1969年のテレビ (日本)
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1969年のテレビ(1969ねんのテレビ)では、1969年(昭和44年)の日本におけるテレビジョン放送全般の動向についてまとめる。
- 地方の民放UHFテレビ局がこの年19局も開局。(「#開局・放送開始」の項を参照)
- 特に、今まで民放テレビが1局しか視聴できなかった地方地域が、開局により2局の民放テレビが視聴できるようになったのが、13地域も増加した。
- 新たに開局した19局の内、フジテレビ系列(他局とのクロスネットを含む)が一挙に11局も開局する。
- 4月1日には、地方民放UHF局12局が一斉に開局。
- フジテレビ系列の番組供給ネットワーク「フジネットワーク(FNS)」発足。
フジテレビはUHFの解放及びそれに伴う地方UHF局の新規開局に伴い、これに乗じたフジテレビ系列の全国ネットワーク構築を強力に推進。この年の4月、フジテレビ社内にFNS事務局を設置し、10月1日に同ネットワークを発足した。発足当初は、この日開局した2局を含め国内19局(当時米領だった沖縄テレビを含めると20局)が加盟した[注 3]。(「フジネットワーク」の項も参照)
- テレビ番組
- この年、後に局の看板となるカラー新番組が相次いで開始。
- NHK総合:『連想ゲーム』(『みんなの招待席』で行われていたゲームを独立)、『思い出のメロディー』[注 4]
- 日本テレビ系:『NTV紅白歌のベストテン』、『巨泉・前武ゲバゲバ90分!』
- TBS系:『水戸黄門』、『8時だョ!全員集合』
- フジテレビ系:『サザエさん』、『カルピスまんが劇場(→世界名作劇場)』(この年は第1作『ムーミン』)
- NET(後のテレビ朝日)系:『クイズタイムショック』、『ワールドプロレスリング』
- 7月21日、アポロ11号による人類初の月面着陸をNHK・民放各局で衛星生中継(番組はカラー放送だが、月面からの生中継は元々モノクロ)。11月にはアポロ12号が月面から初めてカラー宇宙中継を行ったものの、船員が下りてから直ぐに誤ってカラーカメラを太陽に向けた為にそれが破損、頓挫してしまった。
- TBSがこの年の大晦日から毎年、『日本レコード大賞』の模様をカラーで生中継(2005年まで)。
- 5月6日、開局したばかりの兵庫県の独立局サンテレビが、全試合・試合開始から終了まで、完全生中継によるプロ野球中継を開始。『サンテレビボックス席』の番組名で同局の看板番組の1つとして定着する(当初はモノクロ、1971年にカラー化)。
- 公職選挙法改正に伴い、テレビの政見放送が開始。9月に行われた徳島県知事選挙にて初めて行われ、12月には「第32回衆議院議員総選挙」にて、国政選挙では初めて行われた(いずれもモノクロ放送)。
- カラー放送化
- この年は全面カラー化に向かい、ゴールデンタイムを中心に番組のカラー化が更に進む。特に ゴールデンタイムでは、在京キー局のカラー化比率が、この年にモノクロのそれを上回る様になる。
- NHK総合の大河ドラマがこの年カラー化(この年は『天と地と』)。
- 主要都市でのニュースのカラー放送の開始が相次ぐ。NHKはこの年度内に、札幌、仙台、広島、松山、福岡の各局がカラー化(名古屋は同年度内の翌1970年1月5日に全面カラー化)、キー局ではフジテレビ、NETが10月1日から、準キー局では関西テレビが4月1日から、その他では仙台放送、中国放送、札幌テレビ放送、北日本放送等が各々カラー化している。
- 12月27日投票の「第32回衆議院議員総選挙」関連の番組では、NHK総合に於いて、投票日まででは、『政党討論会』やシリーズ『政党に問う』等多くの番組が、そして開票速報及びその関連番組は地方からの中継の一部を除きほぼ全面的に、各々カラー放送となった。
- 上記を除いては、以下の主なレギュラー番組が年内に毎回カラー放送となる(年内開始番組・特別番組等を除く)
- NHK総合:『土曜ひる席』、『おかあさんといっしょ』
- TBS:『ザ・ガードマン』、『ロッテ 歌のアルバム』、『東芝日曜劇場』
- フジテレビ:『フジテレビ 今週のヒット速報』、『夜のヒットスタジオ』、『銭形平次』
