1983年のテレビ (日本)

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1983年のテレビ(1983ねんのテレビ)では、1983年昭和58年)の日本におけるテレビジョン放送全般の動向についてまとめる。

テレビ愛知(TVA)テレビ東京系)、新潟テレビ21(NT21)テレビ朝日ANN系)、テレビユー福島(TUF)TBSJNN系)が開局。
TVAは9月1日、NT21は10月1日、TUFは12月4日にそれぞれ開局。これにより、愛知県は民放5系列5局の、新潟・福島両県は民放4系列4局のフルネット化が完了


9月1日、テレビ東京の「TXNネットワーク」の前身、「メガTONネットワーク」が発足。
前述のテレビ愛知の開局により、日本経済新聞系でテレビ東京をキーステーションとする「メガTONネットワーク」が発足。日本三大都市地域の「Megalopolis Tokyo-Osaka-Nagoya」を略した造語である。後の1985年10月1日には同系列フルネットのテレビせとうちが開局、1989年4月1日からネットワーク名称を現在の「TXNネットワーク」となる(「TXNネットワーク」の項を参照)。


テレビ番組
この年はテレビ番組で印象に残ることが例年にも増して非常に多い年だった。
  • 事件・事故・自然災害報道
この年は以下の出来事で、NHK総合・民放各局が速報や特集等を組んだ。
1月26日の求刑公判及び10月12日の判決公判(懲役4年の実刑・追徴金5億円の判決)。
  • NHK(総合・教育共通)、1~2月にかけ、テレビ放送開始30周年記念番組を相次いで放送
  • NHK総合
NHKの連続テレビ小説第31作で、久々の1年間の放送。平均視聴率52.6%、最高視聴率62.9%を記録(関東地区、ビデオリサーチ調べ)、2025年時点で同番組史上最大のヒット作となる(「連続テレビ小説」の項を参照)。特に主人公 おしんの少女時代を演じた小林綾子による「少女編(第1~36回)」の反響は物凄まじく再放送の要望が高かったため、7月25日から8月17日まで少女編36回を月曜日から金曜日の18:00 - 18:30に2話ずつ再放送。お笑いでもザ・ドリフターズ志村けんがギャグにしたり、フジテレビ系『笑っていいとも』でも取り上げたりする等あり、社会的に「おしんブーム」を巻き起こす程の大影響を与えた
後に地方局にもネットされたり、全国放送にもなる番組も出る。
  • NHK総合:『いっと6けん小さな旅』(後に対象エリアを徐々に拡大し、1991年には番組名も『小さな旅』に改題、2010年より正式に全国放送となる。2025年現在も継続中。)
  • 日本テレビ:『ルンルンあさ6生情報
  • フジテレビ:オールナイト・フジ(深夜放送枠で、女子大生ブームのきっかけを作った。後に一部のフジテレビ系列局にてネットを開始。)
  • テレビ東京:レディス4高崎一郎の司会で長年にわたって親しまれた。後にテレビ東京系列内外でネットされる様になる)


CM

この年の夏から、サントリーCANビールペンギンパピプペンギンズ)のキャラクターが登場するアニメーションのCMが放送。ジャズバーで女性歌手がを歌い、それを聴いた客が感動して涙する内容で、その歌に当時アイドル全盛だった松田聖子の「SWEET MEMORIES」(当初はシングル「ガラスの林檎」のB面として8月1日に発売)が使われ、CM・歌共に大ヒット。これを受けシングル盤は後に両A面に変更され10月20日再発売、再発売後にはオリコンのシングル・チャートの10月31日付で、8月15日付以来再度1位を獲得。TBS系『ザ・ベストテン』でも同曲は最高位8位、日本テレビ系『ザ・トップテン』では最高位3位となった(当初A面だった「ガラスの林檎」は両番組共に最高位1位)。(同曲の項目を参照)


