遠くからの声 (松本清張)

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日本の旗 日本
言語 日本語
ジャンル 短編小説
遠くからの声
『新女苑』掲載の『遠くからの声』
『新女苑』掲載の『遠くからの声』
作者 松本清張
日本の旗 日本
言語 日本語
ジャンル 短編小説
発表形態 雑誌掲載
初出情報
初出 『新女苑』1957年5月
出版元 実業之日本社
挿絵 佐藤泰治
刊本情報
収録 『紙の牙』
出版元 東都書房
出版年月日 1959年9月15日
装幀 中島靖侃
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遠くからの声』(とおくからのこえ)は、松本清張短編小説。『新女苑』1957年5月号に掲載され、1959年9月に短編集『紙の牙』収録の1編として、東都書房より刊行された。

1966年にテレビドラマ化されている。

民子は津谷敏夫と結婚した。交際期間の間、民子の妹の啓子は、ときどき姉に利用された。啓子は女子大を卒業する前の年であった。民子は敏夫と式をすませると、日光の中禅寺湖畔に行った。すると三日目の昼過ぎに、啓子が宿にはいってきた。民子は妹の闖入にきっとなったが、啓子は平気なものだった。

夜になって、三人で湖畔を散歩した。霧が一面に立って湖を匿していた。啓子は、一人で先にずんずん歩いていった。やがて見えぬ向こうから大きな声が聞こえた。「おにいーさまあ」。民子は、妹がこんな場所にまで割りこんでくるのが、平静な気持ちで受けとれなかった。

敏夫と民子は、東京に家をもった。啓子が、さぞたびたび、遊びにくるだろうと思ったが、ついぞ一度も覗きにこなかった。まったく手の裏を返したようであった。翌年、啓子に十五年上の中年男との結婚の話が出て、その男と結婚できなければ死ぬと言って騒いだというのであった。啓子は父母の反対を押しきって結婚式をあげるが、それから二か月も経たないうちに、啓子が駆落ちをしたという知らせが入る。啓子は九州の炭鉱の事務員と同棲していることがわかった。

半年ばかり経って、敏夫は福岡に出張し、啓子を訪ねてみる気が起こった。筑豊炭田の真ん中の、幸袋駅を出たときに、敏夫は、「お兄さま」と横から呼びかけられた。啓子の声であった。

エピソード

テレビドラマ

脚注

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