2022年のワールドシリーズ
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| 2022年のワールドシリーズ | |||||||
アストロズ優勝記念パレードを観にテキサス州ヒューストン中心部を訪れ、喜びをあらわにするファンたち | |||||||
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| シリーズ情報 | |||||||
| 試合日程 | 10月28日–11月5日 | ||||||
| 観客動員 | 6試合合計:26万5885人 1試合平均:4万4314人 | ||||||
| MVP | ジェレミー・ペーニャ(HOU) | ||||||
| 責任審判 | ダン・アイアソーニャ(第2戦を除く)、 ジェームズ・ホイ(第2戦のみ)[1] | ||||||
| ALCS | HOU 4–0 NYY | ||||||
| NLCS | PHI 4–1 SD | ||||||
| チーム情報 | |||||||
| ヒューストン・アストロズ(HOU) | |||||||
| シリーズ出場 | 2年連続5回目 | ||||||
| GM | ジェームズ・クリック | ||||||
| 監督 | ダスティ・ベイカー | ||||||
| シーズン成績 | 106勝56敗・勝率.654 AL西地区優勝 | ||||||
| 分配金 | 選手1人あたり51万6347ドル[2] | ||||||
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| フィラデルフィア・フィリーズ(PHI) | |||||||
| シリーズ出場 | 13年ぶり8回目 | ||||||
| GM | サム・ファルド | ||||||
| 監督 | ロブ・トムソン | ||||||
| シーズン成績 | 87勝75敗・勝率.537 NL東地区3位=第3ワイルドカード | ||||||
| 分配金 | 選手1人あたり29万6255ドル[2] | ||||||
| 全米テレビ中継 | |||||||
| 放送局 | FOX | ||||||
| 実況 | ジョー・デービス | ||||||
| 解説 | ジョン・スモルツ | ||||||
| 平均視聴率 | 6.1%(前年比0.4ポイント下降) | ||||||
ワールドシリーズ
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2022年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)優勝決定戦の第118回ワールドシリーズ(英語: 118th World Series)は、10月28日から11月5日にかけて計6試合が開催された。その結果、ヒューストン・アストロズ(アメリカンリーグ)がフィラデルフィア・フィリーズ(ナショナルリーグ)を4勝2敗で下し、5年ぶり2回目の優勝を果たした。
アストロズは第3戦を終えて1勝2敗と先行を許していたものの、第4戦で先発投手クリスチャン・ハビエルら4人の継投によりノーヒットノーランを達成すると、その試合を含む3連勝で逆転してシリーズを制した。ワールドシリーズでのノーヒットノーランは1956年以来66年ぶり2度目、継投では初めてだった[注 1][3]。アストロズ監督のダスティ・ベイカーは、監督としてシリーズ優勝経験がない人物のなかでは歴代最多のレギュラーシーズン通算2,093勝を挙げていたが[注 2]、今シリーズ優勝によりその座を脱却し、同時にMLBワールドシリーズのみならず北米4大プロスポーツリーグを通じても史上最年長の73歳で優勝監督となった[4]。シリーズMVPには、第5戦の4回表に決勝ソロ本塁打を放つなど、6試合で打率.400・1本塁打・3打点・OPS 1.023という成績を残したアストロズのジェレミー・ペーニャが選出された。
今シリーズの冠スポンサーは金融持株会社のキャピタル・ワンが務める[5]。よって大会名はワールドシリーズ presented by キャピタル・ワン(英語: World Series presented by Capital One)となる。
両チームの2022年
10月23日、まず先に行われたナショナルリーグの試合でフィリーズ(東地区)が、そのあとのアメリカンリーグの試合ではアストロズ(西地区)が、それぞれリーグ優勝を決めてワールドシリーズへ駒を進めた。両リーグの優勝決定戦が同じ日に揃って決着しワールドシリーズの対戦カードが確定するのは、1992年以来30年ぶりのことである[6]。
フィリーズは2021年、地区優勝アトランタ・ブレーブスに6.5ゲーム差届かずポストシーズン進出を逃した。チームの弱みは守備だったが、オフには守備に難のある強打の外野手カイル・シュワーバーやニック・カステヤノスを獲得した[7]。2022年は序盤から低迷し、22勝29敗となったところで監督のジョー・ジラルディが解任される[8]。ロブ・トムソンが引き継いだあとは勝率が上向くも、6月下旬には中心打者ブライス・ハーパーが死球で左手親指を骨折して離脱した。前半戦終了時は49勝43敗の地区3位で、首位ニューヨーク・メッツには8.5ゲーム差離された。8月2日のトレード期限までには、課題の外野守備と救援投手陣を強化するため、ブランドン・マーシュやデビッド・ロバートソンを補強した[9]。後半戦も、メッツとブレーブスの首位争いに割って入ることはできず。ただワイルドカード争いでは、この年から枠がひとつ増えたこともあって圏内に留まり続け、10月3日に最後の1枠へ滑り込んだ[10]。平均得点4.61はリーグ5位・MLB7位、防御率3.98はリーグ9位・MLB17位。打線が200本超の本塁打を放った一方、投手陣では先発ローテーションでアーロン・ノラとザック・ウィーラーに次ぐ位置へレンジャー・スアレスらが台頭し、救援陣も補強が実って致命的な弱みとならずに済んだ[11]。ワイルドカードシリーズではセントルイス・カージナルスを2勝0敗で[12]、地区シリーズではブレーブスを3勝1敗で[13]、リーグ優勝決定戦ではサンディエゴ・パドレスを4勝1敗で[14]、それぞれ下した。