音声多重放送


視聴率

番組関係のできごと

1月

2月

  • 1日 - NHK総合、テレビ放送開始30周年記念番組『あの歌この人30年』を放送(ステレオ)[1][13]
  • 512日 - NHK教育、テレビ放送開始30周年記念番組で構成討論『テレビジョンに何ができるか』を放送。5日は「テレビとデモクラシー」[14]、12日は「テレビと情報革命」[15]というテーマで討論をした[1]
  • 710日 - NHK総合、テレビ放送開始30周年記念番組で、自動車産業を舞台にしたドラマスペシャル『勇者は語らず いま、日米自動車戦争は』を放送(原案:城山三郎、脚本:岩間芳樹、演出:和田勉、出演:三船敏郎丹波哲郎鶴田浩二 ほか)[1]
  • 11日 - TBS系金曜ドラマ枠で、大人の恋愛をテーマにしたホームドラマ金曜日の妻たちへ』が放送開始( - 5月13日、全14回。出演:古谷一行いしだあゆみ ほか)[1]。以後1985年までシリーズ3作が製作され、“金妻”という言葉が流行語となる
  • 1421283月7日 - NHK総合、『NHK特集』で「日本の条件「教育~何が荒廃しているのか」」を4週に渡って放送[1]。第1週の14日は「偏差値が日本の未来を支配する」で、偏差値の実態や体力選別に徹した“スパルタ”教育の教訓等を[16]、第2週の21日は「いま教師が問われている」で、各地で続発する校内暴力事件やある中学校再生のドキュメントを[17]、第3週の28日は「子どもは警告する・伊那小学校からの提言」で、“育てる”ことを忘れた大人が原因で子どもがおかしくなっている実態や、ポチ(犬)が主役で通信簿もない長野県伊那市立伊那小学校1年文組の“のびのび授業”のすべてを[18]、最終回の3月7日は「再生の道を問う」で、中学暴力問題で町田市からの警鐘と複合汚染への提言を[19]、それぞれ放送した。
  • 14〜20日 - NHK教育、テレビ放送開始30周年記念番組『テレビジョン その時代 ―昭和30年代の番組を見る―』を1週間に亘って放送。『おはなはん』『マンモスタワー』等、NHK・民放の昭和30年代を象徴する番組が、1回分全編が再放送された(一部を除く。詳細リストは「テレビ番組」の「#特別番組」の項を参照)[1][20]
  • 15日
  • 25日 - NHK総合、『NHK特集』でNHK・米ABC・西独ZDFの共同制作による時事番組「不況地球を覆う」を放送[1]

3月

4月

5月

6月

7月

  • 1日 - 日本テレビ系、ぴえろ魔法少女シリーズ第1作のテレビアニメ『魔法の天使クリィミーマミ』が放送開始( - 1984年6月29日、全52話)。
  • 11日 - 日本テレビ系、北条司漫画『キャッツ♥アイ』(CAT'S♥EYE)をアニメ化した『CAT'S EYE』放送開始。第1期は翌1984年3月26日まで(全36話)、半年の中断を挟み第2期は同年10月8日から翌1985年7月8日まで放送(全37話)。その第1期の杏里の歌によるオープニングテーマ曲『CAT'S EYE』がオリコンシングルチャート1位を記録する大ヒットとなり、同年大晦日の『第34回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たす。
  • 25日 - NHK総合、放送中の連続テレビ小説『おしん』で、少女編の再放送の要望が高かったため、この日から8月17日まで少女編36回の再放送を月曜日から金曜日の18:00 - 18:30に2話ずつ再放送[1]

