塗られた本
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小さな出版社を経営する紺野美也子は、伝手を使い、売れっ子作家の青沼禎一郎に原稿の執筆を依頼した。無名出版社の大胆な要求に呆れる青沼だったが、美也子は女を武器にした強引な手管を駆使、ついに青沼は執筆依頼を呑む。美也子の夫・卓一は純粋な人で、美也子は愛する夫の詩集の出版を目標としていた。だが他方、美也子は資金を得るため、R銀行頭取の井村重久に融資を依頼する。実は井村は、美也子の結婚以前から関係の続く愛人でもあった。
ある日、井村から一泊旅行に誘われた美也子。しかし旅先にて思わぬトラブルが発生、美也子の行動を疑う女性も出現し、次第に追い詰められる彼女を待ち受けていた運命とは…。