アストロズは前年ワールドシリーズ敗退後、正遊撃手カルロス・コレアをFA移籍で失った。チームは彼の後釜に新人のジェレミー・ペーニャを抜擢した[15]。2022年は開幕22戦で11勝11敗と出遅れたものの、5月2日からの11連勝で一気に地区首位へ浮上する。その後は他球団を突き放し、前半戦終了時には59勝32敗で2位シアトル・マリナーズに9.0ゲーム差をつけた。8月2日のトレード期限までには、左翼手マイケル・ブラントリーの故障離脱と一塁手ユリ・グリエルの不振に対しトレイ・マンシーニを、捕手陣の打撃力の弱さに対しクリスチャン・バスケスを、左投手がいない救援投手陣に対しウィル・スミスを、それぞれ獲得した[16]。後半戦もマリナーズらとの差を広げていき、9月19日に地区優勝を決めた[17]。平均得点4.55はリーグ3位・MLB8位、防御率2.90はリーグ最高・MLB2位。ホセ・アルトゥーベやヨルダン・アルバレスを擁する打線の得点力もさることながら、この年はジャスティン・バーランダーやフランバー・バルデスらで形成される先発ローテーションが安定しており、多くのイニングを消化して救援投手陣の負担を軽減した[18]。ペーニャも正遊撃手1年目から打撃で22本塁打・OPS.722を記録、守備でものちにこの年のゴールドグラブ賞を受賞することとなる活躍を見せた[15]。ワイルドカードシリーズはリーグ最高勝率のため出場を免除され、地区シリーズではマリナーズを3勝0敗で[19]、リーグ優勝決定戦ではニューヨーク・ヤンキースを4勝0敗で[20]、それぞれ下した。
レギュラーシーズンの勝利数で両チームを比較すると、アストロズが106勝を積み上げた一方でフィリーズは87勝しかしていない。その差19は、1906年の23に次いでワールドシリーズ史上2番目に大きい[21]。1906年シリーズでは116勝のシカゴ・カブスと93勝のシカゴ・ホワイトソックスが対戦し、ホワイトソックスが4勝2敗で制した。また、レギュラーシーズン90勝未満のチームと100勝以上のチームがワールドシリーズで対戦するのは、1944年以来78年ぶり2度目である[22]。1944年シリーズでは89勝のセントルイス・ブラウンズと105勝のカージナルスが対戦し、カージナルスが4勝2敗で制した。
ホームフィールド・アドバンテージ
ワールドシリーズの第1・2・6・7戦を本拠地で開催できる "ホームフィールド・アドバンテージ" は、レギュラーシーズンの勝率がより高いほうの球団に与えられる。ポストシーズン進出12球団のアドバンテージ優先順位は以下の通り。
| 優先順位 | 球団 | レギュラーシーズン成績 | ポストシーズン結果 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| WCS | DS | LCS | |||||
| 1 | ロサンゼルス・ドジャース | 111勝51敗・勝率.685 | NL西地区優勝 | 地区シリーズ(DS)敗退 | 免除 | 1勝3敗 | - |
| 2 | ヒューストン・アストロズ | 106勝56敗・勝率.654 | AL西地区優勝 | ワールドシリーズ進出 | 免除 | 3勝0敗 | 4勝0敗 |
| 3[※1] | アトランタ・ブレーブス | 101勝61敗・勝率.623 | NL東地区優勝 | 地区シリーズ(DS)敗退 | 免除 | 1勝3敗 | - |
| 4[※1][※2] | ニューヨーク・メッツ | 101勝61敗・勝率.623 | NL東地区2位=第1ワイルドカード | ワイルドカードシリーズ(WCS)敗退 | 1勝2敗 | - | - |
| 5[※2] | ニューヨーク・ヤンキース | 99勝63敗・勝率.611 | AL東地区優勝 | リーグ優勝決定戦(LCS)敗退 | 免除 | 3勝2敗 | 0勝4敗 |
| 6[※2] | セントルイス・カージナルス | 93勝69敗・勝率.574 | NL中地区優勝 | ワイルドカードシリーズ(WCS)敗退 | 0勝2敗 | - | - |
| 7[※2][※3] | クリーブランド・ガーディアンズ | 92勝70敗・勝率.568 | AL中地区優勝 | 地区シリーズ(DS)敗退 | 2勝0敗 | 2勝3敗 | - |
| 8[※3] | トロント・ブルージェイズ | 92勝70敗・勝率.568 | AL東地区2位=第1ワイルドカード | ワイルドカードシリーズ(WCS)敗退 | 0勝2敗 | - | - |
| 9 | シアトル・マリナーズ | 90勝72敗・勝率.556 | AL西地区2位=第2ワイルドカード | 地区シリーズ(DS)敗退 | 2勝0敗 | 0勝3敗 | - |
| 10 | サンディエゴ・パドレス | 89勝73敗・勝率.549 | NL西地区2位=第2ワイルドカード | リーグ優勝決定戦(LCS)敗退 | 2勝1敗 | 3勝1敗 | 1勝4敗 |
| 11 | フィラデルフィア・フィリーズ | 87勝75敗・勝率.537 | NL東地区3位=第3ワイルドカード | ワールドシリーズ進出 | 2勝0敗 | 3勝1敗 | 4勝1敗 |
| 12 | タンパベイ・レイズ | 86勝76敗・勝率.531 | AL東地区3位=第3ワイルドカード | ワイルドカードシリーズ(WCS)敗退 | 0勝2敗 | - | - |
- ※1 ブレーブスがメッツに対し、シーズン中の直接対決19試合を10勝9敗と勝ち越しているため、ブレーブスが上位となる。
- ※2 同一リーグ内の地区シリーズやリーグ優勝決定戦などでは、勝率に関係なく地区優勝球団はワイルドカード球団より上位に位置づけられるが、ワールドシリーズだけはこれに当てはまらない。
- ※3 ガーディアンズがブルージェイズに対し、シーズン中の直接対決7試合を5勝2敗と勝ち越しているため、ガーディアンズが上位となる。
