牧野光則
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1997年 - 1999年、和歌山大学教育学部附属小学校3年生(出場時は2年生)・4年生(同3年生)・5年生(同4年生)の時に、第22・23・24回小学生将棋名人戦に出場。第23回では西日本ベスト12、第24回ではベスト8に進出している。なお、第23回の出場者には、高崎一生(優勝)や牧野を破った船江恒平(準優勝)を始めとして、後にプロ棋士になった者が多い(「高崎一生」を参照)。
1999年秋、小学5年生にして奨励会入り。三段リーグには2005年後期から参加。2009年度後期に15勝3敗の菅井竜也に次ぐ14勝4敗の2位の成績を挙げ、2010年4月付けでプロ入りを果たす[1]。
第53期(2012年)王位戦では予選を突破し挑戦者決定リーグ入り。5局中4局を終えた時点で3勝1敗と、藤井猛と同率首位となり[2]、第5局で挑戦者決定戦進出を賭けて藤井猛と対局するも敗れた。その後同率で並んだ丸山忠久との残留決定戦にも敗れ、リーグ残留はならなかった[3]。
2018年2月27日、第31期竜王戦6組ランキング戦にて中尾敏之五段との対局で、戦後公式戦最長手数の420手で持将棋成立(図参照)。午前10時の対局開始に対し持将棋成立時刻は翌28日午前1時44分(所要15時間44分)、30分後の午前2時14分に開始した指し直し局は午前4時50分に100手で牧野が勝利(所要2時間36分)、持将棋局と指し直し局との合計520手、対局開始から決着までの所要時間は18時間50分であった[4][5]。この持将棋局は2017年度の将棋大賞において名局賞特別賞を受賞した。
竜王戦6組では度々健闘するも、2012年に昇級者決定戦 準決勝で土佐浩司、2018年には昇級者決定戦 決勝で上村亘に敗れ、5組昇級を逃す。しかし、翌年度の第32期竜王戦6組で準決勝にて井出隼平に勝利し、決勝戦に進出したことで自身初の5組昇級が決まった。
棋風
人物
- 身長182cmで、棋士の中でも長身である。
- プロ入りした際に『将棋世界』誌に昇段の記を寄稿するが、通常は謝辞及び挨拶や将棋観について寄稿する人が多い中で、それらには一切触れず詩を寄稿した。
- そのポエットぶりは2018年に入ってから本格的に運用を始めたTwitter上でも遺憾なく発揮されている(アカウント自体は2013年に取得していた)。2018年2月8日の藤井聡太との初手合前夜、縦読み仕込みのツイートを投稿した[8]。
- その藤井との初対局時、当時の日本将棋連盟公式サイト掲載のプロフィール写真[9]とは別人としか思えないほど風貌が変わっていた[10]。2018年現在、男性棋士の中では数少ない長髪のプロ棋士である。
- 関西を中心に愛好家が存在する中将棋の差し手として知られ、近年は中将棋の普及活動も積極的に行っている。
- 連珠五段の実力があり[11]、2020年には連珠名人戦予選の関西北陸地区予選を通過。前期成績上位シード3人と予選通過者7人で名人挑戦権を争うA級リーグ入りをしている[注 1][12]。A級リーグでは5勝3敗1分の4位に終わった[13]。
- 2018年、7種のボードゲームで戦う第6回桑名七盤勝負で優勝した[要出典]。
昇段履歴
主な成績
将棋大賞
- 第42回(2014年度) 名局賞特別賞
- 第46期新人王戦2回戦(都成竜馬戦、決着まで343手を要した)[16] - 第45回(2017年度) 名局賞特別賞
- 第31期竜王戦6組ランキング戦(中尾敏之戦、戦後最長420手の持将棋成立局)[17]
在籍クラス
| 開始 年度 |
順位戦 出典[18] |
竜王戦 出典[19] | ||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 期 | 名人 | A級 | B級 | C級 | 期 | 竜王 | 1組 | 2組 | 3組 | 4組 | 5組 | 6組 | 決勝 T |
|||||
| 1組 | 2組 | 1組 | 2組 | |||||||||||||||
| 2010 | 69 | C242 | 7-3 | 24 | 6組 | -- | 2-2 | |||||||||||
| 2011 | 70 | C210 | 5-5 | 25 | 6組 | -- | 5-2 | |||||||||||
