2025年サンパウログランプリ

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サンパウロ州の旗 2025年サンパウログランプリ
レース詳細
日程 2025年シーズン第21戦
決勝開催日 11月9日
開催地 インテルラゴス・サーキット
ブラジルの旗 ブラジル サンパウロ州 サンパウロ市 インテルラゴス英語版
コース長 4.309 km
レース距離 71周 (305.879 km)
決勝日天候 曇(ドライ)
ポールポジション
ドライバー
タイム 1:09.511
ファステストラップ
ドライバー タイ王国の旗 アレクサンダー・アルボン
タイム 1:12.400(59周目)
決勝順位
優勝
2位
3位

2025年サンパウログランプリ(2025ねんサンパウログランプリ、: 2025 São Paulo Grand Prix、正式名称: Formula 1 MSC Cruises Grande Prêmio de São Paulo 2025[1])は、2025年のF1世界選手権の第21戦として、2025年11月9日インテルラゴス・サーキットで開催された自動車レースサンパウログランプリ)。

本項目に記載されている時刻は全て現地時間(BRT / UTC-3[注 1])。

タイヤ
ピレリが持ち込んだドライ用タイヤのコンパウンドはハード(白):C2、ミディアム(黄):C3、ソフト(赤):C4[2]、全ての種類が1段階ハード寄りに変わり、2023年以前のコンパウンドに戻された。前年スプリント及び決勝が雨の中行われたため十分なデータを得られず、ソフトタイヤとして使用されたC5が予選ラップを乗り切れない可能性があったこともコンパウンド変更の要因となった[3]
ピレリタイヤの組み合わせ
ドライ用 ウェット用
C2 C3 C4 インターミディエイト フルウェット
(C2)
(ハード)
C3)
(ミディアム)
(C4)
(ソフト)
(インターミディエイト)
(小雨用)
(フルウェット)
(大雨用)
DRS:2箇所[2]

※( )内は検知ポイント

  • DRS1:ターン3の30m先から(ターン2のエイペックス[注 2]
  • DRS2:ターン15の160m手前から(ターン13の30m先)
レースフォーマット
本年もスプリントが開催される。これに伴い、フリー走行は初日の1回(FP1)のみとなる。
特別カラーリング

エントリー

レギュラードライバー
前戦から変更なし。ブラジル人ドライバーのガブリエル・ボルトレトは、2017年フェリペ・マッサ以来の母国GP参戦ドライバーとなる[7][注 3]

フリー走行

FP1

2025年11月7日 11:35 ※当初の開始予定は11:30 (特記のない出典:[10]

マーシャルがコース上を清掃していたため、セッション開始が5分遅れた。

FP1の結果

順位 ドライバー コンストラクター タイム
1 イギリスの旗 L.ノリス マクラーレン 1:09.975
2 オーストラリアの旗 O.ピアストリ マクラーレン 1:09.998
3 ドイツの旗 N.ヒュルケンベルグ キック・ザウバー 1:10.594
4 スペインの旗 F.アロンソ アストンマーティン・アラムコ 1:10.606
5 ブラジルの旗 G.ボルトレト キック・ザウバー 1:10.616
出典: [11][12]
  • 注: トップ5まで掲載。

スプリント予選

2025年11月7日 15:30(特記のない出典:[13]

  • 気温19度、路面温度40度、晴、ドライ

ランド・ノリスアンドレア・キミ・アントネッリを僅差で抑えてポールポジションを獲得した。ドライバーズタイトルを争うチームメイトのオスカー・ピアストリは3番手、マックス・フェルスタッペンマクラーレン勢とメルセデス勢はおろか、SQ2でトップタイムをマークしたフェルナンド・アロンソにも及ばず6番手に終わった。角田裕毅はFP1でのクラッシュによるチェック走行を兼ねる形でSQ1で最初のアタックを行ったがペースは遅く、2回目のアタックも18番手に終わりSQ1で敗退した。