- 東京12チャンネル→テレビ東京:『にっぽんの歌』
- 毎日放送:『がっちり買いまショウ』、『アップダウンクイズ』、『ダイビングクイズ』
- 音声多重放送の実験放送が開始。
12月21日、東京・大阪のNHK総合テレビにて、カラー劇映画『ぼくはついてる』(2か国語放送)にて、日本初の音声多重の実験放送が開始(同ステレオ放送は翌1970年に東京で開始)。
- NHK受信契約数
- NHKのテレビ受信契約数が21,880,000件に達し、普及率が90%を突破[2]。
- 視聴率
- TBSがこの年の年間視聴率で、ゴールデンタイム(19〜22時)において首位となる(1963年から7年連続)。
- NET(日本教育テレビ、後のテレビ朝日)が同じくこの年の年間視聴率で、全日帯(6~24時)において在京民放局で首位となる(以後、1971年まで3年連続)[注 5]。
- 技術
- 8月6日、インテルサット3号系 F3 インド洋衛星による日本⇔イギリス間のテレビ伝送(カラー対応)が開始。テレビ方式が日本(NTSC)とイギリス(PAL)では違う為、各々の受信側でその国のテレビ方式に変換する変換機を使って放送を実現。日本ではこの中継に備え、NHK放送技術研究所が同装置の実用第1号機を完成、放送2カ月前の6月5日に発表している。[3]
- NHK放送技術研究所で、当時世界一の小型カラーカメラが開発。8月31日にNHK総合「第47回全日本選手権レガッタ」の中継にて初使用。同カメラは、イメージオルシコン撮像管使用で、幅:26cm,長さ:55cm,高さ:21cm,本体重量:28kg。[4]
番組関係のできごと
1月
- 1日 - NHK総合、東京・大阪・札幌・鳥取・名古屋を始め、様々な地域から年始の模様をカラー(一部モノクロ)中継する2時間のワイド特集番組『未来は始まっている』放送。[3][5][6]
- 1~3日 - NHK教育、3日間に渡り正月特番『テレビ討論会』を放送。1日は「現代政治とデモクラシーの可能性」[7]、2日は「スチューデントパワ ーと現代」[8]、3日は「アジアと日本 -ベトナム以後にどう対処するか」[9]をそれぞれ放送。[3][10]
- 3日 - NHK総合、法隆寺金堂壁画復元の模様を長期取材したカラードキュメンタリー番組『壁画復元』放送。[3][11][12]
- 4日 - NHK総合、米メトロポリタン歌劇場で前年(1968年)の11月にカラー収録した公演、「ロッシーニ作曲 歌劇『セビリアの理髪師』」を放送[11][13]。同歌劇場の要請によりNHKと協力で、歌劇場生公演で欧米では初のカラー収録を行った[注 6][15]。
- 5日
- 9日
- 13日 - TBS系、昼のワイドショー『お昼にあいましょう』放送開始( - 6月27日。司会:川崎敬三 ほか)。[3]
- 16日 - TBS系、連続ドラマでは初の本格的なスタジオカラーカメラ使用によるカラー連続ドラマ『守ルモ攻メルモ』放送開始( - 4月10日)。[18][19][20]
- 16・23日 - NET系、『ナショナルゴールデン劇場』で、NET初のスタジオカラーカメラを使ったドラマ「罪な女」を2週に渡って放送。[21]
- 17日 - 日本テレビ系、1957年4月1日から一時期中断を挟んで続いていた『婦人ニュース』が、この日を以て終了。通算3142回。[3]
- 18~19日 - 東大紛争にて東大安田講堂事件が発生。NHK総合と在京民放(東京12チャンネルを除く)が東大安田講堂への機動隊導入を中継。これを受け各局で特集・特別番組を編成。[3]
2月
- 2日 - NHK総合、特別番組『政治討論会 - 沖縄・安保をめぐるわが党の主張』放送。[3][22]
- 9日 - 日本テレビ系、サンデースペシャル「世界フェザー級タイトルマッチ 西城正三×ペドロ・ゴメス」をカラー放送。この年ボクシング番組で最高の40.8%の視聴率を獲得した。[注 8]
- 11日 - NHK、建国記念の日特集として、総合テレビでカラー特別番組『よみがえる古都』[23]を、教育テレビで『教養特集 「出雲神話の世界」』[24]をそれぞれ放送。[3][25]
