2025年カタールグランプリ
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| レース詳細 | |||
|---|---|---|---|
|
| |||
| 日程 | 2025年シーズン第23戦 | ||
| 決勝開催日 | 11月30日 | ||
| 開催地 |
ルサイル・インターナショナル・サーキット | ||
| コース長 | 5.419 km | ||
| レース距離 | 57周(308.611 km) | ||
| 決勝日天候 | 夜間(ドライ) | ||
| ポールポジション | |||
| ドライバー | |||
| タイム | 1:19.387 | ||
| ファステストラップ | |||
| ドライバー |
| ||
| タイム | 1:22.996(44周目) | ||
| 決勝順位 | |||
| 優勝 |
| ||
| 2位 | |||
| 3位 | |||
2025年カタールグランプリ(2025ねんカタールグランプリ、英: 2025 Qatar Grand Prix、正式名称: Formula 1 Qatar Airways Qatar Grand Prix 2025[1])は、2025年のF1世界選手権の第23戦として、2025年11月30日にルサイル・インターナショナル・サーキットで開催された自動車レース(カタールグランプリ)。
- タイヤ
- ピレリが持ち込むドライ用タイヤのコンパウンドはハード(白):C1、ミディアム(黄):C2、ソフト(赤):C3のハード寄りの組み合わせ[2]。
- ピレリは前年の決勝で使用されたラバーを分析した結果、左のフロントタイヤが使用不能になる寸前だったことが判明したため、タイヤの走行周回数を最大25周に制限することをレース開催から2週間前の11月17日に発表した。これにより、決勝は最低でも2ストップが必須となる[3]。カタールGPでは過去にも2023年の改修で新たに設置された高さ50mmのピラミッド形状の縁石によってタイヤのサイドウォールにダメージを与えたため、決勝での走行周回数を最大18周に制限し、最低でも3ストップが必須となる異例の措置を取っている[4]。この縁石は2024年に再改修されたため、一旦この制限は解除されていた[3]。
ピレリタイヤの組み合わせ ドライ用 ウェット用 C1 C2 C3 インターミディエイト フルウェット 
(ハード)
(ミディアム)
(ソフト)
(小雨用)
(大雨用)
※( )内は検知ポイント
- DRS1:ターン16の305m先から(ターン15の40m先)
- サーキット
- トラックリミット防止のため、ターン6の出口、ターン10の外側、最終コーナーのターン16の出口に細長いグラベルトラップを設置し、ターン14のグラベルもコーナーのより早い位置から始まるように変更された。
- ドライバーズ・チャンピオンシップの行方
- 前戦ラスベガスGPのレース終了後にマクラーレンの2台が失格となったことにより、2000年 - 2004年のミハエル・シューマッハ以来となるドライバーズ5連覇を目指すランキング3位のマックス・フェルスタッペン(366点)は首位のランド・ノリス(390点)に24点差まで接近し、同2位のオスカー・ピアストリ(366点)と同点に並んだ[6][7][注 2]。しかしノリスが有利な状況に変わりはなく、本GPのスプリントと決勝においてピアストリとフェルスタッペンより2点以上多く獲得した時点で、自身初のドライバーズタイトル獲得が決定する[8]。
エントリー
前戦から変更なし。
| チーム | No. | ドライバー | コンストラクター | シャシー | パワーユニット |
|---|---|---|---|---|---|
| 81 | マクラーレン | MCL39 | メルセデス M16 E Performance | ||
| 4 | |||||
| 16 | フェラーリ | SF-25 | フェラーリ 066/15 | ||
| 44 | |||||
| 1 | レッドブル | RB21 | ホンダ・RBPTH003 | ||
| 22 | |||||
| 63 | メルセデス | F1 W16 | メルセデス M16 E Performance | ||
| 12 | |||||
| 18 | アストンマーティン・アラムコ | AMR25 | メルセデス M16 E Performance | ||
| 14 | |||||
| 10 | アルピーヌ | A525 | ルノー E-Tech RE25 | ||
