1981年のF1世界選手権
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チャンピオン争いは前年と同じくブラバムとウィリアムズが中心となった。ウィリアムズはチームオーダーを巡りドライバーが対立。アラン・ジョーンズに代わり、前年から15戦連続得点を続けたカルロス・ロイテマンがブラバムのネルソン・ピケと王座を争った。最終戦、ロイテマンはポールポジションスタートからスタートするも無得点。5位入賞したピケが1点差で逆転し、初のドライバーズタイトルを獲得した。
FISAとFOCAの対立によるF1分裂の危機は、1981年3月のコンコルド協定締結によって回避されたが、グラウンド・エフェクト・カーのレギュレーションを巡る論争はなおも続いた。「スライディングスカートの禁止および最低地上高60mm」という新規則のグレーゾーンを突き、ブラバムは走行中に車高が下がるハイドロニューマチック・サスペンションを使用。結局昨年までとあまり変わらない事態となってしまった。また、ロータスのツインシャーシ車である88は規定違反とされ、レース出走を認められなかった。
エンジンのターボ化が進み、ルノーに続いてフェラーリも転向。トールマンは非メーカー系ハートターボで参戦した。マクラーレンからルノーへ移籍したアラン・プロストは3勝を記録。フェラーリのジル・ヴィルヌーヴも2勝を挙げるなど、高いポテンシャルを示すようになった。
また、開幕直前にグッドイヤーが撤退を発表。供給を受ける予定だったチームは急遽ミシュランに変更となったが、供給枠から漏れた下位チームはピレリ、エイヴォンを使用することになった。その後、シーズン中盤のフランスGPから再びグッドイヤーが復帰したため、4社が競合する「タイヤ戦争」の状況となり、使用タイヤが二転三転するチームがいくつもあった。
マクラーレンは前年末にロン・デニス率いるプロジェクト4が合流し新体制となった。ジョン・バーナードが手がけたMP4/1は、カーボンファイバー製モノコックを採用した初のマシンとなった(同じくカーボンモノコックであるロータス 88よりも発表日が数日早い)。
この年デビューした有力選手はミケーレ・アルボレート、デレック・ワーウィック。前年の王者アラン・ジョーンズは引退を決め、最終戦を勝利で締めくくった(のちに復帰)。ジョーンズの他に、ジャン=ピエール・ジャブイーユもこの年をもってF1から引退した。
開催地及び勝者
エントリーリスト
| エントラント | コンストラクタ | シャーシ | エンジン | タイヤ | ドライバー |
|---|---|---|---|---|---|
| ウィリアムズ | FW07C | フォードDFV(V8) | M | 1. 2. | |
| ティレル | 010,011 | フォードDFV(V8) | M | 3. 4. (4). (4.) | |
| ブラバム | BT49C | フォードDFV(V8) | M | 5. 6. | |
| マクラーレン | M29C,M29F,MP4/1 | フォードDFV(V8) | M | 7. 8. | |
| ATS | D4、HGS1 | フォードDFV(V8) | M | 9. (9),10. | |
| ロータス | 81,87,88 | フォードDFV(V8) | M | 11. 12. | |
| エンサイン | N180B | フォードDFV(V8) | M | 14. (14). | |
| ルノー | RE20B,RE30 | ルノーEF1(V6ターボ) | M | 15. 16. | |
| マーチ | 811 | フォードDFV(V8) | M | 17. 18. | |
| フィッティパルディ | F8C | フォードDFV(V8) | M | 20. 21. | |
| アルファロメオ | 179B,179C,179D | アルファロメオ1260(V12) | M | 22. 23. | |
| リジェ | JS17 | マトラMS81(V12) | M | 25. (25.) (25.) 26. | |
| フェラーリ | 126CK | フェラーリTipo021(V6ターボ) | M | 27. 28. | |
| アロウズ | A3 | フォードDFV(V8) | M | 29. 30. (30.) | |
| オゼッラ | FA1B,FA1C | フォードDFV(V8) | M | 31. (31.) (31.) (31.) 32. | |
| セオドール | TY01 | フォードDFV(V8) | M | 33. (33.) | |
| トールマン | TG181 | ハート415T(直4ターボ) | P | 35. 36. | |
エントラント変更
- ロータスは、第7戦以降ジョン・プレイヤー・チーム・ロータスに変更。
ドライバー変更
- ティレルのNo.4は、第2戦以降ズニーノが、第4戦以降はアルボレートがドライブ。
- ATSのNo.9は、第5戦と第7戦以降ボルグッドがドライブ。
- ATSのNo.10は、第4戦と第6戦のみボルグッドがドライブ。
- エンサインのNo.14は、第7戦以降サラザールがドライブ。
- リジェのNo.25は、第3戦以降ジャブイーユ、第8戦以降タンベイがドライブ。
- アロウズのNo.30は、第14戦以降ヴィルヌーヴSr.がドライブ。
- オゼッラのNo.31は、第5戦以降ギンザーニ、第7戦はフランチア、第9戦以降はジャリエがドライブ。
- セオドールのNo.33は、第8戦以降スレールがドライブ。
タイヤ変更
- フィッティパルディは、No.20が第4〜6戦、No.21が第4,6戦でエイボンにスイッチ。第12戦以降は両車ともピレリにスイッチ。
- ウィリアムズとブラバムは、第8戦からグッドイヤーにスイッチ。
- ATSは、第8戦からエイボンにスイッチ。
- セオドールは、第8戦からエイボンにスイッチ。
- マーチは、第8戦からエイボンにスイッチ。
- ロータスは、第9戦からグッドイヤーにスイッチ。
- アロウズは、第9戦からピレリにスイッチ
- エンサインは、第9戦からエイボンにスイッチ。
- ティレルは、No.3が第11戦以降グッドイヤーに、No.4が第12,14,15戦がエイボンで第13戦がグッドイヤーにスイッチ。
1981年のドライバーズランキング
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