- 20日 - NHK総合、『海外取材番組』で「婦人と社会」が放送開始( - 4月10日、全8回。カラー)。[3][26]
- 28日 - NHK総合、リヒャルト・ワーグナーの全4部の超大作の楽劇『ニーベルングの指環』を音楽ソフト発売用に世界で初めて全曲録音をした指揮者、ゲオルク・ショルティ指揮による『ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会』の来日公演の模様を初放送[3]。以後、別プログラムで総合テレビでは3月14日まで3週連続で、教育テレビでは3月2日にそれそれ放送。翌1970年の1月1~3日にも、別プログラムの演奏と一部の再放送が教育テレビで放送された。[27][28]
3月
- 1日 - 日本テレビ系、NNN協定に基づく自社制作のニュース番組が全時間帯カラー放送化。これを受け、『NNNニューススポット』、『NNNきょうの出来事』もカラー放送となる[注 9][29](翌2日には『NNN日曜夕刊』もカラー放送化[30])。
- 2日
- 12日 - NHK総合、東京が春の大雪に見舞われている状況を受け[注 10]、東京ローカルのみ、通常番組の一部を休止したりして(ネット受けをしている他地域では通常放送)、大雪関係の特設ニュースに差し替えて随時放送[3][34][35]。21時25分からの『ニュースの焦点』では、「自然のストライキ 雪と大都市」として放送した[36]。
- 16日 - NHK総合、東大紛争など相次いで起こる大学闘争を受け、特別番組『大学改革の基盤をさぐる- 東大生意識調査から』を放送。番組には、東大の学生も出演した。[3][37][38]
- 23日 - NHK総合、『NHKリポート』で、放送世論調査所の1968年10月に実施したモータリゼーション全国調査等を基にした番組「日本人と車」を放送。[3][39][25]
- 27日 - TBS系、児童向けドラマ『チャコとケンちゃん』(第1作)が、この日終了。主演の四方晴美はこれをもって、1962年開始の『パパの育児手帳』から続いた『チャコちゃんシリーズ』から降板し、同シリーズも終了。代わって前作『チャコねえちゃん』から出演した宮脇康之(後の宮脇健)が主役となり、シリーズ名称も『ケンちゃんシリーズ』と改名する。
- 31日
4月
- 1日
- 4日
- NHK総合、1964年4月6日から放送していたカラー人形劇『ひょっこりひょうたん島』が、この日をもって5年間の幕を降ろす。
- NET系、赤塚不二夫原作のギャグアニメ『もーれつア太郎』(東映動画(後の東映アニメーション)制作)が放送開始。同作では後に赤塚の代表的キャラクターとなる「ニャロメ」が人気を博す。当初はモノクロ作品だったが、1970年10月2日放送の第78回からカラー作品となった( - 1970年12月25日)。
- 6日
- 7日
- NHKが番組改定。
- 総合テレビ
- 連続テレビ小説第9作『信子とおばあちゃん』放送開始( - 1970年4月4日、カラー放送)[3][49]。
- 平日の21時台に30分間の帯ドラマ『銀河ドラマ』放送開始。この日放送された第一作は『一の糸』(カラー放送)。この年は、全18作品の内4作品がカラー放送だった(この年の全作品リストについては、「#テレビドラマ」の項を参照)。[3][50]
- 21時の『ニュース』を21時30分に移行。[3]
- カラー放送番組『世界のドキュメンタリー』放送開始[51][52]。初回は、ウクライナ出身のソ連(当時)の名ヴァイオリニスト、レオニード・コーガンを取り上げた「レオニード・コーガンは演奏する」を放送[51]。
- 総合テレビ
- 東京12チャンネル、カラーテレビドラマ『プレイガール』放送開始( - 1974年9月30日、全287回。出演:沢たまき・緑魔子 ほか)[3][53]。NET系の『旅がらすくれないお仙』と共に、女性ハレンチアクションドラマの先駆けとなり[54]、当時のテレビ番組のお色気表現のエスカレートにも影響を与えた他[55]、これ以降各局が女性アクションドラマをこぞって製作する様になった[54]。
- NHKが番組改定。