10月15日、ナショナルリーグでフィリーズとパドレスのリーグ優勝決定戦進出が決まった。この時点で、アメリカンリーグで勝ち残っていたのはアストロズ、ヤンキースとガーディアンズの3球団である。この3球団は全て、フィリーズよりもパドレスよりも勝率が高い。したがってこの時点で、アドバンテージがアメリカンリーグ優勝球団へ与えられることが確定した。
両チームの過去の対戦

アストロズは1962年、ナショナルリーグの新球団 "ヒューストン・コルトフォーティファイブス" として創設され、2012年シーズン終了後にアメリカンリーグへ転籍した。したがって1962年から51年間、フィリーズとコルトフォーティファイブス/アストロズは同じリーグに所属し毎年対戦していた。その期間のレギュラーシーズン通算対戦成績は、フィリーズの289勝277敗・勝率.511である[23]。アストロズがアメリカンリーグへ転籍したあとは、両球団の対戦はインターリーグとして数年に一度しか行われなくなった。転籍後の対戦は2014年と2017年、そしてこの年それぞれ3試合ずつで計9試合が組まれており、対戦成績はフィリーズの5勝4敗・勝率.556である[24]。この年の3試合はレギュラーシーズンの締めくくりとして、10月3日から5日にかけてアストロズの本拠地ミニッツメイド・パークで行われ、アストロズが2勝1敗と勝ち越している。当時、アストロズが既にリーグ最高勝率まで確定させていたのに対し、フィリーズはワイルドカード最後の1枠をかけてミルウォーキー・ブルワーズと争っていた。フィリーズはこの3連戦初戦に勝利したことで11年ぶりのポストシーズン進出を確定させ、試合後にはミニッツメイド・パークのクラブハウスでシャンパンファイトを開いた[10]。
ポストシーズンにおける両チームの対戦は過去に一度、1980年のナショナルリーグ優勝決定戦で実現している。このシリーズは5試合中4試合が延長戦へもつれる接戦となり、フィリーズが3勝2敗で制した[25]。アストロズはこの敗戦によりワールドシリーズ初出場の望みを絶たれ、勝ち上がったフィリーズはそのままワールドシリーズ初優勝を果たすこととなる。今シリーズでは当時出場した選手のうち、アストロズの外野手だったテリー・プールが第1戦で[26]、フィリーズの内野手だったマイク・シュミットが第3戦で[27]、それぞれ始球式のボールを投じる。
ロースター
両チームの出場選手登録(ロースター)は以下の通り。
- 名前の横の★はこの年のオールスターゲームに選出された選手を、#はレギュラーシーズン開幕後に入団した選手を、◎はリーグ優勝決定戦MVP受賞者を示す。
- 年齢は今シリーズ開幕時点でのもの。
| フィラデルフィア・フィリーズ | ヒューストン・アストロズ | ||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 守備位置 | 背番号 | 出身 | 選手 | 投 | 打 | 年齢 | ワールドシリーズ経験 | 守備位置 | 背番号 | 出身 | 選手 | 投 | 打 | 年齢 | ワールドシリーズ経験 | ||
| 出場 | 優勝 | 出場 | 優勝 | ||||||||||||||
| 投手 | 46 | ホセ・アルバラード | 左 | 左 | 27 | 初 | なし | 投手 | 52 | ブライアン・アブレイユ | 右 | 右 | 25 | 初 | なし | ||
| 64 | アンドリュー・ベラッティ | 右 | 右 | 31 | 初 | なし | 58 | ハンター・ブラウン | 右 | 右 | 24 | 初 | なし | ||||
| 75 | コナー・ブログドン | 右 | 右 | 27 | 初 | なし | 77 | ルイス・ガルシア | 右 | 右 | 25 | 2年連続2回目 | なし | ||||
| 58 | セランソニー・ドミンゲス | 右 | 右 | 27 | 初 | なし | 53 | クリスチャン・ハビエル | 右 | 右 | 25 | 2年連続2回目 | なし | ||||
| 56 | ザック・エフリン | 右 | 右 | 28 | 初 | なし | 43 | ランス・マッカラーズJr. | 右 | 左 | 29 | 5年ぶり2回目 | 1回 | ||||
| 44 | カイル・ギブソン | 右 | 右 | 35 | 初 | なし | 47 | ラファエル・モンテロ | 右 | 右 | 32 | 初 | なし | ||||
| 52 | ブラッド・ハンド | 左 | 左 | 32 | 初 | なし | 50 | ヘクター・ネリス | 右 | 右 | 33 | 初 | なし | ||||
| 57 | ニック・ネルソン | 右 | 右 | 26 | 初 | なし | 55 | ライアン・プレスリー | 右 | 右 | 33 | 2年連続3回目 | なし | ||||
| 27 | アーロン・ノラ | 右 | 右 | 29 | 初 | なし | 51 | ウィル・スミス# | 左 | 右 | 33 | 2年連続2回目 | 1回 | ||||
| 30 | デビッド・ロバートソン# | 右 | 右 | 37 | 13年ぶり2回目 | 1回 | 45 | ライン・スタネック | 右 | 右 | 31 | 2年連続2回目 | なし | ||||
| 55 | レンジャー・スアレス | 左 | 左 | 27 | 初 | なし | 65 | ホセ・ウルキディ | 右 | 右 | 27 | 2年連続3回目 | なし | ||||
| 43 | ノア・シンダーガード# | 右 | 左 | 30 | 7年ぶり2回目 | なし | 59 | フランバー・バルデス★ | 左 | 右 | 28 | 2年連続2回目 | なし | ||||
| 45 | ザック・ウィーラー | 右 | 左 | 32 | 初 | なし | 35 | ジャスティン・バーランダー★ | 右 | 右 | 39 | 3年ぶり5回目 | 1回 | ||||
| 捕手 | 10 | J.T.リアルミュート | 右 | 右 | 31 | 初 | なし | 捕手 | 38 | コリー・リー[※1] | 右 | 右 | 24 | 初 | なし | ||
