2025年ラスベガスグランプリ
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| レース詳細 | |||
|---|---|---|---|
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| 日程 | 2025年シーズン第22戦 | ||
| 決勝開催日 | 11月22日 | ||
| 開催地 |
ラスベガス・ストリップ・サーキット | ||
| コース長 | 6.201 km | ||
| レース距離 | 50周(309.958 km) | ||
| 決勝日天候 | 夜間(ドライ) | ||
| ポールポジション | |||
| ドライバー | |||
| タイム | 1:47.934 | ||
| ファステストラップ | |||
| ドライバー |
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| タイム | 1:33.365(50周目) | ||
| 決勝順位 | |||
| 優勝 |
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| 2位 | |||
| 3位 | |||
2025年ラスベガスグランプリ(2025ねんラスベガスグランプリ、英: 2025 Las Vegas Grand Prix、正式名称: Formula 1 Heineken Las Vegas Grand Prix 2025[1])は、2025年のF1世界選手権の第22戦として、2025年11月22日にラスベガス・ストリップ・サーキットで開催された自動車レース(ラスベガスグランプリ)。
- タイヤ
- ピレリが持ち込んだドライ用タイヤのコンパウンドはハード(白):C3、ミディアム(黄):C4、ソフト(赤):C5のソフト寄りの組み合わせ[2]。
ピレリタイヤの組み合わせ ドライ用 ウェット用 C3 C4 C5 インターミディエイト フルウェット 
(ハード)
(ミディアム)
(ソフト)
(小雨用)
(大雨用)
※( )内は検知ポイント
- DRS1:ターン4の20m先から(ターン2の10m先)
- DRS2:ターン14の870m手前から(ターン12の710m先)
- 開催時刻の変更
- 本年から決勝レースのスタート時間が土曜日の20時と2時間早められる[3]。
- ドライバーズ・チャンピオンシップの行方
- 2000年 - 2004年のミハエル・シューマッハ以来となるタイトル5連覇を目指すマックス・フェルスタッペンは前戦サンパウロGPの時点で341点を獲得しているが、ランキング首位のランド・ノリス(390点)に49点の差を付けられ、同3位となっている。また、ノリスと同2位のオスカー・ピアストリ(366点)が7勝、フェルスタッペンが5勝をそれぞれ挙げているため、本GPでノリスが優勝した場合は57点以上、優勝以外の場合は58点以上に差が開いた時点で5連覇の可能性が消滅する[4][注 2]。
フェルスタッペンの5連覇が消滅する条件 ノリス フェルスタッペン 優勝(25点) 3位(15点)以下 2位(18点) 6位(8点)以下 3位(15点) 7位(6点)以下 4位(12点) 9位(2点)以下 5位(10点) 10位(1点)以下
- 特別カラーリング
- レーシングブルズ:タイトルスポンサーのキャッシュアップの新しいホロカードからインスピレーションを得た虹色のカラーリング(通称「ホログラフィック・リバリー」)をVCARB 02をはじめ、ガレージ、レーシングスーツ、シューズ、グローブに施す[5]。
- ウィリアムズ:タイトルスポンサーのアトラシアンと同社のAI搭載ソリューション「Rovo」を称える取り組みとして、通常ブルーの箇所をブラックに置き換え、レインボーカラーのアクセントが配置されたカラーリングをFW47に施す[6]。
- キック・ザウバー:アウディへの移行により、ステークとのタイトルスポンサー契約が本年をもって終了することに伴い、チェッカーフラッグがあしらわれた「スペシャル・リバリー」をC45に施す[7]。
エントリー
前戦から変更なし。
| チーム | No. | ドライバー | コンストラクター | シャシー | パワーユニット |
|---|---|---|---|---|---|
| 81 | マクラーレン | MCL39 | メルセデス M16 E Performance | ||
| 4 | |||||
| 16 | フェラーリ | SF-25 | フェラーリ 066/15 | ||
| 44 | |||||
| 1 | レッドブル | RB21 | ホンダ・RBPTH003 | ||
| 22 | |||||
| 63 | メルセデス | F1 W16 | メルセデス M16 E Performance | ||
| 12 | |||||
| 18 | アストンマーティン・アラムコ | AMR25 | メルセデス M16 E Performance | ||
| 14 | |||||
| 10 | アルピーヌ | A525 | ルノー E-Tech RE25 | ||
| 43 | |||||
| 31 | ハース | VF-25 | フェラーリ 066/15 | ||
| 87 | |||||
| 6 | レーシングブルズ | VCARB 02 | ホンダ・RBPTH003 | ||
| 30 | |||||
| 23 | ウィリアムズ | FW47 | メルセデス M16 E Performance | ||
| 55 | |||||
| 27 | キック・ザウバー | C45 | フェラーリ 066/15 | ||
| 5 | |||||
| 出典: [8][9] | |||||
フリー走行
FP1
2025年11月20日 16:30(特記のない出典:[10])
- 気温14度、路面温度19度、夜間、ドライ
セッション開始直後は市街地コースが故の滑りやすい路面状況に悩まされた。セッションが進んで路面状況が改善するとタイムは向上していく。何度かコースオフをして黄旗が掲示されることは度々あり、ランド・ノリスが強く壁に当たるアクシデントはあったが、大きな問題には至らずセッションは終了した。角田裕毅はマックス・フェルスタッペンを上回る3番手タイムをマークした。
FP2
2025年11月20日 20:00(特記のない出典:[11])
- 気温14度、路面温度17度、夜間、ドライ
FP2開始前に小雨が降ったため、開始当初は全車様子見の状態だったが、5分を過ぎてから各車ドライタイヤで走行を開始した。路面の影響で当初はFP1のタイムにも及ばない状態だったが、走行を重ねるごとに路面状況の改善によりタイムが向上していったが、残り21分に突如赤旗が出されてセッションが中断した。国際映像では放送されなかったが、各チームの公式SNSでマンホールの蓋が緩んでいる可能性があると報告された。残り6分にセッション再開となり各車コースインしたが、シャルル・ルクレールはギアボックスのトラブルによりターン5の先でマシンを止めた。再開から間もない残り3分に「トラックメンテナンスのため」再び赤旗が出され、セッションはそのまま終了となった。
赤旗となった原因は各チームの指摘通り、2年前と同様にマンホールの蓋が緩んでいたためだった。FIAはマーシャルからターン17手前のマンホールの蓋が緩んでいると報告を受け、レースコントロールは監視カメラ映像を確認したが、指摘箇所のマンホールについての正確な情報が確認ができず、予防措置のため赤旗を出した。レースコントロール要員が現在現場で状況を確認し、セッション再開に支障はないと判断したため、赤旗を解除した。しかし、指摘箇所に残ったレースコントロールがマンホールの状況を確認したところ、マシンの通過時に蓋が動いていることを確認し、再び赤旗を出してセッションを終了させている。
セッション後に問題箇所のマンホールを急遽溶接し、FP2終了後に開催される予定であったF1アカデミーの予選は開始こそ遅れたものの無事開催された[12][13]。
FP3
2025年11月21日 16:30(特記のない出典:[14])
- 気温13度、路面温度14度、夜間、ウェット→ドライ
セッションの数時間前に雨が降ったため、ウェットコンディションでセッションは開始された。各車インターミディエイトタイヤで走行を続けていくうちに路面は徐々に乾きだしていく中、角田はマシンに問題があるとしてピットに戻り、すぐにエンジンカウルが外された。この間に各車ドライタイヤに切り替えて行き、角田もコースに復帰できた。残り5分は予選のようなアタック合戦となり、最終的にジョージ・ラッセルがトップタイムを記録した。
フリー走行の結果
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予選
2025年11月21日 20:00(特記のない出典:[21])
- 気温12度、路面温度13度、湿度68%、雨のち曇、ウェット→セミウェット
雨の中行われた予選でもランド・ノリスの勢いは変わらず、3戦連続7回目のポールポジションを獲得した。ドライバーズタイトル獲得に僅かな可能性を残すマックス・フェルスタッペンが2番手とフロントローに着くが、ノリスのチームメイトで同じくタイトルを争うオスカー・ピアストリは5番手に甘んじ、ノリスとは対象的に勢いを失っている[22]。ピアストリを上回ったのはカルロス・サインツとジョージ・ラッセルで、メルセデス及びレッドブルとコンストラクターズランキング2位を争うフェラーリのシャルル・ルクレールは9番手に甘んじた。一方、2位を争うもう1台のドライバー(アンドレア・キミ・アントネッリ、角田裕毅、ルイス・ハミルトン)はQ1で敗退した。角田はタイヤの内圧設定ミスとまたしてもチーム側の問題によるものであり[23]、決勝はパルクフェルメ中にパワーユニットの交換とリアウィングを変更したため、ピットレーンからスタートする[24]。ハミルトンは予選最下位という最悪の結果に本人も落胆した[25]。
予選結果
| 順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | Q1 | Q2 | Q3 | Grid |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 4 | マクラーレン-メルセデス | 1:55.473 | 1:51.379 | 1:47.934 | 1 | |
| 2 | 1 | レッドブル-ホンダ・RBPT | 1:53.458 | 1:51.593 | 1:48.257 | 2 | |
| 3 | 55 | ウィリアムズ-メルセデス | 1:54.873 | 1:51.144 | 1:48.296 | 3 | |
| 4 | 63 | メルセデス | 1:53.144 | 1:50.935 | 1:48.803 | 4 | |
| 5 | 81 | マクラーレン-メルセデス | 1:54.544 | 1:52.126 | 1:48.961 | 5 | |
| 6 | 30 | レーシングブルズ-ホンダ・RBPT | 1:54.828 | 1:51.621 | 1:49.062 | 6 | |
| 7 | 14 | アストンマーティン・アラムコ-メルセデス | 1:53.739 | 1:51.865 | 1:49.466 | 7 | |
| 8 | 6 | レーシングブルズ-ホンダ・RBPT | 1:55.613 | 1:51.120 | 1:49.554 | 8 | |
| 9 | 16 | フェラーリ | 1:54.814 | 1:51.952 | 1:49.872 | 9 | |
| 10 | 10 | アルピーヌ-ルノー | 1:54.432 | 1:51.760 | 1:51.540 | 10 | |
| 11 | 27 | キック・ザウバー-フェラーリ | 1:54.555 | 1:52.781 | n/a | 11 | |
| 12 | 18 | アストンマーティン・アラムコ-メルセデス | 1:54.416 | 1:52.850 | n/a | 12 | |
| 13 | 31 | ハース-フェラーリ | 1:54.635 | 1:52.987 | n/a | 13 | |
| 14 | 87 | ハース-フェラーリ | 1:56.016 | 1:53.094 | n/a | 14 | |
| 15 | 43 | アルピーヌ-ルノー | 1:54.847 | 1:53.683 | n/a | 15 | |
| 16 | 23 | ウィリアムズ-メルセデス | 1:56.220 | n/a | n/a | 16 | |
| 17 | 12 | メルセデス | 1:56.314 | n/a | n/a | 17 | |
| 18 | 5 | キック・ザウバー-フェラーリ | 1:56.674 | n/a | n/a | 18 | |
| 19 | 22 | レッドブル-ホンダ・RBPT | 1:56.798 | n/a | n/a | PL 1 | |
| 20 | 44 | フェラーリ | 1:57.115 | n/a | n/a | 19 | |
| 107% time(Q1のトップタイムから107%): 2:01.064 | |||||||
| 出典: [26][27][28][29] | |||||||
- 追記
決勝
2025年11月22日 20:00(特記のない出典:[32])
- 気温17度、路面温度25度、湿度37%、夜間、ドライ
レースは2番手スタートのマックス・フェルスタッペンが今季6勝目を挙げ、ジョージ・ラッセルが2位、アンドレア・キミ・アントネッリが3位となった。
ポールポジションからスタートするランド・ノリスは2番手スタートのフェルスタッペンを牽制するためイン側にマシンを寄せたが、その後のブレーキングで失敗しオーバーランしてしまい、フェルスタッペンとラッセルに先行されてしまった。一方、後方では多重アクシデントが発生し、ランス・ストロールとガブリエル・ボルトレトはこのアクシデントにより早々にリタイアとなった。これによりバーチャルセーフティカー(VSC)が導入され、ピットレーンからスタートした角田裕毅は2周目にミディアムからハードにタイヤを交換する。先述のアクシデントに巻き込まれたリアム・ローソンはフロントウィングの交換を強いられた。
4周目にVSCが解除されるとフェルスタッペンはラッセル以下を引き離していき、26周目にハードタイヤに交換するも、18周目にハードタイヤに交換していたラッセルより先にコースに復帰し、以後レースを支配していく。角田は28周目に2度目のピットストップを行い、ハードからミディアムにタイヤを交換した。32周目にノリスがラッセルに接近し、34周目のターン14でラッセルをオーバーテイクして2位に浮上すると、フェルスタッペンは更にペースを上げていき、ノリスとの差を広げていった。
アンドレア・キミ・アントネッリは17番手からソフトタイヤでスタートし、先述のVSCが導入された2周目にハードタイヤへ交換を済ますとそのまま最後まで走りきり、オスカー・ピアストリとシャルル・ルクレールを抑えきって4位でフィニッシュしたが、タイヤ交換後の裁定で不正スタートによる5秒ペナルティが科せられ、そのペナルティを消化しなかったため5位に降格した。
フェルスタッペンは最終ラップにもファステストラップを記録し、2位のノリスに20秒の大差を付けてレースを制した。ノリスは2位でドライバーズタイトル争いのダメージを最小限に抑えたかに見えたが、レース後の車検でマクラーレンの2台に対し、スキッドブロックが過度に摩耗したことにより、厚さが規定されている最小値9mmを下回ったことが判明したため、失格処分が下された。これにより、フェルスタッペンはピアストリと同点に並び、ランキング首位のノリスとの差を24点まで縮め、タイトル争いの行方は混沌さを増した[33][34]。
マクラーレン勢の失格はドライバーズタイトル争いだけにとどまらず、コンストラクターズ2位争いまで影響を及ぼし、ラッセルが2位、アントネッリが3位に繰り上がったことにより、ルクレールが4位、ルイス・ハミルトンが8位のフェラーリと[35]、フェルスタッペンが優勝するもチームメイトの角田が序盤のVSCによる不運もあり12位[36]のレッドブルに対し、メルセデスが大きく優位に立った[35](上位のポイント及びランキングについては後述を参照)。また6位から9位まで混戦となっている下位グループもレーシングブルズのアイザック・ハジャーが6位に繰り上がったことでランキング6位争いで優位に立ち[37]、ハースは2台とも入賞圏内に繰り上がり、アストンマーティンを抜いて7位に浮上した[37]。
レース結果
| 順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | 周回数 | タイム/リタイア原因 | Grid | Pts. |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | レッドブル-ホンダ・RBPT | 50 | 1:21:08.429 | 2 | 25 | |
| 2 | 63 | メルセデス | 50 | +23.546 | 4 | 18 | |
| 3 | 12 | メルセデス | 50 | +30.488 1 | 17 | 15 | |
| 4 | 16 | フェラーリ | 50 | +30.678 | 9 | 12 | |
| 5 | 55 | ウィリアムズ-メルセデス | 50 | +34.924 | 3 | 10 | |
| 6 | 6 | レーシングブルズ-ホンダ・RBPT | 50 | +45.257 | 8 | 8 | |
| 7 | 27 | キック・ザウバー-フェラーリ | 50 | +51.134 | 11 | 6 | |
| 8 | 44 | フェラーリ | 50 | +59.369 | 19 | 4 | |
| 9 | 31 | ハース-フェラーリ | 50 | +1:00.635 | 13 | 2 | |
| 10 | 87 | ハース-フェラーリ | 50 | +1:10.549 | 14 | 1 | |
| 11 | 14 | アストンマーティン・アラムコ-メルセデス | 50 | +1:25.308 | 7 | ||
| 12 | 22 | レッドブル-ホンダ・RBPT | 50 | +1:26.974 | PL | ||
| 13 | 10 | アルピーヌ-ルノー | 50 | +1:31.702 | 10 | ||
| 14 | 30 | レーシングブルズ-ホンダ・RBPT | 49 | +1 Lap | 6 | ||
| 15 | 43 | アルピーヌ-ルノー | 49 | +1 Lap | 15 | ||
| Ret | 23 | ウィリアムズ-メルセデス | 35 | 無線不通[38] | 16 | ||
| Ret | 5 | キック・ザウバー-フェラーリ | 2 | 接触 | 18 | ||
| Ret | 18 | アストンマーティン・アラムコ-メルセデス | 0 | 接触 | 12 | ||
| DSQ | 4 | マクラーレン-メルセデス | 失格 4 | 1 | |||
| DSQ | 81 | マクラーレン-メルセデス | 失格 4 | 5 | |||
| 優勝スピード(勝者フェルスタッペンの平均速度): 229.201 km/h[39] | |||||||
| ファステストラップ: マックス・フェルスタッペン - 1:33.365(50周目)[40][39] | |||||||
| 出典: [41][39][42][28][29] | |||||||
- 追記
- ^1 - アントネッリは不正スタートにより、5秒のタイムペナルティ(ペナルティ未消化のため、レースタイムに5秒加算)が科せられた[43][39]。
- ^2 - アルボンはターン14でハミルトンと接触した件の責任を問われ、5秒のタイムペナルティ(ピットインで消化)とペナルティポイント1点(累積5点)が科せられた[44]。
- ^3 - ボルトレトはターン1でストロールと接触した件の責任を問われたが、裁定前にリタイアしたため次戦カタールGPでの5グリッド降格ペナルティとペナルティポイント2点(累積2点)が科せられた[45]。
- ^4 - マクラーレン勢(ノリスとピアストリ)はレース後の車検で、2台ともマシン底面のリアのスキッドブロックが摩耗により規定の9mmを下回っていたことが判明したため失格[33][34][46][47]。
| ドライバー | 周回数 | リードラップ |
|---|---|---|
| マックス・フェルスタッペン | 50周 | 1-50 |
| 出典: [48] | ||
- 太字は最多ラップリーダー