1975年ベルギーグランプリ

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日程 1975年シーズン第6戦
決勝開催日 5月25日
コース長 4.262 km (2.648 mi)
ベルギーの旗 1975年ベルギーグランプリ
レース詳細
日程 1975年シーズン第6戦
決勝開催日 5月25日
開催地 ゾルダー・サーキット
ベルギーの旗 ベルギー リンブルフ州 ヒュースデン=ゾルダー
コース長 4.262 km (2.648 mi)
レース距離 70周 298.340 km (185.380 mi)
決勝日天候 曇(ドライ)[1]
ポールポジション
ドライバー
タイム 1:25.43[W 1][2]
ファステストラップ
ドライバー スイスの旗 クレイ・レガツォーニ
タイム 1:26.76(11周目)[W 2][3]
決勝順位
優勝
2位
3位

1975年ベルギーグランプリ(1975ねんベルギーグランプリ、: 1975 Belgian Grand Prix、正式名称: XXXIII Grote Prijs van Belgie)は、1975年のF1世界選手権の第6戦として、1975年5月25日ゾルダー・サーキットで開催された自動車レースベルギーグランプリ[W 4]

第33回のベルギーグランプリであり、ゾルダーで開催されたのは2回目である。レースは4kmのコースを70周し、総距離280kmで行われた。

レースはフェラーリ・312Tを駆るオーストリア人ドライバーのニキ・ラウダが制した。これは2週間前のモナコGPに続く今季2勝目となる勝利であった。ラウダは70周中65周をリードし、ティレル・007を駆る南アフリカ人ドライバーのジョディー・シェクターに19秒差を付けて優勝した。アルゼンチン人ドライバーのカルロス・ロイテマンブラバム・BT44Bを駆り3位に入った。ラウダはこの勝利により、それまで首位だったエマーソン・フィッティパルディを抜き今季初のドライバーズランキング首位に立った。

エントリー

本GPは24台がエントリーされた[4]

パーネリマリオ・アンドレッティインディ500英語版に出場するため欠場した[W 5]エンサインロエロフ・ヴンデリンク英語版ザントフォールト・サーキットで行われたF5000のレースで負傷したため欠場した[W 5]エンバシー・ヒルはオーナー兼ドライバーのグラハム・ヒルが引退を決意し、ロルフ・シュトメレンスペインGPの負傷からの回復待ちであったため、フランソワ・ミゴールと新人トニー・ブライズを起用した[W 5][W 6]マキは準備が遅れたことにより参加しなかった[5]

