フアン・デ・ビリャヌエバの肖像
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| スペイン語: Retrato de Juan de Villanueva 英語: Portrait of Juan de Villanueva | |
| 作者 | フランシスコ・デ・ゴヤ |
|---|---|
| 製作年 | 1800-1805年ごろ |
| 種類 | ポプラ板上に油彩 |
| 寸法 | 90 cm × 67 cm (35 in × 26 in) |
| 所蔵 | 王立サン・フェルナンド美術アカデミー、マドリード |
『フアン・デ・ビリャヌエバの肖像』(フアン・デ・ビリャヌエバのしょうぞう、西: Retrato de Juan de Villanueva, 英: Portrait of Juan de Villanueva)は、18-19世紀のスペインの巨匠フランシスコ・デ・ゴヤが1800-1805年ごろ、ポプラ板上に油彩で制作した絵画である。テーブル上の設計図に「Villanueva / por Goya」というモデルの人物フアン・デ・ビリャヌエバ (1739-1811年) の人物名とゴヤの署名が記されている[1][2]。ビリャヌエバ自身からマドリードの王立サン・フェルナンド美術アカデミーに寄贈され[3]、現在、同アカデミーに展示されている[1][2][3]。
ビリャヌエバは著名な建築家で、新古典主義建築の代表的存在であった。彼の最も重要な作品は自然史博物館の設計で、その自然史博物館は、1814年に現在のプラド美術館となっている[1][2][3]。
ビリャヌエバは、兄のディエゴとともに王立サン・フェルナンド美術アカデミーで学び[3]、1758-1765年にローマに留学した[2][3]。スペインに帰国後は、アカデミーの重職を歴任し、1792-1795年には総裁を務めている。彼は、国王カルロス3世の建築家としてプラド美術館の前身となる自然史博物館に加え、隣接する植物園、天文台などを設計した[3]。
この素晴らしい肖像画は、25年もの間、友情関係にあったゴヤとビリャヌエバが互いに抱いていた尊敬の念を反映している[3]。本作は、ビリャヌエバの最晩年に描かれたものである[1]。ビリャヌエバは無地の背景の中、テーブルの前に座っており、その上には彼のさまざまな設計図や製図道具が広げられている[1][2]。手にも設計図を持っている彼は鑑賞者を直接見つめつつ、口を少し開いて設計図の説明をしようとしているかのように見える[1][2][3]。彼が身に着けているのは、王立サン・フェルナンド美術アカデミーの紺青色のコート服と赤いチョッキである。斜めから射し込む光が彼の顔を照らし、その皺を浮き上がらせている[1][3]が、いまだに鋭く生き生きとしている視線をも鑑賞者に提示している[1]。
研究者のグディオル (Gudiol) は、ゴヤが本作を未完成のような状態にしていることを指摘している。滑らかな仕上げはなされておらず、筆触はそのまま識別できる。しかし、そのため、作品には明らかに触感的な特質が与えられている[1]。