネ・ラストマルクス・ヴィンケルホックと共にポールポジションからレースを終始リードし、最終のピットストップで首位に立った77号車BMWを追い抜いて母国の伝統あるレースを初制覇した[2]

2015年バサースト12時間レースに参戦したアウディ・R8 LMS ウルトラ(ドライバーはマルクス・ヴィンケルホック

2015年も引き続きブランパンGTの両シリーズへ参戦し、加えて5月のニュルブルクリンク24時間レースでも優勝を飾った。10月に行われたスプリントカップのミサノ戦では83号車ベントレーとの接触により右足腓骨と股関節を骨折し、スプリントカップの最終戦ザントフォールトFIA GTワールドカップを欠場した[3]。彼は12月に行われたセパン12時間レースでレースに復帰し、このレースで優勝した。同年にはオーク・レーシングのLMP2マシンを駆ってル・マン24時間レースにも初挑戦している[4]

2016年11月に行われたギア・サーキットでのGTワールドカップでは、5周目にアール・バンバーに首位を奪われた直後、マンダリン・ベンドでマシンが浮き上がる大クラッシュに見舞われた。しかしながら、このクラッシュにより4周目時点の順位を最終順位としてレースが終了することとなったため、レースが終了する原因となったヴァントール自身が優勝することとなった[5]。アウディでの最後のレースとなったセパン12時間レースでは前年に引き続き優勝を達成し、これによりこの年より開催されたインターコンチネンタルGTチャレンジの初代王者となった[6]

ポルシェファクトリードライバー(2017-)

2016年12月、ポルシェディルク・ヴェルナースヴェン・ミューラーと共に、ヴァントールを翌年のファクトリードライバーのラインアップに新たに加えることを発表した。彼はケビン・エストレと共にユナイテッド・スポーツカー選手権のGT LMクラスに参戦することも併せて明らかにされた[7]。彼のチームメイトは第5戦ワトキンスグレンよりフェラーリより移籍したジャンマリア・ブルーニとなり、シーズンを通して3度の表彰台を得てGT LMクラスの6位となった。

2018年にはチームメイトが前年にFIA 世界耐久選手権(WEC)のLMP1クラスに参戦していたバンバーへと代わり、5月のミッドオハイオ戦では同選手権において初の優勝を飾った。また、この年のル・マン24時間レースにはWECに参戦する92号車のクルーとして乗車し、GTE Proクラスでクラス優勝を果たした[8]。ニュルブルクリンク24時間レースにおいても自身のアタックでコースレコードを更新するタイムを記録しポールポジションを獲得した(決勝はリタイア)[9]

2019年にはシーズン3勝を挙げ、僚友の911号車を13ポイント上回ってGT LMクラスのチャンピオンに輝いた。

レース戦績

出典

外部リンク

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