| 43 | |||||
| 31 | ハース | VF-25 | フェラーリ 066/15 | ||
| 87 | |||||
| 6 | レーシングブルズ | VCARB 02 | ホンダ・RBPTH003 | ||
| 30 | |||||
| 23 | ウィリアムズ | FW47 | メルセデス M16 E Performance | ||
| 55 | |||||
| 27 | キック・ザウバー | C45 | フェラーリ 066/15 | ||
| 5 | |||||
| 出典: [11][12] | |||||
フリー走行
スプリント予選
2025年11月28日 20:30(特記のない出典:[16])
- 気温22度、路面温度25度、夜間、ドライ[17]
スプリント予選の結果
| 順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | SQ1 | SQ2 | SQ3 | Grid |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 81 | マクラーレン-メルセデス | 1:21.286 | 1:21.005 | 1:20.055 | 1 | |
| 2 | 63 | メルセデス | 1:21.432 | 1:21.136 | 1:20.087 | 2 | |
| 3 | 4 | マクラーレン-メルセデス | 1:21.398 | 1:20.956 | 1:20.285 | 3 | |
| 4 | 14 | アストンマーティン・アラムコ-メルセデス | 1:21.276 | 1:21.272 | 1:20.450 | 4 | |
| 5 | 22 | レッドブル-ホンダ・RBPT | 1:21.458 | 1:21.152 | 1:20.519 | 5 | |
| 6 | 1 | レッドブル-ホンダ・RBPT | 1:21.172 | 1:21.036 | 1:20.528 | 6 | |
| 7 | 12 | メルセデス | 1:21.555 | 1:21.376 | 1:20.532 | 7 | |
| 8 | 55 | ウィリアムズ-メルセデス | 1:21.438 | 1:21.172 | 1:20.542 | 8 | |
| 9 | 16 | フェラーリ | 1:21.636 | 1:21.190 | 1:20.622 | 9 | |
| 10 | 23 | ウィリアムズ-メルセデス | 1:21.721 | 1:21.212 | 1:20.788 | 10 | |
| 11 | 6 | レーシングブルズ-ホンダ・RBPT | 1:21.399 | 1:21.433 | n/a | 11 | |
| 12 | 87 | ハース-フェラーリ | 1:21.526 | 1:21.494 | n/a | 12 | |
| 13 | 5 | キック・ザウバー-フェラーリ | 1:21.623 | 1:21.567 | n/a | 13 | |
| 14 | 27 | キック・ザウバー-フェラーリ | 1:21.327 | 1:21.631 | n/a | 14 | |
| 15 | 31 | ハース-フェラーリ | 1:21.773 | 1:21.666 | n/a | 15 | |
| 16 | 18 | アストンマーティン・アラムコ-メルセデス | 1:21.807 | n/a | n/a | PL 1 | |
| 17 | 30 | レーシングブルズ-ホンダ・RBPT | 1:21.851 | n/a | n/a | 16 | |
| 18 | 44 | フェラーリ | 1:22.043 | n/a | n/a | PL 2 | |
| 19 | 10 | アルピーヌ-ルノー | 1:22.112 | n/a | n/a | PL 3 | |
| 20 | 43 | アルピーヌ-ルノー | 1:22.364 | n/a | n/a | PL 4 | |
| 107% time(SQ1のトップタイムから107%): 1:26.854 | |||||||
| 出典: [18][19][20][21] | |||||||
- 追記
- ^1 - ストロールはパルクフェルメ下でサスペンションのセットアップを変更し、ステアリング、ステアリングコラムラック、ディフューザーのエッジ部、PUのエネルギーマネジメント調整に関連するパラメータも変更したため、スプリントはピットレーンからスタートする[22][23]。