スプリント予選の結果

順位 No. ドライバー コンストラクター SQ1 SQ2 SQ3 Grid
1 4 イギリスの旗 ランド・ノリス マクラーレン-メルセデス 1:09.627 1:09.373 1:09.243 1
2 12 イタリアの旗 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1:10.381 1:09.504 1:09.340 2
3 81 オーストラリアの旗 オスカー・ピアストリ マクラーレン-メルセデス 1:10.017 1:09.416 1:09.428 3
4 63 イギリスの旗 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:10.048 1:09.384 1:09.495 4
5 14 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ アストンマーティンアラムコ-メルセデス 1:10.011 1:09.330 1:09.496 5
6 1 オランダの旗 マックス・フェルスタッペン レッドブル-ホンダRBPT 1:09.975 1:09.707 1:09.580 6
7 18 カナダの旗 ランス・ストロール アストンマーティンアラムコ-メルセデス 1:10.326 1:09.647 1:09.671 7
8 16 モナコの旗 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:10.324 1:09.732 1:09.725 8
9 6 フランスの旗 アイザック・ハジャー レーシングブルズ-ホンダRBPT 1:10.095 1:09.608 1:09.775 9
10 27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ キックザウバー-フェラーリ 1:10.333 1:09.735 1:09.935 10
11 44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1:10.224 1:09.811 n/a 11
12 23 タイ王国の旗 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ-メルセデス 1:10.275 1:09.813 n/a 12
13 10 フランスの旗 ピエール・ガスリー アルピーヌ-ルノー 1:10.097 1:09.852 n/a 13
14 5 ブラジルの旗 ガブリエル・ボルトレト キックザウバー-フェラーリ 1:10.217 1:09.923 n/a 14
15 87 イギリスの旗 オリバー・ベアマン ハース-フェラーリ 1:10.066 1:09.946 n/a 15
16 43 アルゼンチンの旗 フランコ・コラピント アルピーヌ-ルノー 1:10.441 n/a n/a 16
17 30 ニュージーランドの旗 リアム・ローソン レーシングブルズ-ホンダRBPT 1:10.666 n/a n/a 17
18 22 日本の旗 角田裕毅 レッドブル-ホンダRBPT 1:10.692 n/a n/a PL 1
19 31 フランスの旗 エステバン・オコン ハース-フェラーリ 1:10.872 n/a n/a 18
20 55 スペインの旗 カルロス・サインツ ウィリアムズ-メルセデス 1:11.120 n/a n/a PL 2
107% time(SQ1のトップタイムから107%): 1:14.500
出典: [14][15][16][17]

l 追記

  • ^1 - 角田はパルクフェルメ下でリアウィングの設定を変更したため、スプリントはピットレーンからスタートする[18]
  • ^2 - サインツはパルクフェルメ下でマシンのセッティングを変更したため、スプリントはピットレーンからスタートする[19]

スプリント

2025年11月8日 11:00 (特記のない出展:[20]

  • レース距離:24周(105.356 km)[21]
  • 気温23度、路面温度25度、湿度75%、曇、セミウェット

雨上がりで路面がところどころ濡れる中、ランド・ノリスは順調にポール・トゥ・ウィンを決める一方、ドライバーズタイトルを争うチームメイトのオスカー・ピアストリが6周目でターン3の濡れた縁石に足元を掬われてクラッシュしたことでノーポイントに終わり、両者の差は9点に広がった。その直後に同じ箇所でニコ・ヒュルケンベルグガブリエル・ボルトレトフランコ・コラピントも単独スピンからクラッシュ。ヒュルケンベルグはコースに復帰したが、コラピントはピアストリ同様リタイアとなった。2台のマシン回収とバリア修復により20分中断し、ローリングスタートで再開した。マックス・フェルスタッペンはノリスとメルセデス勢の後塵を拝し4位が精一杯で、ピットレーンスタートを選択した角田裕毅は14位に終わった。