| 21 | ギャレット・スタッブス | 右 | 左 | 29 | 2年連続2回目 | なし | 15 | マーティン・マルドナード | 右 | 右 | 36 | 2年連続3回目 | なし | ||||
| 内野手 | 28 | アレク・ボーム | 右 | 右 | 26 | 初 | なし | 9 | クリスチャン・バスケス | 右 | 右 | 32 | 4年ぶり2回目 | 1回 | |||
| 17 | リース・ホスキンス | 右 | 右 | 29 | 初 | なし | 内野手 | 27 | ホセ・アルトゥーベ★ | 右 | 右 | 32 | 2年連続4回目 | 1回 | |||
| 29 | ニック・メイトン | 右 | 左 | 25 | 初 | なし | 2 | アレックス・ブレグマン | 右 | 右 | 28 | 2年連続4回目 | 1回 | ||||
| 2 | ジーン・セグラ | 右 | 右 | 32 | 初 | なし | 16 | アレドミス・ディアス | 右 | 右 | 32 | 2年連続3回目 | なし | ||||
| 33 | エドムンド・ソーサ# | 右 | 右 | 26 | 初 | なし | 14 | マウリシオ・デュボーン# | 右 | 右 | 28 | 初 | なし | ||||
| 5 | ブライソン・ストット | 右 | 左 | 25 | 初 | なし | 10 | ユリ・グリエル[※1] | 右 | 右 | 38 | 2年連続4回目 | 1回 | ||||
| 外野手 | 8 | ニック・カステヤノス | 右 | 右 | 30 | 初 | なし | 17 | デビッド・ヘンズリー | 右 | 右 | 26 | 初 | なし | |||
| 3 | ブライス・ハーパー★◎ | 右 | 左 | 30 | 初 | なし | 26 | トレイ・マンシーニ# | 右 | 右 | 30 | 初 | なし | ||||
| 16 | ブランドン・マーシュ# | 右 | 左 | 24 | 初 | なし | 3 | ジェレミー・ペーニャ◎ | 右 | 右 | 25 | 初 | なし | ||||
| 12 | カイル・シュワーバー★ | 右 | 左 | 29 | 6年ぶり2回目 | 1回 | 外野手 | 44 | ヨルダン・アルバレス★ | 右 | 左 | 25 | 2年連続3回目 | なし | |||
| 19 | マット・ビアリング | 右 | 右 | 26 | 初 | なし | 20 | チャズ・マコーミック | 左 | 右 | 27 | 2年連続2回目 | なし | ||||
| 30 | カイル・タッカー★ | 右 | 左 | 25 | 2年連続3回目 | なし | |||||||||||
- ※1 第5戦終了後にグリエルが故障のためロースターを外れ、第6戦からはリーが代わりに登録された。
フィリーズはリーグ優勝決定戦のロースターから投手と野手をひとりずつ入れ替え、投手は左のベイリー・ファルターに代えて右のニック・ネルソンを、野手は右のドルトン・ガスリーに代えて左のニック・メイトンを、それぞれ登録した。リーグ優勝決定戦では、ファルターは第4戦に先発登板したものの1イニングもたずに4失点を喫し、ガスリーは出番がなかった。ネルソンはアストロズ打線が対左投手よりも対右投手を苦手としていることから、メイトンはアストロズ救援投手陣の構成が右投手に偏っていることから、それぞれロースター入りした[28]。メイトンの兄フィルもメジャーリーガーでアストロズの救援投手をしているが、兄はレギュラーシーズン最終戦で弟に安打を許すなど打たれたあと、ロッカーを殴って小指を骨折したためポストシーズンを欠場しており、今シリーズでは兄弟対決は実現しない[29]。
アストロズはリーグ優勝決定戦のロースターのうち、救援投手陣から右のセス・マルティネスを外して左のウィル・スミスを加えた。マルティネスは、リーグ優勝決定戦の対戦相手ニューヨーク・ヤンキースがアーロン・ジャッジら右の強打者を揃えていたため、同シリーズからロースター入りしたものの[30]、登板機会がなかった。フィリーズの場合はブライス・ハーパーやカイル・シュワーバーなど左の強打者も擁している。スミスは、フィリーズと同じナショナルリーグ東地区のアトランタ・ブレーブスに今シーズン途中まで所属していたため彼らとの対戦経験もあり、ハーパーに対しては14打数2安打6三振と好成績を残している[31]。スミスは前年シリーズではブレーブスの一員として優勝を経験したため、アストロズが今シリーズを制すれば、チームを変えて2年連続優勝を経験する史上10人目の選手となる[32]。
今シリーズでは両チームとも、対戦相手のチームに前年まで在籍していた選手がロースター入りした。フィリーズ捕手のギャレット・スタッブスは、2015年のドラフトでアストロズから8巡目・全体229位指名を受けてプロ入りし、2019年にMLB初出場を果たすと、2021年までの3年間で51試合に出場した。2021年のワールドシリーズでも途中からロースター入りし守備で1イニング出場したあと、その年の11月にトレードでフィリーズへ移籍した。2022年はレギュラーシーズン最後の3連戦で両チームの対戦があり、そこでフィリーズがポストシーズン進出を決めたため、スタッブスはかつての同僚に「ワールドシリーズで会おうぜ」とメッセージを送ったという[33]。アストロズ投手のヘクター・ネリスは、2010年にアマチュアFAとしてフィリーズと契約しプロ入りすると、2014年のメジャー初登板以来2021年までの8年間で405試合に登板した。2017年と2019年に20セーブ以上を挙げるなど一時は抑え投手も務めたが、2021年シーズン終了後にFAとなりアストロズと契約した。フィリーズはネリス在籍時にポストシーズンへなかなか進めず、当時ネリスはワールドシリーズ登板の夢を後輩のセランソニー・ドミンゲスらと語り合っており、2022年レギュラーシーズンの最後にドミンゲスと再会したときもその話になったという[34]。