- ^2 - ハミルトンはパルクフェルメ下でサスペンションのセットアップとリアウィングのアッセンブリーを変更したため、スプリントはピットレーンからスタートする[22][24]。
- ^3 - ガスリーはパルクフェルメ下でサスペンションのセットアップを変更したため、スプリントはピットレーンからスタートする[22][25]。
- ^4 - コラピントはパルクフェルメ下でサスペンションのセットアップを変更したため、スプリントはピットレーンからスタートする[22][26]。
スプリント
2025年11月29日 17:00(特記のない出展:[27])
- レース距離:19周(102.689 km)[28]
- 気温25度、路面温度31度、夜間、ドライ
オスカー・ピアストリがポール・トゥ・ウィンでスプリントを制し、3位でスプリントを終えたランキング首位のランド・ノリスとの差を2点縮めて22点差とした。5番手スタートの角田裕毅は好スタートを決めてマックス・フェルスタッペンとともにフェルナンド・アロンソをオーバーテイクし、角田のチームプレイによりフェルスタッペンが4位に浮上した。その後レッドブル勢は上位3台のペースについていけず、フェルスタッペンはそのまま4位でスプリントを終えた。この時点でノリスとの差が25点に広がったことで、決勝においてノリスより前でフィニッシュできなければ、ドライバーズタイトル5連覇の可能性が消滅する。角田はトラックリミット違反を4回犯したため5秒ペナルティが科せられたが、角田と2秒差で6位のアンドレア・キミ・アントネッリも同様の理由で5秒ペナルティが科せられ、順位に変動はなかった。
スプリントの結果
| 順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | 周回数 | タイム/リタイア原因 | Grid | Pts. |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 81 | マクラーレン-メルセデス | 19 | 26:51.033 | 1 | 8 | |
| 2 | 63 | メルセデス | 19 | +4.951 | 2 | 7 | |
| 3 | 4 | マクラーレン-メルセデス | 19 | +6.279 | 3 | 6 | |
| 4 | 1 | レッドブル-ホンダ・RBPT | 19 | +9.054 | 6 | 5 | |
| 5 | 22 | レッドブル-ホンダ・RBPT | 19 | +19.327 1 | 5 | 4 | |
| 6 | 12 | メルセデス | 19 | +21.391 2 | 7 | 3 | |
| 7 | 14 | アストンマーティン・アラムコ-メルセデス | 19 | +24.556 | 4 | 2 | |
| 8 | 55 | ウィリアムズ-メルセデス | 19 | +27.333 | 8 | 1 | |
| 9 | 6 | レーシングブルズ-ホンダ・RBPT | 19 | +28.206 | 11 | ||
| 10 | 23 | ウィリアムズ-メルセデス | 19 | +28.925 | 10 | ||
| 11 | 5 | キック・ザウバー-フェラーリ | 19 | +32.966 | 13 | ||
| 12 | 87 | ハース-フェラーリ | 19 | +34.529 | 12 | ||
| 13 | 16 | フェラーリ | 19 | +35.182 | 9 | ||
| 14 | 30 | レーシングブルズ-ホンダ・RBPT | 19 | +36.916 | 16 | ||
| 15 | 31 | ハース-フェラーリ | 19 | +38.838 | 15 | ||
| 16 | 27 | キック・ザウバー-フェラーリ | 19 | +39.638 | 14 | ||
| 17 | 44 | フェラーリ | 19 | +46.171 | PL | ||
| 18 | 10 | アルピーヌ-ルノー | 19 | +1:09.534 | PL | ||
| 19 | 18 | アストンマーティン・アラムコ-メルセデス | 19 | +1:17.960 | PL | ||
| 20 | 43 | アルピーヌ-ルノー | 19 | +1:20.804 | PL | ||
| 優勝スピード(勝者ピアストリの平均速度): 229.467 km/h[28] | |||||||
| ファステストラップ: ピエール・ガスリー - 1:23.188(19周目)[28] | |||||||
