北海道旅客鉄道の駅ナンバリング・区間カラー
日本の北海道旅客鉄道において採用されている駅ナンバリングと区間カラーに関する解説記事
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目的
導入当時アジア各国やオセアニアを中心とした外国人旅行客が北海道内で増加傾向にあり、2008年(平成20年)7月7日 - 9日にかけて洞爺湖町で北海道洞爺湖サミットが開催されることも踏まえ、特定の駅の識別を容易にする手段を提供し、外国人旅行客が安心して旅行できるようにするため、導入された[JR北 1]。
2007年(平成19年)10月1日のダイヤ改正と同時に導入され、以降、駅名板や路線図・駅の運賃表などのサインシステムを中心に使用される。駅ナンバリングについては列車の車内案内表示装置(インフォメーションボード)における停車駅案内でも使用されている[JR北 1][JR北 2][JR北 3]。
駅ナンバリングの導入は、JR旅客鉄道6社の中では四国旅客鉄道(JR四国)に続いて、北海道内の鉄道事業者では札幌市営地下鉄に続いての導入であった。
体系

要素としてはルート、それを示すアルファベット(区間記号)と、区間カラー、各駅に付番された駅番号がある。
ルート
| 優先度 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
|---|---|---|---|---|---|
| ルート | ○01 | ○H | ○K | (○Y) | |
| ○B | |||||
| ○A | |||||
| ○W | |||||
| ○T | ○F | ||||
| ○S | ○G | ||||
| ○AP | |||||
| ○M | |||||
| ○N |
路線単位ではなく、札幌駅を中心とした特急列車の運行系統などを基準に設定された[注 1]。なお、以下本項目中における「(~)ルート」の呼称は便宜上のものである。
全線には導入されず、札幌圏線区、北海道内完結の定期特急列車が運転される線区[注 2]と外国人旅行客の利用が多い線区が対象となった[JR北 1]。
ルートが分岐・合流する駅、および重複する区間における所属は別表の優先順(次節における掲載順も同様)に従って付番・表記され[JR北 1][JR北 2]、単一の駅に対し複数の駅番号が重複的に付番されることはない。以下、区間記号・区間カラー・駅番号についても同様である。
臨時駅が存在するルートでは臨時駅も付番されている。
- 例:○H・○K・○AP・○A・○Wが重複する苗穂駅
- 路線図上では5線が重複して描かれる場合があるが、駅の番号・カラーは優先される○H02を採用。
区間記号
基本的にルートの始終着駅名いずれかのローマ字表記の頭文字を大文字にして使用。他線区と重複する場合などは次文字、路線愛称名などから採用(次節参照)。
区間カラー
各ルートごとに設定。一部の支線区は関連する主要なルートと共通のカラーを採用した。
駅番号
札幌駅を「01」として、各ルートに沿って札幌駅から数えて付番時点で何駅目の旅客駅(臨時駅含む)かを表す。札幌駅への最短駅数ではなく優先されるルートの付番順となっている。
付番後に新設される駅について既存駅は改番せず、新設駅を枝番とする[JR北 4]。
付番された駅が後年旅客扱いを終了(廃駅や信号場化)した場合は、当該駅の番号は欠番となり、現在に至るまで番号の振り直しは行われていない。
実施されている路線・区間
- 付番において優先される順に掲載。
- 区間記号の由来は導入時のプレスリリースより[JR北 1]
- 路線名について
- 同一線路名称で支線を持つ場合、特記ない限りは支線ではなく本線とする
- 独立した路線名を持たない支線は通称名を併記(例:函館本線の森駅 - 渡島砂原 - 大沼間…砂原支線)
- 公式の愛称を持つ路線は愛称を併記(例:札沼線…学園都市線)
- 欠番駅・枝番駅の開業・旅客扱い終了・廃止については備考の注釈より当該駅の項目を参照。
現存する路線・区間
札幌駅

札幌駅は付番の起点であり、区間記号は振られずどのルートにも属していない(○01)。駅としての区間カラーは○(黒)。
室蘭・函館方面
札幌 - 東室蘭 - 函館の区間並びに東室蘭 - 室蘭(室蘭本線室蘭支線)、森 - 渡島砂原 - 大沼(函館本線砂原支線)の各区間。特急「北斗」「すずらん」の運行系統及びその支線に準拠。
区間カラーは青で、記号は○H・○M・○N。記号の由来はそれぞれ函館(Hakodate)、室蘭(Muroran)、流山温泉(Nagareyama-onsen)。
このほかに、大沼駅(H68) - 七飯駅(H71)間に存在する、通称:藤城支線(下り列車専用の途中駅がない別線)は、区間カラー導入発表時、路線図上に青の区間カラーで表示された[JR北 1]。
旭川・網走方面
札幌 - 旭川 - 網走の区間。特急「カムイ」「ライラック」「オホーツク」の運行系統に準拠。
区間カラーは橙で、記号は○A。記号の由来は網走(Abashiri)。
稚内方面
札幌 - 旭川 - 稚内の区間。特急「宗谷」「サロベツ」の運行系統に準拠。
区間カラーは茶で、記号は○W。記号の由来は稚内(Wakkanai)。
帯広・釧路方面
札幌 - 帯広 - 釧路の区間。特急「おおぞら」「とかち」の運行系統に準拠。
区間カラーは黄緑で、記号は○K。記号の由来は釧路(Kushiro)。
新千歳空港方面
札幌 - 新千歳空港の区間。空港アクセス列車「エアポート」の運行系統に準拠。
区間カラーは空色で、記号は○AP。記号の由来は空港(AirPort)で、唯一、区間記号がアルファベット2文字である。
駅として付番されているのは新千歳空港駅のみ。
| 函館本線 | 千歳線 | 千歳線
(空港支線) |
備考 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ○AP | 札幌 | この間 ○H と重複 | 南千歳 | 新千歳空港 | |||
| 01 | H14 | AP15 | |||||
小樽方面
函館本線のうち、特急列車が走行しない札幌 - 小樽 - 長万部の区間(通称:山線)。
区間カラーは赤で、記号は○S。記号の由来は札幌(Sapporo)。
当別・北海道医療大学方面
函館本線乗り入れ区間を含む札沼線(学園都市線)の現存する全線。なお、2020年廃止区間は当初より付番対象外(後述)。
区間カラーは緑で、記号は○G。記号の由来は路線愛称の学園都市線(Gakuentoshi-line)。
富良野方面
根室本線のうち滝川 - 富良野の区間。当初は2024年に廃止された富良野駅 - 新得駅間も含んだ(後述)。
区間カラーは臼桃色で、記号は○T。記号の由来は滝川(Takikawa)。
美瑛方面
富良野線の全線。
区間カラーは紫で、記号は○F。記号の由来は富良野 (Furano)。
知床斜里方面
釧路 - 網走の区間。根室本線乗り入れ部を含む釧網本線の全線。
区間カラーは桃色で、記号は○B。記号の由来は網走(aBashiri)。
廃止路線・区間
新夕張 - 夕張
石勝線夕張支線の全線。2019年(平成31年)4月1日付で全区間廃止[JR北 5]。
区間カラーはKルートと共通で、記号は○Y。記号の由来は夕張(Yubari)。
富良野 - 新得
根室本線富良野 - 新得間。2024年(令和6年)4月1日付で全区間廃止。
区間カラー・記号は残存部と同様の○T。記号の由来は滝川(Takikawa)。
実施されていない路線・区間
未実施路線・区間
導入後に廃止・経営移管された未実施路線・区間
廃止日については各路線の項目を参照。