8月

9月

10月

  • 2日 - フジテレビ系のミニ紀行・グルメ番組『くいしん坊!万才』が、この日より前週までの週5回から週4回放送となる(詳細はくいしん坊!万才#放送曜日を参照)。
  • 3日 - フジテレビ系平日昼の帯ドラマ枠『ライオン奥様劇場』(ライオン一社提供)がこの日よりタイトルを『ライオン午後のサスペンス』へ改題、リニューアル。最初の作品は『殺さないで!あなた』(出演:酒井和歌子ほか)(翌1984年4月に『ライオン劇場』に再改題し、半年後の9月に終了)。
  • 5日 - いずれも日本テレビ系
    • 『水曜ロードショー』がこの日は日本テレビ開局30年記念『水曜特別ロードショー』として、1977年アメリカスペースオペラ映画『スター・ウォーズ』を日本のテレビで初放送(二か国語)。通常21時からの放映枠を1時間前倒しして、3時間の特別編成を敷いた。日本語吹替には、渡辺徹松崎しげる大場久美子らが担当、ビデオリサーチの関東地区調べで32.4%の高視聴率を記録した(映画の項も参照)。
    • 日本テレビはこの映画の放映宣伝の為にこの日、朝から生番組にC-3POとR2-D2を出演させて宣伝したり、19時からの1時間枠に『ウルトラ宇宙クイズ・秋のSF大決戦 スター・ウォーズまで後60分!! 全国子供博士大集合』という特別番組を放映した(映画の項も参照)。
  • 8日 - TBS系『クイズダービー』(ステレオ)の2枠解答者に斉藤慶子が登板。
  • 9日
  • 10日 - テレビ東京系平日19時枠にテレビアニメ『まんがイソップ物語』、19:15にテレビアニメ『あらいぐまラスカル』(再放送)[注 16]、そして20時枠に情報番組『5夜連続シリーズ スーパーTV』が揃って放送開始[22]ゴールデンタイムに3本の帯番組が設置された。
  • 11日
    • フジテレビ系『火曜ワイドスペシャル』で、恒例特番『第21回オールスター紅白大運動会』を放送。前年開催の第20回に引き続き、19:00からの2時間番組として放送された。なお1970年から同番組の総合司会を務めた土居まさるは今回をもって総合司会を卒業し、次回の第22回(1984年)とその次の第23回(1985年。最終放送)からは、実況役のみのもんたが実況兼任で引き継ぐ。
    • テレビ大阪・テレビ東京系で釣りを題材にしたドキュメンタリー番組『THE フィッシング』が放送開始(2023年現在も継続中)。
  • 12日 - NHK総合及び民放各社、ロッキード事件丸紅ルートで受託収賄罪などに問われた元内閣総理大臣田中角栄の第一審判決公判がこの日行われ、午前中に同公判の報道特別番組を放送[1]。田中に実刑判決が言い渡された後、午後の民放各局ワイドショーは田中公判関連の話題を中心にした内容となり、夕方から夜にかけても定時ニュースの放送時間拡大や報道特別番組などを編成した。前代未聞の「総理の犯罪」に判決が言い渡された日の、夕方以降の各局の対応は次の通り。
    • NHK総合『ニュースセンター9時』は放送時間を1時間繰り上げ『ニュースセンター特集 田中に懲役4年、衝撃列島を走る〜政治家田中この7年の軌跡』(20:00 - 22:00)として田中公判関連のニュースを中心に伝えた[1][39]。このため、21時40分からの銀河テレビ小説青春前後不覚』は20分繰り下げて22時から放送された。
    • 日本テレビ系は『NNN JUST NEWS』を1時間繰り上げて『JUST NEWSスペシャル・総理の犯罪に断!田中被告徹底追跡』を放送。また『11PM』枠で『11PM報道スペシャル どうなる田中権力・判決その衝撃と波紋』が放送された。
    • TBS系は『JNNニュースコープ』(二か国語)の放送時間を18時からの2時間枠に拡大して『ニュースコープスペシャル特集・田中判決』が放送された。
    • フジテレビ系は、23時から『FNN報道特別番組 どうなる田中支配!衝撃ドキュメント&激突討論』が放送された。
    • テレビ朝日系は『ANNニュースレーダー』の放送時間を1時間繰上げ『ロッキード特集・田中元首相に判決』が放送され、23時に『報道スペシャル・田中角栄実刑4年の衝撃波』が放送された。
  • 18日 - TBS系火曜8時枠大映テレビ製作による旅客機客室乗務員を舞台としたドラマスチュワーデス物語』が放送開始( - 1984年3月27日、全22回。出演:風間杜夫堀ちえみ 他)[1]日本航空の全面的な協力を経る等して撮影が行われ、ドラマ内の「ドジでのろまな亀」、「教官!」などのセリフが当時の流行語になったり[40]片平なぎさ演じる新藤真理子役が手袋を歯で外すシーンが、小学生を含めた視聴者の間でよくモノマネされたりした[40]。この番組は放送終了後に、社団法人全日本テレビ番組製作者連盟(ATP)による「第1回ATP賞テレビグランプリ」にて、「人気番組賞」を受賞した[41](番組の項を参照)。
  • 31日 - TBS系で2代目水戸光圀役・西村晃と3代目渥美格之進役・伊吹吾郎を迎えた『ナショナル劇場』・時代劇『水戸黄門 第14部』がスタート。

11月

12月

その他テレビに関する話題

北海道文化放送(UHB)のCIロゴ

開局

既存局の音声多重放送開始

周年

開局・放送開始

番組

記念回

視聴率

(※関東地区、ビデオリサーチ調べ)