- 9日 - NHK総合でこの日、『みんなの招待席』(カラー放送)で行われていたゲームを独立させたカラー放送のクイズゲーム番組『連想ゲーム』が放送開始[注 14][57][59]。1991年3月20日まで[60]22年間放送される長寿番組となった。
- 17日 - NHK総合、『海外取材番組』で「大学」が放送開始( - 5月29日、全7回。カラー)。国内外の大学の様々な問題・状況等を取り上げ、21世紀の目指す大学のあり方について追及したりした。[3][61]
- 27日 - 日本テレビ系、コント55号司会のカラー公開バラエティ番組『コント55号の裏番組をぶっとばせ!』が放送開始[3]。野球拳の企画で人気を集めるが、全国のPTAから「低俗番組」とバッシングを浴びせられ、11月9日をもって「野球拳」は廃止、番組自体も1970年3月29日で終了した。なお「野球拳」は、11月26日より同局で『コント55号の野球ケン!!』(カラー)として分離独立したが、1970年4月1日で終了した。
- 28日
5月
- 3日 - NHK総合、憲法記念日のこの日、2時間49分の長時間に渡る特集討論番組『安全保障への選択』を放送。[3][67][68]
- 4日 - NHK総合、特別番組『こんにちは東海道』を放送。昔から現代までの「道と人間とのかかわり」を基本テーマとして、東海道の様々な変貌とその表情を、東京日本橋、神奈川県箱根、静岡県牧ノ原、名古屋駅、鈴鹿峠、千里丘陵 等から21台の中継カメラによる多元中継で同時にとらえ、東京のスタジオでのゲストによる東海道の今昔そして未来への展望等を織り込んだワイドショー。[3][69][70]
- 6日 - 同月1日に開局したばかりの兵庫県の独立局サンテレビが、この日から、全試合・試合開始から終了まで、完全生中継によるプロ野球中継を開始(初戦は、阪神甲子園球場からの「阪神対広島」戦)。『サンテレビボックス席』の名称で同局の看板番組の1つとして定着する。[71][72]
- 12~17日 - NHK東北6県(仙台中央放送局及び同管内局)、総合テレビで、東北6県の農業後継者をテーマにし、同各県の放送局が制作した管内ローカルのシリーズ特別番組『あとつぎ』を放送。[3][73]
6月
- 5日 - NHK総合、『海外取材番組』で「南と北」が放送開始( - 7月24日、全7回。カラー)。北半球に多い先進国と南半球に多い発展途上国の経済格差「南北問題」を取り上げた。[3][61]
- 22日 - TBS系、『タケダアワー』で、梶原一騎原作のスポ根カラードラマ『柔道一直線』(桜木健一主演)が放送開始( - 1971年4月4日)。
- 30日 - TBS系、平日正午枠で、視聴者参加型クイズ番組『ベルトクイズQ&Q』が放送開始[41]。初代司会は増田貴光が務めたが、後に椎名勝巳→押阪忍に交代、1980年2月29日まで10年弱続いた(当初はモノクロ、翌1970年12月28日からカラー化。)。
7月
- 2日 - これまで日本テレビ系独占放送だった日本プロレス中継が、NET系でも『NETワールドプロレスリング』のタイトルで放送開始(カラー又はモノクロ放送[注 16])[注 17][74]。
- 3日 - 毎日放送制作のバラエティ番組『ヤングおー!おー!』が放送開始。吉本興業所属の若手お笑い芸人が多数出演、大阪を本拠とする吉本の全国進出の基礎を築くきっかけとなった( - 1982年9月19日。当初はモノクロ、翌1970年10月からカラー化。)。
- 6日 - NET系、音楽番組『題名のない音楽会』(出光興産一社提供)が9カ月ぶりに放送再開。初代司会の黛敏郎は1997年に死去するまで務めた(2025年現在も継続中。再開時はモノクロ放送、1971年3月26日放送分からカラー化。)[注 18]。
- 21日 - NHK総合・民放各局、アポロ11号による人類初の月面着陸を衛星生中継[3]。東京では該当番組を、NHK総合及び民放全5局共にカラーで放送[75]。但し、アポロ11号からの生中継映像は、カラーだと当時では感度やカメラ重量等の問題があった為、元々モノクロだった。(後で公開されたカラー映像は、別途カラーフィルムで撮影したものである。)
- 31日 - NHK総合、『海外取材番組』で「水と文明」が放送開始( - 9月18日、全7回。カラー)。[3]
8月