今シリーズのロースターには、両チームともアフリカ系アメリカ人がひとりもいない。20世紀初のアフリカ系アメリカ人選手としてジャッキー・ロビンソンが1947年にデビューして以降、ワールドシリーズにアフリカ系アメリカ人選手の姿がないのは、1950年以来72年ぶり2度目である[35]。この事態に対し、アストロズ監督のダスティ・ベイカーが「野球にとって誇れることとは思わない」と述べたほか、選手会の専務理事トニー・クラークやニグロリーグ野球博物館の館長ボブ・ケンドリックら、球界の要職にあるアフリカ系アメリカ人から憂慮の声が上がった[36]。その一方でラテンアメリカ出身選手の数は20人にのぼり、これは2012年および2021年と並ぶ歴代最多タイである[37]。その20人のうちアストロズ内野手のマウリシオ・デュボーンは、シリーズ史上初のホンジュラス出身選手となった[38]。
開幕前の予想
試合結果
2022年のワールドシリーズは10月28日に開幕し、途中に移動日と雨天順延を挟んで9日間で6試合が行われた。前年シーズン終了後にMLB機構と選手会との労使交渉がもつれてロックアウトが実施され、今シーズンの開幕が3月31日から4月7日へ後ろ倒しされた影響で、今シリーズ開幕日は日付上2009年と並んで史上最も遅い10月28日に設定された[45]。日程・結果は以下の通り。
| 日付 | 試合 | ビジター球団(先攻) | スコア | ホーム球団(後攻) | 開催球場 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 10月28日(金) | 第1戦 | フィラデルフィア・フィリーズ | 6-5 | ヒューストン・アストロズ | ミニッツメイド・パーク | |
| 10月29日(土) | 第2戦 | フィラデルフィア・フィリーズ | 2-5 | ヒューストン・アストロズ | ||
| 10月30日(日) | ||||||
| 10月31日(月) | 雨天順延 | シチズンズ・バンク・パーク | ||||
| 11月1日(火) | 第3戦 | ヒューストン・アストロズ | 0-7 | フィラデルフィア・フィリーズ | ||
| 11月2日(水) | 第4戦 | ヒューストン・アストロズ | 5-0 | フィラデルフィア・フィリーズ | ||
| 11月3日(木) | 第5戦 | ヒューストン・アストロズ | 3-2 | フィラデルフィア・フィリーズ | ||
| 11月4日(金) | ||||||
| 11月5日(土) | 第6戦 | フィラデルフィア・フィリーズ | 1-4 | ヒューストン・アストロズ | ミニッツメイド・パーク | |
| 優勝:ヒューストン・アストロズ(4勝2敗 / 5年ぶり2度目) | ||||||
第1戦 10月28日
| 映像外部リンク | |
|---|---|
|
|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | R | H | E | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| フィラデルフィア・フィリーズ | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 9 | 0 |
| ヒューストン・アストロズ | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 10 | 0 |
- 勝利:セランソニー・ドミンゲス(1勝)
- セーブ:デビッド・ロバートソン(1S)
- 敗戦:ルイス・ガルシア(1敗)
- 本塁打
PHI:J.T.リアルミュート1号ソロ
HOU:カイル・タッカー1号ソロ・2号3ラン - 審判
[球審]ジェームズ・ホイ
[塁審]一塁: ダン・アイアソーニャ、二塁: トリップ・ギブソン、三塁: ジョーダン・ベイカー
[外審]左翼: ランス・バークスデイル、右翼: アラン・ポーター - 試合開始時刻: 中部夏時間(UTC-5)午後7時4分 試合時間: 4時間34分 観客: 4万2903人 気温: 72°F(22.2°C)
詳細: MLB.com Gameday / ESPN.com / Baseball-Reference.com / FanGraphs
| フィラデルフィア・フィリーズ | ヒューストン・アストロズ | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 打順 | 守備 | 選手 | 打席 | 打順 | 守備 | 選手 | 打席 | ||
| 1 | 左 | K・シュワーバー | 左 | 1 | 二 | J・アルトゥーベ | 右 | ||
| 2 | 一 | R・ホスキンス | 右 | 2 | 遊 | J・ペーニャ | 右 | ||
| 3 | 捕 | J・リアルミュート | 右 | 3 | 左 | Y・アルバレス | 左 | ||
| 4 | DH | B・ハーパー | 左 | 4 | 三 | A・ブレグマン | 右 | ||
| 5 | 右 | N・カステヤノス | 右 | 5 | 右 | K・タッカー | 左 | ||
| 6 | 三 | A・ボーム | 右 | 6 | 一 | Y・グリエル | 右 | ||
| 7 | 遊 | B・ストット | 左 | 7 | DH | T・マンシーニ | 右 | ||
| 8 | 二 | J・セグラ | 右 | 8 | 中 | C・マコーミック | 右 | ||
| 9 | 中 | B・マーシュ | 左 | 9 | 捕 | M・マルドナード | 右 | ||
| 先発投手 | 投球 | 先発投手 | 投球 | ||||||
| A・ノラ | 右 | J・バーランダー | 右 | ||||||
第2戦 10月29日
| 映像外部リンク | |
|---|---|
|
|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| フィラデルフィア・フィリーズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 2 | 6 | 1 |