スプリントの結果

順位 No. ドライバー コンストラクター 周回数 タイム/リタイア原因 Grid Pts.
1 4 イギリスの旗 ランド・ノリス マクラーレン-メルセデス 24 53:25.928 1 8
2 12 イタリアの旗 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 24 +0.845 2 7
3 63 イギリスの旗 ジョージ・ラッセル メルセデス 24 +2.318 4 6
4 1 オランダの旗 マックス・フェルスタッペン レッドブル-ホンダRBPT 24 +4.423 6 5
5 16 モナコの旗 シャルル・ルクレール フェラーリ 24 +16.483 8 4
6 14 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ アストンマーティンアラムコ-メルセデス 24 +18.306 5 3
7 44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン フェラーリ 24 +18.603 11 2
8 10 フランスの旗 ピエール・ガスリー アルピーヌ-ルノー 24 +19.366 13 1
9 18 カナダの旗 ランス・ストロール アストンマーティンアラムコ-メルセデス 24 +23.933 7
10 6 フランスの旗 アイザック・ハジャー レーシングブルズ-ホンダRBPT 24 +29.548 9
11 31 フランスの旗 エステバン・オコン ハース-フェラーリ 24 +31.000 18
12 87 イギリスの旗 オリバー・ベアマン 1 ハース-フェラーリ 24 +36.334 1 15
13 22 日本の旗 角田裕毅 レッドブル-ホンダRBPT 24 +38.462 PL
14 55 スペインの旗 カルロス・サインツ ウィリアムズ-メルセデス 24 +38.951 PL
15 27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ キックザウバー-フェラーリ 24 +42.349 10
16 30 ニュージーランドの旗 リアム・ローソン 2 レーシングブルズ-ホンダRBPT 24 +43.090 2 17
17 23 タイ王国の旗 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ-メルセデス 24 +55.456 12
18 5 ブラジルの旗 ガブリエル・ボルトレト キックザウバー-フェラーリ 23 アクシデント 14
Ret 81 オーストラリアの旗 オスカー・ピアストリ マクラーレン-メルセデス 5 アクシデント 3
Ret 43 アルゼンチンの旗 フランコ・コラピント アルピーヌ-ルノー 5 アクシデント 16
優勝スピード(勝者ノリスの平均速度): 116.060 km/h[21]
ファステストラップ: ランド・ノリス - 1:12.120(11周目)[21]
出典: [22][21][17][23]
追記
  • ^† - リタイアだが、90%以上の距離を走行したため規定により完走扱い。
  • ^1 - ベアマンはターン3からターン4の直線で危険な走行を犯したため、5秒のタイムペナルティ(ペナルティ未消化のため、レースタイムに5秒加算)とペナルティポイント1点(累積9点)が科せられた[24]
  • ^2 - ローソンはターン4でベアマンと接触した件の責任を問われ、5秒のタイムペナルティ(ペナルティ未消化のため、レースタイムに5秒加算)とペナルティポイント1点(累積8点)が科せられた[25]

予選

2025年11月8日 15:00 (特記のない出典:[26]

  • 気温26度、路面温度43度、湿度56%、曇、ドライ

ランド・ノリスが今季6回目のポールポジションを獲得した。アンドレア・キミ・アントネッリが2番手、シャルル・ルクレールが3番手にノリスとドライバーズタイトルを争うチームメイトのオスカー・ピアストリは4番手、マックス・フェルスタッペンに至っては16番手でチームメイトの角田裕毅(19番手)とともにQ1で敗退する波乱が起きた。フェルスタッペンがマシントラブル以外でQ1敗退を喫したのはF1キャリア初の事態である[27]。スプリントでクラッシュしたガブリエル・ボルトレトはマシン修復が間に合わず、予選を走行できなかった。