| 2012 | 71 | C217 | 4-6 | 26 | 6組 | -- | 2-2 | |||||||||||
| 2013 | 72 | C228 | 4-6 | 27 | 6組 | -- | 2-2 | |||||||||||
| 2014 | 73 | C233 | 5-5 | 28 | 6組 | -- | 4-2 | |||||||||||
| 2015 | 74 | C225 | 5-5 | 29 | 6組 | -- | 4-2 | |||||||||||
| 2016 | 75 | C225 | 6-4 | 30 | 6組 | -- | 6-2 | |||||||||||
| 2017 | 76 | C217 | 7-3 | 31 | 6組 | -- | 5-2 | |||||||||||
| 2018 | 77 | C210 | 5-5 | 32 | 6組 | -- | 5-1 | |||||||||||
| 2019 | 78 | C225 | 8-2 | 33 | 5組 | -- | 0-3 | |||||||||||
| 2020 | 79 | C207 | 7-3 | 34 | 6組 | -- | 2-2 | |||||||||||
| 2021 | 80 | C209 | 5-5 | 35 | 6組 | -- | 2-2 | |||||||||||
| 2022 | 81 | C223 | 4-6 | 36 | 6組 | -- | 4-2 | |||||||||||
| 2023 | 82 | C235 | 5-5 | 37 | 6組 | -- | 1-2 | |||||||||||
| 2024 | 83 | C228 | 3-7 | 38 | 6組 | -- | 1-1 | |||||||||||
| 2025 | 84 | C243X | 39 | 6組 | -- | |||||||||||||
| 2026 | 85 | C2 | ||||||||||||||||
| 順位戦、竜王戦の 枠表記 は挑戦者。右欄の数字は勝-敗(番勝負/PO含まず)。 順位戦の右数字はクラス内順位 ( x当期降級点 / *累積降級点 / +降級点消去 ) 順位戦の「F編」はフリークラス編入 /「F宣」は宣言によるフリークラス転出。 竜王戦の 太字 はランキング戦優勝、竜王戦の 組(添字) は棋士以外の枠での出場。 | ||||||||||||||||||
年度別成績
| 年度 | 対局数 | 勝数 | 負数 | 勝率 | (出典) |
|---|---|---|---|---|---|
| 2010 | 31 | 21 | 10 | 0.6774 | [20] |
| 年度 | 対局数 | 勝数 | 負数 | 勝率 | (出典) |
| 2011 | 48 | 30 | 18 | 0.6250 | [21] |
| 2012 | 40 | 20 | 20 | 0.5000 | [22] |
| 2013 | 31 | 13 | 18 | 0.4193 | [23] |
| 2014 | 35 | 18 | 17 | 0.5142 | [24] |
| 2015 | 39 | 23 | 16 | 0.5897 | [25] |
| 2016 | 39 | 24 | 15 | 0.6153 | [26] |
| 2017 | 37 | 21 | 16 | 0.5675 | [27] |
| 2018 | 34 | 18 | 16 | 0.5294 | [28] |
| 2019 | 32 | 18 | 14 | 0.5625 | [29] |
| 2020 | 31 | 16 | 15 | 0.5161 | [30] |
| 2011-2020 (小計) |
366 | 201 | 165 | ||
| 年度 | 対局数 | 勝数 | 負数 | 勝率 | (出典) |
| 2021 | 31 | 14 | 17 | 0.4516 | [31] |
| 2022 | 32 | 16 | 16 | 0.5000 | [32] |
| 2023 | 29 | 12 | 17 | 0.4137 | [33] |
| 2021-2023 (小計) |
92 | 42 | 50 | ||
| 通算 | 489 | 264 | 225 | 0.5398 | [34] |
| 2023年度まで | |||||