所司和晴

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名前 所司和晴
生年月日 (1961-10-23) 1961年10月23日(64歳)
プロ入り年月日 1985年6月27日(23歳)
 所司和晴 八段
名前 所司和晴
生年月日 (1961-10-23) 1961年10月23日(64歳)
出身地 東京都江東区
棋士情報
プロ入り年月日 1985年6月27日(23歳)
棋士番号 172
所属 日本将棋連盟(関東)
師匠 平野広吉七段
弟子 松尾歩渡辺明宮田敦史石田直裕石井健太郎近藤誠也大橋貴洸上川香織伊奈川愛菓渡辺弥生礒谷真帆
段位 八段
棋士DB 所司和晴
順位戦最高クラス C級1組(15期)
2026年4月1日現在
■テンプレート ■プロジェクト

所司 和晴(しょし かずはる、1961年10月23日 - )は、将棋棋士平野広吉七段門下。棋士番号は172。東京都江東区出身、千葉県育ち。千葉県立船橋旭高等学校[1]。「株式会社所司一門将棋センター」の代表取締役社長も務める[2]

1978年、関東奨励会に5級で入会[3]。1敗後に6連勝して4級昇級[4]

1985年、奨励会三段で9連勝し四段昇段、プロ入り[5][6]

参加1期目の第45期順位戦C級2組で9勝1敗となり、3位でC級1組に昇級。その後、C級1組に15期在籍した。

竜王戦では棋戦創設時から4組在籍であったが、第15期にランキング戦を準優勝し、3組に昇級した。

2002年にC級2組に降級後、第64期第65期の順位戦でそれぞれ降級点がついた。続く第66期では6勝4敗で降級点を1つに減らすが、第68期で再び降級点。2010年4月、フリークラスへの転出を宣言した[7]

2010年11月、現役勤続25年表彰[8]。2025年11月、現役勤続40年表彰を受けた[9]

フリークラス規定により2026年4月1日付で八段昇段。同時に、2026年度の引退予定棋士となった[10]

棋風

  • 格別、これといった特徴はなく、柔軟な指しまわしで大抵の戦法や囲いにも対応する。
  • 平手から駒落ちまで様々な定跡を研究しており、著作が多いことから「定跡伝道師」と呼ばれている。特に「東大将棋ブックス」シリーズが有名。
  • 詰将棋に対しては懐疑的であり、「宗看看寿の詰将棋さえ解けば最低でもプロ四段になれる」という米長邦雄永世棋聖の持論を、全面否定したことがある[11]

人物

  • 2005年に日本将棋連盟の理事選挙に立候補したが、同年5月の棋士総会における投開票の結果、落選した。
  • mixiに本名で登録し、タイトル戦などの情報を発信している。ファン等のマイミクシィも気軽に受け付ける。
  • 東京アマチュア将棋連盟の顧問を務めている。
  • 前述の通り、「株式会社所司一門将棋センター」(法人番号8040001092521、旧社名:株式会社棋創社〈2020年10月5日変更登記前まで〉)を設立し、自ら社長を務めている。なお、2019年9月にトリプルアイズ社が棋創社の全株式を取得し、トリプルアイズ社の完全子会社としている[2][12]
  • 2017年1月4日、煙草の火が原因で自宅が全焼したが、病院に搬送された本人および家族には、さいわい命に別状はなかった[13]。退院後には、ブログで軽症だったこと等の報告と心配を掛けたことへの謝罪を行った[14]
  • 2010年から、将棋ペンクラブ大賞の最終選考委員をつとめている。

世界の将棋類

  • 将棋類に詳しく、将棋・チェスシャンチー(中国象棋)・チャンギ(韓国将棋)・マークルック(タイ将棋)の5種類を同時に指す「異種5面指し」が可能[15]
  • シャンチーでは日本の第一人者。国際的には「所司和晴」の中国語読み「スオスー・ホーチン(拼音:Suǒsī Héqíng)」の名でも知られている。1999年に世界シャンチー選手権「ノンチャイニーズ・ノンベトナミーズ(NCV)」部門で優勝し、棋聯大師(フェデレーションマスター・FM)の称号を獲得した。ノンチャイニーズ・ノンベトナミーズ部門の優勝は通算5回(1999年、2003年、2007年、2015年、2019年)。2009年は3大会に参加し、中国江蘇省淮安市で開催された「“韓信杯”シャンチー国際名人戦」で世界選手権4位に入賞経験のある趙汝権(中国香港、特級国際大師)から勝ち星を上げた。また、各国1位選手(上位2カ国と開催国のみ2人)が出場するアジア選手権(個人戦)は2勝2敗3引き分けで18人中9位(自己ベスト)。 OCAの第3回アジアインドアゲームズベトナムハノイ)は男子団体戦(3人制)に日本代表で参加し6位(中国チームの王斌(男子個人快速戦優勝)と引き分け)。 2010年アジア競技大会に日本代表として出場し、1勝4敗2分の17位に終わった。2018年、グローバルペアシャンチートーナメント優勝[16]
  • チャンギでも、2009年に中国ハルビン市で韓国将棋協会(大韓チャンギ協会)が開催した第1回世界人チャンギ大会朝鮮語版およびフォーラムに日本選手の1人として出場した。ベスト32の本戦トーナメント1回戦で敗退[17]。2016年の第2回大会には出場せず。

