天狗ノ森

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標高 1,485.0 m
位置 北緯33度28分51秒 東経133度0分55秒 / 北緯33.48083度 東経133.01528度 / 33.48083; 133.01528
天狗ノ森
北北西から望む天狗ノ森
愛媛県道303号猪伏西谷線から撮影
標高 1,485.0 m
所在地 愛媛県上浮穴郡久万高原町
高知県高岡郡津野町吾川郡仁淀川町
位置 北緯33度28分51秒 東経133度0分55秒 / 北緯33.48083度 東経133.01528度 / 33.48083; 133.01528
山系 四国山地
天狗ノ森の位置(高知県内)
天狗ノ森
天狗ノ森
天狗ノ森 (高知県)
天狗ノ森の位置(愛媛県内)
天狗ノ森
天狗ノ森
天狗ノ森 (愛媛県)
天狗ノ森の位置(日本内)
天狗ノ森
天狗ノ森
天狗ノ森 (日本)
プロジェクト 山
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天狗ノ森(てんぐのもり)は、四国山地の南西部、「四国カルスト」と呼ばれるカルスト台地の東部にある、標高;1485.0mの山である。[1]

行政区画的には、愛媛県高知県との県境に位置し、この山の北西側が愛媛県 久万高原町、南側が高知県 津野町、北東側が高知県 仁淀川町に属する。

なお、「天狗ノ森」は、「四国百名山」の一つに選定されている。[2]

四国カルスト」は、四国山地の南西部、愛媛県と高知県との県境部にある、石灰岩からなるカルスト高原である。[注釈 1] 東西方向に約15kmの長さに延び、 [注釈 2] また標高は1000~1400m台の高さがあり、しばしば「日本三大カルスト」の一つとも呼ばれる。[注釈 3] また愛媛県及び高知県それぞれで「四国カルスト県立自然公園」にもなっている。 [3] [4] 

「四国カルスト」の東部は、「天狗高原」(てんぐこうげん)と呼ばれているが、その東端に、この「天狗ノ森」がそびえている。この山は「四国カルスト」の最高峰でもある。[1]

「天狗ノ森」は、多少の樹木に覆われているが、頂上部からの展望は比較的良く、西へと長く伸びた「四国カルスト」全体のほか、東には、石灰岩が採掘され異様な姿になっている「鳥形山」(とりがたやま;標高;約1100m)や、原生林が多いことで知られる「不入山」(いらずやま;1336m)など周辺の山々が望める。[1] [2]

なお「天狗ノ森」の山頂には、三等三角点が設置されている。公式名称は「栂山」、標高値は1484.99mである。[5]

登山ルート

天狗高原」まで車道が通じており、その一角に登山口がある。尾根沿いに約1時間で「天狗ノ森」の山頂に着く。[1] [2]

 この登山道は「天狗ノ森」のさらに東へと尾根沿いに続いており、「姫百合平」(ひめゆりだいら)と呼ばれる展望が良い場所から「黒滝山」(標高;1367m)を通り、更に東にある「大引割」(おおひきわり)、「小引割」(こひきわり)と呼ばれる場所まで続いている。 なお、「姫百合平」および「黒滝山」付近からは「天狗ノ森」の南側斜面をトラバースする道もあり、回遊コースとして利用できる。[1]

地形

「天狗ノ森」周辺で地形的に興味深いものは、この山の東部にある前述の「大引割」(おおひきわり)、「小引割」(こひきわり)である。これは、それぞれ深さが30m、20m、幅が2m前後の断裂であり、国の天然記念物に指定されている。成因は不明だが、過去の大地震の産物とも考えられている。[1] [6] 

 なお、この場所は、後述の「地質」の項で説明するとおり、石灰岩分布域ではなく、従ってこの地形は、「四国カルスト」に多い、「カルスト地形」ではない。

地質

天狗高原」一帯は、「四国カルスト」の他の場所と同様に、「石灰岩」の分布域であるが、東西方向に細長く伸びており、南北方向にはわずか1km程度の幅しかない。

この石灰岩体は、「石炭紀」~「ペルム紀」前期に、海洋プレート上で形成されたサンゴ礁などのリーフ性の石灰岩であり、「ペルム紀」の「中期」から「後期」に、「付加体」として、当時のアジア東部 [注釈 4] に付加したものである。[7]

 「天狗ノ森」は、登山道の途中までは上記の石灰岩からなるが、途中に地質境界があり、山頂部は、「結晶片岩類」の一種、「泥質片岩」という高圧型変成岩からなる。この変成岩は主に、「四国カルスト」の稜線部の北側斜線に分布しており、変成年代は、「トリアス紀」後期から「ジュラ紀」後期と推定されている。[7]

 「石灰岩」の分布域は、「天狗ノ森」付近では、その南側斜面を通っており、前述の「黒滝山」から更に東の「鳥形山」あたりまで、幅が1km弱~数kmで細長く続いている。

 また前述の「大引割」、「小引割」と呼ばれる断裂部は、「石灰岩」分布域の更に南側に東西方向に延びる、「ペルム紀」の「付加体」(メランジュ相)からなる。[7]

 それ以外に、「天狗高原」の「石灰岩」分布域の南側に、「玄武岩」が幅200m程度で東西に細長く分布している。[7]

このように「天狗ノ森」付近は、石灰岩だけではなく、いつくかの地質体が複雑に分布している場所である。

ギャラリー

脚注

関連項目

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