| ヒューストン・アストロズ | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | X | 5 | 7 | 2 |
- 勝利:フランバー・バルデス(1勝)
- 敗戦:ザック・ウィーラー(1敗)
- 本塁打
HOU:アレックス・ブレグマン1号2ラン - 審判
[球審]パット・ホーバーグ
[塁審]一塁: トリップ・ギブソン、二塁: ジョーダン・ベイカー、三塁: ランス・バークスデイル
[外審]左翼: アラン・ポーター、右翼: ジェームズ・ホイ - 試合開始時刻: 中部夏時間(UTC-5)午後7時4分 試合時間: 3時間18分 観客: 4万2926人 気温: 73°F(22.8°C)
詳細: MLB.com Gameday / ESPN.com / Baseball-Reference.com / FanGraphs
| フィラデルフィア・フィリーズ | ヒューストン・アストロズ | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 打順 | 守備 | 選手 | 打席 | 打順 | 守備 | 選手 | 打席 | ||
| 1 | 左 | K・シュワーバー | 左 | 1 | 二 | J・アルトゥーベ | 右 | ||
| 2 | 一 | R・ホスキンス | 右 | 2 | 遊 | J・ペーニャ | 右 | ||
| 3 | 捕 | J・リアルミュート | 右 | 3 | DH | Y・アルバレス | 左 | ||
| 4 | DH | B・ハーパー | 左 | 4 | 三 | A・ブレグマン | 右 | ||
| 5 | 右 | N・カステヤノス | 右 | 5 | 右 | K・タッカー | 左 | ||
| 6 | 三 | A・ボーム | 右 | 6 | 一 | Y・グリエル | 右 | ||
| 7 | 二 | J・セグラ | 右 | 7 | 左 | A・ディアス | 右 | ||
| 8 | 中 | M・ビアリング | 右 | 8 | 中 | C・マコーミック | 右 | ||
| 9 | 遊 | E・ソーサ | 右 | 9 | 捕 | M・マルドナード | 右 | ||
| 先発投手 | 投球 | 先発投手 | 投球 | ||||||
| Z・ウィーラー | 右 | F・バルデス | 左 | ||||||
第3戦 11月1日
| 映像外部リンク | |
|---|---|
|
|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ヒューストン・アストロズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 |
| フィラデルフィア・フィリーズ | 2 | 2 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | X | 7 | 7 | 0 |
- 勝利:レンジャー・スアレス(1勝)
- 敗戦:ランス・マッカラーズ・ジュニア(1敗)
- 本塁打
PHI:ブライス・ハーパー1号2ラン、アレク・ボーム1号ソロ、ブランドン・マーシュ1号ソロ、カイル・シュワーバー1号2ラン、リース・ホスキンス1号ソロ - 審判
[球審]ダン・アイアソーニャ
[塁審]一塁: ジョーダン・ベイカー、二塁: ランス・バークスデイル、三塁: アラン・ポーター
[外審]左翼: ジェームズ・ホイ、右翼: パット・ホーバーグ - 試合開始時刻: 東部夏時間(UTC-4)午後8時5分 試合時間: 3時間8分 観客: 4万5712人 気温: 65°F(18.3°C)
詳細: MLB.com Gameday / ESPN.com / Baseball-Reference.com / FanGraphs
| ヒューストン・アストロズ | フィラデルフィア・フィリーズ | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 打順 | 守備 | 選手 | 打席 | 打順 | 守備 | 選手 | 打席 | ||
| 1 | 二 | J・アルトゥーベ | 右 | 1 | 左 | K・シュワーバー | 左 | ||
| 2 | 遊 | J・ペーニャ | 右 | 2 | 一 | R・ホスキンス | 右 | ||
| 3 | 左 | Y・アルバレス | 左 | 3 | 捕 | J・リアルミュート | 右 | ||
| 4 | 三 | A・ブレグマン | 右 | 4 | DH | B・ハーパー | 左 | ||
| 5 | 右 | K・タッカー | 左 | 5 | 右 | N・カステヤノス | 右 | ||
| 6 | 一 | Y・グリエル | 右 | 6 | 三 | A・ボーム | 右 | ||
| 7 | DH | D・ヘンズリー | 右 | 7 | 遊 | B・ストット | 左 | ||
| 8 | 中 | C・マコーミック | 右 | 8 | 二 | J・セグラ | 右 | ||
| 9 | 捕 | M・マルドナード | 右 | 9 | 中 | B・マーシュ | 左 | ||
| 先発投手 | 投球 | 先発投手 | 投球 | ||||||
| L・マッカラーズJr. | 右 | R・スアレス | 左 | ||||||
第4戦 11月2日
| 映像外部リンク | |
|---|---|
|
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| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ヒューストン・アストロズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 10 | 0 |
| フィラデルフィア・フィリーズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
- 勝利:クリスチャン・ハビエル(1勝)
- 敗戦:アーロン・ノラ(1敗)
- 審判
[球審]トリップ・ギブソン
