2020年サヒールグランプリ
From Wikipedia, the free encyclopedia
| レース詳細 | |||
|---|---|---|---|
|
バーレーン・インターナショナル・サーキット (アウター・トラック) | |||
| 日程 | 2020年シーズン第16戦 | ||
| 決勝開催日 | 12月6日 | ||
| 開催地 |
バーレーン・インターナショナル・サーキット(アウター・トラック) | ||
| コース | 恒久的レース施設 | ||
| コース長 | 3.543km | ||
| レース距離 | 87周 (307.995km) | ||
| ポールポジション | |||
| ドライバー | |||
| タイム | 53.377 | ||
| ファステストラップ | |||
| ドライバー |
| ||
| タイム | 55.404 (80周目) | ||
| 決勝順位 | |||
| 優勝 |
| ||
| 2位 | |||
| 3位 | |||
2020年サヒールグランプリ (英語: 2020 Sakhir Grand Prix) は、2020年のF1世界選手権第16戦として、2020年12月6日にバーレーン・インターナショナル・サーキットのアウター・トラックで開催された。
- 開催に至る経緯
- バーレーン・インターナショナル・サーキットは当初、3月22日に第2戦バーレーンGPとして開催される予定であったが[2]、同GPを含めた多数のレースが新型コロナウイルス感染症の世界的流行によって延期または中止に追い込まれ、日程は一度白紙状態となった[3][4]。8月25日にシーズン終盤戦の日程が発表され、同サーキットで2週連続の開催が決まり、1週目の前戦バーレーンGPは通常のグランプリ・トラックを使う一方、2週目の本レースはF1では初めてとなるアウター・トラックが使用されることになった。グランプリの名称であるサヒールは同サーキットの所在地から採られた[5][6][注 1]。
- サーキット
- 前述した通り、F1では初めてアウター・トラックが用いられる。このレイアウトは全長が3.543kmと短い高速コースで、F1の事前シミュレーションによると予選のラップタイムは1分を切り、約54秒と予想されている。DRSゾーンはターン3から4とターン11からメインストレートの2ヶ所に設置される[8]。前週に行われたバーレーンGPでロマン・グロージャンが事故に見舞われたターン3のガードレールは交換され、2列のタイヤバリアも追加された。これに加え、ターン9(グランプリ・トラックのターン13)のイン側にある縁石が撤去された[9]。トラックリミットの厳格化を目指すFIAは、ターン8のトラックリミット違反を厳しく監視する。フリー走行及び予選ではトラックリミット違反となったラップタイムが抹消され、決勝では3回で警告を示す黒/白旗が出され、4回以上の場合はスチュワードに報告される[10]。
エントリー
- ハースは前戦バーレーンGPの決勝スタート直後に大クラッシュを喫し、マシンの炎上により両手の甲に火傷を負ったロマン・グロージャンに代わり、元F1チャンピオンのエマーソン・フィッティパルディの孫で同チームのテスト兼リザーブドライバーを務めるピエトロ・フィッティパルディを起用する[11]。
- メルセデスのルイス・ハミルトンは前戦バーレーンGPを制した翌日(11月30日)に体調不良を訴え、新型コロナウイルスの検査で陽性と判定されたため本レースの欠場が決まり[12]、同チームはハミルトンの代役として、メルセデスの育成プログラム出身でウィリアムズに在籍中のジョージ・ラッセルを起用する[13]。
- ウィリアムズはリザーブドライバーのジャック・エイトケンがラッセルに代わって出場する[13]。フィッティパルディとエイトケンは本レースがF1デビュー戦となる[11][14]。
| チーム | No. | ドライバー | コンストラクター | シャシー | パワーユニット |
|---|---|---|---|---|---|
| 63 | メルセデス | W11 | メルセデスAMG F1 M11 EQ Performance | ||
| 77 | |||||
| 5 | フェラーリ | SF1000 | フェラーリ 065 | ||
| 16 | |||||
| 33 | レッドブル | RB16 | ホンダ RA620H | ||
| 23 | |||||
| 55 | マクラーレン | MCL35 | ルノー E-Tech 20 | ||
| 4 | |||||
| 3 | ルノー | R.S.20 | ルノー E-Tech 20 | ||
| 31 | |||||
| 26 | アルファタウリ | AT01 | ホンダ RA620H | ||
| 10 | |||||
| 11 | レーシング・ポイント | RP20 | BWTメルセデス (メルセデスAMG F1 M11 EQ Performance) | ||
| 18 | |||||
| 7 | アルファロメオ | C39 | フェラーリ 065 | ||
| 99 | |||||
| 51 | ハース | VF-20 | フェラーリ 065 | ||
| 20 | |||||
| 89 | ウィリアムズ | FW43 | メルセデスAMG F1 M11 EQ Performance | ||