| 出典: [29][28][21][30] | |||||||
- 追記
- ^1 - 角田はトラックリミット違反を4回犯したため、5秒のタイムペナルティ(ペナルティ未消化のため、レースタイムに5秒加算)が科せられた[31]。
- ^2 - アントネッリはトラックリミット違反を4回犯したため、5秒のタイムペナルティ(ペナルティ未消化のため、レースタイムに5秒加算)が科せられた[32]。
| ドライバー | 周回数 | リードラップ |
|---|---|---|
| オスカー・ピアストリ | 19周 | 1-19(全周回) |
| 出典: [33] | ||
- 太字は最多ラップリーダー
スプリント終了時点のランキング
ドライバーズタイトルを争う上位3名のみ掲載する。「差」はランキング首位のノリスとのポイント差。
| 順位 | ドライバー | ポイント | 差 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 396 | - | ||
| 2 | 374 | 22 | ||
| 3 | 371 | 25 | ||
| 出典: [34] | ||||
予選
2025年11月29日 21:00(特記のない出典:[35])
- 気温21度、路面温度26度、夜間、ドライ
スプリントに続きオスカー・ピアストリが今季6回目のポールポジションを獲得した。ドライバーズタイトル争いでランキング首位のランド・ノリスは2番手で、マクラーレンがフロントローを独占した。タイトル5連覇の可能性を僅かに残すマックス・フェルスタッペンはマクラーレン勢に続く3番手止まりで、角田裕毅はスプリント予選とは一転して16番手に沈みQ1で敗退した。
予選結果
| 順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | Q1 | Q2 | Q3 | Grid |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 81 | マクラーレン-メルセデス | 1:20.234 | 1:19.650 | 1:19.387 | 1 | |
| 2 | 4 | マクラーレン-メルセデス | 1:20.157 | 1:19.861 | 1:19.495 | 2 | |
| 3 | 1 | レッドブル-ホンダ・RBPT | 1:20.472 | 1:19.985 | 1:19.651 | 3 | |
| 4 | 63 | メルセデス | 1:20.074 | 1:20.186 | 1:19.662 | 4 | |
| 5 | 12 | メルセデス | 1:20.576 | 1:20.084 | 1:19.846 | 5 | |
| 6 | 6 | レーシングブルズ-ホンダ・RBPT | 1:20.603 | 1:20.350 | 1:20.114 | 6 | |
| 7 | 55 | ウィリアムズ-メルセデス | 1:20.520 | 1:20.251 | 1:20.287 | 7 | |
| 8 | 14 | アストンマーティン・アラムコ-メルセデス | 1:20.598 | 1:20.219 | 1:20.418 | 8 | |
| 9 | 10 | アルピーヌ-ルノー | 1:54.432 | 1:51.760 | 1:51.540 | 9 | |
| 10 | 16 | フェラーリ | 1:20.564 | 1:20.343 | 1:20.561 | 10 | |
| 11 | 27 | キック・ザウバー-フェラーリ | 1:20.630 | 1:20.353 | n/a | 11 | |
| 12 | 30 | レーシングブルズ-ホンダ・RBPT | 1:20.539 | 1:20.433 | n/a | 12 | |
| 13 | 87 | ハース-フェラーリ | 1:20.548 | 1:20.438 | n/a | 13 | |
| 14 | 5 | キック・ザウバー-フェラーリ | 1:20.653 | 1:20.534 | n/a | 19 1 | |
| 15 | 23 | ウィリアムズ-メルセデス | 1:20.629 | 1:20.629 | n/a | 14 | |
| 16 | 22 | レッドブル-ホンダ・RBPT | 1:20.761 | n/a | n/a | 15 | |
| 17 | 31 | ハース-フェラーリ | 1:20.864 | n/a | n/a | 16 | |