予選結果

順位 No. ドライバー コンストラクター Q1 Q2 Q3 Grid
1 4 イギリスの旗 ランド・ノリス マクラーレン-メルセデス 1:09.656 1:09.616 1:09.511 1
2 12 イタリアの旗 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1:10.192 1:09.774 1:09.685 2
3 16 モナコの旗 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:09.934 1:09.801 1:09.805 3
4 81 オーストラリアの旗 オスカー・ピアストリ マクラーレン-メルセデス 1:09.928 1:09.835 1:09.886 4
5 6 フランスの旗 アイザック・ハジャー レーシングブルズ-ホンダRBPT 1:10.083 1:09.970 1:09.931 5
6 63 イギリスの旗 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:09.935 1:09.880 1:09.942 6
7 30 ニュージーランドの旗 リアム・ローソン レーシングブルズ-ホンダRBPT 1:10.108 1:09.950 1:09.962 7
8 87 イギリスの旗 オリバー・ベアマン ハース-フェラーリ 1:09.891 1:09.755 1:09.977 8
9 10 フランスの旗 ピエール・ガスリー アルピーヌ-ルノー 1:09.885 1:09.857 1:10.002 9
10 27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ キックザウバー-フェラーリ 1:10.337 1:09.985 1:10.039 10
11 14 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ アストンマーティンアラムコ-メルセデス 1:10.181 1:10.001 n/a 11
12 23 タイ王国の旗 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ-メルセデス 1:10.115 1:10.053 n/a 12
13 44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1:10.016 1:10.100 n/a 13
14 18 カナダの旗 ランス・ストロール アストンマーティンアラムコ-メルセデス 1:10.041 1:10.161 n/a 14
15 55 スペインの旗 カルロス・サインツ ウィリアムズ-メルセデス 1:10.184 1:10.472 n/a 15
16 1 オランダの旗 マックス・フェルスタッペン レッドブル-ホンダRBPT 1:10.403 n/a n/a PL 1
17 31 フランスの旗 エステバン・オコン ハース-フェラーリ 1:10.438 n/a n/a PL 2
18 43 アルゼンチンの旗 フランコ・コラピント アルピーヌ-ルノー 1:10.632 n/a n/a 16
19 22 日本の旗 角田裕毅 レッドブル-ホンダRBPT 1:10.711 n/a n/a 17
107% time(Q1のトップタイムから107%): 1:14.531
NC 5 ブラジルの旗 ガブリエル・ボルトレト キックザウバー-フェラーリ No Time[注 4] n/a n/a 18 3
出典: [28][29][30][31]
追記
  • ^1 - フェルスタッペンはパルクフェルメ下で年間上限を超えるパワーユニットのエレメント(5基目のICE(エンジン) / TC(ターボチャージャー) / MGU-K / MGU-Hと3基目のES(エナジーストア) / CE(コントロールエレクトロニクス)、3基目のES(エナジーストア) / CE(コントロールエレクトロニクス)が該当[注 5])に交換したため、決勝はピットレーンからスタートする[33]
  • ^2 - オコンはパルクフェルメ下で年間上限を超えるパワーユニットのエレメント(5基目のICE(エンジン)が該当[注 5])に交換したため、決勝はピットレーンからスタートする[34]
  • ^3 - ボルトレトは予選に参加できずタイムを記録できなかったが、スチュワードの裁定によって決勝への参加が許可された[35]

決勝

2025年11月9日 14:00 (特記のない出典:[36]

  • 気温18度、路面温度31度、湿度69%、曇、ドライ

ランド・ノリススプリントに続いてポール・トゥ・ウィンを果たし、今季7勝目を挙げた。アンドレア・キミ・アントネッリマックス・フェルスタッペンの追い上げを凌いで自己最高位を更新する2位、Q1で敗退したフェルスタッペンはピットレーンスタートを選択しつつ追い上げを見せて3位表彰台を獲得した。ドライバーズタイトル争いはランキング首位のノリスがスプリントと決勝の両方を制し、チームメイトのオスカー・ピアストリが5位に終わったことで、同2位のピアストリに24点差、同3位のフェルスタッペンに対して49点差までそれぞれ拡大し[37]、タイトル争いで大きく優位に立った。