- 2日 - NHK総合で、夏恒例の音楽特番『第1回思い出のメロディー』放送(カラー。以後、毎年8月に実施[注 19])。[注 20][3]
- 4日 - TBS系、ナショナル劇場(松下電器(後のパナソニック)一社提供)枠でカラー時代劇『水戸黄門』が放送開始[3][41]。2011年12月まで全43部にわたって放送され、TBSの看板番組の1つとなった。ちなみに、初代水戸光圀役は東野英治郎が演じた。
- 6日
- 7日(6日深夜) - 前述の衛星による日英テレビ伝送の開始を受け、日本テレビでこの日の午前0時25分から『日本の夏(日英交歓衛星中継)』がカラーで放送。[78]
- 31日 - NHK総合、カラーでは日本初の移動中継番組「第47回全日本選手権レガッタ」を、埼玉県の戸田ボートコースから中継。この中継には、NHK放送技術研究所で開発された、当時世界一の小型カラーカメラ[注 21]が初使用された。[3][4]
9月
- 17日 - 公職選挙法が改正されたのに伴い、この日、日本で初めての政見放送が行われる。初放送は、この月の28日投票の徳島県知事選挙にて、NHK徳島放送局にて行われた(同月25日にも放送)。同月18、23日には、四国放送(JRT)にて民放初のそれが放送された(NHK、JRT共にモノクロ放送)。[3][79]
- 21日 - TBS系、『東芝日曜劇場』が、この日放送の『ゴンズイとキス』から、毎回カラー放送となる。
- 28日 - TBS系カラードキュメンタリー番組『われら一族』の最終回にて、北海道放送(HBC)制作による、社会の歪みと矛盾に傷ついた少年達の養護施設「北海道家庭学校」を全国放送[80][81]。放送後HBCには再放送の要望が多く寄せられ、同局では北海道ローカルにて同年11月3日に再放送を行った[82]。
- 29日 - NETがFM東海と共同で、ステレオ音声でのテレビ番組の制作・放送を、この日放送の「東京のこだま」で初実施。映像をNET(モノクロ映像、モノラル音声)、ステレオ音声をFM東海で同時放送。民放初の試みとなる。[注 22][83][84]
10月
- 1日
- フジテレビとNETにおいて、ニュースのカラー放送を開始。これにともない、両局に於いて、カラーフィルムを使ったニュースの報道取材を開始。[85][83]
- フジテレビ系ではFNS結成日(後述)のこの日、月〜木曜19時枠にカラー放送の日替わりバラエティ番組『夜のゴールデンショー』を設置、月〜木の19時台が帯体制になる。だが『夜のゴールデンショー』は半年後の1970年3月31日で終了。なお同日には『スター千一夜』が19:45に移動し、『お茶の間寄席』(第1期)の後継『3000万円クイズ』が19:30でスタート、以後1981年9月に『スタ千』が終了まで、19:30はクイズ番組、19:45は『スタ千』の体制となる。
- 2日
- 4日
- 5日
- 6日 - 日本テレビ系、カラー歌謡番組『NTV紅白歌のベストテン』が放送開始[89]( - 1981年3月23日[注 26])。白組キャプテンは堺正章、紅組初代キャプテンは水前寺清子。
- 7日
- 日本テレビ系、カラーバラエティ番組『巨泉・前武ゲバゲバ90分!』が放送開始[3][90]。ハナ肇の「アッと驚く為五郎」が流行語となる。
- NET系、池波正太郎原作、松本幸四郎(八代目)主役のテレビ時代劇『鬼平犯科帳』が放送開始( - 1970年12月29日、全65回。当初はモノクロ、翌1970年4月7日放送の第27話からカラー化)。[3]
11月
- 6日 - NHK総合、『海外取材番組』で「あすのスポーツ」が放送開始( - 12月11日、全6回。カラー)。[3]
- 9日 - 日本テレビ系、カラー演芸番組『笑点』、初代の立川談志に代わる2代目司会者として前田武彦が登場( - 1970年11月)。同時にテーマ曲も1967年1月から使用していた『笑点音頭』から中村八大作曲によるテーマ曲に変更[注 27]。
