気温26℃、路面温度40℃
グリッド降格
No.
ドライバー
予選順位
グリッド降格
スターティンググリッド
20 エイドリアン・スーティル 4 4 8
23 ルーベンス・バリチェロ 5 1 6
22 ジェンソン・バトン 7 3 10
2 ヘイキ・コバライネン 9 2 11
12 セバスチャン・ブエミ 10 3 13
5 フェルナンド・アロンソ 12 4 16
前日の予選でクラッシュしたグロックは決勝レース棄権となった。
これにより、トヨタ は予選2位のヤルノ・トゥルーリ の1台だけで決勝に臨むことになった(金曜日のフリー走行で体調不良のグロックの代わりに出走していた小林可夢偉 は代走の条件である予選前のフリー走行3回目で出走していないため)。
また予選でイエローフラッグ無視やギアボックス交換のペナルティーよりスターティンググリッドが大きく変更となった。また土曜日には正式なグリットが発表されずに混乱した。
ペナルティーは違反した順番に消化していくので、同じペナルティーを受けても実際に降格したグリットは異なるということが起こった。
たとえばアロンソとバリチェロは共に黄旗無視で5グリット降格処分が下ったが、実際はアロンソが4、バリチェロが1と異なったペナルティーとなった。
オープニングラップのS字コーナーを通過する各車
タイヤはほとんどのマシンがハードタイヤを選択。上位陣では2番手スタートのハミルトン、4番手スタートのニック・ハイドフェルド 、8番手スタートのスティルがソフトタイヤを選択。
スタートでは13番手スタートのブエミが動けず、3番手スタートのハミルトンがKERS によりトゥルーリをパスし2番手に上がる。4番手スタートのハイドフェルドはKERSを搭載した5番手スタートのライコネンを抑えることに成功する。その後方ではスーティルが7番手、コバライネンが9番手と順位を上げる。ポイントリーダーのバトンは11番手に下がる。ピットレーンスタートのウェバーがヘッドレストを直すために1周目にピットイン。ここで給油も行いコースに戻る。しかしウェバーは2周目、4周目にもピットストップを行うこととなる。4周目にバトンがクビサをかわして9番手に上がる。
7周目に入り、9番手のスーティルが8番手コバライネンに迫り、オーバーテイクのチャンスをうかがう。13周目のシケイン(16コーナー)でスーティルがコバライネンに仕掛けるが、2台が接触、その2台をバトンがかわして8番手に上がる。スーティルは更に、クビサ、フィジケラにも先に行かれてしまう。
15周目に上位陣の先陣を切ってハミルトンがピットイン。タイヤをハードタイヤに変えて7番手でコースに復帰。同じ周回でスーティルもピットイン。トゥルーリは次の周回でピットイン。タイヤはハードタイヤのままでハミルトンの後ろに戻る。17周目にバトンとフィジケラ、18周目にトップのベッテルとその後ろを走行していたハイドフェルド、ライコネン、バリチェロが続けてピットイン。ベッテルは1番手のままでコースに戻り、その後ろにピットストップを行っていないロズベルグが2番手まで順位を上げてくる。そのロズベルグは24周目にピットイン。ハードタイヤのままでコースに戻る。27周目にチームメイトの中嶋がピットイン。29周目と30周目にルノーのグロージャンとアロンソがピットイン。タイヤをソフトタイヤに履き替えてコースに戻る。ここで中嶋とルノーの2台が1ストップ作戦をとる。
5番手のライコネンはファステストラップをマークしながら、ハイドフェルドとの差をつめていく。そのライコネンは35周目にピットイン。ソフトタイヤでコースに戻るが、渋滞の中に飛び込むことになる。次の周回でハイドフェルドがピットに入るが、作業に時間がかかり、ライコネンに先を行かれてしまう。更に次の周回でハミルトンがピットイン。トゥルーリは燃料が軽い状態で走行を続け、2周後にピットイン。ハミルトンをかわしてコースに戻る。更に次の周回でトップのベッテルがピットイン。作業に時間がかかるも順位は変わらない。同じ周回でポイントリーダーのバトンもピットイン。チームメイトのバリチェロは42周目にピットイン。バトンの前でコースに戻る。残り10周となり、アルグエルスアリがピットインを行うが、次の周回の130R(14コーナー)で大クラッシュ。パーツがコースに散らばり、セーフティーカーが出て同一周回のマシンの差が一気に縮まってしまう。最後のピットストップが残っていたロズベルグは真っ先にピットに向かう。ロズベルグはピットストップのタイミングでブラウンGPの2台と順位を争っていたが、セーフティーカーが入ったことによりペースが下がり、ブラウンGPの2台、更にはハイドフェルドの前でコースに戻る。
優勝したベッテルと2位のトゥルーリ
50周目にレースが再開。残り4周の戦いとなる。トヨタは初優勝を目指し、ベッテルに迫りたいところだが、周回遅れのグロージャンが間に入り、ベッテルに近づけない。4番手のライコネンはKERSにより3番手のハミルトンに迫るが、かわすまではいかない。トップのベッテルは2番手以降との差を徐々に引き離し、そのままトップでチェッカーを受ける。
3年ぶりとなる鈴鹿での日本グランプリを鈴鹿初挑戦のベッテルが圧勝で制した。2番手はトヨタのトゥルーリ、トヨタは母国グランプリで初の表彰台を獲得した。3番手はこちらも鈴鹿初挑戦のハミルトンが表彰台を獲得した。
鈴鹿でベッテルが優勝したことにより、ポイントリーダーのバトンとの差が16ptになったことで僅かながらタイトルに望みを繋げた。これによりドライバーズチャンピオンと、コンストラクターズチャンピオンの争いはブラウンGPの2人とベッテルによる三つ巴の展開になった。
↑ ティモ・グロックは予選のクラッシュの影響により欠場