| 18 | 44 | フェラーリ | 1:20.907 | n/a | n/a | 17 | |
| 19 | 18 | アストンマーティン・アラムコ-メルセデス | 1:21.058 | n/a | n/a | 18 | |
| 20 | 43 | アルピーヌ-ルノー | 1:21.137 | n/a | n/a | PL 2 | |
| 107% time(Q1のトップタイムから107%): 1:25.679 | |||||||
| 出典: [36][37][38][39] | |||||||
- 追記
決勝
2025年11月30日 19:00(特記のない出典:[41])
- 気温23度、路面温度28度、湿度67%、夜間、ドライ
レースは3番手からスタートしたレッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝した。ポールポジションからスタートしたマクラーレンのオスカー・ピアストリが2位、ウィリアムズのカルロス・サインツが3位となった。
タイヤの摩耗の激しさにより、タイヤサプライヤーのピレリが全セットのタイヤに対して最大周回数を25周とする異例の措置を取ったことで最低でも2ストップが必須となるため、タイヤ交換の戦略が重要となった。
フェルスタッペンが好スタートを決め、2番手スタートのランド・ノリスを抜いてマクラーレン勢の1-2体制を崩した。レース序盤は各車数珠つなぎの中進んでいくが、7周目のターン1でピエール・ガスリーとニコ・ヒュルケンベルグが接触し、ヒュルケンベルグはマシンをコースサイドに止めたため、セーフティカー(SC)が導入された。各車このタイミングでタイヤ交換を済ませた中、マクラーレン勢のみがステイアウトを選択する。これでマクラーレン勢の1-2体制に戻ったが、SCが解除されるとステイした分のロスタイムを挽回するため2台ともペースを上げてフェルスタッペンらを引き離しにかかる。しかし、タイヤに限界が近づいてきた17周目以降はフェルスタッペンとペースが逆転し差を詰められ、最大周回数と定められた25周に近づいた24周目、フェルスタッペンに7.8秒差を付けていたピアストリがタイヤ交換を済ませ、4位を走行するアンドレア・キミ・アントネッリの後方でコースに復帰し、続いて25周目にノリスもタイヤ交換を終え、ピアストリの後方で5位を走行するフェルナンド・アロンソの前でコースに復帰した。これにより首位に浮上したフェルスタッペンをマクラーレン勢が必死に追う展開となるが、フェルスタッペンもそれに応じて18周走行したタイヤでピアストリが出したファステストラップに迫る走りを見せる。さらに2~3位を走行するサインツとアントネッリのDRSトレインに阻まれ、フェルスタッペンとの差を縮められなかった。30周目にアントネッリがサインツのDRS圏外(1秒差以上)まで差を広げられ、ここでピアストリがようやくアントネッリをオーバーテイクして3位に浮上する。
SCのタイミングとなった8周目にタイヤ交換したマクラーレン勢以外の全車が2度目のタイヤ交換を行い、マクラーレン勢は再び1-2体制となるが、首位ピアストリとフェルスタッペンとは7.7秒差しかなく、ピアストリはさらに差を広げるべく猛プッシュするが、ノリスはピアストリほどペースを上げることができず、その間にタイヤを変えたばかりのフェルスタッペンはノリスとの差を縮め、42周目にはノリスのDRS圏内まで迫ってきた。43周目にピアストリが2度目のタイヤ交換を済ませ、フェルスタッペンから17秒後方の3位でコースに復帰し、45周目にノリスも2度目のタイヤ交換を終えるが、アントネッリの後方5位でコースに復帰した。
ノリスはタイトル争いのダメージを抑えるべくアントネッリに接近していき、51周目にはDRS圏内まで迫るも抜くまでには至らず。サインツも3位表彰台の座を守るべく懸命に走行するが、最終盤でフロアにダメージを負ってペースが落ちてしまい、アントネッリとの差が縮まったものの3位表彰台を勝ち取った。アントネッリは残り2周でミスによりコースアウトしてしまい、ノリスは4位に浮上するも本GPでのタイトル獲得とはならなかった。
6位を走行していたアイザック・ハジャーが最終盤にスローパンクチャーを起こしてしまいリタイア(18位完走扱い)したことで、角田裕毅は10位に浮上しポイント獲得に漕ぎつけた。