- 15日~25日(日本時間) - NHK総合、アポロ12号に伴う、カラー放送での特別編成を実施。打ち上げから月面着陸、船外活動や地球への帰還・着水までを随時特別番組を設けたりしながら中継。同月19日には、特別番組『嵐の海の飛行士』やニュース内で、第1回の船外活動の模様を月からカラーで中継したものの、月面に降り立ってから船員が直ぐにカラーカメラのレンズを誤って太陽に向けた為撮像管が破損して壊れた為、それ以後月からの映像は送れない事態となった(「アポロ12号#主要な任務」の項も参照)。[3][91]
12月
- 7日 - フジテレビ系、日曜19時台前半枠で、浦野千賀子原作のスポ根カラーアニメ『アタックNo.1』が放送開始( - 1971年11月28日。大塚製薬一社提供)。以降、同局の日曜19時台前半枠は『こちら葛飾区亀有公園前派出所』まで35年間旭通信社→アサツー ディ・ケイが広告代理店を勤めるアニメ枠[注 28]が続いた。
- 15日~24日 - NHK総合等、「第32回衆議院議員総選挙」に於いて、国政選挙に於いては初のテレビでの政見放送を行う。一部の民放局では、NHKの各局が収録したビデオテープを該当エリアのそれらに貸与して放送することも行われた(いずれもモノクロ放送)。[3][92]
- 21日 - NHK総合、この日放送のカラー劇映画『ぼくはついてる』で、東京・大阪の両地区に於いて、日本初の音声多重2か国語放送の実験放送を開始。[3][93][94]
- 26日 - NET系、『奈良和モーニングショー』で、ベトナム派遣の途中沖縄で脱走した米軍兵士との秘密会見を放送。[3]
- 27日(土曜日)・28日(日曜日) - 27日、「第32回衆議院議員総選挙」の投票が行われる(珍しい非日曜投票)。そして同選挙の開票速報選挙特別番組が、NHK総合テレビと在京民放によって同日23:45から翌28日の15:55まで、報道番組などの一部の通常番組を挟みながら放送された(NHK総合ではカラー放送(一部中継部分はモノクロ))[3]。これにより28日では、NHK総合12:15の『のど自慢素人演芸会(後のNHKのど自慢)』、TBS12:15の『うたえちびっこ!ガッテンだ!』(朝日放送製作)、同13:15の『家族そろって歌合戦』、NET12:00の『大正テレビ寄席』、同13:15の『日曜演芸会』などといった通常番組が休止、また当時NETにネットしていた毎日放送製作の番組である、12:45の『オリエンタルがっちり買いまショウ』と14:00の『ダイビングクイズ』は、それぞれ12月31日の夕方(前者は16:35、後者は17:05)に延期、通常ではありえない日曜の午前・午後の選挙速報によって、多数の番組が影響を受ける事になった。
- 31日
- TBS系、『第11回日本レコード大賞』の模様を初のカラー生中継[32]。大賞は佐良直美の『いいじゃないの幸せならば』。同番組はこの年からカラー放送となり、更にこの年から第26回までの16年間は帝国劇場で開催、第47回(2005年)までの37年間は毎年大晦日に行われた。また、司会は元NHKアナウンサー高橋圭三が務め、彼は第25回(1983年)までの15年間レコ大の顔として親しまれてきた。
- 東京12チャンネル、毎年大晦日恒例の『にっぽんの歌』を、この年からカラー化し、『なつかしの歌声・年忘れ大行進』に改題して放送[32](1974年まで)。
- NHK総合、『第20回NHK紅白歌合戦』生放送(カラー)。[注 20][32]
その他テレビに関する話題
- 1 - 3月
- 3月 - フジテレビ本社(新宿区河田町)タワービル完成(既に解体)。
- 3月15日 - NHK佐賀放送局、NHKでは初となるUHF(アナログ)県域テレビジョン本放送開始[95][96]。
- 3月22日 - NHK高松放送局、香川県を対象エリアとするUHF県域テレビジョン本放送開始[97][96]。
- 4 - 6月
- 4月1日
- 長野放送、中京ユー・エッチ・エフテレビ放送(後の中京テレビ放送)、福岡放送など、UHF(アナログ)を親局とする民放テレビ局がこの日に12局も開局。それらの中で、これまでラジオ単営だった近畿放送(後の京都放送)がラ・テ兼営局となる(全12局のリストは、「#開局・放送開始」の項を参照)。[3]
- また、この日の福岡放送の開局により、福岡県エリアが民放4系列4局によるフルネット化が完了。
- 5月1日 - サンテレビジョンが開局。[3]