エントリーリスト

チーム No. ドライバー コンストラクター シャシー エンジン
イギリスの旗 マールボロ・チーム・テキサコ 1 ブラジルの旗 エマーソン・フィッティパルディ マクラーレン M23 フォード DFV 3.0L V8
2 西ドイツの旗 ヨッヘン・マス
イギリスの旗 エルフ・チーム・ティレル 3 南アフリカの旗 ジョディー・シェクター ティレル 007 フォード DFV 3.0L V8
4 フランスの旗 パトリック・デパイユ
イギリスの旗 ジョン・プレイヤー・チーム・ロータス 5 スウェーデンの旗 ロニー・ピーターソン ロータス 72E フォード DFV 3.0L V8
6 ベルギーの旗 ジャッキー・イクス
イギリスの旗 マルティーニ・レーシング 7 アルゼンチンの旗 カルロス・ロイテマン ブラバム BT44B フォード DFV 3.0L V8
8 ブラジルの旗 カルロス・パーチェ
イギリスの旗 ベータ・チーム・マーチ 9 イタリアの旗 ヴィットリオ・ブランビラ マーチ 751 フォード DFV 3.0L V8
イギリスの旗 ラヴァッツァ・マーチ 10 イタリアの旗 レラ・ロンバルディ
イタリアの旗 スクーデリア・フェラーリ SpA SEFAC 11 スイスの旗 クレイ・レガツォーニ フェラーリ 312T フェラーリ 015 3.0L F12
12 オーストリアの旗 ニキ・ラウダ
イギリスの旗 スタンレー・BRM 14 イギリスの旗 ボブ・エバンス BRM P201 BRM P200 3.0L V12
アメリカ合衆国の旗 UOP・シャドウ・レーシングチーム 16 イギリスの旗 トム・プライス シャドウ DN5 フォード DFV 3.0L V8
17 フランスの旗 ジャン=ピエール・ジャリエ
イギリスの旗 チーム・サーティース 18 イギリスの旗 ジョン・ワトソン サーティース TS16 フォード DFV 3.0L V8
イギリスの旗 フランク・ウィリアムズ・レーシングカーズ 20 イタリアの旗 アルトゥーロ・メルツァリオ ウィリアムズ FW03[5] フォード DFV 3.0L V8
21 フランスの旗 ジャック・ラフィット FW04
イギリスの旗 エンバシー・レーシング・ウィズ・グラハム・ヒル 22 フランスの旗 フランソワ・ミゴール ヒル GH1 フォード DFV 3.0L V8
23 イギリスの旗 トニー・ブライズ
イギリスの旗 ヘスケス・レーシング 24 イギリスの旗 ジェームス・ハント ヘスケス 308B[W 7] フォード DFV 3.0L V8
イギリスの旗 カスタムメイド・ハリー・スティラー・レーシング 26 オーストラリアの旗 アラン・ジョーンズ ヘスケス 308[W 7] フォード DFV 3.0L V8
アメリカ合衆国の旗 ペンスキー・カーズ 28 アメリカ合衆国の旗 マーク・ダナヒュー ペンスキー PC1 フォード DFV 3.0L V8
ブラジルの旗 コパスカー・フィッティパルディ 30 ブラジルの旗 ウィルソン・フィッティパルディ コパスカー FD02 フォード DFV 3.0L V8
イギリスの旗 HBビウェイキング・チーム・エンサイン 31 オランダの旗 ロエロフ・ヴンデリンク英語版 1 エンサイン N174 フォード DFV 3.0L V8
日本の旗 マキ・エンジニアリング 35 オーストラリアの旗 デヴィッド・ウォーカー英語版 2 マキ F101C フォード DFV 3.0L V8
出典: [W 8][W 4]
追記

予選

予選は金曜日と土曜日の2日間2回ずつの計4回のセッションで行われ、参加した24台全車が決勝に進出した[5]

フェラーリモナコGPの勝利に勢いづけられ、意気揚々とゾルダーに到着した。

カルロス・パーチェは金曜日にTカーでトップタイムをマークしたが[6]、土曜日の第3セッションは雨によりタイムを伸ばせず[6]、最終セッションは電気系統のトラブルで遅れたため[6]、金曜日はパーチェに次ぐ2番手だったニキ・ラウダがパーチェのタイムを上回り、ポールポジションを獲得した[6]ヴィットリオ・ブランビラがラウダとパーチェに続く3番手、トニー・ブライズエンバシー・ヒルでのデビュー戦で驚異的な走りを見せ、チャンピオンシップリーダーのエマーソン・フィッティパルディをかわして4列目スタートを手にした。

