源氏ヶ駄場
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「四国カルスト」は、「四国山地」の南西部にある、石灰岩が分布しカルスト地形が広がる地域であり、東西に約15kmと細長く伸びている。[注釈 1] そのうち西端部のなだらかな地域は、「大野ヶ原」(おおのがはら)と呼ばれている。[1] [2] [注釈 2]
「大野ヶ原」地域には、愛媛県道36号線が通っている中心部に集落があるが、その南側、標高1200~1400m付近の一帯が、「源氏ヶ駄馬」という「地名」で呼ばれている。[1] [2] [3]
地域としての「源氏ヶ駄馬」はカルスト台地となっており、牛の放牧が行われている。また南端部の標高1403mの三角点のある場所まで登山道がある。[1] [2]
「源氏ヶ駄馬」という地名は、源平合戦の時代、『この無数の白い石灰岩の姿を見た平家の残党が、白馬に乗った多勢の源氏が自分たちを取り囲んでいるものと見間違え、慌ててこの地から退却した』ということが由来、という民間伝承がある。[3]
「源氏ヶ駄馬」の一部には自然林が残っており、「一夜ヶ森」(いちやがもり)と呼ばれている。ここは、『「弘法大師(空海)が修行の為ここで一夜を過ごした際に、元々は樹々が生えてなかったが朝になると樹木が茂っていた』、ことが名前の由来、という民間伝承がある。[4]
なお、「大野ヶ原」のうち、集落のある中心部より北側は、「源氏ヶ駄馬」に対応させ、「平家ヶ馬場」と呼ぶ、ともいう。[2]
「山名」(頂上名)としての「源氏ヶ駄馬」
前記の、「大野ヶ原」の一部としての「源氏ヶ駄馬」は南へと標高が高くなっており、高知県との県境にもなっている稜線部に三角点が設置されている。その地点の標高は1403mである。「大野ヶ原」のうち「笹ヶ峠」という場所からこの三角点のある地点まで登山道がある。[1] [2]
この地点は、定まった名称はないが、「源氏ヶ駄馬」の最高地点(=頂上)とみなして、インターネット地図などでは、この地点を「源氏ヶ駄馬」(の頂上)とすることがある。[5] [6]
この地点の三角点は一等三角点で、公式名称は「薊野峰」、標高値は、1402.89mである。[7] 但し一般的には、三角点の公式名称「薊野峰」でこのピークを呼ぶことはない。
なおこの地点には、「大空海寺 幸福寺」の奥ノ院の弘法大師石像を祀る石堂が設置されていて、四国百名山34番の登頂はこの地点に到達したことにより達成とする。