趣味・嗜好

弟子

  • 棋士になった弟子は7名、女流棋士になった弟子は4名。中国在住で外国人初の奨励会員[19]となった張鑫(ツァンシン)[20]など所司門下の奨励会員も多いため、同じく弟子の多い森信雄と並べて「平成の名門」あるいは「東の所司、西の森」と呼ばれる。

棋士

名前四段昇段日段位、主な活躍
松尾歩1999年4月1日 八段、棋戦優勝1回
渡辺明2000年4月1日 九段、竜王11期、名人3期、王座1期、棋王10期、王将5期、棋聖1期、棋戦優勝12回
宮田敦史2001年10月1日 七段
石田直裕2012年10月1日 六段、棋戦優勝1回
石井健太郎2013年10月1日 七段
近藤誠也2015年10月1日 八段、棋戦優勝1回、A級2期
大橋貴洸2016年10月1日 七段、棋戦優勝2回

(2026年4月1日現在)

女流棋士

名前女流2級昇級日段位、主な活躍
上川香織1999年4月1日女流二段
伊奈川愛菓2006年10月1日女流二段
渡辺弥生2009年4月1日 女流二段
礒谷真帆2018年11月1日 女流初段

(2022年3月20日現在)

昇段履歴

昇段規定は、将棋の段級 を参照(ただし、四段昇段は旧規定)。

  • 1978年11月 : 5級 = 奨励会入会 [3]
  • 12月 : 4級 [4]
  • 1979年3月 : 3級 [21]
  • 4月 : 2級 [22]
  • 8月 : 1級 [23]
  • 1980年4月 : 初段 [24]
  • 1982年6月 : 二段 [25]
  • 1983年7月 : 三段 [26]
  • 1985年6月27日 : 四段 = プロ入り [5][6]
  • 1987年4月01日 : 五段(順位戦C級1組昇級)
  • 1992年10月29日 : 六段(勝数規定/五段昇段後公式戦120勝)
  • 2005年4月27日 : 七段(勝数規定/六段昇段後公式戦150勝)[27]
  • 2026年4月01日 : 八段(フリークラス昇段規定)[10]

主な成績

在籍クラス

順位戦・竜王戦の在籍クラスの年別一覧
開始
年度
(出典)順位戦
出典[28]
(出典)竜王戦
出典[29]
名人 A級 B級 C級 0 竜王 1組 2組 3組 4組 5組 6組 決勝
T
1組 2組 1組 2組
1986 45 C246 9-1 棋戦創設前
1987 46 C122 5-5 1 4組 -- 3-2
1988 47 C111 6-4 2 4組 -- 3-2
1989 48 C109 6-4 3 4組 -- 4-2
1990 49 C108 9-1 4 4組 -- 2-2
1991 50 C102 2-8 5 4組 -- 1-2
1992 51 C124* 7-3 6 4組 -- 2-2
1993 52 C108 2-8 7 4組 -- 2-2
1994 53 C124* 6-4 8 4組 -- 1-2
1995 54 C111 4-6 9 4組 -- 1-2
1996 55 C119 3-7 10 4組 -- 1-2
1997 56 C117 4-6 11 4組 -- 2-2
1998 57 C115 6-4 12 4組 -- 1-2
1999 58 C112 5-5 13 4組 -- 3-2
2000 59 C111 1-9 14 4組 -- 2-2
2001 60 C128* 3-7 15 4組 -- 4-1
2002 61 C201 6-4 16 3組 -- 0-3
2003 62 C210 6-4 17 4組 -- 2-2
2004 63 C217 5-5 18 4組 -- 1-2
2005 64 C227 3-7 19 4組 -- 0-3
2006 65 C236* 3-7 20 5組 -- 0-3
2007 66 C236** 6-4 21 6組 -- 2-2
2008 67 C219* 3-7 22 6組 -- 0-2
2009 68 C233* 3-7 23 6組 -- 2-2
2010 69 F宣 24 6組 -- 1-2
2011 70 F宣 25 6組 -- 1-2
2012 71 F宣 26 6組 -- 0-2
2013 72 F宣 27 6組 -- 4-2
2014 73 F宣 28 6組 -- 0-2
2015 74 F宣 29 6組 -- 1-2
2016 75 F宣 30 6組 -- 2-2
2017 76 F宣 31 6組 -- 1-2
2018 77 F宣 32 6組 -- 1-2
2019 78 F宣 33 6組 -- 2-2
2020 79 F宣 34 6組 -- 1-2
2021 80 F宣 35 6組 -- 0-2
2022 81 F宣 36 6組 -- 1-2
2023 82 F宣 37 6組 -- 2-2
2024 83 F宣 38 6組 -- 1-2
2025 84 F宣 39 6組 --
2026 85 F宣 第39期竜王戦(2025-26年)まで現役継続可
順位戦、竜王戦の 枠表記 は挑戦者。右欄の数字は勝-敗(番勝負/PO含まず)。
順位戦の右数字はクラス内順位 ( x当期降級点 / *累積降級点 / +降級点消去 )
順位戦の「F編」はフリークラス編入 /「F宣」は宣言によるフリークラス転出。
竜王戦の 太字 はランキング戦優勝、竜王戦の 組(添字) は棋士以外の枠での出場。

著作・監修

書籍

ほか多数

ゲーム監修

参照

関連項目

外部リンク

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