SC出動中に全車タイヤ交換を済ませる中、マクラーレンの2台のみがタイヤ交換をしなかったことが結果的に致命傷となり[42]、逆転優勝を果たしたフェルスタッペンは勝利数でマクラーレン勢に並ぶ今季7勝目を挙げ、ポイントでピアストリを抜いてランキング2位に浮上し、首位ノリスとの差を12点に縮めてタイトル5連覇への望みを繋げた[43]。一方のノリスは苦しい展開ながらも、アントネッリのミスにも助けられて4位でレースを終えた。もし5位であれば、最終戦アブダビGPでフェルスタッペンが優勝、ノリスが3位の場合ポイントが並び、規定により優勝回数で上回るフェルスタッペンに年間優勝を許していたが、4位浮上によってアブダビではノリスが3位以上ならフェルスタッペンの順位に関わらずノリスの優勝が決まることとなった。
レース結果
| 順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | 周回数 | タイム/リタイア原因 | Grid | Pts. |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | レッドブル-ホンダ・RBPT | 57 | 1:24:38.241 | 3 | 25 | |
| 2 | 81 | マクラーレン-メルセデス | 57 | +7.995 | 1 | 18 | |
| 3 | 55 | ウィリアムズ-メルセデス | 57 | +22.665 | 7 | 15 | |
| 4 | 4 | マクラーレン-メルセデス | 57 | +23.315 | 2 | 12 | |
| 5 | 12 | メルセデス | 57 | +28.317 | 5 | 10 | |
| 6 | 63 | メルセデス | 57 | +48.599 | 4 | 8 | |
| 7 | 14 | アストンマーティン・アラムコ-メルセデス | 57 | +54.045 | 8 | 6 | |
| 8 | 16 | フェラーリ | 57 | +56.785 | 10 | 4 | |
| 9 | 30 | レーシングブルズ-ホンダ・RBPT | 57 | +1:00.073 | 12 | 2 | |
| 10 | 22 | レッドブル-ホンダ・RBPT | 57 | +1:01.770 | 15 | 1 | |
| 11 | 23 | ウィリアムズ-メルセデス | 57 | +1:06.931 | 14 | ||
| 12 | 44 | フェラーリ | 57 | +1:17.730 | 17 | ||
| 13 | 5 | キック・ザウバー-フェラーリ | 57 | +1:24.812 | 19 | ||
| 14 | 43 | アルピーヌ-ルノー | 56 | +1 Lap | PL | ||
| 15 | 31 | ハース-フェラーリ | 56 | +1 Lap | 16 | ||
| 16 | 10 | アルピーヌ-ルノー | 56 | +1 Lap | 9 | ||
| 17† | 18 | アストンマーティン・アラムコ-メルセデス | 55 | 接触ダメージ | 18 | ||
| 18† | 6 | レーシングブルズ-ホンダ・RBPT | 55 | パンクチャー | 6 | ||
| Ret | 87 | ハース-フェラーリ | 41 | ギアボックス | 13 | ||
| Ret | 27 | キック・ザウバー-フェラーリ | 6 | 接触 | 11 | ||
| 優勝スピード(勝者フェルスタッペンの平均速度): 218.776 km/h[44] | |||||||
| ファステストラップ: オスカー・ピアストリ - 1:22.996(44周目)[45][44] | |||||||
| 出典: [46][44][47][38][39] | |||||||
- 追記
- ^† - リタイアだが、90%以上の距離を走行したため規定により完走扱い。
- ^1 - オコンは不正スタートにより、5秒のタイムペナルティ(ピットインで消化)が科せられた[48]。
- ^2 - ストロールはピットレーンでの速度違反により、5秒のタイムペナルティ(ピットインで消化)が科せられた[49]。
- ^3 - ベアマンはアンセーフリリースにより、10秒のストップ&ゴーペナルティ[注 3](ピットインで消化)が科せられた[51]。
| ドライバー | 周回数 | リードラップ |
|---|---|---|
| オスカー・ピアストリ | 33周 | 1-23, 33-42 |
| ランド・ノリス | 2周 | 24, 43 |
| マックス・フェルスタッペン | 22周 | 25-32, 44-57 |
| 出典: [52] | ||
- 太字は最多ラップリーダー