2026年日本グランプリ (4輪)

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日程 2026年シーズン第3戦
決勝開催日 3月29日
コース長 5.807km
日本の旗 2026年日本グランプリ
レース詳細
日程 2026年シーズン第3戦
決勝開催日 3月29日
開催地 鈴鹿サーキット
日本の旗 日本 三重県鈴鹿市
コース長 5.807km
レース距離 53周(307.471km)
決勝日天候 晴(ドライ)
ポールポジション
ドライバー
タイム 1:28.778
ファステストラップ
ドライバー イタリアの旗 アンドレア・キミ・アントネッリ
タイム 1:32.432(49周目)
決勝順位
優勝
2位
3位

2026年日本グランプリ: 2026 Japanese Grand Prix、正式名称: Formula 1 Aramco Japanese Grand Prix 2026[1])は、2026年のF1世界選手権の第3戦として、2026年3月29日鈴鹿サーキットで開催された自動車レース日本グランプリの開催は51回目で、1976年F1世界選手権の1戦として初開催[注 1]されてから40回目であり、鈴鹿でのF1世界選手権レース開催は36回目である[2]

本項目に記載されている時刻は全て現地時間(JST / UTC+9)。

タイヤ
ピレリが持ち込んだドライ用タイヤのコンパウンドはハード(白):C1、ミディアム(黄):C2、ソフト(赤):C3のハード寄りの組み合わせ[3]
ピレリタイヤの組み合わせ
ドライ用 ウェット用
C1 C2 C3 インターミディエイト フルウェット
(C1)
(ハード)
C2)
(ミディアム)
(C3)
(ソフト)
(インターミディエイト)
(小雨用)
(フルウェット)
(大雨用)
オーバーテイクモード[3][4]
※( )内は検知ポイント。1周にわたり有効。
ストレートモード:2箇所[3][4]
※開始箇所のみ記載。( )内は低グリップ路面時。特記のないゾーンは、次のターンの手前まで有効。
  • ゾーンA1:ターン18の出口(ターン18の100m先)
  • ゾーンA2:ターン14の出口(ターン14の70m先)
予選におけるルール変更
FIAは予選におけるスーパークリッピング[注 2]の依存度を減らす目的として、本GPの予選で回生できるエネルギー量の上限を9 MJ (2.5 kWh)から8 MJ (2.2 kWh)まで引き下げる[6]
日本GP特別リバリー
桜の開花状況
津地方気象台がソメイヨシノ)の開花を3月24日に、満開を3月29日にそれぞれ観測した[11][12]
国歌演奏
決勝直前のセレモニーにおいて、ミュージシャンYOSHIKIピアノドラムで「君が代」を演奏する[13]。演奏後はヘリコプター東京へ移動し、公式配信番組の「YOSHIKI CHANNEL」で生配信を行う[14][15]

エントリー

フリープラクティスドライバー
各チームともルーキードライバー(過去のF1選手権レースの出走が2回以下で、スーパーライセンスまたはフリー走行限定スーパーライセンスを所有しているドライバーが対象)を年間4回(1台あたり2回)FP1またはFP2に参加させるレギュレーションに基づき[16][17]、以下のドライバーがレギュラードライバーに代わってフリー走行に参加する。

フリー走行

FP1

2026年3月27日 11:30

  • 気温16度、路面温度34度、晴、ドライ[20]

トップタイムをマークしたジョージ・ラッセルを筆頭に、メルセデス勢、マクラーレン勢、フェラーリ勢の順に並び、中団勢はレーシングブルズの2台とハースオリバー・ベアマンがトップ10に入った[20]アレクサンダー・アルボンはターン9の出口でグラベルに飛び出しウォールに接触し、シケインでセルジオ・ペレスに追突する災難に見舞われた[20]アストンマーティンフェルナンド・アロンソに代わって走行するジャック・クロフォードランス・ストロールの2台で33周を走行したが[20]、ストロールはラッセルから3.6秒落ちの21番手、クロフォードはハードタイヤ1セットのみでセッションを切り上げた[21]

