ミック・シューマッハ

From Wikipedia, the free encyclopedia

ミック・シューマッハ
Mick Schumacher
富士6時間レースでのシューマッハ(2024年
基本情報
国籍 ドイツの旗 ドイツ
生年月日 (1999-03-22) 1999年3月22日(27歳)
出身地 スイスの旗 スイスヴォー州ヴュフラン=ル=シャトー英語版
親族 ミハエル・シューマッハ(父)
コリーナ・シューマッハ(母)
ジーナ=マリア・シューマッハ(姉)
ラルフ・シューマッハ(叔父)
デビッド・シューマッハ(従兄弟)
セバスチャン・シュタール(叔父)
インディカー・シリーズでの経歴
1年の間3レース出場
チームNo. 47 (レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)
最高位N/A
初戦2026 グランプリ・オブ・セントピーターズバーグ (セントピーターズバーグ)
最終戦2026 グランプリ・オブ・アーリントン (アーリントン)
優勝数 表彰台 PP
0 0 0
基本情報
略称表記 MSC
F1での経歴
活動時期 2021-2022
過去の所属チーム '21-'22 ハース
車番 47
出走回数 44 (43スタート)
タイトル 0
優勝回数 0
表彰台(3位以内)回数 0
通算獲得ポイント 12
ポールポジション 0
ファステストラップ 0
初戦 2021年バーレーンGP
最終戦 2022年アブダビGP
基本情報
FIA 世界耐久選手権での経歴
活動時期 2024-2025
所属 アルピーヌ
車番 36
出走回数 16
優勝回数 0
ポールポジション 0
ファステストラップ 0
シリーズ最高順位 16位 (2025 (HY))
過去参加シリーズ
選手権タイトル
テンプレートを表示
署名
Mick Schumacher Signature

ミック・シューマッハMick Schumacher, 1999年3月22日 - )は、スイスヴォー州ヴュフラン=ル=シャトー出身のドイツレーシングドライバー

2008年からカートレースを始め、2015年F42017年からヨーロッパF3に参戦し、2018年にチャンピオンに輝いた。2019年よりフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)に籍を置き、プレマ・レーシングからFIA F2に参戦し2020年に年間チャンピオンを獲得。2021年から2022年にかけて、ハースからF1に参戦した。2023年よりメルセデスのリザーブドライバーを務めている。

父はF1において7度の年間チャンピオンに輝いた同じく元F1ドライバーのミハエル・シューマッハ。叔父もF1において6勝を挙げた同じく元F1ドライバーのラルフ・シューマッハである。

カート

2008年カートレースモータースポーツのキャリアをスタートさせた。デビュー当時は父の知名度による過度な注目を避けるため、母コリーナの旧姓を使用してミック・ベッチュMick Betsch)という登録名で参戦していた。

レーシングカートによるKF3クラスの主な成績としては、2011年2012年の「ADAC・カート・マスターズ」で、それぞれ9位と7位に。「ユーロ・ウィンターカップ」では、2011年2012年共に3位という成績を挙げている。2012年に出場した「DMV・カート・チャンピオンシップ」においても3位の成績を残した。2013年は、「ドイツ・ジュニア・カート・チャンピオンシップ」で94ポイントを獲得して総合3位となる。同年、KFJクラスへクラスチェンジして挑んだ「CIK-FIA インターナショナル・チャンピオンシップ」でも3位の走りを見せる。

2014年は、ミック・ジュニア名義で「CIK-FIA ワールド・KF-ジュニア・チャンピオンシップ」「ドイチェ・ジュニア・カート・マイスターシャフト」「CIK-FIA ヨーロピアン・KF-ジュニア・チャンピオンシップ」に参戦し、それぞれ総合2位の好成績を挙げる[1]。姓を変更して挑んだカート時代だったが、上位へ食い込む積極的な走りがメディアの目に留まり、様々なメディアで取り上げられた。

