1982年のテレビ (日本)

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1982年のテレビ(1982ねんのテレビ)では、1982年昭和57年)の日本におけるテレビジョン放送全般の動向についてまとめる。

テレビ大阪熊本県民テレビ鹿児島放送が開局。

テレビ大阪は3月1日テレビ東京の、熊本県民テレビは4月1日日本テレビの、そして鹿児島放送は10月1日テレビ朝日の、各々フルネット局として開局。テレビ大阪開局により、大阪府は民放5系列5局のフルネット化が完了。その他は、各県3局目の民放テレビ局となる。


音声多重放送、12月から本放送免許となる。

同放送実用化の為の改正放送法とこれに伴う政令・省令・免許方針が12月1日から施行。同実用化試験放送の免許更新申請をしていた毎日放送に、同月8日に本放送免許に切り替えて第1号として付与されたのを皮切りに、それ以降の更新申請は全て本放送免許に切り替え。又、更新時の切り替えとは別に、それを待たずに本放送への切り替えとして免許を申請したNHK東京大阪前橋の各総合テレビと日本テレビ、テレビ東京他2社には、同月17日に同免許が付与された。


テレビ番組


視聴率
  • フジテレビがこの年、開局以来初めて在京民放局年間視聴率3冠を達成[注 1] し、これまで首位だったTBSの牙城を崩した。なお、フジの年間3冠は1994年日本テレビに奪取されるまで12年連続で続くこととなった。


NHKの受信契約数
  • NHKのカラー受信契約が、この年3000万件を突破。


新機材、新技術導入など
  • 毎日放送では1月16日放送の『小澤征爾春の祭典・迫真のPCMライブ』にて、テレビ放送の制作に於いて、当時の最先端録音技術であるPCMデジタル録音を導入。
  • 日本テレビでは、当時国内のテレビスタジオで最大の広さを持った新Gスタジオが10月に落成。同月9日に自社の特別番組『日本テレビスペシャル』の内で、映像のコンピューター処理等の当時の新技術がお披露目されている。
  • 朝日放送では11月1日に、テレビ取材の新機材として、ビデオカメラとビデオ録再機を一体化させたENG「ベータカム」を実用化したり、1インチVTRによるライブラリーシステムを完成させている[1]
  • NHKの全国放送では、音声多重放送開始時(1978年)から実施してきた、2インチVTRから1インチVTRへの切り替えを年内に完了している[注 2]

番組関係のできごと

1月

2月

  • 8日 - NHK総合・民放各局、「ホテルニュージャパン火災」がこの日午前3時20分頃に発生、終日火災関連の報道を中心に伝えた。[3]
    • 火災現場のすぐ近くに本社を置くTBSは、火災発生の模様をいち早く取材し、更に火元とみられたホテル客室の映像取材も行った。[3]
    • この火災を受け、NHK総合では、早朝の『明るい農村』が東京ローカルのみ休止となり同火災の臨時ニュースに変更[10]、全国ネットでは正午のニュースの後の平日お昼の番組『ひるのプレゼント』が休止となり同火災の報道特番に変更[11]、『ニュースセンター9時』では通常時間枠を拡大し、「惨事!ホテル・ニュージャパン火災」を放送[3][12][13]
  • 8・1522日 - NHK総合、『NHK特集』のシリーズ「日本の条件」で、「食糧・地球は警告する」を3週連続で放送[3]。8日は「豊かな土が消えてゆく」[14]、15日は「一粒の種子が世界を変える」[15]、22日は「穀物戦争がしのびよる」[16]を放送。
  • 9日 - NHK総合・民放各局、「日本航空350便墜落事故」がこの日朝発生、前日に起きたホテルニュージャパン火災から一夜明けてから再び起きた大惨事に2日連続で重大事件報道を伝える事となった。
    • この事故に関連した『ニュースセンター特集—操縦室で何が起きたのか』が2月12日NHK総合で放送され、この番組に出演した作家の柳田邦男らがボイスレコーダーの分析等から機長の異常行動、エンジンの逆噴射があったと指摘した[17][18]
  • 1219日 - NHK総合、『NHK特集』で「シベリア鉄道・9000キロ・8日の旅』を2週に渡り放送。[3]
  • 24日 - 日本テレビ系、『カネボウヒューマンスペシャル』第2回「女性ヒューマン・ドキュメンタリー」大賞受賞作『大河の一滴』が放送(原作:大森黎、出演:栗原小巻 ほか)。[3]

3月

4月

5月

6月

  • 26日 - 日本テレビ系、1977年4月から放送されていた音楽番組『コッキーポップ』(YAMAHA一社提供)がこの日5年3ヶ月の放送に幕(終了時ステレオ放送)。
  • 28日 - テレビ朝日系、1975年10月から放送されていたアニメ『一休さん』がこの日放送の第296話をもって最終回、7年に亘る放送に幕。月曜19時30分枠の後番組は『The・かぼちゃワイン』(7月5日 - 1984年9月)。