結果(トップ5のみ)
順位 ドライバー コンストラクター タイム
1 イギリスの旗 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:31.666
2 イタリアの旗 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1:31.692
3 イギリスの旗 ランド・ノリス マクラーレン 1:31.798
4 オーストラリアの旗 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1:31.865
5 モナコの旗 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:31.955
出典: [22][23]

FP2

2026年3月27日 15:00

  • 気温17度、路面温度34度、晴、ドライ[24]

アービッド・リンドブラッドはコースインからわずか1周でマシントラブルが発生し、タイムを記録できなかった[25]ランド・ノリスは油圧に関する作業によりセッション後半までコースインが遅れ、ガブリエル・ボルトレトはセッション終盤までコースインできなかった[24]。この他、ペレスもセッション前半はタイムを計測できなかった[25]。アルボンはスロットルが動かずコース上に立ち往生したが、間もなくコースに復帰した[24]オスカー・ピアストリがメルセデス勢を上回るトップタイムを記録した[24]。FP2から参加したアロンソはピアストリから3.463秒遅れの19番手を記録し、ストロールはピアストリから3.818秒遅れの21番手で、タイムを記録できなかったリンドブラッドを除けば最下位のタイムであった[25]

FP1とFP2が行われた金曜日は75,000人の観客が訪れた。また、メディア対応などが行われた木曜日は非公式ではあるが25,000人が来場したとされている[26]

結果(トップ5のみ)
順位 ドライバー コンストラクター タイム
1 オーストラリアの旗 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1:30.133
2 イタリアの旗 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1:30.225
3 イギリスの旗 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:30.338
4 イギリスの旗 ランド・ノリス マクラーレン 1:30.649
5 モナコの旗 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:30.846
出典: [27][28]

FP3

2026年3月28日 11:30

  • 気温16度、路面温度38度、湿度56%、晴、ドライ[29]

アンドレア・キミ・アントネッリがトップタイムを記録し、メルセデスが1-2でフリー走行を締めくくった。ノリスは問題が発生したERSの交換作業のため、セッション前半を走ることができなかった。レッドブル勢が初日に続いて苦戦した一方、アウディが速さを見せて中団勢の上位につけた[30]。アストンマーティンは2台ともアントネッリから4秒遅れで最後尾に並んだ[29]

結果(トップ5のみ)
順位 ドライバー コンストラクター タイム
1 イタリアの旗 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1:29.362
2 イギリスの旗 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:29.616
3 モナコの旗 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:30.229
4 オーストラリアの旗 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1:30.364
5 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1:30.383
出典: [31][32]

予選

2026年3月28日 15:00

  • 気温16度、路面温度32度、湿度57%、晴、ドライ[33]

アンドレア・キミ・アントネッリが2戦連続でポールポジションを獲得し、メルセデスが開幕から3戦連続でフロントローを独占した[34]。この日、日本相撲協会とのコラボレーションでサーキットを訪れていた琴櫻[35]がポールポジションアワードのプレゼンターとして、アントネッリと登壇した[36][37]

メルセデス勢に続くのはオスカー・ピアストリシャルル・ルクレールランド・ノリスルイス・ハミルトンで、マクラーレンフェラーリが交互に並ぶ[33]

前年の優勝者マックス・フェルスタッペンは初日からマシンの不安定さにより苦戦し、Q2でチームメイトのアイザック・ハジャーレーシングブルズアービッド・リンドブラッドに及ばず姿を消した[34][38]ホンダにとってのホームレースであったが、アストンマーティンフェルナンド・アロンソは前日発生しなかった異常振動が再び発生してしまい[39]ランス・ストロールはバッテリーの問題が発生し[40]、ともに最後列に沈んだ[34]

予選日は11万人の観客が訪れ、前年の予選日(9万1000人)を大きく上回り、前年の決勝日(11万5000人)に迫る人出となった[41]