| 6 | |||||
| ソース:[15][16] | |||||
- 追記
フリー走行
FP1は気温26度、路面温度30度で始まり[17]、真っ先に周回を重ねたマクラーレン勢がカルロス・サインツJr.が56秒631、ランド・ノリスが56秒884と1分を切るタイムを出し、この時点で早々と1974年フランスGP(en)(ディジョン・プレノワ・サーキット)の予選でニキ・ラウダが記録した58秒79を超えた。ルイス・ハミルトンの病欠により急遽メルセデスに乗るジョージ・ラッセルが54秒546のトップタイムを出した[18]。
FP2は気温24度、路面温度26度で始まり、ラッセルが54秒713でFP1に続いてトップタイムを出した。チームメイトのバルテリ・ボッタスは54秒506でラッセルより速いタイムを出していたが、ターン8のトラックリミット違反によりタイムが抹消された[19]。ボッタスはその後も満足な走りができず11番手に終わった[20]。ラッセルに続いたのはマックス・フェルスタッペンの54秒841だったが[19]、フェルスタッペンはマシンバランスにおいてメルセデスとの差を感じ取った[21]。
一夜明けたFP3は気温25度、路面温度30度で始まった[22]。ハースはセッション開始を前にピエトロ・フィッティパルディのパワーユニットのうち、エナジーストア(ES)とコントロールエレクトロニクス(CE)の交換を行った。両コンポーネントとも年間最大基数[注 2]を超える3基目となったため、グリッド降格ペナルティが科せられる[23]。トップタイムはフェルスタッペンの54秒064だが、15番手のセバスチャン・ベッテルまでわずか0.794秒の差であった[22]。
予選
メルセデスのバルテリ・ボッタスが、病欠のルイス・ハミルトンに代わって急遽メルセデス・W11を駆るジョージ・ラッセルをわずか0.026秒差で抑え、今季5回目のポールポジションを獲得して意地を見せた。フロントローを独占したメルセデス勢は唯一Q2をミディアムタイヤで通過して[注 3]、ハミルトン不在の中でも優位を見せつけた。マックス・フェルスタッペンはボッタスに0.056秒差で3番手、シャルル・ルクレールは新品のソフトタイヤがなくなったため2度目のアタックをしなかったが4番手に入った[25]。アルファタウリ勢は2台ともQ3進出を果たしたが[26]、アレクサンダー・アルボンはタイヤ戦略を見誤りQ2で敗退した[27]。
予選結果
| 順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | Q1 | Q2 | Q3 | Grid |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 77 | メルセデス | 53.904 | 53.803 | 53.377 | 1 | |
| 2 | 63 | メルセデス | 54.160 | 53.819 | 53.403 | 2 | |
| 3 | 33 | レッドブル-ホンダ | 54.037 | 53.647 | 53.433 | 3 | |
| 4 | 16 | フェラーリ | 54.249 | 53.825 | 53.613 | 4 | |
| 5 | 11 | レーシング・ポイント-BWTメルセデス | 54.236 | 53.787 | 53.790 | 5 | |
| 6 | 26 | アルファタウリ-ホンダ | 54.346 | 53.856 | 53.906 | 6 | |
| 7 | 3 | ルノー | 54.388 | 53.871 | 53.957 | 7 | |
| 8 | 55 | マクラーレン-ルノー | 54.450 | 53.818 | 54.010 | 8 | |
| 9 | 10 | アルファタウリ-ホンダ | 54.207 | 53.941 | 54.154 | 9 | |
| 10 | 18 | レーシング・ポイント-BWTメルセデス | 54.595 | 53.840 | 54.200 | 10 | |
| 11 | 31 | ルノー | 54.309 | 53.995 | 11 | ||
| 12 | 23 | レッドブル-ホンダ | 54.620 | 54.026 | 12 | ||
| 13 | 5 | フェラーリ | 54.301 | 54.175 | 13 | ||
| 14 | 99 | アルファロメオ-フェラーリ | 54.523 | 54.377 | 14 | ||
| 15 | 20 | ハース-フェラーリ | 54.705 | 15 | |||
| 16 | 6 | ウィリアムズ-メルセデス | 54.796 | 16 | |||
| 17 | 89 | ウィリアムズ-メルセデス | 54.892 | 17 | |||
| 18 | 7 | アルファロメオ-フェラーリ | 54.963 | 18 | |||
| 19 | 4 | マクラーレン-ルノー | 54.194 | 54.693 | 19 1 | ||
| 20 | 51 | ハース-フェラーリ | 55.426 | 20 2 | |||
| 107% time: 57.677 | |||||||
| ソース:[28][29] | |||||||
- 追記