フォーミュラ4

2014年末ミックは、イェンツァー・モータースポーツ英語版からF4のマシンに乗りテスト走行を行った[2]。その後ファン・アメルスフォールト・レーシング英語版と契約を結び、2015年シーズンから「ADAC・フォーミュラ4選手権」への参戦が決定する[3]シングルシーターデビューを果たし、登録名も本来の名義に戻して活動していく形となった。開幕戦の第3レースで初優勝を飾り、総合10位でシーズンを終えた。

2016年は、プレマ・パワーチームへ移籍して再び同シリーズと新たに「イタリアF4選手権英語版」へ参戦することを発表した[4]。この年は両シリーズで2位の成績を収めた。

フォーミュラ3

FIAフォーミュラ3ノリスリンク2018年

2017年は、プレマ・パワーチームに残留し「ヨーロッパ・フォーミュラ3選手権」にステップアップした[5]。しかし、最高成績は3位1回のみでランキング12位と低迷した。

2018年もプレマ・セオドールチームからヨーロッパF3に参戦。第5戦スパのレース3でF3初優勝を果たすと、第8戦ニュルブルクリンクのレース1から第9戦レッドブル・リンクのレース2にかけて5連勝を記録し、ポイントリーダーに浮上した[6][7]10月13日、第10戦ホッケンハイムリンクレース2で2位表彰台を獲得してポイントを347に伸ばし、2018年のヨーロッパ・フォーミュラ3選手権チャンピオンを獲得した[8]スーパーライセンス取得に必要なライセンスポイントをクリアしたため、一足飛びのF1デビューも可能になったが、着実なステップアップを選択した。

フォーミュラ2

2019年から、F1直下のFIAフォーミュラ2選手権へプレマ・レーシングから参戦。

2019年は、第8戦ハンガロリンクのレース2で優勝するもシリーズランキングは12位だった。

2年目となる2020年は、第8戦モンツァのレース1と第10戦ソチのレース1において優勝し、2020年の年間チャンピオンを獲得。チームメイトのロバート・シュワルツマンと共にチーム年間チャンピオンの獲得に貢献した。

フォーミュラ1

2019年1月19日フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)はシューマッハの加入を正式に発表した[9]。同年4月2日、2日間に渡りバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われるインシーズンテストへ参加する[10]。初日はフェラーリからエントリーし、SF90をドライブした。最新型シャシーの走行は今回が自身初となる。降雨により全チーム4時間以上待機する影響が出るものの、シューマッハは合計56周を走り切った。ベストタイムは1分29秒976(C5タイヤ)。トップタイムを出したマックス・フェルスタッペンレッドブル)の1分29秒379(C3タイヤ)に次ぐ2番手タイムをマークした[11]。翌日はアルファロメオからエントリーし、C38をドライブする。前日より多い合計70周の走行となった。自己ベストは1分29秒998(C5タイヤ)で、全体の6番手タイムを記録しテスト最終日を終えた[12]

2020年9月、アルファロメオは第11戦アイフェルGPのフリー走行1回目へシューマッハが出走することを公表した[13]アントニオ・ジョヴィナッツィのマシンをドライブする予定となる[13]。しかし当日は悪天候により一度も走行できず、初の公式セッション出走は叶わなかった[14]

同年12月、ハースF1チーム2021年シーズンのレースドライバーとしてシューマッハを起用すると発表した[15]。カーナンバーは47を選択した[16]。チームメイトは同じくF1初参戦のニキータ・マゼピン[17]。最終戦のアブダビGPのFP1を、翌シーズンを見据えた形て同チームで走行した。またF1中継での略称は、通常使われる苗字の頭3文字の「SCH」ではなく、父ミハエルと同じ「MSC」を使用することとなった。これはミハエルが使用していた略称を自身が使うことで、かつてのファンも喜ぶだろうということからである[18](ミハエル「MSC」と弟のラルフ・シューマッハRSC」は、識別を容易にするために、名前の最初の1文字と苗字2文字を組み合わせた表記を使用していた)。