7月

9月

10月

『笑っていいとも!』放送開始(10月4日。写真は新宿スタジオアルタ

11月

12月

その他テレビに関する話題

テレビ大阪(3月1日開局) 熊本県民テレビ(4月1日開局) 鹿児島放送(10月1日開局)
テレビ大阪
(3月1日開局)
熊本県民テレビ
(4月1日開局)
鹿児島放送
(10月1日開局)

コールサイン整理

この年は11月1日付で当時3年に1度の放送局免許更新が行われたが、この時民放の多局化に備えコールサイン(呼出符号)の大規模整理が行われた。

主にNHKが対象だったが、一部民放も対象になった。また「総合放送-教育放送」の末尾パターンも「K-B」「G-C」「P-D」「Q-Z」の4種類に整理され、他は全て民放用になった。

整理対象となったのは以下の通り。ラジオのみが対象となったケースも含める。

コールサイン整理
整理対象局 整理前 整理後 備考
NHK室蘭放送局 総合放送 JOIU JOIQ 整理前のコールサインはエフエム沖縄(旧極東放送のFM本放送転換)に転用
教育放送 JOIT JOIZ
NHK豊橋放送局 総合放送 JOCS JOCQ 整理後のコールサインはその9年前まで高山局が使っていた
教育放送 JOCV JOCZ 整理前のコールサインはエフエム富士に転用
NHK大津放送局彦根ラジオ放送所 総合放送 JOBS JOQP ラジオ第1で県域放送を実施していたため実質的県域親局化
NHK米子放送局 教育放送 JOLU JOLZ 整理前のコールサインは福井エフエム放送に転用
NHK下関放送局 総合放送 JOUI JOUQ 整理前のコールサインは鹿児島讀賣テレビに転用
教育放送 JOUU JOUZ 整理前のコールサインは同一県内のエフエム山口に転用
NHK佐世保放送局 総合放送 JOAT JOAQ
教育放送 JOAY JOAZ 整理前のコールサインは朝日放送テレビに転用
札幌テレビ放送函館テレビ局 JOKZ-TV JOMY-TV アナログ停波により廃止

開局

既存局の音声多重放送開始

周年

番組

開局・放送開始

記念回

視聴率

(※関東地区、ビデオリサーチ調べ)

ドラマ

  1. 連続テレビ小説 ハイカラさん(NHK総合、9月25日)44.9%
  2. 連続テレビ小説 本日も晴天なり(NHK総合、2月13日)43.3%
  3. 連続テレビ小説 よーいドン(NHK総合、11月27日)42.3%
  4. 大河ドラマ 峠の群像(NHK総合)33.8% ※最高視聴率

スポーツ

  1. 大相撲秋場所・初日(NHK総合、9月12日 17:32-17:55)42.0%
  2. プロ野球中日VS巨人」(NHK総合、9月30日)40.5%
  3. 大相撲初場所・中日(NHK総合、1月17日 17:06-18:00)40.1%
  4. プロ野球「阪神VS巨人」(NHK総合、4月27日)38.6%
  5. ゴールデンナイターヤクルトVS巨人」(テレビ朝日、5月5日)37.3%
  6. 月曜ナイター大洋VS中日」(フジテレビ、10月18日)36.5%

バラエティ・クイズ

  1. クイズ面白ゼミナール(NHK総合、9月12日)42.2%
  2. 欽ドン!良い子悪い子普通の子(フジテレビ、7月26日)38.8%
  3. 8時だョ!全員集合(TBS、1月30日)37.1%

歌番組

  1. 第33回NHK紅白歌合戦(NHK総合、12月31日)69.9%
  2. ザ・ベストテン(TBS、1月21日)36.5%
  3. NHKのど自慢(NHK総合、9月12日)32.5%
  4. 第24回日本レコード大賞(TBS、12月31日)31.3%
  5. ザ・トップテン(日本テレビ、5月17日)28.8%

ニュース・報道

  1. 7時のニュース(NHK総合、9月12日)50.0%
  2. 台風情報(NHK総合、9月12日 18:00-18:05)45.8%
  3. NHKニュース(NHK総合、9月12日 17:00-17:08)44.8%
  4. NHKニュース(NHK総合、9月12日 12:00-12:15)44.8%
  5. NHKニュース(NHK総合、9月12日 17:55-18:00)42.2%
  6. NHKニュース(NHK総合、12月31日 20:55-21:00)41.1%
  7. NHKニュースワイド(NHK総合、9月25日)38.9%
  8. ローカルニュース・天気予報(NHK総合、4月27日 21:00-21:05)38.1%

テレビ番組

参考文献

脚注

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