予選結果

順位 No. ドライバー コンストラクター Q1 Q2 Q3 Grid
1 12 イタリアの旗 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1:30.035 1:29.048 1:28.778 1
2 63 イギリスの旗 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:29.967 1:29.686 1:29.076 2
3 81 オーストラリアの旗 オスカー・ピアストリ マクラーレン-メルセデス 1:30.200 1:29.451 1:29.132 3
4 16 モナコの旗 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:29.915 1:29.303 1:29.405 4
5 1 イギリスの旗 ランド・ノリス マクラーレン-メルセデス 1:30.401 1:29.795 1:29.409 5
6 44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1:30.309 1:29.589 1:29.567 6
7 10 フランスの旗 ピエール・ガスリー アルピーヌ-メルセデス 1:30.584 1:29.874 1:29.691 7
8 6 フランスの旗 アイザック・ハジャー レッドブル・レーシング-レッドブルフォード 1:30.662 1:30.104 1:29.978 8
9 5 ブラジルの旗 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1:30.359 1:29.990 1:30.274 9
10 41 イギリスの旗 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ-レッドブルフォード 1:30.781 1:30.109 1:30.319 10
11 3 オランダの旗 マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング-レッドブルフォード 1:30.519 1:30.262 n/a 11
12 31 フランスの旗 エステバン・オコン ハース-フェラーリ 1:30.915 1:30.309 n/a 12
13 27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1:30.358 1:30.387 n/a 13
14 30 ニュージーランドの旗 リアム・ローソン レーシングブルズ-レッドブルフォード 1:30.657 1:30.495 n/a 14
15 43 アルゼンチンの旗 フランコ・コラピント アルピーヌ-メルセデス 1:30.931 1:30.627 n/a 15
16 55 スペインの旗 カルロス・サインツ アトラシアン・ウィリアムズ-メルセデス 1:30.927 1:31.033 n/a 16
17 23 タイ王国の旗 アレクサンダー・アルボン アトラシアン・ウィリアムズ-メルセデス 1:31.088 n/a n/a 17
18 87 イギリスの旗 オリバー・ベアマン ハース-フェラーリ 1:31.090 n/a n/a 18
19 11 メキシコの旗 セルジオ・ペレス キャデラック-フェラーリ 1:32.206 n/a n/a 19
20 77 フィンランドの旗 バルテリ・ボッタス キャデラック-フェラーリ 1:32.330 n/a n/a 20
21 14 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・アラムコ-ホンダ 1:32.646 n/a n/a 21
22 18 カナダの旗 ランス・ストロール アストンマーティン・アラムコ-ホンダ 1:32.920 n/a n/a 22
107% time(Q1のトップタイムから107%): 1:36.209
出典: [42][43][44][45]

決勝

2026年3月29日 14:10[注 3]

  • 気温18度、路面温度36度、湿度53%、晴、ドライ[47]

決勝当日は13万人の観客が訪れ、3日間の合計は31万5000人で2006年以来20年ぶりに30万人の大台を突破した[48]。14:40頃には、津地方気象台が津市偕楽公園にある標本木を観測してソメイヨシノ)の満開を発表した[49]

新レギュレーション施行から3戦目でようやく22台全車がスタートを切ることができた[50]

アンドレア・キミ・アントネッリはスタートこそ出遅れて6位まで順位を下げてしまったものの、22周目にオリバー・ベアマンのクラッシュによってセーフティカーが導入されたことで首位の座を取り戻し、以降は独走でレースを支配して[47]10代のドライバーおよび自身では初となる2戦連続のポール・トゥ・ウィンを飾り、こちらも10代のドライバーおよび自身では初めてポイントリーダーに浮上した[50]

ようやく今季初出走となったオスカー・ピアストリは好スタートを決めて一時的にトップへ浮上する走りを見せ、最終的に2位でフィニッシュ[47]シャルル・ルクレールジョージ・ラッセルは終盤に3位争いを演じ、ルクレールがこれを制して表彰台を勝ち取った[50]。その一方で、ラッセルはタイヤを交換した直後にセーフティカーが導入される不運に泣かされた[47][51]