予選結果

順位 No. ドライバー コンストラクター タイム Grid
1 12 オーストリアの旗 ニキ・ラウダ フェラーリ 1:25.43 - 1
2 8 ブラジルの旗 カルロス・パーチェ ブラバム-フォード 1:25.47 +0.04 2
3 9 イタリアの旗 ヴィットリオ・ブランビラ マーチ-フォード 1:25.66 +0.23 3
4 11 スイスの旗 クレイ・レガツォーニ フェラーリ 1:25.85 +0.42 4
5 16 イギリスの旗 トム・プライス シャドウ-フォード 1:25.94 +0.51 5
6 7 アルゼンチンの旗 カルロス・ロイテマン ブラバム-フォード 1:26.09 +0.66 6
7 23 イギリスの旗 トニー・ブライズ ヒル-フォード 1:26.22 +0.79 7
8 1 ブラジルの旗 エマーソン・フィッティパルディ マクラーレン-フォード 1:26.26 +0.83 8
9 3 南アフリカの旗 ジョディー・シェクター ティレル-フォード 1:26.36 +0.93 9
10 17 フランスの旗 ジャン=ピエール・ジャリエ シャドウ-フォード 1:26.38 +0.95 10
11 24 イギリスの旗 ジェームス・ハント ヘスケス-フォード 1:26.51 +1.08 11
12 4 フランスの旗 パトリック・デパイユ ティレル-フォード 1:26.74 +1.31 12
13 26 オーストラリアの旗 アラン・ジョーンズ ヘスケス-フォード 1:27.05 +1.62 13
14 5 スウェーデンの旗 ロニー・ピーターソン ロータス-フォード 1:27.17 +1.74 14
15 2 西ドイツの旗 ヨッヘン・マス マクラーレン-フォード 1:27.38 +1.95 15
16 6 ベルギーの旗 ジャッキー・イクス ロータス-フォード 1:27.40 +1.97 16
17 21 フランスの旗 ジャック・ラフィット ウィリアムズ-フォード 1:27.70 +2.27 17
18 18 イギリスの旗 ジョン・ワトソン サーティース-フォード 1:28.01 +2.58 18
19 20 イタリアの旗 アルトゥーロ・メルツァリオ ウィリアムズ-フォード 1:28.18 +2.75 19
20 14 イギリスの旗 ボブ・エバンス BRM 1:28.57 +3.14 20
21 28 アメリカ合衆国の旗 マーク・ダナヒュー ペンスキー-フォード 1:28.65 +3.22 21
22 22 フランスの旗 フランソワ・ミゴール ヒル-フォード 1:29.57 +4.14 22
23 10 イタリアの旗 レラ・ロンバルディ マーチ-フォード 1:29.71 +4.28 23
24 30 ブラジルの旗 ウィルソン・フィッティパルディ コパスカー-フォード 1:30.27 +4.84 24
出典: [W 1][W 9][5]

決勝

曇り空に薄日が差す中、レースはスタートした[7]

カルロス・パーチェが先頭に立つ一方、ヴィットリオ・ブランビラクレイ・レガツォーニは激しいバトルを繰り広げた。ヨッヘン・マスジョン・ワトソンが接触し、マスはリタイアした。ワトソンは損傷したノーズコーンでピットに戻った。アラン・ジョーンズジャック・ラフィットとの接触でリタイアを余儀なくされた。アルトゥーロ・メルツァリオもクラッチの損傷でリタイアした[7]。パーチェは激しいスタートによりブレーキと冷えたタイヤに問題を引き起こし、後退を余儀なくされた。

ブランビラが首位を走るも、6周目にラウダに抜かれる。トニー・ブライズはシケインでスピンし、直後にピストンの故障でリタイアした。ジョディー・シェクターは猛烈な追い上げを見せ、9周目には2位に浮上する。ブランビラのブレーキがフェードし順位を落とした。ジャン=ピエール・ジャリエがキャッチフェンスにスピン、ジェームス・ハントはギアリンケージが破損してリタイアした。レガツォーニは3位に浮上したが、タイヤにブリスター[注 1]が発生したためピットインを強いられた。ラウダはシェクターを楽にリードし、レースは単調なパレードラン状態に落ち着いた。

パーチェはハンドリングに問題を抱え、3速ギアを失って順位を落とした。49周目までにロニー・ピーターソンがフェンスにクラッシュした。出火はしなかったが、マーシャルがピーターソンの制止を振り切ってDFVエンジンに消火剤をかけてしまった[8]。ホームグランプリを迎えたチームメイトのジャッキー・イクスもブレーキシャフトの破損によりリタイアした[8]。ブランビラもレガツォーニと同様タイヤにブリスターが発生し、ピットインしたため3位の座を明け渡し、復帰後にブレーキのトラブルでリタイアした。