- 5月5日 - 中部日本放送(CBC)の本社ビル「CBC会館」(名古屋市中区新栄)で火災。この火災により中京エリアで一時的に放送中断。→詳細は「中部日本放送 § CBC放送会館火事詳細」を参照
- 7 - 9月
- 10 - 12月
- 10月1日
- 10月9日 - 読売新聞社元社主で、日本テレビの創業者であり同社の初代社長を務めた正力松太郎が死去(享年84)。
- 10月11日 - 日本テレビの粉飾決算がこの日、大蔵省(当時)の指摘により発覚。[3]
- 10月27日 - 日本経済新聞社が東京12チャンネルプロダクション(後のテレビ東京)の経営への参加を決定、正式調印を行う。[3]
- 11月1日 - TBS系のJNN加盟20社が、番組運行一覧表・番組宣伝情報など緊急情報連絡のためのファックス機構を設置。[3]
- 12月1日 - 青森テレビ、テレビ岩手、三重テレビのUHF3局が開局。[3]
- 12月10日 - 愛媛放送(後のテレビ愛媛)が開局。[3]
開局・放送開始
*はこの開局により、いままで民放テレビが1局しか視聴できなかったのが2局になった地域。
- 3月15日 - NHK佐賀放送局
- 3月22日 - NHK高松放送局
- 4月1日
- 長野放送(サービス放送開始:1968年12月20日[98])*
- 富山テレビ放送(サービス放送開始:2月13日[99][100])*
- 石川テレビ放送(サービス放送開始:2月7日[101])*
- 中京ユー・エッチ・エフテレビ放送(後の中京テレビ放送)
- 近畿放送(後の京都放送)(サービス放送開始:2月1日)
- 岡山放送(サービス放送開始:1968年12月24日)*[注 1]
- 瀬戸内海放送*
- 福岡放送(サービス放送開始:3月1日[102])
- サガテレビ(サービス放送開始:3月15日)[103]
- テレビ長崎*
- テレビ熊本(サービス放送開始:3月17日[104])*
- 鹿児島テレビ放送(サービス放送開始:3月1日)*
- 5月1日 - サンテレビジョン
- 10月1日
- 秋田テレビ*
- 福井テレビジョン放送(サービス放送開始:9月4日[105])*
- 12月1日
- 12月10日 - 愛媛放送(後のテレビ愛媛)(サービス放送開始:10月26日[107])*
- 長野放送(4月1日開局)
- 石川テレビ放送(4月1日開局)
- 近畿放送(4月1日テレビ放送開始)
- 瀬戸内海放送(4月1日開局。写真は高松本社)
- テレビ熊本(4月1日開局)
- 青森テレビ(12月1日開局)
- 三重テレビ放送(12月1日開局)
視聴率
(※関東地区、ビデオリサーチ調べ)
- 第20回NHK紅白歌合戦(NHK総合、12月31日)69.7%
- 連続テレビ小説 あしたこそ(NHK総合、1月31日)55.5%
- ゆく年くる年(NHK総合、12月31日)46.9%
- 連続テレビ小説 信子とおばあちゃん(NHK総合、4月17日)45.7%
- ニュース(NHK総合、7月21日 7:00-8:12)45.4%
- ニュース(NHK総合、1月18日 8:30-8:45)44.6%
- 特番・アポロ11号発射(NHK総合、7月16日)43.8%
- ニュース(NHK総合、8月23日 7:00-7:20)43.0%
- 夜のヒットスタジオ(フジテレビ、3月17日)42.2%
- スタジオ102(NHK総合、1月18日)41.6%
- カメラリポート(NHK総合、6月27日)41.5%
- サンデースペシャル「世界フェザー級タイトルマッチ 西城正三×ペドロ・ゴメス」(日本テレビ、2月9日)40.8%
-
- 新春かくし芸大会(フジテレビ、1月2日)40.0%
- ニュース(NHK総合、3月18日 7:00-7:20)40.0%
- ザ・ガードマン(TBS、1月17日)37.4%
- 特番・アポロ情報(NHK総合、5月24日 8:05-8:26)36.8%
- 三菱ダイヤモンドアワー・日本プロレス中継(日本テレビ、1月10日)36.6%
-
- 防災映画・地震にそなえる(NHK総合、11月26日)36.5%
- ニュース(NHK総合、12月31日 20:55-21:00)36.5%
- 肝っ玉かあさん(TBS、9月25日)36.4%