なお、ベアマンはスプーンカーブで加速が鈍ったフランコ・コラピントを避けるためにコース外へ飛び出してしまい、50Gの衝撃でバリアにクラッシュしたが、自力でマシンを降りている。その後は足を引きずる仕草を見せたが、幸い骨折等の重症には至らなかった[47]。コラピントはこの件について「コーナーを全開で走っていたのに、彼は僕よりも50km/h以上も速かった」と語っており、新レギュレーション導入により懸念されていた速度差の問題が表面化してしまった[52]

アストンマーティンフェルナンド・アロンソが1周遅れの18位でフィニッシュし、ホンダのホームレースでようやく今季初完走を果たした[50][53]。一方、ランス・ストロールはエンジンの水圧の問題によりリタイアした[53]

レース結果

順位 No. ドライバー コンストラクター 周回数 タイム/リタイア原因 Grid Pts.
1 12 イタリアの旗 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 53 1:28:03.403 1 25
2 81 オーストラリアの旗 オスカー・ピアストリ マクラーレン-メルセデス 53 +13.722 3 18
3 16 モナコの旗 シャルル・ルクレール フェラーリ 53 +15.270 4 15
4 63 イギリスの旗 ジョージ・ラッセル メルセデス 53 +15.754 2 12
5 1 イギリスの旗 ランド・ノリス マクラーレン-メルセデス 53 +23.479 5 10
6 44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン フェラーリ 53 +25.037 6 8
7 10 フランスの旗 ピエール・ガスリー アルピーヌ-メルセデス 53 +32.340 7 6
8 3 オランダの旗 マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング-レッドブルフォード 53 +32.677 11 4
9 30 ニュージーランドの旗 リアム・ローソン レーシングブルズ-レッドブルフォード 53 +50.180 14 2
10 31 フランスの旗 エステバン・オコン ハース-フェラーリ 53 +51.216 12 1
11 27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 53 +52.280 13
12 6 フランスの旗 アイザック・ハジャー レッドブル・レーシング-レッドブルフォード 53 +56.154 8
13 5 ブラジルの旗 ガブリエル・ボルトレト アウディ 53 +59.078 9
14 41 イギリスの旗 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ-レッドブルフォード 53 +59.848 10
15 55 スペインの旗 カルロス・サインツ アトラシアン・ウィリアムズ-メルセデス 53 +1:05.008 16
16 43 アルゼンチンの旗 フランコ・コラピント アルピーヌ-メルセデス 53 +1:05.773 15
17 11 メキシコの旗 セルジオ・ペレス キャデラック-フェラーリ 53 +1:32.453 19
18 14 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・アラムコ-ホンダ 52 +1 Lap 21
19 77 フィンランドの旗 バルテリ・ボッタス キャデラック-フェラーリ 52 +1 Lap 20
20 23 タイ王国の旗 アレクサンダー・アルボン アトラシアン・ウィリアムズ-メルセデス 51 +2 Laps 17
Ret 18 カナダの旗 ランス・ストロール アストンマーティン・アラムコ-ホンダ 30 水圧 22
Ret 87 イギリスの旗 オリバー・ベアマン ハース-フェラーリ 20 アクシデント 18
優勝スピード(勝者アントネッリの平均速度): 209.504 km/h
ファステストラップ: アンドレア・キミ・アントネッリ - 1:32.432(49周目)[54]
出典: [55][56][57][44][45]
ラップリーダー
ドライバー 周回数 リードラップ
オスカー・ピアストリ 16周 1-7, 9-17
ジョージ・ラッセル 4周 8, 18-20
アンドレア・キミ・アントネッリ 33周 21-53
出典: [58]
  • 太字は最多ラップリーダー

記録

第3戦終了時点のランキング

脚注

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