2021年

2021年の開幕戦は3月14日のオーストラリアGPの予定であったが、新型コロナウイルスの影響により2週間後のバーレーンGPが開幕戦となった。これにより、ミックは22歳の誕生日を迎えてからデビュー戦を迎えるため、父ミハエルと同じ22歳でF1デビューを飾ることとなった。デビュー戦となったバーレーンGPの予選は19番手[19]に終わり(セバスチャン・ベッテルの予選でのペナルティ[20]により決勝は18番手スタート)、決勝はチェッカーを受けた中では最下位となってしまったが、キャリア初完走を果たした[21]。父ミハエルは1991年ベルギーグランプリのデビュー戦で、予選7番手、決勝リタイアという記録であったため、父より早くF1キャリア初完走を記録することとなった。

同年度のマシンの非常に低いパフォーマンスにより、予選Q1落ちが常態化している状況が続いていたが、第16戦トルコGPで雨上がりのコンディションの中、予選Q1終了間際に15番手のタイムを記録し、予選Q2進出に成功。自身のクラッシュによって偶然Q2に進出した第7戦フランスGPを除けば、純粋な初のQ2進出を記録した[22]。そのため、チームの状況に起因する同情の声やチームメイト対決において圧倒している点から好意的な評価をされているが[23][24]、フリー走行と予選でマシンを大破させるクラッシュを数回起こしており、少なからずチームへ影響を与えている面もある[25]。実際、モナコGPハンガリーGPでは、予選前のフリー走行(FP3)でクラッシュしてしまい、予選欠場の事態を招いている[26][27]。メディアの分析によれば、その損害が発生した際の理由を問わず、あくまでドライバーが搭乗しているマシンで生じた損害額という点では、シーズンワーストを記録してしまったという課題もあった[28][29]

2022年

引き続きハースより参戦。チームメイトは某スポンサーの問題でシートを失ったマゼピンに変わってケビン・マグヌッセンとなり、二世ドライバー同士のコンビとなった。開幕戦バーレーンGPでは11位完走[30]。第2戦のサウジアラビアGPの予選Q2でクラッシュしマシンは大破させたが身体に問題はなかった。しかし、スペアパーツ不足の懸念から決勝は欠場した[31]。第7戦のモナコGPの決勝でも再びクラッシュしマシンを大破させてしまい、2度にわたる自身のミスによるクラッシュをハース代表のシュタイナーは「とても満足できることではなく、どう前進していくのかを考える必要がある」と述べた[32]。第10戦イギリスGPでは19番手スタートから8位でフィニッシュし初ポイントを獲得[33]、第11戦のオーストリアGPでも9番手スタートから6位でフィニッシュしポイントを獲得した[34]。2戦連続でポイントを獲得したことに対し、シュタイナーも賞賛するコメントを出していた[35]が、8月末にはフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)との契約を終了する報道がなされた[36]。9月末、シュタイナーはイギリスオーストリアなどで素晴らしいレースをしたと評価する一方、まだパフォーマンスに一貫性がないが、実力を示すチャンスはあるとコメント[37]。しかし、第12戦以降ポイントを獲得することはできず、最終戦を前にした11月17日にハースは2022年末でミックがチームを離脱することを発表した[38]

12月15日2023年は父・ミハエルが最後に在籍したF1チームであるメルセデスでリサーブドライバーを務めることが発表された[39]。またメルセデスのパワーユニットを使用するマクラーレンのリサーブドライバーも併せて務めることとなった[40]。これによりフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)を離脱することも発表された[41]

2024年も、引き続きメルセデスのリザーブドライバーを務める傍らで、WECアルピーヌから出場するなどしている[42]

インディカー

2025年11月24日、2026年シーズンよりレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングに加入し、インディカー・シリーズへデビューすることが発表された[43]

人物

ベネトン・B194をドライブするシューマッハ(2017年ベルギーGP

レース戦績

脚注

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI