2026年のSUPER GT
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レース日程・フォーマット
- 前年初めて採用されたスプリント主体のレースフォーマットは廃止となり、300kmレース6戦・3時間の耐久レース2戦による2つのフォーマットで行われる[3]。
レギュレーション
- GT500クラスのマシンについて空力のアップデートが2年ぶりに解禁され、2026年3月まで開発が認められる。以降は再び開発凍結となり、原則として2029年シーズンまで空力パッケージが継続される[4]。
- タイヤが2027年からGT500とGT300の両クラスともにワンメイク化されるため、今季はタイヤ戦争が繰り広げられる最後のシーズンとなる[5]。
- 参加規定のうち、シリーズの秩序や慣習を無視し混乱を引き起こしたり、他者に暴力行為を行ったりといった者に対してGTアソシエイション(GTA)またはオーガナイザーが行うことができる「参加拒否」の事項について、参加拒否のほかに「罰則を課すことができる」が追加された。拒否・罰則対象も「メディアやソーシャルネットワークも含めた公的な場を通じて、本シリーズの規定や参加条件に影響を与えようとしたり、恣意的な主張を繰り返したりする者」が加えられている[6]。
- これまでドライバーとチーム監督を兼ねるチームがあったが、これを禁止することが明文化された。ただし、チーム監督をリザーブドライバーとして登録することは認められている[6]。
- GT500クラスの年間使用可能エンジン数が前年までは2基だったが、本年より1基に変更された[6]。
- GT500クラスのサクセスウエイトの仕組みが変更され、前年よりGT300クラスで導入されているサクセス給油リストリクターを同クラスでも採用する。68kgを超えるとサクセス給油リストリクターが適用され、燃料流量リストリクターは51kg超は88.0kg/hで固定化する[6]。
サクセスウェイトと課されるハンデの関係 サクセスウェイト(kg) 0 - 50 51 - 67 68 - 84 85 - 100 車載ウェイト(kg) 0 - 50 50 燃料リストリクター(kg/h) 90.2 88.0 サクセス給油リストリクター なし なし 設定1 設定2 - (給油リストリクターの設定値は、各大会特別規則で公示される。)
- 使用燃料が前年までのカーボンニュートラルフューエル「GTA R100/R50」から変更、GT500クラスはENEOSによるE10燃料を使用する。同クラス参戦3メーカーとGTAとの共同開発によるもので、今後正式名称を発表する[注 1]。またGT300クラスはENEOSの供給体制が拡大されたときにE10燃料を使用するのを見越して、従来の無鉛ハイオクガソリンに戻す[7]。
マシン
GT500クラス
- ホンダはシビックタイプR(FL5型)での参戦を終了し、プレリュード(BF1型)にベース車両を変更する[8]。
GT300クラス
- スバルはマシンこそBRZ(ZD8型)で変わらないものの、搭載するエンジンとしてEJ20に代わりEG33をベースに3.0Lツインターボ化されたエンジンを投入する[9][10]。
- フェラーリは296 GT3のEvoモデルを投入し、MKS RACINGとPONOS RACINGが使用する[11][12]。
- ポルシェは992.2 GT3をベースとした911 GT3 RのEvoモデルを投入し、seven × seven Racingが使用する[13]。
- SHADE RACINGはトヨタ・GR86での参戦を終了し、レクサス・RC F GT3へ変更する[14]。
- アネスト岩田はレクサス・RC F GT3での参戦を終了し、GAINERが製作した日産・フェアレディZ(RZ34型)へ変更する[15]。
- PACIFIC RACING TEAMはメルセデスAMG・GT3 Evoでの参戦を終了し、BMW・M4 GT3 Evoへ変更する[16]。
エントラント
エントリーリストは2026年2月18日に発表された。GT500クラスに14台、GT300クラスに29台の計43台がエントリーした[17]。
GT500クラス
- 前年度にチャンピオンを獲得して3連覇を達成したトムスの36号車は、チャンピオンナンバーの「1」を使用せず、本来のナンバーである「36」を使用する。
- 日産陣営は2025年12月9日に参戦体制を発表した[18][19]。
- トヨタ陣営は2025年12月19日に参戦体制を発表した[22][23]。
- ホンダ陣営は2025年12月23日に参戦体制を発表した[24]。
- ARTAの8号車は、ホンダ・レーシングによるワークス体制化に伴いエントラント名を「Team HRC ARTA MUGEN」に変更する。ドライバーは2年ぶりの参戦となる太田格之進と前年まで16号車をドライブしていた大津弘樹を起用する。また、16号車もエントラント名を「ARTA MUGEN」に変更し、GT500クラスに昇格してから11年に渡り8号車をドライブしていた野尻智紀が佐藤蓮と新たにコンビを組む。
- REAL RACINGは、GT300クラスから昇格した野村勇斗を起用し、塚越広大とコンビを組む。なお、前年度に同チームから参戦していた小出峻は、ホンダ陣営共通のリザーブドライバーとして帯同する[25]。
- ナカジマレーシングは、前年限りで引退して今季から監督に就任する伊沢拓也[26]に代わりGT300クラスから昇格したイゴール・フラガを起用し、大草りきとコンビを組む。
GT300クラス
- 前年度にチャンピオンを獲得したLEON RACINGは、チャンピオンナンバーの「0」を使用せず、本来のナンバーである「65」を継続使用する。
- トヨタ陣営は2025年12月19日に参戦体制を発表した[22]。
- INGINGは、平良響に代わって卜部和久がレギュラードライバーに昇格し、堤優威とコンビを組む。
- aprの30号車は、INGINGから平良が加入して永井宏明とコンビを組み、タイヤをミシュランから2年ぶりにヨコハマへ変更する。31号車はオリバー・ラスムッセンに代わって小高一斗が2年ぶりに復帰し、小山美姫とコンビを組む。また、第3ドライバーとして織戸学が30号車に、元F1ドライバーのアレクサンダー・ヴルツの息子であるチャーリー・ヴルツが31号車にそれぞれ帯同する。
- つちやエンジニアリングは、佐藤公哉に代わって洞地遼大を起用し、松井孝允とコンビを組む[27]。
- K-tunes Racingは、タイヤをダンロップから7年ぶりにブリヂストンへ変更する[28]。
- 日産陣営は2026年2月4日に参戦体制を発表した[19]。
- グッドスマイルレーシングは、メンテナンス先をRSファインからキムインターナショナルに変更する[31]。
- アップガレージは、GT500クラスへ昇格した野村に代わり新原光太郎を起用し、小林崇志とコンビを組む。また、メンテナンス先をセルブスジャパンからREAL RACINGに変更する[32]。
- GT500クラスに参戦しているROOKIE Racingが、今年度よりGT300クラスにも新規参戦を果たす。ドライバーは前年限りでGT500クラスを引退した石浦[33]と鈴木斗輝哉を起用し、マシンはメルセデスAMG・GT3 Evoを使用する。カーナンバーは「32」で、タイヤはブリヂストンを使用。タイトルスポンサーはGT500クラスと同じくENEOSが務める[34][35]。
- PACIFIC RACING TEAMは、前年度をもって「アイドルマスター」とのタイアップを終了し、今季は新たに「ウマ娘 プリティーダービー」とタイアップする[36][37]。ドライバーはスポーティングディレクターに就任した阪口良平に代わり藤原優汰がレギュラードライバーに昇格し、冨林勇佑とコンビを組む。なお、タイヤはヨコハマから6年ぶりにミシュランへ変更し、2018年にレギュラードライバーとして在籍していた久保凜太郎が第3ドライバーとして帯同する[16]。
- JLOCの88号車は、ランボルギーニのファクトリードライバーで元F1ドライバーのダニール・クビアトを起用し、小暮卓史とコンビを組む。これに伴い、前年まで88号車をドライブしていた元嶋佑弥が8年ぶりに87号車へ復帰して松浦孝亮とコンビを組む。また、前年まで87号車をドライブしていた坂口夏月と2023年のGT300チャンピオンである川合孝汰がリザーブドライバーとして帯同する[38][39]。
- アネスト岩田は、GAINERとのジョイント体制化に伴いエントラント名を「ANEST IWATA GAINER Racing」に変更する。ドライバーはGT500クラスへ昇格したフラガに代わってイ・ジョンウ(李政祐)を起用し、安田裕信とコンビを組む[15]。
- MKS RACINGは、GT500クラスへ昇格した小林利徠斗に代わって梅垣清を起用し、ザック・オサリバンとコンビを組む。また、2023年にレギュラードライバーとして在籍していた伊東黎明[注 2]が第3ドライバーとして帯同する[40]。
- seven × seven Racingは、8年ぶりの参戦となるスヴェン・ミューラーを起用し、藤波清斗[注 3]とコンビを組む[41]。
- VELOREXは、ロベルト・メリに代わって2年ぶりの参戦となるニクラス・クルッテンを起用し、今季からチーム代表を兼任する片山義章とコンビを組む[42][43]。
- PONOS RACINGは、タイヤをダンロップからヨコハマに変更する。
- TEAM MACHは、木村に代わり荒尾創大を起用し、塩津佑介とコンビを組む。
放送・配信
エントリーリスト
GT500クラス
| No. | マシン | ドライバー | エントラント | タイヤ |
|---|---|---|---|---|
| 8 | #8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT | Team HRC ARTA MUGEN | B | |
| 12 | TRS IMPUL with SDG Z | TEAM IMPUL | B | |
| 14 | ENEOS X PRIME GR Supra | TGR TEAM ENEOS ROOKIE | B | |
| 16 | #16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT | ARTA MUGEN | B | |
| 17 | Astemo HRC PRELUDE-GT | Astemo REAL RACING | B | |
| 19 | WedsSport BANDOH GR Supra | TGR TEAM WedsSport BANDOH | Y | |
| 23 | MOTUL Niterra Z | NISMO | B | |
| 24 | リアライズコーポレーション Z | KONDO RACING | B | |
| 36 | au TOM'S GR Supra | TGR TEAM au TOM'S | B | |
| 37 | Deloitte TOM'S GR Supra | TGR TEAM Deloitte TOM'S | B | |
| 38 | KeePer CERUMO GR Supra | TGR TEAM KeePer CERUMO | B | |
| 39 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra | TGR TEAM SARD | B | |
| 64 | Modulo HRC PRELUDE-GT | Modulo Nakajima Racing | D | |
| 100 | STANLEY HRC PRELUDE-GT | STANLEY TEAM KUNIMITSU | B |
リザーブドライバー
| チーム | ドライバー |
|---|---|
| Honda Racing Corporation (#8,#16,#17,#64,#100) |
|
| NISMO (#12,#23,#24) |
GT300クラス
| No. | マシン | ドライバー | エントラント | タイヤ | 第3 / リザーブドライバー | 参照 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | HYPER WATER INGING GR86 GT | HYPER WATER Racing INGING | B | |||
| 4 | グッドスマイル 初音ミク AMG | GOODSMILE RACING & TeamUKYO | Y | |||
| 5 | マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号 | TEAM MACH | Y | |||
| 6 | UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI | VELOREX | Y | |||
| 7 | CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO | CARGUY MKS RACING | Y | |||
| 9 | PACIFIC ウマ娘 NAC BMW | PACIFIC RACING TEAM | M | |||
| 11 | GAINER TANAX Z | GAINER | D | |||
| 18 | UPGARAGE AMG GT3 | TEAM UPGARAGE | Y | |||
| 20 | シェイドレーシング RC F GT3 | SHADE RACING | M | |||
| 22 | アールキューズ AMG GT3 | R'Qs MOTOR SPORTS | Y | |||
| 25 | HOPPY Schatz GR Supra GT | HOPPY Team TSUCHIYA | Y | |||
| 26 | ANEST IWATA GAINER Z | ANEST IWATA GAINER Racing | Y | |||
| 30 | apr GR86 GT | apr | Y | |||
| 31 | apr LC500h GT | apr | B | |||
| 32 | ENEOS X PRIME AMG GT3 | TEAM ENEOS ROOKIE | B | [44][45] | ||
| 45 | PONOS FERRARI 296 EVO | PONOS RACING | Y | |||
| 48 | 健康ケーズフロンティアWMニルズGT-R | NILZZ Racing | Y | |||
| 52 | Green Brave GR Supra GT | 埼玉Green Brave | B | |||
| 56 | リアライズ 日産メカニックチャレンジ GT-R | KONDO RACING | Y | |||
| 60 | Syntium LM corsa LC500 GT | LM corsa | D | |||
| 61 | SUBARU BRZ R&D SPORT | R&D SPORT | D | |||
| 62 | HELM MOTORSPORTS GT-R | HELM MOTORSPORTS | Y | |||
| 65 | LEON PYRAMID AMG | K2 R&D LEON RACING | B | |||
| 87 | OPEN HOUSE Lamborghini GT3 | JLOC | Y | |||
| 88 | VENTENY Lamborghini GT3 | JLOC | Y | |||
| 96 | K-tunes RC F GT3 | K-tunes Racing | B | |||
| 360 | RUNUP × SOL GT-R | TOMEI SPORTS | Y | |||
| 666 | seven × seven PORSCHE GT3R EVO | seven × seven Racing | Y | |||
| 777 | D'station Vantage GT3 | D'station Racing | D | |||