2017年フェリペ・マッサ以来の母国GP[注 6]出走となったガブリエル・ボルトレトだったが、スタート直後のターン10でランス・ストロールと交錯してクラッシュしてしまい、1周も走行できず母国GPを終えた[38]。このクラッシュによりセーフティカー(SC)が導入された。SC導入直前にルイス・ハミルトンフランコ・コラピントと接触したことでフロントウィングにダメージを負ってSC中にピットインし、フロントウィングとソフトからハードにタイヤを交換したが、レース中盤にリタイアした。角田裕毅はスタートの混乱をくぐり抜けて順位を上げ、SC中にハードからミディアムにタイヤを変えるが、ストロールに追突してスピンさせた[39]ことにより10秒のタイムペナルティが科せられた。

SCが解除された6周目に2位を争うアントネッリ、シャルル・ルクレール、ピアストリの3台が3ワイドで飛び込み、イン側にいたピアストリがアントネッリに接触し、バランスを崩したアントネッリがアウト側のルクレールに接触。ルクレールは足回りにダメージを負ってそのままリタイアとなった。このアクシデントによりバーチャルセーフティカー(VSC)が導入された。VSCの導入によりフェルスタッペンは無線で「右フロントにパンクがあった」と連絡があり、このVSC導入中にハードからミディアムにタイヤを交換することができた。なお、ピアストリはこのアクシデントの要因を作ったことにより10秒のタイムペナルティが科せられ、この時点でピアストリが逆転優勝する可能性は事実上潰えた。一方、フェルスタッペンは22周目には4位まで順位を上げていく。

角田は25周目に新しいミディアムへタイヤを変える際に10秒のペナルティを消化したかに見えたが、スチュワードは10秒の停止時間が過ぎる前にメカニックが左リアのホイールナットを緩め始めたため、ペナルティを適切に消化しなかったと判断し、さらに10秒のタイムペナルティが科されてしまい、入賞の可能性を失ってしまった[39]。48周目に3度目のタイヤ交換で今度は適切にペナルティを消化して新たなミディアムに交換した。その後はクリーンエアで走行しペースも良かっただけに、チームのミスという不運も含めた20秒のタイムロスはあまりにも痛く、最下位でレースを終えた[40]

一方、フェルスタッペンは55周目にミディアムからソフトにタイヤを変え、3位のジョージ・ラッセルとの差を徐々に縮めていき、62周目にはDRS圏内まで迫り、次の周にラッセルを抜いて3位に浮上する。さらに2位を走行するアントネッリを追って68周目にDRS圏内まで迫ったが、ソフトタイヤが限界となったためオーバーテイクには至らなかった。

コンストラクターズの2位争いは、前戦メキシコシティGPの時点でランキング2位だったフェラーリが両者リタイアでノーポイントに終わり[41]、同3位だったメルセデスはアントネッリがスプリント・決勝ともに2位でフィニッシュし、ラッセルも背後まで迫ったピアストリを抑えて4位を守りきったことで同2位に浮上した[42]。同4位だったレッドブルはフェルスタッペンがピットレーンスタートから3位表彰台を獲得したことで同3位に浮上した[43]。これにより、フェラーリは同2位から同4位まで一気に後退してしまった[41]

中盤から下位のグループはハースオリバー・ベアマンが6位で4戦連続入賞を果たし[44]レーシングブルズ勢はリアム・ローソンが1ストップ作戦を成功させて7位、2ストップ作戦のアイザック・ハジャーは最終ラップで目前にいたローソンにオーバーテイクを仕掛け、両者のホイール同士が接触してしまうハプニングがあったものの8位でフィニッシュした[45]キック・ザウバーニコ・ヒュルケンベルグは9位入賞を果たしたが、ランキング8位のハースとの差は8点に広がり同9位のまま変わらなかった[46]。同最下位のアルピーヌピエール・ガスリーが10位入賞を果たし、スプリント・決勝ともにポイントを獲得した[47]