[塁審]一塁: ランス・バークスデイル、二塁: アラン・ポーター、三塁: ジェームズ・ホイ
[外審]左翼: パット・ホーバーグ、右翼: ダン・アイアソーニャ - 試合開始時刻: 東部夏時間(UTC-4)午後8時3分 試合時間: 3時間25分 観客: 4万5693人 気温: 62°F(16.7°C)
詳細: MLB.com Gameday / ESPN.com / Baseball-Reference.com / FanGraphs
| ヒューストン・アストロズ | フィラデルフィア・フィリーズ | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 打順 | 守備 | 選手 | 打席 | 打順 | 守備 | 選手 | 打席 | ||
| 1 | 二 | J・アルトゥーベ | 右 | 1 | 左 | K・シュワーバー | 左 | ||
| 2 | 遊 | J・ペーニャ | 右 | 2 | 一 | R・ホスキンス | 右 | ||
| 3 | DH | Y・アルバレス | 左 | 3 | 捕 | J・リアルミュート | 右 | ||
| 4 | 三 | A・ブレグマン | 右 | 4 | DH | B・ハーパー | 左 | ||
| 5 | 右 | K・タッカー | 左 | 5 | 右 | N・カステヤノス | 右 | ||
| 6 | 一 | Y・グリエル | 右 | 6 | 三 | A・ボーム | 右 | ||
| 7 | 捕 | C・バスケス | 右 | 7 | 遊 | B・ストット | 左 | ||
| 8 | 左 | A・ディアス | 右 | 8 | 二 | J・セグラ | 右 | ||
| 9 | 中 | C・マコーミック | 右 | 9 | 中 | B・マーシュ | 左 | ||
| 先発投手 | 投球 | 先発投手 | 投球 | ||||||
| C・ハビエル | 右 | A・ノラ | 右 | ||||||
第5戦 11月3日
| 映像外部リンク | |
|---|---|
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| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ヒューストン・アストロズ | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 9 | 0 |
| フィラデルフィア・フィリーズ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 6 | 1 |
- 勝利:ジャスティン・バーランダー(1勝)
- セーブ:ライアン・プレスリー(1S)
- 敗戦:ノア・シンダーガード(1敗)
- 本塁打
HOU:ジェレミー・ペーニャ1号ソロ
PHI:カイル・シュワーバー2号ソロ - 審判
[球審]ジョーダン・ベイカー
[塁審]一塁: アラン・ポーター、二塁: ジェームズ・ホイ、三塁: パット・ホーバーグ
[外審]左翼: ダン・アイアソーニャ、右翼: トリップ・ギブソン - 試合開始時刻: 東部夏時間(UTC-4)午後8時6分 試合時間: 3時間57分 観客: 4万5693人 気温: 59°F(15°C)
詳細: MLB.com Gameday / ESPN.com / Baseball-Reference.com / FanGraphs
| ヒューストン・アストロズ | フィラデルフィア・フィリーズ | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 打順 | 守備 | 選手 | 打席 | 打順 | 守備 | 選手 | 打席 | ||
| 1 | 二 | J・アルトゥーベ | 右 | 1 | 左 | K・シュワーバー | 左 | ||
| 2 | 遊 | J・ペーニャ | 右 | 2 | 一 | R・ホスキンス | 右 | ||
| 3 | 左 | Y・アルバレス | 左 | 3 | 捕 | J・リアルミュート | 右 | ||
| 4 | 三 | A・ブレグマン | 右 | 4 | DH | B・ハーパー | 左 | ||
| 5 | 右 | K・タッカー | 左 | 5 | 右 | N・カステヤノス | 右 | ||
| 6 | 一 | Y・グリエル | 右 | 6 | 三 | A・ボーム | 右 | ||
| 7 | DH | D・ヘンズリー | 右 | 7 | 遊 | B・ストット | 左 | ||
| 8 | 中 | C・マコーミック | 右 | 8 | 二 | J・セグラ | 右 | ||
| 9 | 捕 | M・マルドナード | 右 | 9 | 中 | B・マーシュ | 左 | ||
| 先発投手 | 投球 | 先発投手 | 投球 | ||||||
| J・バーランダー | 右 | N・シンダーガード | 右 | ||||||
第6戦 11月5日
| 映像外部リンク | |
|---|---|
|
|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| フィラデルフィア・フィリーズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 1 |
| ヒューストン・アストロズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 4 | 7 | 0 |
- 勝利:フランバー・バルデス(2勝)
- セーブ:ライアン・プレスリー(2S)
- 敗戦:ザック・ウィーラー(2敗)
- 本塁打
PHI:カイル・シュワーバー3号ソロ
HOU:ヨルダン・アルバレス1号3ラン - 審判
[球審]ランス・バークスデイル
[塁審]一塁: ジェームズ・ホイ、二塁: パット・ホーバーグ、三塁: ダン・アイアソーニャ
[外審]左翼: トリップ・ギブソン、右翼: ジョーダン・ベイカー - 試合開始時刻: 中部夏時間(UTC-5)午後7時4分 試合時間: 3時間13分 観客: 4万2958人 気温: 73°F(22.8°C)