スポーツ

  1. 第65回全国高等学校野球選手権大会・決勝(NHK総合、8月21日)44.4%
  2. '83プロ野球日本シリーズ巨人×西武第5戦(日本テレビ、11月3日)41.8%
  3. '83プロ野球日本シリーズ「西武×巨人」第7戦(TBS、11月7日)40.2%
  4. 第65回全国高等学校野球選手権大会(NHK総合、8月17日 9:54-10:08)39.9%
  5. プロ野球阪神×巨人」(NHK総合、9月6日 21:11-21:20)39.7%
  6. 第65回全国高等学校野球選手権大会(NHK総合、8月17日 10:09-10:29)39.2%
    • 東京・ニューヨーク友好'83東京マラソン(フジテレビ、2月13日)37.5%
    • 日曜ナイター「巨人×広島」(日本テレビ、6月5日)37.5%
  7. 第18回福岡国際マラソン選手権大会(NHK総合、12月4日)36.5%

ドラマ

  1. 連続テレビ小説 おしん(NHK総合、11月12日)62.9%
  2. 積木くずし 〜親と子の200日戦争〜(最終回)(TBS、3月29日)45.3%
  3. 連続テレビ小説 よーいドン(NHK総合、2月24日)43.1%
  4. 大河ドラマ 徳川家康(NHK総合)37.4% ※期間中最高記録
  5. おしん・少女編アンコール(NHK総合、8月17日)34.6%
  6. ナショナル劇場 水戸黄門 第14部(初回)(TBS、10月31日)34.2%

映画

  1. ゴールデン洋画劇場ミラクル・ワールド ブッシュマン』(フジテレビ、4月2日)40.4%
  2. 水曜ロードショースター・ウォーズ』(日本テレビ、10月5日)32.4%
  3. 日曜洋画劇場スーパーマン』(テレビ朝日、10月9日)32.1%

アニメ

  1. ドラえもん(テレビ朝日、2月11日)31.2%

バラエティ・歌番組など

  1. 第34回NHK紅白歌合戦(NHK総合、12月31日)74.2%
  2. もうひとりのおしん(NHK総合、8月17日)50.0%
  3. 欽ちゃんのどこまでやるの!?(テレビ朝日、6月22日)42.0%
  4. 年忘れ欽ちゃん祭り!!欽ドン!欽どこ!欽曜日のゆく年くる年(テレビ朝日、12月28日)40.1%
  5. さよなら1983 ザ・ベストテン豪華版(TBS、12月29日)39.7%
  6. 史上最大!第7回アメリカ横断ウルトラクイズ(日本テレビ、11月10日)38.5%
  7. なるほど!ザ・ワールド(フジテレビ、12月27日)36.4%
  8. 欽ドン!良い子悪い子普通の子おまけの子(フジテレビ、9月19日)34.6%
  9. 欽ちゃんの週刊欽曜日(TBS、8月19日)31.7%

ニュース・報道

  1. ゆく年くる年(NHK総合、12月31日)48.7%
  2. ニュース天気予報(NHK総合、11月19日・12月17日 8:30-8:40)44.9%
  3. ニュース(台風5号関連)(NHK総合、8月17日 8:30-8:55)42.6%
  4. NHKニュースワイド(NHK総合、12月19日)38.8%

テレビ番組

テレビドラマ

NHK

日本テレビ系

TBS系

フジテレビ系

テレビ朝日系

テレビ東京系

テレビアニメ

特撮番組

報道・情報番組

スポーツ番組

バラエティ番組

クイズ番組

特別番組

音楽番組

特別番組
  • サンスター・ポール・モーリア・スペシャル(ステレオ)(日本テレビ、1月15日、サンスター1社提供)[6] - 前年10月24日、東京厚生年金会館でのライブ公演を収録。音声は32チャンネルマルチのデジタル録音。
  • ザ・ベストテンフェスティバル(ステレオ)(TBS、4月7日)
  • テレビから生まれた歌・30年!(ステレオ)(日本テレビ、8月28日)
  • さよなら1983 ザ・ベストテン豪華版(ステレオ)(TBS、12月29日)

教養・ドキュメンタリー番組

紀行番組

料理番組

特別番組

深夜番組

特別番組

単発特別番組枠

特別番組

既存番組の音声多重化

2音声多重放送化

  • 火曜サスペンス劇場(日本テレビ)- 3月1日から。副音声は、目の不自由な人向けの解説放送「アイ・パートナー」を実施。

この年の主なキャンペーン

参考文献

脚注

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