エマーソン・フィッティパルディもブレーキトラブルに見舞われ、レガツォーニとトム・プライスの猛追を食い止めることができず、ラスト6周で5位から7位に後退した。

レース終盤、2位のシェクターがラウダに猛追するが[8]、ラウダは首位をキープして2連勝を飾った[9]

レース結果

順位 No. ドライバー コンストラクター 周回数 タイム/リタイア原因 Grid Pts.
1 12 オーストリアの旗 ニキ・ラウダ フェラーリ 70 1:43:53.98 1 9
2 3 南アフリカの旗 ジョディー・シェクター ティレル-フォード 70 +19.22 9 6
3 7 アルゼンチンの旗 カルロス・ロイテマン ブラバム-フォード 70 +41.82 6 4
4 4 フランスの旗 パトリック・デパイユ ティレル-フォード 70 +1:00.08 12 3
5 11 スイスの旗 クレイ・レガツォーニ フェラーリ 70 +1:03.84 4 2
6 16 イギリスの旗 トム・プライス シャドウ-フォード 70 +1:28.45 5 1
7 1 ブラジルの旗 エマーソン・フィッティパルディ マクラーレン-フォード 69 +1 Lap 8
8 8 ブラジルの旗 カルロス・パーチェ ブラバム-フォード 69 +1 Lap 2
9 14 イギリスの旗 ボブ・エバンス BRM 68 +2 Laps 20
10 18 イギリスの旗 ジョン・ワトソン サーティース-フォード 68 +2 Laps 18
11 28 アメリカ合衆国の旗 マーク・ダナヒュー ペンスキー-フォード 67 +3 Laps 21
12 30 ブラジルの旗 ウィルソン・フィッティパルディ コパスカー-フォード 67 +3 Laps 24
Ret 22 フランスの旗 フランソワ・ミゴール ヒル-フォード 57 サスペンション 22
Ret 9 イタリアの旗 ヴィットリオ・ブランビラ マーチ-フォード 54 ブレーキ 3
Ret 6 ベルギーの旗 ジャッキー・イクス ロータス-フォード 52 ブレーキ 16
Ret 5 スウェーデンの旗 ロニー・ピーターソン ロータス-フォード 36 ブレーキ 14
Ret 21 フランスの旗 ジャック・ラフィット ウィリアムズ-フォード 18 ギアボックス 23
Ret 10 イタリアの旗 レラ・ロンバルディ マーチ-フォード 18 エンジン 17
Ret 23 イギリスの旗 トニー・ブライズ ヒル-フォード 17 エンジン 7
Ret 24 イギリスの旗 ジェームス・ハント ヘスケス-フォード 15 トランスミッション 11
Ret 17 フランスの旗 ジャン=ピエール・ジャリエ シャドウ-フォード 13 スピンオフ 10
Ret 20 イタリアの旗 アルトゥーロ・メルツァリオ ウィリアムズ-フォード 2 クラッチ 19
Ret 26 オーストラリアの旗 アラン・ジョーンズ ヘスケス-フォード 1 アクシデント 13
Ret 2 西ドイツの旗 ヨッヘン・マス マクラーレン-フォード 0 アクシデント 15
優勝スピード(勝者ラウダの平均速度):172.285 km/h
ファステストラップクレイ・レガツォーニ - 1:26.76(11周目)[W 2]
出典: [W 11][W 3][W 9]
ラップリーダー
ドライバー 周回数 リードラップ
カルロス・パーチェ 3周 1-3
ヴィットリオ・ブランビラ 2周 4-5
ニキ・ラウダ 65周 6-70
出典: [W 12]
  • 太字は最多ラップリーダー

主な記録

ドライバー

コンストラクター

エンジン

第6戦終了時点のランキング

  • : トップ5のみ表示。有効ポイントは前半7戦のうちベスト6戦と後半7戦のうちベスト6戦の合計。

脚注

参照文献

外部リンク

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