レース結果

順位 No. ドライバー コンストラクター 周回数 タイム/リタイア原因 Grid Pts.
1 4 イギリスの旗 ランド・ノリス マクラーレン-メルセデス 71 1:32:01.596 1 25
2 12 イタリアの旗 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 71 +10.388 2 18
3 1 オランダの旗 マックス・フェルスタッペン レッドブル-ホンダRBPT 71 +10.750 PL 15
4 63 イギリスの旗 ジョージ・ラッセル メルセデス 71 +15.267 6 12
5 81 オーストラリアの旗 オスカー・ピアストリ 1 マクラーレン-メルセデス 71 +42.065 4 10
6 87 イギリスの旗 オリバー・ベアマン ハース-フェラーリ 71 +29.630 8 8
7 30 ニュージーランドの旗 リアム・ローソン レーシングブルズ-ホンダRBPT 71 +52.642 7 6
8 6 フランスの旗 アイザック・ハジャー レーシングブルズ-ホンダRBPT 71 +52.873 5 4
9 27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ キックザウバー-フェラーリ 71 +53.324 10 2
10 10 フランスの旗 ピエール・ガスリー アルピーヌ-ルノー 71 +53.914 9 1
11 23 タイ王国の旗 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ-メルセデス 71 +54.184 12
12 31 フランスの旗 エステバン・オコン ハース-フェラーリ 71 +54.696 PL
13 55 スペインの旗 カルロス・サインツ ウィリアムズ-メルセデス 71 +55.420 15
14 14 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ アストンマーティンアラムコ-メルセデス 71 +55.766 11
15 43 アルゼンチンの旗 フランコ・コラピント アルピーヌ-ルノー 71 +57.777 16
16 18 カナダの旗 ランス・ストロール アストンマーティンアラムコ-メルセデス 71 +58.247 14
17 22 日本の旗 角田裕毅 2 レッドブル-ホンダRBPT 71 +1:09.176 17
Ret 44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン 3 フェラーリ 37 接触ダメージ 13
Ret 16 モナコの旗 シャルル・ルクレール フェラーリ 5 アクシデント 3
Ret 5 ブラジルの旗 ガブリエル・ボルトレト キックザウバー-フェラーリ 0 アクシデント 18
優勝スピード(勝者ノリスの平均速度): 199.428 km/h[48]
ファステストラップ: アレクサンダー・アルボン - 1:12.400(59周目)[49][48]
出典: [50][48][51][30][31]
追記
  • ^1 - ピアストリはターン1でアントネッリと接触した件の責任を問われ、10秒のタイムペナルティ(ピットインで消化)とペナルティポイント2点(累積6点)が科せられた[52]
  • ^2 - 角田は以下2件のペナルティが科せられた[39]
    • ターン8でストロールと接触した件の責任を問われ、10秒のタイムペナルティ(ピットインで消化したが、後述の通り正しく消化されていないと判断された)とペナルティポイント2点(累積7点)[53]
    • ピットストップ中に先述のペナルティを適切に消化しなかったため、10秒のタイムペナルティ(ピットインで消化)[54]
  • ^3 - ハミルトンはターン15でコラピントと接触した件の責任を問われ、5秒のタイムペナルティ(ピットインで消化)とペナルティポイント1点(累積3点)が科せられた[55]
ラップリーダー
ドライバー 周回数 リードラップ
ランド・ノリス 59周 1-30, 39-50, 55-71
オスカー・ピアストリ 8周 31-38
マックス・フェルスタッペン 4周 51-54
出典: [56]
  • 太字は最多ラップリーダー

主な記録

第21戦終了時点のランキング

脚注

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