形影 菊池寛と佐佐木茂索 From Wikipedia, the free encyclopedia ポータル 文学 『形影 菊池寛と佐佐木茂索』(けいえい きくちかんとささきもさく)は、松本清張による評伝。『文藝春秋』1982年2月号から同年5月号に連載され、1982年10月に文藝春秋から単行本が刊行された。 文藝春秋の創立・発展に携わった菊池寛と佐佐木茂索の人物と作品を辿った評伝。タイトルの「形影」は、菊池寛の『半自叙伝』から取られた言葉で、文藝春秋での2人の「形影相伴う」コンビとしての関係を指している。 菊池寛 著者による立項が特に為されているわけではないが、本作中おもに触れられている話題を挙げる。 菊池寛の学生時代(高松中学校 - 京都帝国大学) 菊池寛と芥川龍之介 小説家としての成功 『文藝春秋』創刊、初期の動向、ライバル誌との関係 菊池寛の作品、芥川・志賀直哉などとの対比 ジャーナリスト兼出版社経営へ 佐佐木茂索の作品、芥川との関係 菊池寛の選挙出馬、文藝春秋広告部不正事件 佐佐木茂索の文藝春秋入社、経営者への転身 菊池寛と佐佐木茂索の間柄 その他逸話(将棋・ピンポンなど) それぞれのその後 エピソード 小説家・劇作家の井上ひさしは「『形影 菊池寛と佐佐木茂索』を改めて読み返しますと、戯曲に対する基本的な理解度はすごいですよ。菊池寛の戯曲に仮託して自分の戯曲観をおっしゃってるんですけど、我々、今実際に芝居を書いている人間がいちばん苦労していることを、ちゃんと指摘しているんです」と述べている[1]。 近代文学研究者の紅野敏郎は「菊池寛執筆にあたって、松本清張の用いた材料は、それほど新しいものではなく、文学史家ならばよく知っているごくありふれたものであった。にもかかわらずこの作品には不思議な魅力がひそんでいる。それはあくまでもわが身にひきくらべつつ、わが心に即し、この作品を書き進めているからであろう」と評している[2]。 参考文献 著者は菊池寛の作品を高く評価し、自らの文学観・作品への影響を認めている。 『菊池寛の文学』(『オール讀物』1988年2月号掲載、のちに『松本清張の世界』(1992年、文藝春秋臨時増刊、2003年、文春文庫)に収録) 著者による講演記録。 『松本清張研究』第2号「特集・松本清張と菊池寛」(2001年、北九州市立松本清張記念館編集・発行) 片山宏行、藤井淑禎、小笠原賢二、石川巧などによる論考・対談などを収録。 脚注・出典 ↑ 井上ひさしと平岡敏夫による座談会「松本清張と菊池寛」(『松本清張研究 第2号』(2001年、北九州市立松本清張記念館)収録)参照。 ↑ 紅野敏郎「文豪への視線」(『國文學』1983年9月号収録)参照。 表話編歴松本清張の作品作品リスト 松本清張作品の一覧(刊行順) 推理小説現代小説 長編 点と線 眼の壁 蒼い描点 小説帝銀事件 ゼロの焦点 黒い樹海 波の塔 歪んだ複写 霧の旗 影の地帯 黄色い風土 考える葉 砂の器 わるいやつら 黒い福音 高校殺人事件 球形の荒野 風の視線 不安な演奏 時間の習俗 連環 落差 水の炎 神と野獣の日 彩霧 けものみち 花実のない森 山峡の章 草の陰刻 溺れ谷 蒼ざめた礼服 花氷 砂漠の塩 葦の浮船 地の骨 二重葉脈 Dの複合 中央流沙 人間水域 強き蟻 梅雨と西洋風呂 聞かなかった場所 遠い接近 喪失の儀礼 屈折回路 象の白い脚 風の息 告訴せず 混声の森 火の路 黒の回廊 ガラスの城 渡された場面 棲息分布 渦 風紋 空の城 天才画の女 雑草群落 黒革の手帖 十万分の一の偶然 地の指 夜光の階段 殺人行おくのほそ道 死の発送 湖底の光芒 彩り河 迷走地図 翳った旋舞 塗られた本 網 美しき闘争 熱い絹 幻華 紅い白描 聖獣配列 霧の会議 数の風景 黒い空 状況曲線 赤い氷河期 詩城の旅びと 一九五二年日航機「撃墜」事件 犯罪の回送 隠花平原 神々の乱心 中編 遭難 坂道の家 紐 寒流 草 事故 熱い空気 獄衣のない女囚 断線 微笑の儀式 火と汐 内海の輪 アムステルダム運河殺人事件 鷗外の婢 書道教授 六畳の生涯 生けるパスカル 表象詩人 馬を売る女 短編 或る「小倉日記」伝 菊枕 火の記憶 湖畔の人 ひとり旅 恐喝者 断碑 赤いくじ 笛壺 父系の指 石の骨 青のある断層 張込み 任務 喪失 殺意 箱根心中 顔 反射 声 市長死す 共犯者 憎悪の依頼 地方紙を買う女 鬼畜 一年半待て 捜査圏外の条件 カルネアデスの舟板 白い闇 支払い過ぎた縁談 二階 拐帯行 黒地の絵 氷雨 日光中宮祠事件 真贋の森 装飾評伝 紙の牙 愛と空白の共謀 証言 危険な斜面 空白の意匠 天城越え 結婚式 駅路 誤差 万葉翡翠 薄化粧の男 潜在光景 田舎医師 鉢植を買う女 突風 小さな旅館 老春 鴉 眼の気流 皿倉学説 相模国愛甲郡中津村 たづたづし 脊梁 やさしい地方 陸行水行 歯止め 交通事故死亡1名 犯罪広告 種族同盟 家紋 年下の男 月 不在宴会 新開地の事件 指 死んだ馬 証明 火神被殺 巨人の磯 留守宅の事件 恩誼の紐 理外の理 高台の家 駆ける男 東経139度線 山峡の湯村 式場の微笑 小説 3億円事件 足袋 愛犬 見送って 百円硬貨 お手玉 記念に 箱根初詣で 再春 遺墨 骨壺の風景 疑惑 泥炭地 削除の復元 死者の網膜犯人像 老公 シリーズ 黒い画集 影の車 絢爛たる流離 別冊黒い画集 黒の様式 黒の図説 黒の線刻画 禁忌の連歌 歴史小説時代小説 長編 徳川家康 信玄軍記 決戦川中島 かげろう絵図 火の縄 天保図録 逃亡 小説東京帝国大学 西海道談綺 眩人 鬼火の町 乱灯江戸影絵 異変街道 信玄戦旗 短編(集) 西郷札 くるま宿 啾々吟 腹中の敵 疑惑 佐渡流人行 甲府在番 大奥婦女記 小説日本芸譚 無宿人別帳 古代史 古代史疑 清張通史 ペルセポリスから飛鳥へ 密教の水源をみる 空海・中国・インド 松本清張のケルト紀行 近現代史 日本の黒い霧 昭和史発掘 評伝 形影 菊池寛と佐佐木茂索 暗い血の旋舞 両像・森鷗外 随筆・日記 黒い手帖 半生の記 今日の風土記 作家の手帖 過ぎゆく日暦 カテゴリ 松本清張 小説 短編小説 作品一覧 映画 テレビドラマ この項目は、書籍に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(PJ出版・PJ書物/P書物)。項目が文学作品の場合には {{Lit-stub}} を、漫画の場合には {{Manga-stub}} を貼り付けてください。表示編集 Related Articles