詳細: MLB.com Gameday / ESPN.com / Baseball-Reference.com / FanGraphs
| フィラデルフィア・フィリーズ | ヒューストン・アストロズ | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 打順 | 守備 | 選手 | 打席 | 打順 | 守備 | 選手 | 打席 | ||
| 1 | 左 | K・シュワーバー | 左 | 1 | 二 | J・アルトゥーベ | 右 | ||
| 2 | 一 | R・ホスキンス | 右 | 2 | 遊 | J・ペーニャ | 右 | ||
| 3 | 捕 | J・リアルミュート | 右 | 3 | 左 | Y・アルバレス | 左 | ||
| 4 | DH | B・ハーパー | 左 | 4 | 三 | A・ブレグマン | 右 | ||
| 5 | 右 | N・カステヤノス | 右 | 5 | 右 | K・タッカー | 左 | ||
| 6 | 三 | A・ボーム | 右 | 6 | DH | C・バスケス | 右 | ||
| 7 | 二 | J・セグラ | 右 | 7 | 一 | T・マンシーニ | 右 | ||
| 8 | 中 | M・ビアリング | 右 | 8 | 中 | C・マコーミック | 右 | ||
| 9 | 遊 | E・ソーサ | 右 | 9 | 捕 | M・マルドナード | 右 | ||
| 先発投手 | 投球 | 先発投手 | 投球 | ||||||
| Z・ウィーラー | 右 | F・バルデス | 左 | ||||||
セレモニー
試合前のアメリカ合衆国国歌『星条旗』独唱・合唱と始球式を行った人物・グループは、それぞれ以下の通り。
| 試合 | 国歌独唱・合唱 | 始球式 | |
|---|---|---|---|
| 投手役 | 捕手役 | ||
| 第1戦 | エリック・バートン (ブラック・プーマズ)[46] | テリー・プール[26] | (不明) |
| 第2戦 | リトル・ビッグ・タウン[47] | クレイグ・ビジオ[48] | ジェフ・バグウェル[48] |
| 第3戦 | クロエ・ベイリー[49] | バーニー・ペアレント、 ジュリアス・アービング、 ブランドン・グラハム、 マイク・シュミット[50] | ジェイソン・ワース、 シェーン・ビクトリーノ、 ライアン・ハワード、 コール・ハメルズ[50] |
| 第4戦 | マディソン・ワトキンス[51] | ルーク・テオドシアデス (急性リンパ性白血病サバイバー)[52] | ブライス・ハーパー[52] |
| ジミー・ロリンズ、 チェイス・アトリー[53] | マイルズ・テラー、 ロブ・マケルヘニー[53] | ||
| 第5戦 | ジャズミン・サリヴァン[54] | ブラッド・リッジ[55] | カルロス・ルイーズ[55] |
| 第6戦 | アンディー・グラマー[56] | ジム・マッキンベイル (実業家)[57] | (不明) |
第1戦の試合前に登場したエリック・バートンが、国歌の歌詞を間違えるという失態を犯した。同じメロディが繰り返される序盤の歌詞を彼は混同した[58]。
|
【正しい歌詞】 |
【バートンの間違い】 |
第4戦の試合前、ふたつの始球式が別個に行われた。そのうちのひとつに登場したルーク・テオドシアデスは、MLBが協賛する悪性腫瘍(癌)研究支援の慈善団体 "スタンド・アップ・トゥー・キャンサー"(SU2C)によって命を救われた、当時クッツタウン大学の2年生である。彼は12歳の誕生日を1か月後に控えた2015年6月、野球の練習中に激しい息切れを起こすようになり、診察を受けたところ急性リンパ性白血病と発覚した[59]。白血病に対する一般的な化学療法では効果が得られず、SU2Cの金銭援助によりキメラ抗原受容体(CAR-T細胞)療法の臨床試験を受けたところ状態が改善、2016年に弟から骨髄移植を受けたあとはここまで再発せずに済んでいる[60]。MLBとSU2Cの関係から、彼を治療したフィラデルフィア小児病院の医師や看護師が彼を始球式に推薦した[61]。当日、彼は捕手役をブライス・ハーパーが務めることに驚き、ハーパーから「元気か? 調子よさそうじゃないか」と声をかけてもらったという[62]。始球式での自身の投球については「ニック・カステヤノスだったら手を出してくれたんじゃないかな」と冗談めかして振り返った[61]。始球式以外にも彼は、フィリーズOBのジミー・ロリンズや歌手のブルース・スプリングスティーンと面会し、試合はSU2Cに賛同する大統領夫人ジル・バイデンとともに観戦した[62]。

第6戦の始球式に登場したジム・マッキンベイルは、アストロズの地元テキサス州ヒューストンで家具販売チェーンのギャラリー・ファーニチャーを経営し "マットレス・マック" の異名をとる一方、スポーツベッティングの大口投資家としても知られる。2010年代に彼は、スポーツの結果が店側指定の条件を満たせば返金と謳うキャンペーンで売上を伸ばし、並行してブックメーカーでその条件に賭けることで、賭けに勝てば払戻金で返金を賄って利益を出し、負けてもキャンペーン売上で賭金を賄って利益を出す、という手法を編み出した[63]。今シリーズに際しては当初「3,000ドル以上お買い上げのお客様は、アストロズ優勝でお買い上げ額の倍額を返金」というキャンペーンを実施し、途中で返金額を倍額から同額へ変更したものの、キャンペーン終盤の10月23日・24日だけで1,600万ドルを売り上げ、その傍ら複数のブックメーカーでアストロズ優勝に計1,000万ドルを賭けた[64]。その結果、第6戦でアストロズが優勝を決め、彼は払戻金として7,260万ドルを獲得した。スポーツベッティング史上最大とされる払戻金を得た一方で顧客への返金をすることになったが、そのことについて彼は「お客様はハラハラしながらシリーズを観戦し、返金してもらえることになった。今後20〜30年の思い出になるのは、店にとっても良いこと」と述べた[65]。